もしもカカロットが幻想郷に落ちていたら   作:ねっぷう

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第133話 「クラッシャー軍団の逆襲!」

一方その頃、カカロットが治療されているフリーザの宇宙船。彼が入ったメディカルマシンのある部屋で、ベジータに破壊された動力部の修理を行っているパラガスと科学者、そしてブロリー。

カカロットは目を瞑り医療を受けながらも、微かな意識の中で戦いの様子を気で感じ取っていた。

 

(フリーザらしき気がもっとバカでかくなってターレスがやられるかと思ったら、また別の気が…。ナッパに兄貴…それにウスターか!待ってろ…俺が治ったらすぐに行くから…)

 

 

 

 

ウスターは放って縦横無尽に動くオーラの腕に気を取られたフリーザの頬へ飛び蹴りを命中させることに成功した。すかさずそこを離れると、倒れ込もうとするフリーザに雨の様なエネルギー弾が降り注いだ。

 

「ぬおりゃあああ!!」

 

「せやあああああ!!」

 

ナッパとラディッツがフリーザに怒涛のエネルギー弾を浴びせていた。

 

「ターレス!助けに来たぜ!」

 

「お前ら…少しの間にずいぶん戦闘力を上げたな」

 

「いろいろあったんだ。そっちにも何があったんだ?さっき…あのベジータが死んでるのを見かけたし、あのフリーザも前と姿が変わってねえか?」

 

ナッパがそう言った瞬間、爆発と煙をかいくぐってフリーザが飛び出してきた。驚くナッパにラリアットを繰り出し、すれ違いざまにラディッツを尻尾で突き飛ばす。

 

「ぐおっ…!」

 

「ナッパにラディッツ…!?貴様ら生きていたのか」

 

しかし、ナッパはフリーザの腕に強烈な肘打ちを当てた。腕の骨がミシリと音を立て、力が緩んだスキにナッパは素早くフリーザと距離を取った。

ウスターは吹っ飛んできたラディッツを受け止めると、ふたりでフリーザへ向かっていく。

 

「す、すまねぇ…」

 

「畳みかけるぞ」

 

ウスターはそう言うと、静かに神精樹の実を取り出した。ターレスから戦いの最中に食べるといいと言われて渡されていたものだ。ラディッツもそれに気づくと、同じく実を取り出して齧りついた。

実を食べたウスターとラディッツは、その瞬間からはるかに飛行スピードを上げ、フリーザへと一直線に迫る。それに気付いたフリーザは両腕を体の前でクロスさせ守りの態勢に入る。

が、ふたりは同時に拳を繰り出し、全力でフリーザとぶつかった。フリーザは攻撃を防いだものの、攻撃の威力に飲まれてどんどんと後ろへ下がっていく。

 

「なんだコイツらのパワーは…!あの妙な食い物を食べた途端、力が増した…!?」

 

その時、ウスターは一瞬で素早く移動しフリーザの背後へ移動した。そして、向かってくるフリーザの背中に強烈な蹴りをヒットさせた。

痛みにうめくフリーザの顔面を殴るラディッツ。そこへ上空からやって来たナッパが拳を振り下ろし、下へ向けてフリーザを殴り飛ばした。

 

「テメェらずるいぜ、もうそれを喰いやがったな」

 

そう言うと、ナッパもまた実を口に近づけた。

 

「猿野郎と意味の分からんゴミめ…!この変身したフリーザ様の本気を見せ…」

 

「うるせぇ!!」

 

起き上がるフリーザだが、その腹をナッパが思い切り蹴りつけた。身体を九の字に曲げるフリーザの頭部を掴み、強力な頭突きをかますと右手にエネルギー弾を作り、それを近距離で炸裂させた。

大地を揺るがす爆発が発生し、吹っ飛ぶフリーザを追いかけてナッパは猛攻を繰り出す。

 

「俺がどれだけテメェに腹を立てていたか!その怒りを…思い知りやがれ!!」

 

フリーザは顔を動かして躱したり、胴体に向けられた攻撃ははじき返したりしてなんとか直撃を防いでいる。だが、ナッパの攻撃のスキを見つけると、フリーザは強烈なパンチをナッパの腹へ叩きこんだ。ナッパの背中が盛り上がるほどにめり込んだパンチは、驚異的なタフネスを持つナッパを悶絶させるには十分だった。

 

「ああ思い知ったさ…キサマがどう頑張ろうとこのフリーザには及ばないという事をな」

 

