Sparnaと西風の妖精と半熟英雄と転生者がオラリオに来たのは間違っているだろうか   作:Deena

2 / 3
こんな筈じゃ…知らない間に続きの希望が四つも…お気に入りが三つも…忘れて居たんだ…こういうフラグは必ず回収される事を…!


金はある、仲間は居る、後は寝床とファミリア探し

 

「…はぁ、これで5件目か」

 

「どこのファミリアも断って来たねぇ…」

 

 この世界に降り立った俺達は、オラリオにてファミリアを探して居た。

 けれど、どのファミリアも入団しようとしたら門前払いになってしまった。

 

「翔とフィーなら入れても良いってファミリアはあるんだけどな…」

 

 俺達は世界の流れに身を任せろと、リーフ神に言われて居るので、あまり自由が効かない様な大きいファミリアには入りたく無いのだ。

 

「けれど、次入れなかったら致し方無しかな…」

 

 幸い全員の金はある。

 この世界に降り立った時にリーフ神のこの世界のいろいろな事が書いてある手帳と一緒に近くに落ちていた袋の中に入って居た。(ヴァリスと言うらしいから20000ヴァリス程)

 

「さてと…次のファミリアはと」

 

「ねぇねぇ、お腹空いたからあそこの屋台で何か買おうよ」

 

 若がそう言いながら屋台を指差す。

 あそこの屋台は…コロッケに似た食べ物を売っているみたいだ。

 

「うん、もう日も真上にあるから腹ごしらえからでも良い筈」

 

「俺も同感だな。まあ、異世界の食べ物が口に合うかわからないが」

 

 う~ん…ま、良いか。

 

「すいませ~ん、それ四つ下さい」

 

 ツインテールのロリっ子巨乳店員が居たので早速注文。

 

「いらっしゃいませ!味は何にします?」

 

「えっと…普通の味で」

 

 リーフ神のメモに簡単なこの世界の文字の読み方講座があったから、それを基にメニュー見て答える。

 

「合計160ヴァリスです…はい、ありがとうございました!」

 

 おお、意外とボリュームがあるな。

 

「ほら、買って来た」

 

 皆にジャガ丸君(らしい)を渡す。

 

「いただきま~す、ばくっ…うん、美味しい」

 

「いただきます…ん、イケる」

 

「いただきます、どれどれ?…食ったことのある味だな、美味いが」

 

 概ね好評の様だ。

 因みにジャガ丸君の味は、ハッキリ言えばコロッケだな。

 味はコロッケとは微妙に違うんだけど。

 

「さて、腹ごしらえも済んだし、ファミリア探しと行きますか」

 

「「おー」」

 

「了解」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……骨折り損のくたびれ儲けかな」

 

「…そうだな」

 

 オラリオが夕暮れに染まる時間までファミリア探しをしていたのだが、敢えなく全てに断りを入れられた俺達は人通りが昼頃と比べてメッキリ減った大通りにて途方に暮れて居た。

 

「宿は取れたから良いものの…金が尽きるまで持つかどうか…」

 

 皆一様に疲れた感じで歩いていると…

 

「ん?君達さっきジャガ丸君を買ってくれた子達じゃないか」

 

 声を掛けられた。

 後ろに振り返って見てみると昼にコロッケ擬きもといジャガ丸君の売り子をしていた人が居た。

 

「…いやあ、オラリオで冒険者をしにこの街に来たのですが、ファミリアに入ろうとしてその全てで玉砕してしまいまして…」

 

 俺が自虐する様に言うと…

 

「そうだったのかい!だったらボクのファミリアおいでよ!まだ団員一人の零細ファミリアだけど、ボクのファミリアなら歓迎するよ!」

 

「へ?…もしかして貴女は…神?」

 

 そう聞くと売り子の人(神?)はその豊かな胸を張って言う。

 

「そうさ!ボクの名前は[ヘスティア]、最近出来た[ヘスティアファミリア]の主神だよ!どうだい?ボクのファミリアに入ってくれるかな?」

 

 どうやら最近出来た小規模のファミリアを創った神らしい。

 

「少々仲間と話し合いをしたいので待って頂けますか?」

 

「うん、勿論良いよ」

 

 許しが出たので翔達の方を向く。

 

「なあ、勧誘が来たけどどうする?俺は出来たばかりのファミリアだからある程度自由にしてくれるという条件で入ろうと思うんだが」

 

「良いんじゃないのか?リーダーはお前だしこのまま変なファミリアに入るよりマシだろう?」

 

「ん、私もそう思う」

 

「ボクはどっちでも良いよ~」

 

 満場一致か、よし。

 

「じゃあ入るという事で決定か?」

 

「「「異議無し」」」

 

 そして、ヘスティア神の方へ向いて。

 

「ヘスティア神、俺達はある程度の自由を条件にファミリアへ入ろうと思います。条件を飲んで下さるでしょうか?」

 

「ある程度の自由…うん、それ位なら良いよ。じゃあ改めて…神ヘスティアは君達を歓迎するよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ただいま帰りました…あれ?神様はバイトかな?」

 

 とある教会の地下にある小部屋。

 そこに一人の少年が入って来た。

 彼は[ベル=クラネル]

 ヘスティアファミリア唯一の団員だ。

 

「さて、ダンジョン探索は少し早く終わっちゃったからな、何をしてようかな?」

 

 そして、ベルが一息吐こうとした時。

 

 ーーガチャ

 

 部屋のドアが開く音が聞こえた。

 この部屋に来る様な人物はベル以外には一人しか居ない。

 

「あ、神様お帰りなさ…その人達は?」

 

「ベル君、今日は早いね!それと朗報があるんだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この教会がボクのホームさ!地下に部屋があるからそこに住んでいるんだ!入って入って!」

 

 ヘスティア神に連れて来られたのは、見るからに廃教会ですよ、という様な教会だった。

 ヘスティア神に付いて行き、地下への階段を降りると、直ぐにドアがあった。

 ヘスティア神がドアを開けると、誰かが中に居るみたいだ。

 

「あ、神様お帰りなさ…その人達は?」

 

「ベル君、今日は早いね!それと朗報があるんだ!」

 

 

 

 

 

「え?その人達入団希望者ですか!?しかも四人も!?すごいです!神様!」

 

「そうだろうそうだろう?じゃあ互いに自己紹介をするんだ」

 

 ヘスティア神が自己紹介を促して来る。

 

「じゃあ先ずは俺だな。俺の名前は山川海斗、海斗が名前で山川が苗字だ」

 

「俺は叶翔だ。海斗と同じく翔が名前で叶が苗字だ」

 

「私はフィー=クラウゼル、名前は前の方。よろしく」

 

「ボクはソーリス=アルマムーン、同じく名前は前だよ~」

 

「僕は[ベル=クラネル]、ヘスティアファミリア唯一の団員です。これからよろしくお願いします!」

 

「改めて、ボクはヘスティア。ヘスティアファミリアの主神さ!よろしく!」

 

 

 これは四人の転生(転移)者がヘスティアファミリアと紡ぐ、一つの物語。

 

 




という事で、連載します
でも亀更新だから気長に待って下さいね?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。