天元の花、零の先へ   作:新川翔

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さぁ!コラボ復刻祭りと思われる!
1200万ダウンロード記念はどんな新鯖なんでしょうね。


世界武術代理戦争
ソの…どこ?


14話

 

「歩くの飽きた…」

 

「ああ……………」

 

「お腹すいた………」

 

「食べ物はあとであげるよ武蔵ちゃん…………」

 

俺たちは草原をトボトボと歩いていた。野原は地平線の先まで広がっている。鋭い日差しは肌に突き刺さる。

武蔵ちゃんはサーヴァントのはずなのにお腹すいてることに疑問が浮かんだがそれは彼女が英霊になったばかりで人間の時の感覚が残っているということなのかと1人で勝手に結論づけた。

 

世界線を飛んでこの世界に着いた時、一面の野原が広がっていた。建造物の影も人の影も見えない。

そこからひとまず歩き始めておよそ4時間。

 

時間は太陽の位置的に午後2時くらいだろう。つまり、1日で一番暑い時間である。

暑いのは当然だった。しかし、日本の夏に比べては暑くない。きっと季節は夏の前くらいだろか。

 

「これだけ歩いて何にもないと寂しいわね」

 

「なんか世界に俺たちだけみたいで怖いな」

 

どんな世界だよと自身にツッコミをする。

それでも、誰もいないと本当にそんな気がして怖くなる。

孤独なんていうものは俺が思うに一番恐ろしいことである。

ボッチなんて寂しすぎるだろう。共通した趣味を持つ者同士が出会うことができれば、腕を組み荒々しく波打つ海岸で叫びたくなるものだ。

それほど、仲間という心の拠り所の存在は重要だ。1人で生きていける人なんていない。捻くれた奴はそういうかもしれないが、その実、何かしらに依存している。例えば、次元が違ったり。

 

「一旦休みましょぅか」

 

武蔵ちゃんは刀を俺に持たせて1人野原に座り込むと手を差し出してきた。日差しは俺の判断能力を鈍らせ、その動作を食べ物の催促であると数秒気付かずにボーッとしてしまった。すぐさま、バッグの中からフランスで衝動買いしたパンを武蔵ちゃんに渡す。

なんかパンぬるい。気持ち悪い。

 

「ありがと」

 

すると彼女はそれを受けとりかぶりつく。モグモグと食べている彼女を見ながらこちらも座ってパンをモグモグした。

やっぱり、暑さでパンは生暖かくなっていた。中途半端に温かいパンって結構不味いのだと思い知る。

さて、アツアツのパン。冷え切ったパン。生温いパン。どれが一番食べたくないだろうか。

俺は生温いパンだ。あの中途半端な感じが嫌いだ。中途半端な自分が嫌いだ。……いつから自虐になってるんだ。

 

「一体ここはどこなんだろうな」

 

「まあおおよそ予想はつくかな」

 

俺の小さな独り言に武蔵ちゃんは反応を示した。

 

「へえ、どこなの?」

 

「多分モンゴルとか中国西部とかそこら辺、行ったことあるし何となく雰囲気が似てるな〜って」

 

「ああ、確かにそこら辺はこういう草原のイメージがあるしな…」

 

「うん。そこで優しい人に会ってね。ご馳走して貰ったりとか色々楽しかったな」

 

なんだかこういう広けた場所での何気ない会話というのも素晴らしい。

けど、暑いのには変わりない。

 

「できれば他の旅の話も聞かせてくれないか?」

 

「オーケー。それでは師匠の旅の話を聞かせてあげましょう」

 

師匠は自身の話を語り始めた。

 

彼女の旅はやはり壮大だ。時代も場所も一定の法則もなくバラバラでプラプラしていたらしい。ただ、神代には行ったことがないようでそんな話は上がってこない。

亜米利加での冒険。人形師との邂逅。重要人の護衛。下総国での七番勝負。鬼ヶ島にも行ったことがあるらしい。

 

