月曜日・放課後
『キャー!木場君!!』
「廊下が騒がしいな・・・」
「失礼します。魔訶零君はいますか?」
「俺が魔訶零だ。零で良い」
「僕は木場祐斗。僕も名前で良いよ零君」
「そっかよろしくな。それで用件は?」
「リアス・グレモリー様の使いだよ」
「お前が使いか、案内頼む」
そう言い2人は教室を出た。
「キャー木場君と魔訶君よ!!」
「駒王の二大王子様よ!!」
「木場君×魔訶君」
「違うわ。魔訶君×木場君よ!」
・・・俺は何も聞いてない聞いてない・・・
「此処だよ」
木場に連れてこられたのは旧校舎の部室前。名前は「オカルト研究部」と書いていた
「部長。魔訶君を連れてきました」
「ええ、入って来て頂戴」
「失礼します」
入室の許可を貰ったので入って行った。中に入ると土曜にあったリアス・グレモリーと大和撫子のような女性と小柄な女性がいた。
「ようこそオカルト研究部へ。私達は貴方を歓迎するわ━━━悪魔としてね」
「粗茶です」
「ああ、すまない」
零は大和撫子の女性ー姫島朱乃からお茶を入れてもらった。
「単刀直入に言うわ私達は悪魔なの」
「知っている、それに土曜の奴らは堕天使だな」
零がそう言うと全員が驚いた。
「貴方私達悪魔の事や堕天使の事を知っていたの!?」
リアスが零に問い詰める。
「ああ俺の神器が教えてくれた」
「貴方神器持ちなの!?」
「ああ見るか?」
「ええお願い」
(ドライグ禁手で行くぞ)
『分かった』
「禁手!!!」
『Welsh(ウェルシュ) Dragon(ドラゴン) Balance(バランス) Breaker(ブレイカー)!!!!!!!』
零は赤龍帝の鎧(ブーステッド・ギア・スケイルメイル)に覆われた。
「それはまさかロンギヌスのブーステッド・ギア!?しかも禁手なんて・・・」
再びリアス達全員が驚いた。
「猿王と戦っていたら禁手出来たんだ」
「猿王?」
「グルメアイランドにいる8体の王の1体だ」
「グルメアイランド!?貴方グルメアイランドから戻ってこれたの!?」
「戻って来たと言うより、元々グルメアイランドに住んでたからな。今では俺が島の主と言っても過言ではない」
「・・・ねぇ魔訶零君いえレイと呼んでもいいかしら?」
「ああ良いぜ」
「それじゃレイ、私の眷属にならない?」
「悪いが断る」
「理由を聞いてもいいかしら?」
「まず俺は人間のまま、最強になりたいんだ」
「今でも最強だと思うよ?零君はグルメアイランドの主なんだろ?」
零が最強になりたいと聞き祐斗が疑問に思った事を聞いた。
「俺には師匠みたいな人達がいるんだ。その人達に俺はまだ一度づつしか勝ててない。今まで負けた分を勝たないと最強とは言えないからな」
「・・・そう。そう言う事情があるなら仕方ないわね」
「あっさり引くんだな。無理にでも眷属にすると思ってたが」
「無理やり眷属にしても意味がないの。それに貴方なら私達を簡単に倒せるでしょう?」
「まぁ出来るな」
「でも、私達の正体を知ったのなら、部員として入部してもらうわよ」
「ああ良いぜ。戦う事があれば協力する」
「その時はお願いね。改めて紹介するわね、佑斗」
「はい。改めてよろしく零君」
「・・・1年生。塔城小猫です。よろしくお願いします魔訶先輩」
「よろしく小猫。俺の事は零で良いぜ」
「・・・わかりました」
「3年生。姫島朱乃ですわ。一応研究部の副部長を兼任しております。今後よろしくお願いしますわ」
「そして私が彼らの主であり、悪魔でもあるグレモリー家次期当主のリアス・グレモリーよ。家の爵位は公爵よ。よろしくレイ」
「ああよろしくなリアス」
「私の事は部長と呼びなさい」
「拒否する。そう言うのは慣れていないんだ」
「仕方ないわね、でも公の場所では弁えてね」
「善処する」
それから数日学校も終わり帰路を歩いていると。
「きゃあ」
「ん?」
悲鳴が聞こえ振り向くとシスターらしき者が転んでいた。
「大丈夫か?」
「は、はい大丈夫ですぅ」
零はシスターに手を差し出しシスターは零の手を握って起き上がった。その瞬間強い風がシスターのベールが飛ばされたが触覚で捕まえた。
「ほらよ」
そのシスターは金髪をなびかせていた。
「あ、ありがとうございますぅ。私アーシア・アルジェントて言います」
「俺は魔訶零だ。零でいいぜ」
「私の事もアーシアでいいですよ零さん」
「分かった。旅行か?」
「いえ、違うんです。実はこの町の教会に今日赴任することになりました」
「この町の教会って町はずれのあそこか?」
「知ってるのですか!?」
「ああ案内しょうついて来い」
「ありがとうございます。私日本語話せなくって、道行く人皆さんに言葉が通じなくて困ってたんです・・・」
「仕方ないだろ外国にいたんだからな。これから少しずつ慣れていったらいいさ」
「ありがとうございます零さん」
お礼を言うアーシアの顔は誰もが見惚れそうな笑顔だった。
「教会はこっちだ行くぞ」
「はい!」
教会に行く途中で公園から子供の泣き声が聞こえてきた。見てみると膝を怪我していた。それを見たアーシアは子供に近寄った。
「大丈夫?男の子ならこの位の怪我で泣いては駄目ですよ」
そう言いアーシアは子供の頭を優しく撫ぜた後、怪我をした膝に当てた。すると手のひらから淡い緑色の光が発せられ、傷が塞がった。
(ドライグこれも神器か?)
『恐らくそうだろう』
(治癒の神器まであるとは、驚いたな)
零はドライグに今見た事を問いかけた。
「ありがとう!お姉ちゃん!」
「ありがとう、お姉ちゃん。だって」
零が通訳するとアーシアは嬉しそうに微笑んだ。そのまま見送って目的の教会まで送り届けた。
如何だったでしょうか?
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