美食の島の赤龍帝〈リメイク〉   作:マスターM

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正体

「さて、次だが美食の島(グルメアイランド)の食材について。その事は零君に話してもらおう」

次の議題は美食の島(グルメアイランド)の食材についてとサーゼクスが言うと零が立ち上がった。

 

「前にサーゼクス殿とセラフォルー殿に言ったが、仮に美食の島(グルメアイランド)の食材を天界、冥界に卸す条件は階級に関係なく平等に分け与える事。誰かが独占しない事が絶対条件だ。美味しい物は皆で食べた方が美味いからだ」

 

「勿論ちゃんと管理するよ☆」

 

「私も全員にいきわたるようにします」

 

「ホントは独占したいけど、あの酒の肉が食えなくなるなら、仕方ねぇ。俺も同意する」

零の要請にセラフォルー、ミカエル、アザゼルが同意した。

 

「基本的に卸すのは美食の島(グルメアイランド)でよく獲れる動植物の予定だ。パーティーなどで使う特別な食材は追加の依頼を出してくれ」

 

「わかった☆」

 

「はい」

 

「あいよ」

零は卸す物は一般流通してもいい物と言い、特別な物は別途かかると言った。各代表達は頷いた

 

 

 

「さて、そろそろ世界に影響を及ぼしそうな奴等の意見を訊こうか。無敵のドラゴンさまにな。まずはヴァーリ、お前は世界をどうしたい?」

卸しの話に区切りがつき、アザゼルが世界に影響がでる存在に問いかける。最初はヴァーリに聞いた。

 

「私は強い者と戦えればそれでいいわ」

アザゼルの問いかけに白龍皇ヴァーリは言う。

 

「じゃあ、赤龍帝、お前はどうだ?」

アザゼルが零に問いかける。

 

「俺は人生のフルコースメニューを揃える事だ」

 

「人生のフルコースメニュー?」

零は自分のフルコースを揃えると言うと、アザゼルが疑問に思った。

 

オードブル(前菜)、スープ、魚料理、肉料理、主菜(メイン)、サラダ、デザート、ドリンクの事だ。俺はまだスープ、魚料理、肉料理、デザートしか決まってない。候補に留めているのが幾つかあるが、俺はまず自身のフルコースを揃えたい」

 

「お前ほどの実力者でも半分しか決まっていないとか、美食の島(グルメアイランド)は相当広いんだな」

零の説明を聞き、零がまだフルコースを半分しか揃えてない事にアザゼルは呆れ、美食の島(グルメアイランド)の広さに天を仰いだ。

 

美食の島(グルメアイランド)特にグルメ界は毎日のように新しい食材が誕生するからな」

 

「グルメ界?」

グルメ界と聞きミカエルが首を傾げた。

 

美食の島(グルメアイランド)の中心部は比較的に安全だが、その中心部の円形の端に柵がありそこから先はグルメ界となっている。グルメ界は猛獣の捕獲レベルが高く、天候も厳しい環境だ。ああ、捕獲レベルとは食材の捕獲の困難さを表したもので、捕獲レベル1で、猟銃で武装したプロのハンターが10人必要だな。5を越えれば戦車でも破壊されうるレベルだな。後発見の難しさも含まれる。天使、堕天使、悪魔でも捕獲レベル10以上の猛獣は捕獲出来ないだろう。勿論強さの関係もあるが。食材の美味さもグルメ界が断然上だ」

 

「捕獲レベルか・・・リアス達は今どのぐらいなら捕獲はできるのかな?」

 

「個人なら70前後だな。協力すれば80までなら捕獲は出来るだろう。グルメ界に入るには最低400以上を倒せないと駄目だな」

サーゼクスに今のリアス達の強さを聞かれ、零は正直に言い、グルメ界に入るには400以上を倒せないと駄目だと言った。

 

「400以上でようやくスタートラインか・・・」

アザゼルがそれを聞き、グルメ界の厳しさに身震いした。

 

「それに俺の魚料理でもある美食の島(グルメアイランド)のフルコースをゲットするには九王と戦う必要がある」

 

「九王?」

 

美食の島(グルメアイランド)に君臨する9体の猛獣の総称だそうだ。魔訶零のパートナーも九王らしい」

 

「何故貴方が知っているのですアザゼル?」

 

「前に魔訶零が禁手に至った経緯を聞いてな、その時に説明を受けたんだよ」

九王についてミカエルが疑問に思っているとアザゼルが答え、その理由を含め説明した。

 

「狼王バトルウルフ・ギネス捕獲レベル10550

 

 鯨王ムーン捕獲レベル10600

 

 馬王ヘラクレス捕獲レベル10200

 

 烏王エンペラークロウ捕獲レベル10000

 

 猿王バンビーナ捕獲レベル10000

 

 蛇王マザースネーク捕獲レベル10310

 

 鹿王スカイディア捕獲レベル10450

 

 竜王デロウス捕獲レベル10590そして、

 

 狐王スノー捕獲レベル10000。以上が美食の島(グルメアイランド)に君臨する9体の猛獣だ」

 

「強いってもんじゃねだろーそれ」

あまりの強さにアザゼルを含めほぼ全員が戦慄した。

 

「リアス達も九王に挑むつもりなんだね?」

 

「はい。今は弱いですけど、何時か私は全ての九王を倒します。それが私の覚悟です!」

サーゼクスの問いかけに、強い意志を持って言うリアス。その覚悟にトップ達は一瞬気圧された。

 

「とても強い覚悟が伝わりました」

 

「ああ。一瞬飲まれそうになったぜ。おいサーゼクス、お前の妹はもっと化けるぞ?」

 

「ああ。魔王としても兄としても嬉しい限りだよ」

サーゼクスは微笑みながらそう言った。

 

「さて魔訶零。お前に聞きたいことがある」

 

「なんでしょうアザゼル殿」

真剣な表情をしたアザゼルの問いかけに、零も真剣な表情で答える。

 

「10年前の突如美食の島(グルメアイランド)出現したが、お前はその時何処にいた?」

 

「アザゼル何故そんな事を聞くのです?」

 

「魔訶零の身辺調査をした時に戸籍に引っ掛かってな。確かに戸籍はあるが、その戸籍は巧妙だったが細工の痕がみられた。お前は何処から来た?」

アザゼルの言葉をきき零は自身の事を話す決意をした。

 

「俺は美食の島(グルメアイランド)と同時にこの世界に来た」

 

「この世界だと?その言い方だと別の世界があるみたいだな」

 

「その通りだ。俺は別の世界で死に特典を持ってこの世界に来た」

リアス達は零が死んだと聞いて驚いた。圧倒的強い零が死ぬとはその世界はどんな強者かいるか身震いした。

 

「ああ言っておくが俺の強さはこの世界で鍛えたものだ。俺は前の世界で普通の一般人だ。特典のおかげで強くなったんだ」

 

「その特典は何だ?それとお前をこの世界に送ったのは誰だ?」

 

「俺をこの世界に送ったのは女神だ。特典はトリコだ」

零が女神によって送られた事に驚き、特典の事で全員が首を傾げた。

 

「トリコっていうのは、『食』をテーマとした異色の冒険・バトル漫画だ。俺の力はその登場人物達の力だ。その特典がトリコの世界と能力だがら、この世界に美食の島(グルメアイランド)が出現した経緯だ」

突拍子もない話だが、筋は通っているので一同は納得した。

 

「納得してくれたかアザゼル殿?」

 

「ああ。頭が痛いが納得したよ」

アザゼルが顔に手を置いて言う。

 

瞬間世界が停止した。




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