美食の島の赤龍帝〈リメイク〉   作:マスターM

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コロナの影響で店が休業して実家に戻って来ました。美食を含め3作品程休業中に多数投稿したいと思います!!


約束果たし

リアス達が零の家に戻ってくると、既にライザー眷属達は戻っており、殆どが地に伏していた。

 

「積乱雲凄かった・・・」

 

「野菜は美味しかったけど・・」

 

「「死ぬかと思ったにゃ・・・」」

 

「あ、言っておくがグルメ界はかなり厳しい環境だからな。あと、猛獣の捕獲レベルも高いから、力をつけないと・・・本当に死ぬぞ?」

 

『『『ひぃいいいい!!』』』

零の追い打ちの言葉でライザー眷属は悲鳴をあげた。

 

「ん?帰って来たか」

 

「ええ。ただいま」

零はリアス達が帰って来たのを感じた。

 

「零早速取り掛かろうか?」

 

「いや、先に食事が先だな」

メルクがアーシアの包丁を作ろうか零に聞くと、先に食事といい全員で、ベジタブルスカイの野菜に、BBコーン、ルビークラブを調理して食べた。

 

 

ギュイン!!ギュイン!!

翌日いよいよアーシアの包丁作りが始まった。

 

リアス達は初めての包丁作りに興味津々で、邪魔にならないよう作業をみていた。

因みにメルクも裏のチャンネルが使える為、原作のように何日もかからない。

 

「凄い速さで形になって来たわね」

 

「そうですね」

 

「それにアーシア先輩の包丁も使っているのですよね?」

 

「はい。新しい包丁は嬉しいですが、今まで使っていた包丁を使わなくなるのは寂しいと思いメルクさんに聞くと、私の包丁も使うって言ってくれたんですよ」

 

「良かったですね」

 

「はい!!」

リアス達がアーシアの包丁で盛り上がっているとライザー眷属が零がいない事に気付いた。

 

「そう言えば魔訶零がいないな?」

 

「食材の調達に行ったのじゃない?」

 

「「お兄ちゃんならあり得るね」」

カーラマインが零がいない事に気付き言うと、イザベラが食材を捕りに行ったのでないかと予想すれば、イル、ネルが肯定した。因みにイル、ネルは零を兄にように慕いお兄ちゃん呼びになっている。

 

「零君なら学校に行ってるわよ」

そう言ったのはレイナーレだった。

 

「学校?今日は休みでは?」

 

「生徒会に用があるんだって。ほらこの前零君と小猫と一緒に来てた男の子に依頼を飲む条件に小猫のBBコーンと零君の虹の実を奢るって言ってたらしくって、その契約を守る為に学校に行ったわよ。後、生徒会にも協力してもらったお礼もするって言ってたわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駒王学園・生徒会室

 

「邪魔するぞ」

 

「「「!!!?」」」

急に現れた零にソーナを含むソーナ眷属は驚いた。

 

「なんで驚いたんだ?」

 

「いやいやいやいや!急に現れたら誰だって驚くだろが!!」

 

「サジの言う通りです。魔訶君何か用ですか?」

 

「ああ。匙との約束を果たしに来た」

 

「俺との約束?」

 

「忘れたのか?エクスカリバー探しを協力し終わったら俺のデザートをご馳走する約束」

 

「ああ!そうだった!って事は・・・」

 

「持って来たぞ」

 

「いよしゃぁああああ!」

匙は喜びのあまり雄たけびをあげた。

 

「さぁ~じぃ~!!」

 

「ひゃ、はい!!」

ソーナの威圧感のある声で匙は委縮した。

 

「どう言う事か、ちゃんと説明しなさい」

 

「は、はい・・・」

匙はソーナ達に事の経緯を話した。

 

「では魔訶君はサジにその虹の実を持って来たという事ですか?」

 

「そうだ。あと生徒会にもお礼として一品持って来た」

 

「「「!!?」」」

零の言葉に全員が衝撃を受けた。零の言葉が本当なら自分達はあの美食の島(グルメアイランド)の食材を食べれるのだから。

 

「因みに魔訶君何を持ってきてくれたのですか?」

ソーナは何の食材か零に聞いた。

 

「俺のフルコースメニューのスープだ」

 

「魔訶君のスープですか!?本当にいいんですか?」

 

「お礼だからな」

 

「ありがとうございます、ですが少し待っててください。この書類が終わったら頂きます」

 

「分かった」

 

「さあ早く終わらせますよ」

 

「「「はい。会長!!」」」

美食の島(グルメアイランド)の食材を食べれるという思いで全員が処理するスピードをどんどんとあげた。

 

 

数十分後書類を片付け、机の上を綺麗にしたソーナ達は零の給仕を黙って待っていた。

 