フリーザがそう言った瞬間、突然の腹への衝撃にせき込んだ。ナッパもまたフリーザの腹へ強烈な膝蹴りを喰らわせていたのだ。

 

「くっ…!」

 

その時、接近してきたウスターとラディッツもナッパに加勢した。3人は素早い連続攻撃を放ち、フリーザを圧倒していく。

ターレスに対して圧倒的な力を見せたフリーザも、3人の連携の前には防戦一方だった。

ナッパのパンチを防ぐフリーザは、ラディッツの放つエネルギー波に間一髪で気付き尻尾で弾き飛ばす。が、その間にさらに近づいてきていたウスターのオーラの腕がフリーザの顔面を掴んだ。腕はそのままフリーザを岩壁に叩きつけ、破壊しながら突き抜けていく。最後には投げ飛ばし、宙を舞うフリーザに対してナッパとラディッツの合体エネルギー波が襲い掛かった。

 

「へっへっへ…ザマァねぇぜ」

 

「ああ、アレを喰らえば流石のフリーザもひとたまりもないだろうな」

 

しかし、爆発と煙が晴れると、体に傷がつき、角も折れてしまったものの、まだ立っている余裕を見せるフリーザの姿があった。

 

「ははは…面白い、面白いぞ貴様たち!!」

 

そう言いながら、フリーザは口から流れる血をぬぐった。

 

「そ、そんな…!」

 

「オレに対して優位に立ったと思っているようだが、その思い込みが哀れで面白いと言ったのだ!だが…オレも正直キサマらをナメていたようだ。だから、詫びの印しにオレの実力を見せてやろうと思ってな」」

 

ギンッ…

 

フリーザはにやりと笑うと、その目が怪しく光った。その時、美鈴と天龍に背中を支えられていたターレスはフリーザのパワーがまた上昇したのを感じ取った。

 

「あの野郎…また…!まずい、逃げろお前たち!!」

 

だがターレスの忠告は遅かった。すでにフリーザはラディッツの背後へ腕を組んだまま移動し、その尻尾の切っ先を向けていた。

 

「避けろバカ!!」

 

ウスターはすぐにオーラの腕を飛ばし、フリーザの尻尾を掴んで防いだ。ハッとしたラディッツはすぐに飛びのくが、フリーザは腕を振り払い全身にオーラを纏って高速で移動する。両手を合わせた拳でラディッツを殴り、地面へ吹っ飛ばす。

そして次はナッパに狙いを定め、手の平から放つエネルギー弾を撃ちこんだ。耐えるナッパだが、フリーザはさらに大きな気弾を投げつけるとそれが直撃し、ナッパは煙を上げながら落下していった。

 

「ぐああああッ…!!」

 

ナッパはラディッツのすぐ隣に落下し、そこへすぐさまフリーザが降り立った。巨大な足を片方ずつふたりへ叩きつけ、地面にめり込むかの勢いで力を込める。地面に縦の亀裂が走り、遠くの海が激しく波立った。

 

「うぐ…お…!」

 

ラディッツのあばら骨が何本か折れ、ナッパも口から血を吐き出す。

 

「ははははは!いくら強くなろうとも所詮猿は猿だったようだな」

 

ボロボロでぐったりとしたふたりを見てフリーザはそう吐き捨てた。そしてウスターの方へ向き直り、凶悪な笑みを浮かべた。

 

「さて…残るは貴様だ。どこの誰だか知らないが、このサイヤ人共とまとめて粉々にしてやる」

 

「クソが…!」

 

構えるウスター。フリーザもその場でしゃがみ、一気に足を延ばして跳躍した。

 

「…何か来る!」

 

その時、ターレスがこちらに接近するなにか強大な気を感じた。

次の瞬間、ウスターとフリーザの間に何者かの影が割り込んだ。フリーザは驚いて止まろうとするがブレーキをかけきれず、その影に激突した。

…が、あのフリーザがぶつかったにも関わらず、吹っ飛ばされたのはフリーザの方だった。

 

「な、なんだ…!?」

 

そう、そこにいたのは最長老やネイルと同化したピッコロ大魔王であった。

 

 




投稿が遅れてしまい申し訳ありません。中古でワンコインで買ったポケモンホワイトをやっていました。ちょくちょく減っていくお気に入り件数が気になります。

今後の展開を考え、章タイトルの【"FuriousGod" vs "Fantasies"】を【"FuriousGod" vs "Saiyans"】に変更しました。
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