美食の島の赤龍帝〈リメイク〉   作:マスターM

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プール開き

「さて、貴方達。今日は私達限定のプール開きよ」

サーゼクスの訪問から数日後零達は学園のプール掃除に来ていた。生徒会からプール掃除をすれば一番に使わせてもらえると聞き、リアスが引き受けた。なお掃除に来たのはグレモリー眷属+零・アーシア・スノーと堕天使組である。死季の森に行っているティアマットとリアス達の半分ぐらいの実力しかないライザー眷属はグルメアイランドにて修行中である。

 

「レイ!私の水着どうかしら?」

 

「似合うが布の面積が少なすぎだ」

リアスの水着は髪の毛と同じ色の赤い水着だが、布の面積が明らかに少ない

 

「あらあら、部長ったら、張り切ってますわ。うふふ、よっぽど零君に見せたかったんですわね。ところで零君、私の方はどうかしら」

 

「朱乃も似合ってるが、お前も少なすぎだ」

リアスとは対極的な真っ白い水着を着た朱乃も来たが、その水着はリアスと同じ布面積が小さかった。

 

「レイさん、わ、私も着替えてきました」

振り向くと学校指定のスクール水着姿のアーシアがもじもじしながら立っていた。

 

「・・・可愛いい。よく似合ってるぞ」

 

「えへへ。レイさんにそう言われると嬉しいです。小猫ちゃんも同じスクール水着なんですよ」

アーシアの後ろには小猫がいて、小猫ももじもじしていた。

 

「小猫も可愛いぞ」

 

「・・・ありがとうございます」

小猫はそっぽを向きながら言った。リアスは小猫の肩に手を置き、ニッコリ微笑みながら言う。

 

「それでねレイ悪いのだけど」

 

「あ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、いち、に、いち、にい」

零は小猫の手を持って、小猫のバタ足練習に付き合っていた。小猫は泳げないらしく、リアスから泳げるよう言われたのだ。

零はデスフォール攻略の為に全力で指導している。同じく泳げないアーシアは夕麻が教えている。

能力で身体を縮ませたスノーもアーシアのフォローで、アーシアの横を泳いでいる。

因みに夕麻は黒のビキニでカラワーナもビキニで色は青。ミッテルトは黒のフリルがついた水着。

堕天使達も久しぶりにグルメアイランドから出たため伸び伸びとしている。

 

「よし小猫どれ位泳げるようになったか、プールを往復してみろ」

 

「はい」

ある程度小猫が泳げるようになると、どの位泳げるか25mプールを往復してもらことにした。

 

「アーシアも頑張りなさい!」

 

「はい!」

夕麻もアーシアの成長を見る為零と同じ指示をした。

零はその後裕斗と競争をしたり、夕麻達と泳いだり、スノーに乗って寛いだりして、プールを満喫した。

 

 

 

 

 

 

「よし少し休憩するぞ」

長く泳いでた為一旦休憩をいれた、小猫は日陰で本を読んで休んで、アーシア達はプールサイドに敷いたビニールシートの上で休んでいたが、疲れたのかスノーにもたれ掛かって眠っていた。スノーも日向ぼっこしながら尻尾でアーシア達が冷えない様に覆っていた。

アーシア達を眺めていると、リアスの使い魔である、赤いコウモリが飛来してきた。その方向を見ればリアスが微笑みながら、手招きをしていたので零はリアスの元に行った。

 

「レイこの美容の特性オイルで、背中塗ってくれるかしら?」

 

「まあいいぞ」

零はリアスからオイルを受け取り、手で温めてからリアスの肩から塗っていく。

 

「スベスベだな」

 

「ンッ///・・グルメアイランドの食材を食べてから更に健康体になっておまけに今までよりも肌がスベスベになり艶やハリも出きたわ。ハァァァ〜気持ちいい///・・・」

 

「オイルを塗りながらマッサージもしてるからな」

 

「レイはマッサージも、出来たのね」

 

「整体の知識も役に立つからな」

話ていると、肩から足まで塗り終わった。

 

「前も塗ってくれる?」

 

「前は同性にしてもらえ」

 

「では私が塗りますから、私にもオイル塗ってくださる?」

零の後ろから朱乃が抱き着きながらそう言った。

 

「朱乃!?まだ終わってないわよ!レイから離れなさい!」

 

「あら?背中側は終わってますよね?前は私が塗るから交替ですわ」

 

「まだレイが返事してないじゃない!!」

 

「あらあら、そんなこと言わなくても分かりますわ」

リアスと朱乃は言い合いを始め遂には、魔力の塊の応酬が始まり周りに被害が出始めた。零は面倒な事になったと思い、夕麻達はスノーに任せて避難する事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おや、魔訶零か。どうした?外が騒がしいようだが?」

用具室に入ると奥からゼノヴィアが姿を現した。

 

「今はリアスと朱乃が争ってる。今は出ない方がいいぞ。お前こそ此処で何をしてるんだ?」

 

「初めての水着だから、着るのに時間がかかった。似合うかな?」

リアス達ほど布面積が少ない水着ではないが、体の凹凸を強調しやすいビキニ水着だった。

 

「似合ってるぞ。教会では禁止だったのか?」

 

「まあそうだね。と言うよりもこういう物に私自身興味がなかったんだ。周囲の修道女達、女性の戦士はその手の物に触れられなく不満を漏らしていたけどね。だけど私も身の上が変わった以上、多少なりとも女らしい娯楽を得たいと思うんだと、最近思い始めたりする。特にグルメアイランド関係は特に。まあ他にもあるが」

