「実は、ボクはキミとの戦いで”マックスパワーの10%”ほどのパワーも出しちゃいないんだ」
「は…?いくらなんでもハッタリが過ぎるんじゃないのか?」
フリーザいわく、自分はまだフルパワーの1割のパワーも出していないと…。それを聞いたカカロットはフリーザは勝てないと悟りハッタリをかましてこの場を逃れようとしているものだと思い込んだ。
「ふっふっふ…さてそれはどうかな?ボクが今から試しに10%のパワーを出してみるからかかってきなよ。それで全てが分かる…」
次の瞬間、フリーザは急に真顔になり黙りこくった。しかしその目はじっとカカロットを睨んで離さない。
カカロットは最初は笑っていたが、黙ったまま何もしないフリーザを見ているとだんだんと今のハッタリが本当なのではないかという不安に駆られ、その表情が強張っていく。
「…そんなはずはあり得ねぇ!!くたばりやがれェ───ッ!!」
そしてついに、カカロットはそんな不安を砕くように叫び、フリーザに拳を振りかぶりながら飛びかかる。
しかし…フリーザはほんの少しだけ口の端を曲げると、拳を握った腕を振り上げた。その一撃は攻撃をしかけるために接近してきたカカロットの顔面を的確に打ち抜き、受けたカカロットは何も考える暇もなく吹っ飛ばされた。
「うおっ!?」
ターレスは高速で吹っ飛んできたカカロットに激突され、後ろへ倒れ込んだ。
「何が起きたんだ…!?」
動かないカカロットを見ると、その顔面はフリーザの一撃によって見る影もなく潰れてしまっていた。辛うじて息はあるものの、このまま放っておけば死んでしまうだろう。
その場の全員が、信じられないというような顔でカカロットを見た。今まで、あのふたりは何事もなく闘っていたはず、あわよくばカカロットの方が優勢だったはずだ。
ピッコロは続いてフリーザの方へ顔を向けると、目が合った。フリーザはピッコロを見て不気味な笑みを浮かべるとその方へ向き直った。
「まずい、はやく逃げ…!」
ピッコロはそのとてつもない視力で、フリーザの行動をかなりスローで追っていた。フリーザは指先を前にして両手を合わせ、そのまま足を曲げて座り込み、まるでカエルのような動きで真っすぐに跳躍した。
距離にして300メートルほど離れていたピッコロたちとフリーザであったが、フリーザの跳躍は一瞬にしてその距離間を移動した。
そして…
ズボォ
「ろ…!!が…!?」
突然背後にフリーザが現れたので驚いて振り返るターレス達。そしてピッコロを見ると、その幅の広い大きな胴体に風穴が空いていた。
「う…うおおおお…!!」
さらに、ちょうど一直線に飛んできたフリーザの軌道上、ピッコロと半身が重なるような位置に立っていたウスターは叫んでいた。
そう、フリーザはピッコロの胴体を貫き、さらにウスターの残されていた右腕をも千切っていたのだ。
「馬鹿な…この私が…?…すまない、ブルマ…」
ピッコロは最後にそう言い残すと、フラリと崖から落下し、その途中で内側から爆発を起こして命をなくした。
「な、何が起こりやがった…!まったく理解できねぇぞ!!」
ナッパが喚いた。
「ひとりずつ確実に殺して行こうか」
フリーザはそう言うと、指先を傷を負ったウスターへ向けた。ウスターはなんとか起き上がって戦闘態勢に入るが、まともに動くことはできないだろう。そして、向けられた指先から光線が首元目がけて発射された。
だがその時、その間にターレスが割って入ると、光線は彼の胸に刺さって止まった。傷口と口から血を吐き出すも、まだ怯まずにターレスはフリーザに殴りかかる。
が、フリーザは冷静に連続で光線を放ち、そのすべてをターレスに命中させた。最後の一発が身体を貫くと、流石のターレスもよろよろと膝をついた。
「タ、ターレス…!何故…」
ウスターはターレスにそう呼びかける。
「あり得ないな…いつだって自分の命が最優先…他人の事なんて二の次だったこの俺が…誰かを庇っちまうとはな。どうやらいつの間にかお前の性分がうつったらしい…バーダック…」
「まだ生きてるんだ、しぶといね」
ターレスは惑星ベジータがフリーザに破壊されたその日、バーダックの助言で大爆発から逃れた時の事を思い出していた。その当時、ターレスはまだ二十歳もいかない年齢であったが、そこから自分の意識が変わったと自分で理解できた。
「おいお前ら!!」
ターレスはウスター、ラディッツやナッパ、美鈴と天龍に向かって大声を出した。
「カカロットを連れて逃げるんだ!!そしていつかもっと強くなってフリーザを倒せ!!」
「ふっふっふ…強くなってこのボクを倒す?それは叶わないよ、何故ならここでキミらは死ぬからね」
右腕に強力なエネルギーを込め、それをナッパたちに放とうと構えるフリーザ。
「やらせるかよ!」
が、その時ターレスが背後からフリーザを羽交い絞めにする。もがくフリーザだが、なかなかそれを解くことができない。ターレスはなんとか右腕を少し上にあげると、そこへ青く輝く光の球を作り出した。それを空へ投げ飛ばし浮かばせると、それに向かって手を掲げた。
「いいか、今からお前らは絶対にこっちを向くなよ…!」
「まさかターレスの野郎…ありゃパワーボールか!?」
「あの時、バーダックはたったひとりで戦い、俺を生かした…今度は俺がひとりで戦う番だ!『はじけて混ざれ』!!」
掲げた手を握りしめると、空に浮かぶパワーボールが太陽の如きまばゆい光を放った。その胸中は恐怖か喜びか、ターレスは笑いながらフリーザを締め付けたまま大猿へと変化していく。全身に黒い剛毛が生え、目が赤く染まり顔つきが凶暴に変貌する。
「!?」
「グオオオオオオオ!!!」
ベジータとは違い、下級戦士であるターレスは大猿に変身すると理性を失ってしまうようだ。だが、フリーザを倒す…たったひとつのその目的は見失ってはいなかった。
フリーザを両手に握ったまま、ギリギリと力を込めて潰しにかかる。
「コ、コイツ…!」
フリーザは額に血管を浮かばせながらもがいた。
それを見ていた美鈴と天龍は、後ろを向いて引き返した。
「行きましょう!!」
「ああ…!」
美鈴はウスターに肩を貸し、天龍はカカロットをおぶってひたすらにフリーザから遠ざかっていく。そこにナッパとラディッツがついていく。
だがその時、ナッパとラディッツは急にその場で止まり、全身のオーラを解いた。美鈴と天龍が立ち止まり、不思議そうに彼らを見た。