「お待たせ致しました。こちらセンチュリースープでございます」

 

「では、いただきましょう」

 

「あ!会長ちょっと待って下さい」

 

「何ですかサジ?」

食べようとしたところで、匙の待ったがかかり、ソーナ達は匙を睨んだ。

 

「い、いや~魔訶達が食べる時はこれをするんですよ。俺に習って下さいね」

そこまで言って匙は合掌した。

 

「この世のすべての食材に感謝を込めて、いただきます!!」

 

「「「この世のすべての食材に感謝を込めて、いただきます!!」」」

ソーナ達も匙に続いて合掌して言った。

 

まず蓋を開けると、オーロラが出現した。

 

「オーロラがでた!?」

 

「綺麗・・・」

 

「あれ?お皿が空ですよ?」

 

「本当だ」

 

「ああ、それは全ての灰汁を取り除いているため、一見すると何もないように見えるほど澄み切っているんだ」

 

「「「!!!?」」」

零の言葉を聞きソーナはスプーンでスープを掬ってみた。

 

「本当に透明なんですね」

そしてそのまま口に含むと・・・

 

「・・・」二タ~

キリとした表情が一変顔がにやけて、みだらな顔になった。

匙達はソーナのみだら顔に驚くと同時に、スープの味に期待し一口飲んだ。

すると全員がみだらな顔になり笑いが起こった。

 

 

 

 

「んん」

数分後みだらな顔が治まったソーナは一つ咳をついて自身にあった事をリセットした。

 

「大変美味しかったです」

 

「それは良かった。じゃあデザートだ」

と言い、次の皿を給仕した。

ソーナ達は期待を胸に蓋を開けた。すると今度は虹が出た。

 

「今度は虹が出来てる!?」

 

「虹の実のゼリーだそれはな、果汁が蒸発しているんだ。」

 

「凄い・・・」

虹の実の登場で全員の腹が鳴り、唾液が止まらなくなっていた。

 

「時間がたつにつれ、温度が上がり味も変化するぞ」

零の言葉を聞き全員がスプーンを掴んだ。

 

プルン「柔らかい・・・プリンのようですね・・・」

 

「でも重いよ!まるで金の重量みたい!」

そして同時に口に入れた。

 

「「「━っ!!」」」

 

「1!2・・!!3!!4・・・!!マジかよ!口の中でもう味が4回変化したぞ!!」

 

「完熟マンゴーを数百倍凝縮したような濃度!!」

 

「時折顔を出す酸味は、レモンやキウイの比じゃない!!」

 

「5!!ああ甘栗のような香ばしさ!!」

 

「味のデパートのようですね!」

 

喉元すぎてまで、なお爆発的な存在感である虹の実は一瞬で全員の全身を巡った。

 

「うめぇ・・・」

匙の目から涙がこぼれ落ちる。匙だけではなく全員が涙を流した。

 

「満足していただけましたか?」

と、聞くと全員が泣いたまま無言で頷いた。

 

「な、なあ魔訶・・・」

 

「ん?なんだ匙?」

 

「出来れば。出来ればでいいんだが、俺達にも少し美食の島(グルメアイランド)の分けてくれないか?」

 

「いいぞ」

 

「軽!?いいのか!?美食の島(グルメアイランド)の食材って貴重なんじゃないのか?」

 

「確かに貴重だが、俺の事を知ってる裏の者だったら別にいいぞ。何より美味い物は皆で食べた方が美味いからな」

 

「そっか・・・ありがとうな」

 

「サジ」

零と匙のやり取りが終わるのを待っていたソーナは匙に声をかけた。

 

「は、はい何でしょうか会長!」

 

「今日私は初めて美食の島(グルメアイランド)の食べ物を食べました」

 

「そ、そうですね」

 

「よって毎日のお尻叩きを無しに・・・」

 

「本当ですか!?」

匙は安堵したように息をしたが・・・

 

「したい所ですが。私はまだ節乃さんのお店で食事をしていませんから、回数を千回から百回に変更します」

 

「そんなーーー!!?」

匙の嘆きが生徒会室に木霊した。

 

「あ、因みに魔訶君に奢って貰いません。勿論貴方が私に奢るのですよ?」

 

「えええっと、それはつまり・・・」

 

「はい。それまで毎日お尻叩きしますので、早く貯めて下さいね」

 

「畜生ーーー!!こうなったらやけだ!!ぜったいに貯めてやるよ!!」

と匙は悪魔の仕事に向かった。

 

「また揃ってる時に何か持って来るな」

 

「はい。楽しみに待っています」

零はソーナの言葉を聞いてから美食の島(グルメアイランド)に戻った。




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