 

「俺に出来る事があれば言えよ?協力してやる」

 

「そうか、魔訶零。折り入って話がある」

 

「零でいいぞ」

 

「では、零私と子作りをしよう」

ゼノヴィアの言葉に零は一瞬思考停止した。

 

「すまんもう一度言ってくれ」

 

「私と子作りをしよう」

もう一度ゼノヴィアに尋ねたが答えは同じだった。

 

「何故そうなる?」

 

「うん。順を追って話そう」

ゼノヴィアは語る、今まで神のために尽くしたため女の喜びを捨てていたが悪魔になったことで女の喜びを知りたいという事と、新しい目標として子供を産む事。そのため男を知る必要があり、子作りで一石二鳥だと言った。

 

「私は子供を作る以上、強い子になって欲しいと願っているんだよ。父親の遺伝子に特殊な力、もしくは強さを望む。そこで零が一番適任だと思う。伝説の赤龍帝の力。神器(セイクリッド・ギア)は子に受け継がれなくても、オーラは受け継がれるかもしれないだろう?それに美食の島(グルメアイランド)の主ならこれ以上ない強者だでは、早速一度試してみよう。何事も早めが良い」

いい終わるとゼノヴィアは水着を躊躇いなく脱ぎ捨てた。

 

「お前も早まるな!」

零はヘアロックでゼノヴィアの動きを止めた。

 

「むぅ・・・零、何をする。これでは子作りが出来ないぞ?」

 

「いやまず学生の内にそう言う事は駄目だ。命を育てるのは簡単ではない。命の重さを分からない奴とは、子作りはしない」

 

「・・・そうだな。零の言う通りだ、私が悪かった」

零の言葉を聞きゼノヴィアは反省した。それを確認した零はヘアロックを解いて水着を渡した。

 

バン!

 

「レイ!!」

気まずい雰囲気のなか勢いよくドアが開きリアスが入って来た。後ろには朱乃がいる。

 

「どうした?」

 

「どうしたもこうしたもないわよ!急に居なくなるからもしかしたらと思い探しに来たのよ」

 

「そうですわ。ゼノヴィアちゃんに先を越されたと思いましたわ」

 

「何もしてない。ほら折角の一番プールなんだ戻るぞ」

そう言い零はプールに向かった。リアス達はお互いを牽制しながら零を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「久々に遊んだな」

プールから上がり、帰る為に零は皆が来るのを校門で待とうと先に歩いていた。裕斗とドーナシークは忘れ物をしたらしく更衣室に戻った。

 

「ん?」

校門のところに校舎を見上げている、零と同じ歳位のダークカラーの銀髪の美少女がいた。

ふと、その少女が零に気付いたのか、視線が零に移る。引き込まれるぐらいに透き通った蒼い目。少女は天子の微笑みで零に話しかけた。

 

「やあ、いい学校だね」

 

「そうだな。・・・何か用か白龍皇」

少女は零の言葉に驚いた。

 

「驚いた。どうして分かったの?」

 

「声それに匂いだな」

 

「声は兎も角匂いって・・・女性に対して失礼よ」

 

「それは悪かったな。俺は魔訶零だ」

 

「私はヴァーリよ」

2人は示し合わせたようにお互いの手を差し出し、握手を交わた。

左腕が熱く疼き、戦え、戦え、戦えと訴えかけてくるが、一喝すれば治まった。

 

「凄いね、歴代の所有者達の怨念を理性で抑え込むなんて」

 

「お前もだろ?」

零の言葉にヴァーリはそうねと返した。

 

 

ザッ!

瞬間二本の剣と刀がヴァーリの首元に刃を突きつけていた。更に上空には光の槍が浮かんでいた。瞬時に現れたのは裕斗とゼノヴィアだった。聖魔刀と聖剣デュランダルをヴァーリに向けている。更に夕麻達が上空で待機していた。

 

「何をするつもりか分からないけど、冗談が過ぎるんじゃないかな?」

 

「ここで赤龍帝との決戦を始めさせるわけにはいかないな、白龍皇」

裕斗もゼノヴィアもドスの効いた声音だ。夕麻達も殺気をだしている。しかしヴァーリは動じない。

 

「やめておいたほうがいい。━━━手が震えてるじゃない」

ヴァーリの言うように、全員の手元は震えていた。

 

「誇っていいわよ。相手との実力差がわかるのは、強い証拠よ。それにしても貴方達2人はコカビエルの時より段違いに強くなっているわね。それでも私と貴方達との間には決定的なほどの差があるわ」

裕斗とゼノヴィアはヴァーリの言ったことは事実なので唇を噛んだ。

 

「魔訶零、君はこの世界で自分が何番目に強いと思う?この世界は強い者が多い。『紅髪の魔王(クリムゾン・サタン)』と呼ばれるサーゼクス・ルシファーでさえ、トップ10内に入らない。だが1位は決まっている。不動の存在が」

 

「まさか自分だと言うのか?」

 

「いずれ判るわ。ただ私じゃない。今日は戦いにきたわけじゃない、アザゼルの付き添いで来日していてね、ただの退屈しのぎよ。今は『赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)』とは戦わない。私もやることが多いからね」

それだけ言い残すとヴァーリは踵を返して、この場をあとにしていく。

 

「『白い龍(バニシング・ドラゴン)』のヴァーリか・・・中々の者だな」

零はヴァーリの背を見ながらそう言った。




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