「どうしました?せっかくターレスさんがひとりで私たちを逃がしてくれようとしてるんですよ!」
「…わりぃが俺たちもここに残る」
「お前らはカカロットとこの星を出ろ。俺たちが乗って来た宇宙船があるはずだ…。カカロットがそんな状態で助かるぜ、そいつは絶対に俺たちを行かせまいとするだろうからな」
ナッパとラディッツはそう言い残すと、フリーザとターレスの元へ向けて飛んでいった。
一方、フリーザは不敵に笑うと、無理に力を込めてターレスの拳をこじ開けて拘束から脱しようとしていた。ターレスも歯茎を見せて唸りながら力を強めるが、それでもまだフリーザのパワーの方が圧倒的に上回っていた。
そしてとうとうフリーザはターレスの手から脱出し、その右腕にエネルギーを溜めた。
「そろそろ死ねよ、お前」
だがその時、遠くからラディッツとナッパの放った気功波がその背中に当たった。ゆっくりと振り返ったフリーザは額に血管を浮かばせながら言った。
「…まったく、人をイライラさせるのが上手い奴らだ…」
「ターレスよ、俺たちも混ぜてくれ。お前だけにこの舞台は任せられないからな」
ラディッツがそう言った。
「俺たちはお前には感謝してるんだ…お前があの時地球に来て呼びかけてくれなけりゃ、俺たちはここまで強くはなれなかったし、一生フリーザに逆らわずつまらない人生を送っていたはずだ」
ナッパがそう言うと、ふたりは同時に空を見上げ、輝くパワーボールをその視界におさめた。
ラディッツは髪の長い大猿へと姿を変え、ナッパは普通の大猿よりもやや大柄な体格の大猿へと変貌していく。そして変身が完了すると同時に吠え、口から特大の火炎を放射した。
「ギャオオオオオオオオ!!」
それに包まれるフリーザだが、すぐに脱出して大猿ラディッツの顔面の前に移動し、その眉間に拳を叩きつけた。
「ギャウ!」
額を押さえて後ずさるラディッツ。続いて大猿ナッパの足に尻尾による一撃を加え、バランスを崩して転倒させた。
三体の大猿はフリーザと戦いを繰り広げるが、圧倒的なパワーをもった大猿でもまだフリーザの方が優勢だ。それを見た美鈴たちは、彼らのフリーザに対する怒り…長年いいように使われてきた悔しさを察し、各々の意志で戦いに臨んだことを理解した。
下唇をかみしめてさらに飛んでいくと、突然目の前が暗くなった。
「おーい!お前たち!」
一瞬、彼女らは上を見てギョッとした。あのフリーザの円盤型の宇宙船が浮かんでいたのだ。だが、その入り口のドアから顔を出しているパラガスの顔を見ると、それが助けの舟だと気付いた。
「アレは確か…サイヤ人のパラガスさんだ!」
しかし、安心したのもつかの間、美鈴は背後から迫るフリーザの気を感じて振り返った。すると、なんとフリーザはバックに巨大な爆発を起こしながらこちらへグングンと接近していたのだ。そして、もう三体の大猿の気は感じられない…。
「まずい、フリーザが来てる!」
「誰一人とて逃がしはしないぞ!」
フリーザは片腕をこちらにかかげ、そこから念力を放った。
「!?」
飛ばされた念力はウスターの動きを金縛りのように封じ、肩を貸していた美鈴から離れさせた。
「ウ、ウスターさん…!」
「ク…クッソォ~~~!!」
ウスターはその叫びを断末魔に、念力によって遥か彼方まで吹っ飛ばされ、遠くの地面に激突すると特大の爆発を起こした。その光景を信じられないと言ったような顔で見ていた美鈴と天龍だが、ハッと我に返り再び宇宙船を目指す。
が、すでにフリーザはすぐ近くまで来ており、追いつかれるまであと数秒と言ったところだった。
その時、ドアに立っていたパラガスを押しのけ、ブロリーが顔を出した。ブロリーはターレスたちが既にフリーザに殺された事に気付き、気絶しているカカロットを見ると、その表情をこわばらせた。そして全身を小刻みに震わせ、目を見開く。
「ブロリー…?まさか…!」
「ゥルオオオオオオオオオアアアアアア!!」
ブロリーは天地を揺るがすかのような巨大な咆哮を轟かせた。その瞬間に、彼の黒髪がやや逆立ち、目の色が黄色くなり、全身から緑色の凄まじいオーラを放ち始めた。
「なんだ…!?」
フリーザは思わず一瞬立ち止まり、美鈴たちも耳を塞いだ。
ブロリーは大口を開けるとそこに緑色のエネルギーを溜め、次の瞬間に太い光線としてフリーザに向けて撃ちだした。フリーザはサッと身をひるがえしてそれを躱すが、エネルギー光線は地面に当たると柱状の気の爆発を巻き起こし、それはフリーザを包み込んでしまった。
「ぬうううう…!!」
ブロリーは次の一撃を放とうと手の平に小さなエネルギー弾を作り始める。
「気を静めろブロリー…」
しかし、パラガスは今まで白いマントの中に隠していた右手に装着された何かの装置を起動し、ブロリーに向けた。するとブロリーは動きを止め、髪や目の色を以前のように戻した。
「今のうちだ、早く乗るんだ!」
パラガスは手を伸ばし、美鈴と天龍、そしてカカロットを引き上げた。
「ウスターとターレスさんたちは…!」
「もう彼らは死んだ!君らも分かる事だろう、ターレスたちの遺志を無駄にするな…今は逃げて、力を付けてもう一度挑むしかないのだ」
パラガスはそう言うと宇宙船を動かし、急いで空高く舞い上がって消えていった。
「きええええい!!」
フリーザがブロリーの攻撃による衝撃と暴風を振り払った頃には、既に宇宙船はナメック星を脱出していた…。
打倒フリーザの為、ターレスの召集を受けてナメック星での戦いに臨んだカカロットたち。しかし、そのフリーザの力は誰もの想像を超えていた。
彼らは敗走を余儀なくされ、いずれ来る最終決戦に備え、地球へと帰還するのだった…。だが誰もがその時には思っていなかっただろう、最後の戦いには幻想郷もその舞台となることを。
To be continued…
☆キャラクター戦闘力紹介☆
参考
一般成人男性 5
一般成人女性 4
子供(10歳) 2
ミスター・サタン 6.66
一般的に超人と呼ばれるレベル 7~8以上
大妖怪クラス 80以上
ピッコロ大魔王 260
ラディッツ 1500
ベジータ 1万8000
ギニュー 12万
フリーザ(第一形態) 53万
赤文字=公式数値
青文字=原作推定数値
紫文字=本作完全推定数値
1.クラッシャー軍団襲来
博麗霊夢 660(平常時)→3300(霊力開放)
博麗霊夢、26歳。カカロットとの間に娘をもうけたが、周りの者曰く意外と霊夢の方が我が子に関して淡白。遊びに来たりした際は邪険に扱ったりすることはせず母親らしく面倒も見るが、自分から会いに行ったりすることはないらしい。
