「・・・気乗りしないわね」
リアスがため息を吐きながら言う。
今日は授業参観の日で父親とサーゼクスが見に来るのでリアスは気が滅入っているのだ。
「レイさんの所は誰か来るのですか?」
「アカシア達が来るって言ってたな。アーシアを見る為千代さんも来るぞ」
「千代さんも来るんですか!?楽しみです!アカシアさん達ってレイさんの師匠さんですか?」
「ああ」
「零には師匠がいるのか?」
話しかけて来たのはゼノヴィアで、零の師匠に興味を持った。
「メルクを入れ9人いるな。今日は全員は来ないけどな」
「ほう、会えるのか楽しみだ」
零の師匠達にゼノヴィアは合えることが楽しみになった。
授業が始まり、開け放たれた後ろの扉からクラスメートの親御さんたちが入ってくる。
授業は英語なんだが配られたのは紙粘土だった。
「いいですかー、今渡した紙粘土で好きな物を作ってみてください。動物でもいい。人でもいい。家でもいい。自分がいま脳に思い描いたありのままの表現を形作ってください。そういう英会話もある」
ねぇよ!零は心の中で突っ込んだ。
「レッツトライ!」
レッツトライじゃねえ!
「む、難しいです」
零が突っ込んでいる間にアーシアは作成を始めた。
周囲を見渡せば、皆渋々ながら紙粘土をこねくりだしていた。
『相棒諦めて作成にかかった方がいいぞ。他の者達は受け入れている』
神器からドライグが声を掛けてきた。
『そうだな・・・いい加減に受け入れるか・・・・』
そうドライグに返し作成を始めた。
『こ、これは!?』
ドライグは零が作った物に驚いた。零が作ったのは高クオリティのドラゴンと九尾の狐、相棒であるドライグとスノーだった。
『俺は嬉しいぞ相棒!ここまで精密に再現されているのは凄い!』
ドライグは喜んだ。
先生が零の作品に気付き周りも零の作品の出来の高さに感嘆の息を漏らした。するとクラスの誰かが「ドラゴンを5000!」や「私は狐に6000!」更に父兄からは「両方10000!」と英語の授業は一転、零の作ったオークション会場と化した。
勿論零は守り切った。
昼休み
零とアーシアが飲み物を買いに行くと、自販機の前で偶然リアスと朱乃に遭遇して、授業であった事を話した。
「確かにこれは凄いわね・・・」
「買いたくなる気持ちも分かりますわ」
2人共絶賛した。
そこに祐斗が現れた。
「あら、祐斗。お茶?」
リアスが訊くと、祐斗は廊下の先を指さす。
「いえ、何やら魔女っ子が撮影会をしていると聞いたもので、ちょっと見に行こうかなと思いまして」」
祐斗の言葉を聞いて全員が首を傾げた。
「零」
『!!?』
「あ、アカシア、フローゼ、オヤジ、三虎、千代さん」
零達にアカシア達が裏のチャンネルから出て来て声をかけた。リアス達は急に現れたアカシア達に驚いたが、裏のチャンネルだと直ぐ理解した。
「零彼女達が例の子達か?」
「ああ、そうだ」
「そうか。私はアカシアだ」
「アカシアのコンビのフローゼです」
「ワシは零の親代わりの一龍じゃ」
「私は三虎だ」
アカシアが零に聞き順に自己紹介をした。
少し話した後、零達は撮影会の様子が気になり見に行くことにした。
カシャカシャ!