「ざっとこんな感じ。うん、結構話したな」

 

喋りっぱなしだった武蔵ちゃんはすくっと立ち上がって背伸びする。彼女の話は長かったが、その分充実していて、1つの小説を読んだような気分になった。

けど、暑かった。

障害物のなく、直接届く日差しはインドア派には厳しいものだった。早く日陰とか屋内に控えたい。

武蔵ちゃんは急に背伸びしきったところで豆鉄砲でも打たれたようにピタリと動きを止めた。

む?と俺も武蔵ちゃんが向いている方向に視線を向ける。

 

視線の先には丘があって俺たちの荷物が何者か(子供らしき人)()られていた。

 

「「おい、待てこの野郎!」」

 

俺と武蔵ちゃんもすぐに走り出した。

強化魔術を足に集中してかけて全速力で走る。

今度は武蔵ちゃんも全速力で走っていて数秒で俺と少し差がついている。

俺の体も運動にも慣れたようで、もう少しスピードが出せそうだ。出来るだけ彼女に追いつけるよう足を回転させる。

まぁ、追いつけるわけないのだが。

 

「繰君!刀貸して!」

 

武蔵ちゃんはスピードを緩め俺の背中にある珥加理刀を求めた。

 

「分かった!」

 

俺は快諾し、背負っているブラックボックスから珥加理刀を取り出して武蔵ちゃんに渡す。

 

「ありがとぉりゃぁぁ!!!」

 

「はいぃぃぃ!?」

 

突如、彼女は何の躊躇いもなく深山家の家宝を投げた(フルスイング)。刀は山なりに飛んでいって丘の向こうへ行ってしまった。

 

「何してくれてんですかい!」

 

「え、足止まったからいいでしょ」

 

「良くねぇよ!ヤバイヤバイ、深山家の大切な、大切な宝がぁ!武蔵ちゃんあれがどんだけ大事なものなのか分かってるの!?ていうか、足を止めたって?」

 

「私こういうのは百発百中なのです」

 

「それでも刀は投げることを想定されていないよぉ!タブン」

 

武蔵ちゃんはえへんと天狗のように鼻を伸ばし胸を張っているのだが、それについてどうとか言う余裕はない。

俺は大急ぎで刀の安否を確認する。百発百中なのは彼女の天眼の恩恵だろう。だが、もし珥加理刀が壊れていたら国の重要美術品を壊したこととなりとんでもないことになる。

罪に問われ家の財産がなくなって…。いや、所有権は俺の家にあんのか?いや、そんなはずない。じゃあ、なんでうちの親はこんな物を持っていて、俺に与えたのだろう。

知ったことではないがな!

 

 

丁度、丘を登りきって、乱れた呼吸を安定させる。

ところで、本当に突然で申し訳ないのだが、目の前だけ異界だったのは突っ込んでもいいということだろうか。

いや、全くもって異世界転生とかそういうものではなくて。ただ、目の前に(ゲート)があるだけである。それは十分に異常なことだ。古代の超文明とか都市伝説だけで十分だ。

修復はしていっているものの空間はひび割れていてその先には眩しいネオンの様な光が、と思った時にはもうヒビは無くなっている。

そんな一瞬の出来事だった。いきなりの展開に度肝を抜かれながら目をこする。

それでも、しっかりと俺たちの荷物があり、腹を貫かれた小さな盗人もいたので腕をなで下ろした。

 

「よし。当たってる当たってる」

 

まるで魚がヒットしたような軽い感覚で言う武蔵ちゃんに少し引きながら、子供の盗人に治療と記憶改竄を施す。

 

「全く、空気読めないわね」

 

武蔵ちゃんは取り返した刀を帯刀しながらそう言った。

だからってお腹に凶器をシュートは無いと思います。

 

「でもこれで色々こいつから聞き出せるからまあ良かったって事で………いや、ちょっと待って」

 