平和になった幻想郷では一度出産を経験したこともあってか修行はせず、戦闘力の伸びもおだやかにわずか増えたきりだ。身勝手なターレスの話を聞いて激怒し、挑むも敵わなかった。
蓬莱山史奈 1.8
一方蓬莱山史奈は妹紅が四季映姫の計らいによって生まれ変わった子供。永遠亭で輝夜や永琳に育てられており、シロナとも仲がいい。
戦闘力は一般的な8歳児と同等で、何か特殊な能力や常人ならざるパワーも備えている訳ではない。
上白沢慧音 10(通常時)→50~100(ハクタク化~妖力で攻防力増)
普段の通常時は一般の人間を超える10で、原作初登場時の悟空と同じ力を持っている。満月の夜にハクタク化すると5倍の50、妖力を扱うことで最大100のパワーを発揮できる。
月の客との戦いで月が壊されて以来、変身して歴史の編纂ができずに困っているらしい。
シロナ 4(平常時)→20(霊力開放)→200(赤毛の大猿)
シロナ、4歳。名前の由来は野菜のシロナ。サイヤ人と人間のハーフで、その戦闘力は年齢と同じ4とした。この時点で人間の成人女性と同じパワーを持っており、成長度で見れば原作悟空とほとんど似ている程度だろうか。
ターレスの作り出したパワーボールにより、カカロットとシロナは親子で大猿化してしまう。
シロナは通常の大猿とは異なる”赤毛の大猿”に変身を遂げる。博麗の巫女としての霊力の影響を受けたその姿は真っ赤な毛に覆われている。その戦闘力は、まず平常時の4から霊力開放で5倍となり20。そこから大猿化の10倍が働き200。今の時点の霊夢たちにとっては取るに足らない数値だが、この時点で超サイヤ人化(50倍)と同等の強化倍率を得ていることになる。まだ子供で大猿化しても小さいが、その体に秘めるポテンシャルは計り知れないものがあるようだ。
カカロット 3万(基本最大)→12万(4倍界王拳)→15万(5倍界王拳)→18万(6倍界王拳)→30万(10倍界王拳)
カカロット、25歳。一児の父となり、子供の頃のように地底世界で勇儀と娘のシロナとともに暮らしている。地底の着物を着用しパイプを吹かすその姿は以前と大分印象が異なっていることだろう。
界王拳などを使わず、基本の最大値は3万。5年前の1万から3倍に伸び、奇しくもその戦闘力は「地球まるごと超決戦」の悟空の値と同等となった。
そしてクラッシャー軍団の構成員を軽くいなし、4倍界王拳でターレスに挑みかかるカカロット。ターレスのスカウターは10万を計測した辺りで壊れてしまったが、その戦闘力は12万に及び、あのギニューと並ぶ。5倍から6倍までも反動こそあれど使用できるだろうが、界王拳の修行はあまり力を入れていなかったためか劇場版本編とは異なりこの時点ではまだ10倍界王拳を思うように使いこなせず、使えばとんでもない反動が襲う。もうしばらくの間は界王拳を使う事すらできないだろう。
一時は19万相当のキルドライバーに押されたが、それはあえての事で直後に10倍界王拳を発動しターレスの戦闘力を上回り圧倒した。
大猿カカロット 30万
パワーボールの影響で大猿化したカカロット。大猿化は10倍の強化であり、10倍界王拳を使用した時と変わらないが、理性が無く巨体である分それなりのアドバンテージは有しているだろう。
実際には月夜見王戦の頃からカカロットは大猿化しても理性を多少保つことができ(喋ることはできないが)、苦肉の策であえてシロナを殴り倒して理性がないことをアピールし、油断したターレスを踏み潰して無力化した。
ウスター 1万8000
魔界最強の戦士。5年前にはカカロットと戦い損ねたが、それでもいつかやるはずの決闘に備えて強くなり続けた事だろう。戦闘力としては、地球襲来時のベジータと同じ値である。
クラッシャー軍団との戦いに駆け付け、大猿化したカカロットと上手く連携してターレスに勝利し、ナメック星へ向かうメンバーに志願した。
アモンド 9100
ダイーズ 1万4000
カカオ 8400
レズン 8000
ラカセイ 7600
ターレス率いる「クラッシャーターレス軍団」。アモンド、レズン、ラカセイは映画パンフレットから、ダイーズとカカオはカードダスに記されたBPを参考にした。こうしてみるとダイーズだけが頭一つ抜いている。ダイーズはとある星の王子だったようで、アモンドは刑務所の脱獄囚だったらしい(銀河刑務所?)。カカオは肉体をサイボーグ化した賞金稼ぎで、レズンとラカセイは化石化していた古代ビーンズ族という種族らしく、誰もがターレスによってスカウトされている。
ターレス 3万8000(気を抑える)→19万(最大)
神精樹の実で強くなり続けたターレスの戦闘力は地球襲来時の時点で19万(映画パンフレットの戦闘力の1万9000を10倍)。しかし普段は5分の1程度に気を抑えており、霊夢やカカロットとの戦闘を始めたばかりの頃はこの戦闘力だった。それでも以前の強敵であったDr.ウィローに手が届く。
有り余るターレスのパワーはサイヤ人のエリート戦士にも不可能な事を可能とする。パワーボールを作り出し、しかも戦闘力や気が消耗しない。
原作劇場版ではターレスの戦闘力は3万前後とする意見もあるが、それでは実を食べた時の戦闘力アップの倍率が合わなくなるため除外し、19万とした。
2.惑星ベジータにて
バーダック 1万
サイヤ人の戦士であり、言わずもがなカカロットの父親。下級戦士の生まれでありながらいくつもの死線をくぐりぬけ生き延びたことにより、その戦闘力はエリートや王族に匹敵する1万にまで増加していた。
なお、本小説内では「エピソードオブバーダック」および「放たれた運命の子供」、「超ブロリー」の設定は一部(カカロットの母親がギネであるという点)以外は受け継いでおらず、基本は「たったひとりの最終決戦」に準拠している。つまりカカロットは産まれてすぐに地球に放たれ、バーダックは過去に飛ばされることもなく超サイヤ人にも覚醒していない。
ターレス 1900
まだ惑星ベジータで一般下級戦士として働いていたころのターレス。バーダックが青年だったころにターレスは少年であり、下級の生まれで顔も似ていることからよく共に行動していた。
これはラディッツにも言える事だが、強敵との死闘経験が不足していることから戦闘力の伸びは悪い。