フラッシュがたかれ、カメラを持った男達が、廊下の一角で魔法少女のコスプレをした美少女を撮影していた。その少女を見たリアスが慌てふためいた。
そこに生徒会の匙が現れ生徒と父兄達を解散させその場に残ったのは少女と零達だけだ。
「あんたもそんな恰好をしないでくれ。って、もしかして親御さんですか?そうだとしても場に合う衣装ってものがあるでしょう。困りますよ」
「えーだって、これが私の正装だもん☆」
匙が注意をするが少女は反省をしていない。
「何事ですか?サジ、問題は簡潔に解決しなさいといつも言って・・・」
紅髪の男性2人の先導を歩いていたソーナが言いかけた言葉を少女を見るなり言葉を止めた。
「ソーナちゃん!見つけた☆」
少女はソーナを見つけると嬉しそうに抱きつく。
(そいいえばこの少女ソーナに似てるような・・・)
と零が考えてる間にサーゼクスが少女に声をかける。
「ああ、セラフォルーか。君もここへ来ていたんだな」
「セラフォルー?聞いた事があるような・・・」
「レヴィアタン様よ。あの方は現四大魔王のお一人、セラフォルー・レヴィアタン様。そしてソーナのお姉さまよ」
「はあああああああああ!!こんな魔法少女が魔王の一人!?魔法少女じゃなくって魔王少女じゃねえかぁぁあああ!!!」
あまりの衝撃に珍しく零のツッコミが炸裂した。
「セラフォルー様、お久しぶりです」
「あら、リアスちゃん☆おひさ~☆元気にしてましたか?」
かわいらしい口調でリアスはちょっと困った様子だ。
「は、はい。おかげさまで。今日はソーナの授業参観に?」
「うん☆ソーナちゃんったら、酷いのよ。今日の事黙ってたんだから!もう!お姉ちゃん、ショックで天界に攻め込もうとしちゃたんだから☆」
いやいやそれはヤバいだろ・・・
すると零に目線をむけてから、サーゼクスに話しかけた。
「ねぇ、サーゼクスちゃん。この子が噂のドライグ君?」
「そう、彼が『
「へ~はじめまして☆私、魔王セラフォルー・レヴィアタンです☆『レヴィアたん』って呼んでね☆」
ピースサインを横向きでチョキするセラフォルーに零は苦笑いを浮かべ挨拶をする。
「魔訶零だ。よろしく」
「零よ私達の事も紹介してくれ」
アカシアの言葉にリアス達以外にアカシア達を紹介した。零の師匠達という事で、サーゼクス達はアカシア達に興味を持った。
夜に、零の家で授業参観の様子を撮影した、上映会が開催されており、リアスは顔を真っ赤にして部屋の隅で座り込んでいる。因みに料理は零、フローゼ、千代が作っており、グルメアイランドの食材を初めて食べるセラフォルー、ジオティクスは絶賛だった。
「ねぇねぇ零ちゃん!ソーナちゃんはグルメアイランドの食材を食べた事あるの?」
「あるぞ。コカビエルの事で協力してもらった礼で俺のフルコースのスープ『センチュリースープ』とデザート『虹の実』を振舞った」
「いいな~私も食べたい☆」
「ん~スープは今度だな。虹の実ならあるし、デザートとして出すか」
そう言い虹の実でゼリーを作りサーゼクスは大変喜んだ。
「ねぇ零ちゃん」
真面目な顔になり、セラフォルーは零に話しかけた。急に真面目な顔になったセラフォルーを見て零は気を引き締めた。
「なんだ?」
「冥界にグルメアイランドの食材を卸して欲しいの。勿論だけどタダとは言わないわ。ちゃんとお金も払うし、欲しい物があれば出来るだけ用意するよ」
セラフォルーは魔王としての公務は、主に冥界の外交を取り仕切っており、グルメアイランドの 食材を冥界に卸したいと思い零に交渉を持ちかけた。
「サーゼクスにも言ったが条件がある」
「その条件って?」
「転生悪魔、下級、中級、上級関係なく平等に分け与える事。誰かが独占しない。これが条件だ。美味い物は皆で食べた方が美味いからな」
「分かった。詳しい話は会談が終わってから詰めていこ☆」
最後の方は素に戻ったが契約書に条件を書き、2人共サインをした。
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