武蔵ちゃんの急なシリアス展開に体が固まる。

その場の空気が重くなり思わず唾を飲んで全身の魔術回路をオンに切り替える。

彼女は何かしらの危険をあの少年から感じたのだろうか。

直ぐにコートの中から宝石を準備して尋ねる。そもそも、こんな子供がこんなに足が速い訳がないのだ。

 

「どうしたんだ武蔵ちゃん」

 

「あのさ……もしかしたら……」

 

「もしかしたら?」

 

彼女はまるで真剣勝負でもするかのような眼差しで子供に歩み寄る。好きが一切隙なく歩みを進めゆっくりと子供のフードに手をかけた。俺はいつでも飛び出せるように足を中心に強化魔術をかけて低い姿勢をとる。犬の使い魔をすぐそばに出して刀の鍔に指をかけて魔眼を発動させて…

 

 

「やっぱ美少年じゃん!!!」

 

 

「ガギャギャァッ!」

 

思いっきりヘッドスライディングしてしまった。

体を強化していたおかげでなんともないが数メートル飛んでしまう。

その挙句、頭が地面に刺さってしまた。口の中に少量土が入ってしまった。

 

「この子可愛い!なになに!ハグしていいかな!?いいかな!?」

 

「良い訳あるか!警察沙汰だぞ!」

 

なんだか無駄に彼女に振舞わされたのでその怒りを突っ込みに変える。

 

「いいでしょ別に。警察といっても居なさそうだし、居てもバレなきゃ犯罪じゃないし」

 

「おい、今犯罪って言った!?まさかマジでやるつもりだった!?」

 

「え?………あっ、うん、冗談」

 

「………その間は何?」

 

半ば冗談なのか疑わしい彼女の言動に警戒していると盗人少年が唸りを上げる。

 

「这里?」

 

え?何語?

 

「成る程、中国語ね。繰君私に任せて」

 

意外と我が師匠は色々な言語に精通しているらしい。

…いや、色んな世界を旅しているから当然なのだが、何というかそういうイメージがなかった。

完全にポンコツな身振り手振りでどうにか切り抜けてきたイメージだった。

 

「繰君、今師匠に対して失礼な事考えてた?」

 

怖っ




少し茶番を……

「なんか静かですねぇ(投稿)」

(ああ、立て続けのイベントに作者のライフはゼロになっている)

省略…

キキィ

バン!(評価)「グハッ(ありがとうございます)」

「うわっ!!!」バンバンバンバン(評価ゲージ黄色)

ドキュンドキュンドキュン

「ぐっ(本当にありがとうございます)」

「団長!?嘘だろ…やったよ団長!」

「グッ…………あぁぁぁぁぁぁ!!!」バンバン(今回の投稿)

バタッ…キュルルルー

「なんだよ、いつの間にか評価ついてんじゃねぇか……」

「さ、作者……………あ…………あ…………」

〜♪〜

「なんて声、出してあがる、作者ァ!良かったな!頑張れよ」

「でもぉ……こんな小説に……」

「ただいるだけで殺されるそれが俺の仕事だ(唐突な自分語り)いいから続き書け。それだけ待ってる人がいんだ」

〜♪♪

(この小説をご愛読して頂いているみ皆様、誠にありがとうございます。こんな作者の妄想が評価頂けたことに深く感謝いたします。これからも『天元の花、零の先へ』をよろしくお願いします。)

(投稿が止まんない限り……彼女たちの旅は………続く!)

「止まるつもりはありません!なのでどうか深山繰と宮本武蔵の旅を暖かく見守ってください!」

キボウノハナーツナイダキヅナデー

「だからよぉ、止まるんじゃねぇぞ(投稿)」








「ていう夢見たの繰君」

「夢オチなんてサイテーだよ武蔵ちゃん!!」

うわっ作者キモッ!
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