この後、ターレスは戦死を装ってフリーザ一味を抜け出し、アモンドやダイーズなどを仲間に加え神精樹の種を手に入れた。
3.出発、ナメック星
紅美鈴 2900
豹牙天龍 2100
ドクターウィローとの戦いからそれなりに修行を積んでいたが、平和であったためかその戦闘力上昇は穏やかな物となっている。ナメック星への旅に誘われ、承諾した。
パラガス 9000
ブロリー 7000
「燃え尽きろ!熱戦!烈戦!超激戦!」からの出演。言わずと知れたあの親子。
パラガスは9000。サイヤ人としてはかなりの戦闘力を持つが、これはベジータ王に抹殺を計られ、その後ダメージを回復したことで発生した回復パワーアップによるものだろう。
一方、ブロリーはサイヤ人としてはそれなりに強い部類に入る7000。しかし、これは制御装置によって押さえつけられた戦闘力である事はお気づきの通り。
ナッパ 5000(回復パワーアップ)
目を覚まし、宇宙船内のメディカルマシンでダメージと体力を回復させたナッパ。サイヤ人特有の復活パワーアップが働き、その戦闘力は1.25倍の5000にまで伸びた。
ラディッツ 2300(回復パワーアップ)
ラディッツもまた同様に魔封波から解放されたことで、戦闘力が伸びていた事だろう。伸び率が高いのは父親譲りだろうが、何せ今まで死にかけるような戦いの経験が無かったため回復パワーアップはしたことがない。
サイヤ人でも、今のターレス一行の中ではかなり下位の戦闘力になってしまうだろう。
ピッコロ大魔王 1万8000
ベジータを追い詰めるものの逃してしまい、入れ替わるように現れたターレスに勧誘され、ドラゴンボールの本場ナメック星へ赴きドラゴンボールの作り方を学ぶために旅立ちの決意を固める。
ブリーフ夫妻 3.5
ブルマの両親。カプセルコーポレーションの社長夫妻。年齢や性格的に原作のブルマ(4)よりは下と見れる。ブリーフ博士はまだまだ現役の科学者で、フリーザ軍の技術を使って宇宙船を完成させた。本作でも大昔にカタッツの子が乗ってきた宇宙船を改造している。
3.惑星フリーザにて
フリーザ軍非戦闘員 10~500
フリーザ軍に所属する、戦闘や侵略はしない裏方の構成員たち。振れ幅は大きいが、最大で500とする。ちなみに復活のFに登場したソルベや、雑用係であったレモ、「超ブロリー」でフリーザ軍に加わっていたチライもこの範囲におさまると考えられる。
4.それぞれの受難
魂魄妖夢 9.5(通常時)→47.5(剣術込み)
【原作における魂魄妖夢 7.5(通常時)→37.5(剣術込み)】
白玉楼の庭師。カカロットたちが幻想郷から旅立った後、ひょんなことから人里の凶悪犯罪者を追うことになった。戦闘力は、まず半人半霊である妖夢の寿命と年をとる速さを人間の二倍とし、そうした場合原作の妖夢が人間でいう15歳ほとであったとすると実年齢は30歳、8年が経過した現在では38歳となる。ここで戦闘力を年齢の4分の1と定め、そうすると原作時点では7.5、現在では9.5となる。さらに剣術での腕や技術を含めれば5倍となる。
松木又郎 5.3
須藤黒助 5.96
脱獄した人里の殺人鬼・松木又郎はまさに人間にとってのゴミ(5.3)、黒助は警察としてそれなりに鍛えてありそうなので5にクロ(96)をつけて5.96とした。互いに普通の人間の範疇に収まる。
惑星コーグの住民 40~50
ターレスたちが宇宙船の修理をするために立ち寄った、惑星コーグに住む人間たちの戦闘力。地球人のおよそ10倍、一般的な宇宙人といえばこのくらいなのだろう。
リルド 4万
かつて惑星コーグを治めていたが失脚したというコーグ王の末裔。オールバックの金髪に大柄な体の男。気を螺旋状に練り上げ、ドリルのような武器にして戦う。
その正体はマシンミュータントに改造される前のリルド将軍の姿。「ドラゴンボール超全集」やそれを参考にしたというwikiによればリルドが改造されたのはエイジ760~770のいずれかの期間で、ちょうど本作の時期とあてはまる。と同時に、GTでの科学者ロボの発言から、惑星M2が完成したのも同時期にあたる。
本作でのリルドと惑星コーグが今後どのような運命をたどるのかは…ご想像にお任せします。
戦闘タイプM2 各3000
GTでの惑星M2でも現役として製造されている量産型のマシンミュータント。GTに登場していた紫色をした大きなギルといったタイプのこの量産型M2は各個体3000とする。これなら1対1や1対数体であればブロリー(7000)やパラガス(9000)でも対応できるが、流石に多すぎると歯が立たないといったレベルになる。
巨大M2 7万
惑星コーグをたびたび襲撃している量産型M2を指揮する大型のマシンミュータント。普段は空高い場所にいるが、放った量産型M2が強敵と遭遇したことを察知すると姿を現し、その動きや肉体、戦闘のデータをインプットし量産型M2に送り込んで強化する。後のメガキャノンΣ部隊の前身となったマシンミュータント。
その戦闘力は7万で、4万のリルドを長い間苦戦させ3万のカカロットを打ち負かすが、3倍界王拳を使用し戦闘力9万となったカカロットには敵わない。攻撃を受け脆くなったところをリルドの攻撃を受け、機能を停止した。
4.ナメック星到着~ベジータ襲撃
アモンド 0⇔9100(気を消す⇔最大)
ダイーズ 0⇔1万4000(気を消す⇔最大)
カカオ 0⇔8400(気を消す⇔最大)
レズン 0⇔8000(気を消す⇔最大)
ラカセイ 0⇔7600(気を消す⇔最大)
紅美鈴 0⇔3000(気を消す⇔最大)
豹牙天龍 0⇔2100(気を消す⇔最大)
ピッコロ 0⇔1万8000(気を消す⇔最大)
ターレスやカカロットたちよりも早くナメック星へ到着し、現地人とのコミュニケーションを図るためにピッコロを加えた前哨部隊。ここへ来る間に宇宙船内で完璧な気のコントロール技術を習得した。気を消す=戦闘力を0にした状態ならば、絶対にスカウターや気の探知にひっかかることはない。美鈴は出発時は2900だったが、宇宙船内での修行により100アップし3000となった。
だが、アモンド、カカオ、レズンとラカセイはこの直後に襲撃してきたベジータによってあえなく殺害されてしまう。
フリーザ軍偵察兵 1300
