もしもカカロットが幻想郷に落ちていたら   作:ねっぷう

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第206話 「アルルカン」□

たまに、数日の間に何度か体が動きにくくなって、電気が作れなくなる時がある。これはどうやら人間でいう所の「睡眠」と同じようなものらしいが、だとしたらその間に起こる身に覚えのない光景は、人間でいう「夢」とやらにあたるのだろうか。

 

…ワタシは、男と一緒に街を歩いている。男はたまに振り返ってワタシに言葉をかけ、ワタシはその後ろをついて歩く。

だが…ワタシが周りにいる人間を殺すと、男は必死にワタシを叱りつける。そうすると、ワタシは言うのだ…

 

「イノチ、って何ですか?」

 

そして、場面は変わる。ワタシはその男に首を絞められていた。首の歯車が軋み、視界がチカチカと揺らぐ。

 

「苦しいか?苦しいだろう…息をするように造ったからな。だがお前は、決してあの人のようにはなれない…さようなら、────とは違うガラクタよ…いいや、”スカー”…」

 

いつもここで意識が戻る。その後には電気も作れるようになり、身体も重くない。

そう、スカー…ワタシはこの言葉だけをかすかに覚えていて、そう名乗ったのか。もっと、他に頭に浮かんだ光景は無いか…

そう思うが、そのたびに頭の歯車が外れそうになってしまい思い出せない。

 

 

 

 

「ふう…」

 

今日、博麗神社に訪れたシロナは冷たい水を張った桶の中にスイカを入れる。暑い日差しが降り注ぎ、あたりにはやかましいほどのセミの鳴き声が響いている。

今日は7月半ばの夏真っ盛りで、ちょうどシロナが博麗の巫女になってから1年が経過した日でもある。

 

「疲れた~。お昼ごろにはスイカも冷えるよね」

 

そう言いながら、神社の縁側に座って冷たい麦茶を喉に流し込む。

と、その時、誰かが神社の階段を上がってくる音がした。音はコツコツと、だんだん近づいてくる。

 

「お客さん?」

 

シロナがそう問いかけると、その足音の正体が現れた。

 

「キヨヒロ!」

 

「よう、シロナ…旧都での一件以来か?」

 

なんと神社を訪れたのは、あのキヨヒロだった。

 

「どうしたのよ、ていうか結局刑務所に戻ったんじゃないの?」

 

「何を言ってんだ、お前が話を付けて僕が自由に外出できる許可を取り付けてくれたんだろ?」

 

「あ、そうだったっけ?」

 

「おいおい、頼むぜ」

 

「それで、わざわざここへ来るなんて何か用なの?」

 

キヨヒロはシロナにそう聞かれると、悲しいような、または怒っているような何とも言えないような哀愁漂う表情をしたが、すぐにいつものすまし顔に戻り、口を開く。

 

「実はな…近頃刑務所に入って来た男から、ある妖怪の話を聞いてな…」

 

「ある妖怪?」

 

「男が言うには、ソイツは女の姿に全身真っ白のぴったりした服を着ていて、面白い化粧をしているという。そして身軽に飛び跳ねながら移動し、高い声で笑いながら…人を殺したそうだ」

 

「…聞いたことないわね、でも人を殺した妖怪とあれば何とかするわよ」

 

「いいや、お前は手を出さないでいい。ただ、お前はその妖怪の居場所さえ調べてくれればいい…ソイツは、絶対に僕が倒す」

 

そう言ったキヨヒロの目は怒りに満ちているように見えた。

 

「なんでその妖怪にそんなにこだわるのよ?」

 

「…お前には、僕の過去を話すべきだろう。僕は、当たり前だが元は普通の家庭に生まれた、里で生きる普通の子供だった。両親は小売業をしていて、僕もいずれはそれを継ぐつもりだった」

 

キヨヒロは過去の情景を思い浮かべる。

 

 

『ただいま、父さん、母さん!』

 

帰宅したキヨヒロはそう言いながら玄関から家へ上がるが、そこにはいつもその時間にいるはずの父親の姿はなかった。いつもより暗く沈んだ、不安げな表情の母親だけが家に居た。

 

 

「父さんは一匹の妖怪と男が怪しい取引をしている現場を見てしまう。父さんが声をかけると、妖怪は逃げ、男は刃物を持って襲い掛かって来た。父さんは必死に抵抗をして何とかその場を逃げ出すが、誤って男を殺してしまう。殺さなければ父さんの方が殺されていただろう…」