原作においてはクリリンと悟飯に倒された偵察兵。戦闘力を1500程度まで開放した二人に倒された彼らの戦闘力は、それを下回る1300程度と思われる。本編では、キュイの攻撃とピッコロの念力で粉々にされた。が、その攻撃時にわずかに表面化された戦闘力を目ざとく感知したベジータに見つかってしまうことになった。
キュイ 1万8000
原作ではベジータのライバルを気取り、復活パワーアップと気のコントロールを学んだベジータによって汚ねぇ花火にされてしまったキュイ。戦闘力はベジータと全く互角。だが本作では裏でターレスと手を組んでおり、情報屋としてフリーザ軍の動向をターレスへ流していた。
かねての計画通りベジータを勧誘するも嘘だと断定され、原作同様に倒されてしまった。
ベジータ 1万5000(気を抑える)→2万4000(最大)
原作においてもそうだが、キュイ戦のベジータは既に気のコントロールが可能であったが、戦闘力を極端に落しては逆に警戒されてしまう可能性が有ったので「相当調子が悪いと思わせる程度」の戦闘力を演じたものと思われる。キュイには楽勝の相手と思わせることができる。
しかし、サイヤ人は死にかけるとより強くなって復活する。その戦闘力は後のドドリアの計測から2万4000。地球でのピッコロ戦のダメージは全回復したが、顔に受けた火傷の傷は治らなかった。
5.恐怖のフリーザ軍
ナメック星人の老人 1000~1500
ムーリ 1200
ナメック星人の集落に居た老人と、後に名前がムーリと判明する長老。一般的な龍族のナメック星人の戦闘力は500~2500の範囲におさまり、その中でやや衰えた老人たちの戦闘力は1000前後から1500当たりだろう。アプール型の兵士を気功波で倒した頭の長い老人はもしかしたらそれ以上はあったかもしれない。
ナメック星人の若者 1000(気を抑える)→3000(最大)
良く鍛えられたナメック星人の若者。おそらく龍族。
一般的とされる500~2500の数値を越える。フリーザ軍の雑魚兵士相手なら軽く蹴散らすことが出来、サイヤ人の下級から中級戦士までなら互角に渡り合えるほどの実力だ。アニメ版ではネイル以外の戦闘タイプの若者も登場しており、彼らは1万程度だろうか。
ドドリア 2万2000
ドドリアはフリーザの側近で、何事も力で解決しようとするパワー戦士。戦闘力は大全集のキャラクター事典等から2万2000。本作ではダイーズと戦い、彼を殺害した。
戦闘力2万2000とすれば、原作でも言えることだが2万4000のベジータとの差は少ない。実際はもっと差があってもおかしくない一方的な戦いであった。しかし、互いの精神面が影響したとすればどうだろう。
かつて、月夜見王(2200)へ一撃を喰らわせビビらせた霊夢(810)のように、ベジータは自信満々、一方ドドリアは身がすくんでいた。戦闘力が近いあるいは下でも、心の持ち方次第で接戦にも瞬殺にも成り得るという例であると言える。
さらに補足しておくと、基本的にサイヤ人やドドリアなどの惑星戦士は戦闘力のコントロールはできないとされる。しかし、ナッパなどのように明らかに気を高めているような行動をとる場合がある。これについて説明すると、戦闘力を車などのスピードメーターに例えるとすると、スカウター上の数値(メーターの最高速度)は変えることはできないが、アクセルやブレーキを踏むように気を上下させることは可能だ。
逆に天龍や美鈴などの地球人(ここでは妖怪も地球人のくくりに)は、メーターに表示される最高速度の数値を変えることができるのだ。
デンデ 2
おそらく生まれたばかりのナメック星人の子供は地球人(5)以下と判断できる。ベジータは小さなパワーと感じ魚と間違えてしまった。つまり簡単に自然に溶け込んでしまうような低い数値であると考えられる。
だがあと数年も成長すれば、すぐに100は越える事は間違いない。
6.神精樹の実
ターレス 19万→38万(神精樹の実)
ナッパ 8000→1万6000(神精樹の実)
ラディッツ 4300→8600(神精樹の実)
カカロット 5万→10万(神精樹の実)
フリーザに制圧されて売られた挙句、買った異星人たちにも捨てられた哀れな星で育った神精樹の実を食べた4人。
ナッパ、ラディッツ、カカロットは重力室での修行により戦闘力がアップしている。ちなみに、この宇宙船の重力室は最大20倍までしかコントロールできない設定。原作では悟空の乗っていた宇宙船は100倍まで高めることができていたが、本作では短い期間でブリーフ博士らが重力装置の搭載を頼まれたため、それだけの重力までしか操れないのだ。
それでも、実を食べた彼らはナメック星到着までのあと数日の間に見違えるほど戦闘力を伸ばすことは間違いない。
7.ベジータとの攻防
ザーボン 2万3000(通常時)→2万7600(変身)
フリーザの側近のひとり、ザーボン。美しさを好む美形の戦士。何か彼ならではのこだわりでもあったのか、フリーザの側近という地位にいながら旧型のスカウターを使用していた。その戦闘力はドドリアを越える2万3000。しかし、今のベジータ(2万4000)には押されてしまう。
ベジータとザーボンの戦闘力差はドドリアとの戦い以上に狭かったが、ベジータのセンスと自信がそれを補う。しかし、ついに真のパワーを解禁したザーボン。変身すると通常時の2万3000の1.2倍、2万7600とした。変身後の戦闘力は不明であるが、後に紹介する回復したベジータとの戦いを見る限りそれを下回る。
アプール 3000
一応。フリーザ軍の兵士。ナメック星人との戦いを生き延び、フリーザやザーボンにも重要な任務を任される。最後にはベジータに殺されたが、戦闘力的に言えば他の兵士よりも強かったのではないだろうか。
ベジータ 3万
変身ザーボンに大敗を喫したベジータであったが、メディカルマシンで回復することにより戦闘力を3万へ伸ばした。前回の1万8000から2万4000と同じ倍率で行けば、約3万2000となるが、パワーアップ率は毎回同じというわけではないらしい。この力でザーボンを倒すもピッコロの乱入によってトドメを刺すまでにはいかず、ドラゴンボールを渡されてご満悦で帰っていった。
最長老 500
500年前の異常気象を生き延び、100人以上もの子供を産み再びナメック星人の繁栄をもたらした、この星のドラゴンボールの創造主。その戦闘力は、龍族の大人の戦闘力の最低数値である500。しかし、戦闘力はあっても、実際には戦う事すらできないのでこれよりも弱いだろう。月夜見王がそうであったように、いくら気は大きくても肉体の能力がそれに伴っていないのだ。その体の大きさも相まって、若い頃は相当強かったのかもしれない。
紅美鈴 1万8000(最長老の潜在能力開放)
最長老から潜在能力を解放してもらった美鈴。解放後は、以前の6倍とした。後述の通り、解放してもらった者はもれなく1万を超え2万に近い戦闘力を手に入れた。
だが、蓋を開けてみれば美鈴や天龍はこれから先もっと強くなってゆくだろう。原作での描写の限り、最長老の潜在能力解放の効果はしばらく続き、その後も戦闘力は上がり続けていた。この解放で最初に上がる戦闘力はこれから先のパワーアップのほんのきっかけに過ぎないのだろう。
ピッコロ 2万9000(ベジータ以下に気を抑える)→4万5000(最大)
最長老に潜在能力を開放してもらったピッコロ大魔王。その最大値はネイルやベジータを優に超える4万5000。しかしザーボンを助けた後のベジータ戦では、わざと彼に美鈴の持つドラゴンボールを渡すために気を抑え、ザーボン以上ベジータ以下の2万9000を演じた。呑み込んだドラゴンボールの腹の中に隠し、ベジータを欺くことに成功した。
豹牙天龍 2万1000(最長老の潜在能力開放)
かつて幼いころに拳法家の道を進むことを決め、独学で学び強くなり続けた。しかし天才でありながらその心は慢心や名誉欲に溢れ、さらなる強さを求め豊聡耳神子に弟子入りするも、勝手に師範となって道場を立ち上げ、神子ですら持て余し手に負えなくなっていた。しかしカカロットに敗北したことで自分の慢心を改め、心を入れ替えて修行を1からやり直すとその実力は以前よりもぐんぐんと伸び、今に至る。
しかし、まだ内に眠る眠れるパワーと、もしも最初から正しい心で真摯に武術と向き合っていた場合に得られていたはずのパワーを引き出された彼の戦闘力は2万1000。美鈴の目論み通り、彼女の実力を越えた。
8.vsギニュー特戦隊
グルド 1万
ベジータが怖れ、ネイルですら「邪悪な大パワー」と評したギニュー特戦隊のひとり。その戦闘力は1万。その根拠は、原作において戦闘力1万3000~1万4000のクリリンや悟飯相手に遅れをとっていたように見えたからだ。それでも特戦隊入りできたのは、類いまれ無い超能力の使い手だったからか。
原作にて披露されたものは時間停止やテレキネシス、金縛りの術であったが、本作においては透視、物体テレポートをも会得している。
リクーム 5万5000
ジース 5万4000
バータ 5万3000
突然変異で生まれた超天才戦士の集まり、ギニュー特戦隊の構成員。具体的な数値は断定材料が無いので、「超サイヤ伝説」に登場する彼らのBPを参考にしたい。その数値は6万5000。しかしそれでは原作に置いて6万とギニューが見立てた悟空との力関係がおかしくなってしまうので、それ以下、1万下げた5万5000としたい。これなら、「邪悪な大パワー」とネイルが畏れたのにも頷ける。ジースのBP6万4000、バータのBP6万2500から1万引いて、ジース5万4000、バータのみ500プラスして切りよく5万3000とする。。
リクームは小さいころダンスを習っており、それはハイセンスなポーズと華麗な身のこなしに活かされている。バータは厳しい母親から命じられる家事をこなすうちに宇宙一のスピードが身についたらしい。ジースは銀河リトルリーグで投手を、スペースバレーでアタッカーを掛け持ちしていたという。
ナッパ 4万
ラディッツ 2万1500
ウスター 9万
宇宙船内の何度も死にかけるほどの特訓を経て以前からは考えられない程のパワーアップを遂げ、ついにナメック星へ到着したターレス一味。ナッパは神精樹の実を食べた後の数値(1万6000)の2.5倍、ラディッツ(8600)とウスター(記してはいなかったが結局は実を食し、1万8000から3万6000へアップ)も同様の倍率。
ナッパはちょうど地球来襲時の10倍、ウスターは原作におけるナメック星到着時の悟空と同レベルに達している。カカロットはギニューのもとへ、ターレスやウスターたちはリクームたちのもとへと向かい、かつては絶対に敵わない存在だと思っていた特戦隊相手に善戦して見せた。
自分よりはるかに劣る下級戦士であるはずだったターレスの戦いぶりを見たベジータは、彼こそが伝説の超サイヤ人であるかもしれないと可能性を抱いた。
ベジータ 7万(復活パワーアップ)
リクーム戦までの3万の戦闘力から、リクームに痛めつけられて神精樹の種で体力を回復したことによりパワーアップした。前述のとおり、サイヤ人の回復パワーアップ率は決して一定ではない。原作でもリクームとバータに止めを刺し、本作でも同様にジースを消し去った彼の戦闘力は2倍以上の7万はあってもいい。
この後、ベジータは第一形態のフリーザと戦うわけだが、Vジャンプにフリーザ戦直前の時点で25万と書かれており、これは決戦前にとった軽い仮眠のおかげで7万から25万へアップした…と考えるしかない。
しかし本作においては仮眠もしておらず、よって7万以上の戦闘力上昇は無し。フリーザに呆気なく喉を貫かれ、死亡した。このベジータは一度もカカロットと顔を合わせることは無かった。
ギニュー 9万(気を抑える)→12万(最大)
ギニュー特戦隊隊長、ギニュー。その戦闘力は最大12万だが、彼は非常に珍しい戦闘力を自在に変化させられるタイプの人間。原作でも悟空と戦うまでは気を抑えていた。それでもクリリンに「あいつだけは桁違い」と思わせるほどの気を発しており、ベジータも「カカロットとギニューの実力はほとんど同じぐらい」と見積もっていることから、当時の悟空の基本最大値9万ほどまで実力を押さえ、さらに手加減していたと思われる。
そしてエネルギー波を放つと同時に全力を開放。ジースの言による最大12万の戦闘力を発揮した。
カカロット 5000~6万(気を抑える~瞬間的に気を増加)→7万(半分以下に気を抑える)→15万(基本最大)
約1か月の移動の間に、20倍重力と神精樹の実で出発前の3万から最大15万へのパワーアップ。他メンバーのラディッツやナッパに比べるとパワーアップ率が低いが、これは既にカカロットのパワーがサイヤ人としての限界の壁に到達してしまった事が原因。この壁を破る事が出来れば、さらなるパワーアップと超サイヤ人への道が開けるかもしれない…?
ギニュー 2万3000(カカロットの体 使いこなせず)→ほとんど0(カエルの体)
カカロット 1万5000(ギニューの体 ダメージで戦闘力低下)
カカロットとボディチェンジで体を入れ替えたギニュー。最低15万のパワーを手に入れたはずだが…ギニューではサイヤ人の細胞と神精樹の実で強化されたカカロットの肉体を満足に扱うことはできなかった。その時の戦闘力は大幅低下の2万3000。原作でジースが測定した数値と同じとする。そして最後はターレスとボディチェンジを行おうとしたが、カカロットが投げたカエルと体を交換してしまうハメになった。
一方、ギニューの体に成ってしまったカカロットは胸を抉った傷によるダメージで戦闘力が10分の1ほどにダウンしていたと思われる。
9.激神フリーザ
デンデ 200(最長老の潜在能力開放)
最長老に潜在能力を開放してもらったデンデ。オーラを纏っての高速飛行や気を消す技術、そして手をかざすだけで発動する治癒能力を手に入れた。その戦闘力は、一般的な大人のナメック星人(500~2500の範囲)になるだけ近い200程度まで増えたと見ていいだろう。カードダスに記されている200という数値はここに当てはまる。もしかすれば、成長すれば数千に達する高戦闘力のナメック星人は、みんな最長老に力を引き出してもらっていたと考えられるかもしれない。
ネイル 4200(気を抑える)→4万2000(最大)
ピッコロがやってくるまでは最強のナメック星人だった戦士・ネイル。原作では唯一の戦士タイプとされているが、アニメ版では最強の戦士タイプと称され、他にも3人の戦士タイプが登場した。その他の戦士タイプの戦闘力は1万~2万ほどとすれば、ネイルが最強の戦士タイプであるという辻褄は合う。
ネイルは原作で4万2000とフリーザが測定したが、Vジャンプに記載されていた戦闘力は4200。恐らく一桁足りない誤記であろうが、ネイルとベジータが会った際に、ベジータからは「死にたいらしいな」と強気に出られていることから、気を抑えていた時は相当低かったのではないだろうか。ということで4200を採用した。
ポルンガ 360
本場ナメック星のドラゴンボールの龍神、ナメック語で「夢の神」を意味するポルンガ。
原作においてフリーザが「生命反応を感じる」と言ったが、これがポルンガのものか付近にいたクリリン達のものかは不明。もしもポルンガにも戦闘力があった場合、これは幻想郷の龍神たちと同じ方法(創造主の戦闘力÷1.4)で求められる。よって、ポルンガの戦闘力は最長老(500)に対する360であると考察できる。
豹牙天龍 2万9000
紅美鈴 2万8000(最大)→8万4000(気功砲)
フリーザとの決戦を前にパワーアップしたふたり。正確には、リクーム戦後に神精樹の種で回復した際に発生したパワーアップの効果というべきか。というのも、原作で1万3000ほどであったクリリンが、悟飯とふたりがかりでその後のギニュー(2万3000)と互角以上に戦えており、このことからふたりは最低でも1万の上昇はしたと思われる。パワーアップの原因は、最長老の潜在能力開放の影響が残っていた所為か。
天龍と美鈴にもそれを適用し、上昇量は約8000とした。
美鈴が使用した気功砲は、「気の開放」後もさらなる戦闘力の増加が見込める「超開放」と呼ばれる技に分類され、今の美鈴が放ったその威力は戦闘力3倍の8万4000。しかし、戦闘力100万を自称する第二形態フリーザの前では全く効かなかった。
ピッコロ大魔王 5万6000(回復パワーアップ)→28万(最長老と同化)
ドラゴンボールの作り方を学ぶために最長老と同化したピッコロ。まず、美鈴や天龍と同様に神精樹の種で体力を回復した際に最長老に能力を引き出してもらった影響が残っており、以前の4万5000から5万6000へアップ。
さらに最長老と同化することにより、5倍の28万。なお、この28万という数値は原作で生き返ってナメック星へワープした時のピッコロと同じである。
フリーザ(第一形態) 53万
驚異の自己申告、戦闘力53万。フリーザが原作においても気を高めるような仕草をしたのは、以前にも解説したアクセルを踏むようなもので、スカウターに表示される戦闘力(メーターの最高速度)を変化させたわけではない。
ちなみに、最低でも戦闘力1万8000あれば星を半壊させることができ、53万もあれば余裕で惑星を破壊できる。
ターレス 38万(最大)→76万(神精樹の実でパワーアップ)
捨てられた星で神精樹の実を食べ、以前の2倍の38万というカカロットやギニュー以上の絶大な戦闘力を持っていたターレスであったが、それでも53万のフリーザには及ばない。もちろんサイヤ人としては破格ではあるが。
そこで例の惑星で採取した神精樹の実を食し、戦闘力を2倍の76万へアップさせ、フリーザへ戦いを挑む。
ナッパ 22万(最長老の潜在能力開放)→44万(神精樹の実)
ラディッツ 15万(最長老の潜在能力開放)→30万(神精樹の実)
ウスター 33万(最長老の潜在能力開放)→66万(神精樹の実)
最長老の潜在能力開放に加え、神精樹の実をも食し急激なパワーアップを遂げた3人。それでもウスター以外はフリーザ第一形態にすら及ばないが、「サイヤ人如きがこれほどのパワーを出せるはずがない」と高を括っていたフリーザ第二形態を一時的に圧倒するほどの戦闘のセンスを見せた。が、実力を見せたフリーザの前にはさすがに圧倒されてしまう。
フリーザ(第二形態) 100万(変身直後)→120万(最大)
再び驚異の自己申告、100万以上の戦闘力で2度目の神精樹の実を食べたターレス(78万)を圧倒する。デンデを一撃で刺殺し、美鈴の気功砲すらノーガードではじき返した。
が、ウスター、ナッパ、ラディッツの連携の前には劣勢を強いられた。が、実力を見せてやろうと宣言した後に戦闘力をコントロールしパワーアップ、彼らを苦しめた。
さて、その戦闘力は変身直後で本人の言う通り100万、実力を見せてからは120万とする。ちなみに120万という数値はカードダスから。原作においての戦闘力変化の推移は、変身直後100万、ピッコロとの戦闘中に「実力を見せる」と宣言した際に120万の戦闘力を発揮。
ピッコロ大魔王 140万(ネイルと同化 最大)
最長老とネイルと同化したピッコロ大魔王。これまでにピッコロは神、最長老、ネイルと合計3人と同化してきたことになる。その戦闘力は、現時点でクラッシャー軍団最強の140万。最大120万のフリーザ第二形態を上回り、次なる形態へ変身させるに至った。原作におけるネイルも同化したピッコロの戦闘力もこれと同じである。
だがそのピッコロをもパワー・スピード両面で圧倒したフリーザ第三形態の戦闘力は次回。
フリーザ(第三形態) 150万(変身直後)→200万(最大)
ピッコロに対して劣勢となったフリーザは二度目の変身を披露。天龍は見た目ではなく戦闘力を「大して変わってない」と感じたが、53万から最大120万へとなった時と比べれば、120万から150万はそこまで劇的な変化とは言えないかもしれない。しかし、原作においてもベジータはそうは思えず「潜在パワーを探ってみろ」と言った。第三形態のフリーザも第二形態時と同じく、変身直後とそれ以降で戦闘力のコントロールをしたのではないだろうか。
変身直後はカードダス等から150万、その後は推定200万とする。その推移は、原作本編では悟飯の撃った気功波を跳ね返した時、本作ではターレスの気功波を跳ね返したとき。
ターレス 76万(神精樹の実 最大)→80万(回復パワーアップ 最大)
ナッパ 44万(神精樹の実 最大)→54万(回復パワーアップ 最大)
ラディッツ 30万(神精樹の実 最大)→40万(回復パワーアップ 最大)
ピッコロの超能力により復活したことで、パワーを増した3人。ターレスは4万の上昇、ナッパとラディッツは10万の上昇。ターレスがほとんど伸びていないのは神精樹の実を食べ続けてきたことによる弊害か。
しかし、本気を出したフリーザの前には全く及ばなかった。
10.悪夢の超変身
カカロット 40万(基本最大 回復パワーアップ)→80万(基本最大 神精樹の実)→240万(3倍界王拳)→320万(4倍界王拳)→400万(5倍界王拳)→800万(10倍界王拳)
ギニュー戦時の15万から、ターレスに痛めつけられた肉体を回復しパワーアップして、約2.7倍の40万。原作におけるこの時点の悟空は9万から300万という異常なパワーアップを遂げているが、これは悟空自身が超サイヤ人に覚醒しつつあったためだと考える。
40万の状態からすぐに神精樹の実を食べて倍の80万へアップ。この状態からターレスらの元へ飛び立っていく瞬間になるべく早く到着するため3倍界王拳を発動。そのまま第三形態フリーザと戦闘に入り、圧倒した。そしてフリーザは満を持して最終形態へ変身するも、しばらくカカロットは3倍界王拳のまま戦った。
そしてフリーザによる岩を使った念力による攻撃とエネルギーで包み爆発させる攻撃を喰らった瞬間に4倍界王拳へ移行して耐えた。
原作におけるカカロットは10倍までオーラ無しで発動できたが、本作のこの時点ではカカロットは4倍までならオーラ無し、つまり体への負荷を全くかけずに使用できるものとする(界王拳はオーラを無くして初めて負荷無しで使用可能)。
その後地上戦へ移行し、両手を使わないと宣言したフリーザに対して5倍界王拳で挑む。そして「手加減無しでやろうぜ」とフリーザに呼びかけ、最大の10倍界王拳を使用、技の連発で優勢に立った。
…が、フリーザから告げられた絶望の言葉…ほんの10%の実力を出したフリーザによってあっけなくダウンしてしまった。
フリーザ(最終形態) 240万(変身直後 2%)→360万(対カカロット地上戦 3%)→600万(対カカロット10倍界王拳 5%)→1200万(10%)→2400万(対大猿軍団 20%)
あらかじめ宣言しておこう、フリーザ最終形態の100%マックスパワーの戦闘力は1億2000万である。大全集の数値は一桁ミスで本当は1200万だとか、最終形態で53万だとか、フリーザの戦闘力については物議を醸している。しかし、本作では大全集等の数値に乗っ取り、フリーザのマックスパワーを1億2000万と定める。
第三形態から最終形態へ移行したフリーザの戦闘力は、変身直後で240万、マックスパワーの2%の数値だ。ちなみに、それなら原作においてクリリンにわざと半殺しにされデンデに回復してもらいパワーアップしたベジータ(推定250万)が勝機を見出したのも頷ける。
フリーザは岩を使った念力を繰り出すまで、変身直後の2%の戦闘力のまま、3倍界王拳カカロットと互角に戦った。が、エネルギー弾で包み爆発させる攻撃に耐えるために4倍界王拳を使用し、320万にアップしたカカロットに対抗するため、地上戦において3%の360万の戦闘力を発揮。
フリーザは両手を使わないと宣言するが、地上戦でカカロットが界王拳を5倍に上げ、400万の戦闘力を出したことで優位に立たれ思わず両手を使う。
カカロットに「手加減無しでやろうぜ」と提案され、「望むところさ」と返したもののまだ様子を見るために5%の600万に抑えたまま戦った。そしてフリーザはカカロットに次げる…「まだ10%の力も出していない」と。
その言葉に嘘はない。100%フルパワーの戦闘力は前回記した通り1億2000万、その10%と言えば1200万。本当にフリーザは1割以下のパワーしか使っていなかったのだ。
そしてたった10%の力でカカロットを一撃でノックアウト、ピッコロ大魔王を殺害しウスターの腕を切断するも大猿と化したターレス、ナッパ、ラディッツには流石に少々苦戦を強いられただろう。
だが戦闘力を20%の2400万に引き上げれば、後述する大猿軍団を蹴散らすことも十分できるだろう。だが、同じく後述する怒り状態ブロリーの「ギガンティックブレス(技名はSDBHから)」には囚われてしまった。
この底なしともいえる戦闘力を持つフリーザに敵う者はいるのだろうか?
大猿ターレス 800万
大猿ナッパ 540万
大猿ラディッツ 400万
ターレスがパワーボールを作り出し、3人は大猿へと変身し捨て身の特攻を仕掛ける。ターレスやラディッツは下級戦士なので大猿化すれば理性を失ってしまう。ナッパはエリート戦士なので理性は残るはずだが、ゼノバース等では理性を無くしている。ここでは、「理性はある程度残るが喋るなど器用なことはできない」程度としておく。
流石のフリーザも10%のままではこのレベルの大猿に詰め寄られてはひとたまりもなく、20%の実力を引き出しただろう。打倒フリーザのために集った戦闘民族サイヤ人たちも、かつてのベジータ王やバーダックのように、あえなく散った。しかしその死は無駄ではない…カカロットやブロリーというまだ覚醒の余地ある戦士を生かしたのだから。
ブロリー 300万(基本最大)→3000万(怒り状態 ギガンティックブレス)
一時的に制御装置の効果を取り払ったブロリーの本来の基本戦闘力は、この時点で破格の300万。ちょうど原作における悟空の戦闘力と一致する。筆者の考えでは、「Z」における悟空とブロリーの戦闘力上昇の推移はほぼ一致していると考える。
そして、本作においても劇場版「超ブロリー」の設定を盛り込む。基本的なプロフィールや生い立ちは「超激戦」基準であるが、超サイヤ人の前段階の形態として”怒り状態”を追加する。髪が逆立ち目が黄色くなったあの姿だ。
自分は特別試写会に行ったわけではないので、「超」におけるブロリーの怒り状態が通常時からどれほどのパワーアップであるかは判断できない(本話投稿時点では)が、本作においては怒り状態は通常時の10倍とする。考察として、あの形態は通常時の姿のまま大猿のパワーを引き出せる形態なのではないだろうか。
その怒り状態へ一瞬のみ変身したブロリーは20%フリーザの2400万を上回る3000万。一時的にフリーザを拘束することに成功した。
はい、カカロットたちは多大な犠牲を払った末に負けてしまいました。
この小説のタイトルは「もしもカカロットが幻想郷に落ちていたら」です。もしここでカカロットが超サイヤ人に覚醒してフリーザに勝ってしまえば、展開は原作と同じになってしまい、タイトルに「もしも」と付けた意味が無くなってしまいます。
そしてまだ回収していない伏線もたくさんあります。不死身にならぬままデッドゾーンに吸い込まれたガーリックJr.、そのガーリックJr.がウスターに対して言った「私とお前は兄妹だ」の意味、霊夢の夢想天生など…。ここで物語を終わらせるわけにはいかなかったのです。
という訳で次話から最終章開幕です。これからラストへ向けて突っ走っていきますのでこれからも応援と愛読よろしくお願いします!