 

キヨヒロは続ける。

 

「後から分かったことだが、その妖怪は外の世界からやってきた妖怪で、外の世界の危険薬物を男に売っているところだったという。すぐに父さんは警察に捕まり、事情を説明したが受け入れられず、殺人罪と判決された。僕と母さんはただただ困惑し、父さんを失うかもしれないという不安に駆られた」

 

「ほう…」

 

「しかしな…父さんは留置所で何者かに惨殺されているのが見つかる。その後、警察と妖怪退治屋たちの調べによって、男に薬物を売っていた例の妖怪が口封じとして父さんを殺したと分かり、妖怪は倒された。その妖怪は、全身が真っ白で、化粧をしている女だったという…」

 

「まさか、その妖怪が生きててまた幻想郷をうろうろしてるとでもいうの…?」

 

「そうかもしれない。確証が持てないから、お前に調べてほしいんだ」

 

カラン…

 

その時だった。博麗神社の屋根の上で、瓦が動く音が聞こえた。ふたりがその方を見上げると、そこには何者か…女だろうか、が立っていた。

 

「う~ん…ここになら少しは骨のありそうなヤツがいると思ったんスけどねぇ、いたのは雁首そろえたバカどもだけか」

 

「な、何よアンタ!?」

 

シロナは驚いてそう叫ぶ。すると、その女は一瞬にしてシロナの目の前に降り立ち、その顔を近づけた。

 

「こんちは。ウチの名前はハーレクイン、趣味でアルルカン…すなわち道化をやっている者です」

 

白い全身タイツのような服を着ていて、その上に長いブーツと黒い手袋を着用している。髪は緑色で、肌も真っ白にし赤い口紅で化粧をしている。その、まるでピエロのような顔がにやりと不気味に笑う。

シロナは気味悪がって後ろへ下がり、距離を取る。が、キヨヒロだけは、ハーレクインと名乗った謎の女を見て、笑っていた。

 

「くくっ、やっぱりお前だったか…」

 

「んあ?誰っすかぁ、アンタ?」

 

そこでシロナはハッと気付いた。

 

「まさか…白い服に、化粧をした女の妖怪…キヨヒロのお父さんを殺した妖怪って、まさか…!」

 

「アンタ、もしかして笑ってるんすか?」

 

「ああ…会いたくて会いたくてたまらなかった奴に出会えたんだからな…。お前のおかげで、僕がどれだけ苦しんで生きてきたか」

 

そう、キヨヒロの父親はこのハーレクインによって殺されたのだ。あの時、ハーレクインは外の世界の人間の薬物を持って気まぐれに幻想郷へやってきていたのだ。

キヨヒロの父親が殺人を犯した犯罪者であるといううわさは瞬く間に広がり、寺子屋に通っていたキヨヒロは壮絶ないじめと嫌がらせを受けるようになった。キヨヒロだけでなく母親までもが周囲からのやっかみを受け、母親はほどなくして精神病を煩い、やがて死んでしまった。

 

「だが、お前に対しての憎しみと同時に、僕はお前に感謝しなければならないことがある。それはな…お前が僕の父親を殺したおかげで、人生の転機を迎えられたんだ」

 

寺子屋を卒業した後、これからも犯罪者の息子として惨めに生きるしかなかったキヨヒロは、ケミカルロマンスと出会い、強大な能力を得た。その後、自分を苦しめてきた者たちを殺し続け、その時にようやくキヨヒロは「自分を好きになる」ことに成功したのだ。

 

「運が…悪かったのだろうな。僕の父さんがたまたま偶然にお前と男のやり取りを目撃した…」

 

「あっ!思い出した…アンタ、あの時ウチが殺した男の息子っすね?」

 

ハーレクインは大げさに手のひらの上にもう片手の拳を置いてそう言った。

 

「ご名答だ」

 

「この世界の術師どもがあんまりしつこいんで適当な人間身代わりにしてやり過ごしたのを覚えてるっすよ~。…あの時、男を殺したのには理由がありましてね?たかが人間にウチのやってることがバレたところで、なんの痛手でもねーんすよ。ここ幻想郷の賢者ってのはどいつもこいつもウチよりずううっと弱いんでねぇ。んじゃなぜわざわざ男を殺したのかっていいますと…」

 

ハーレクインは心底人を馬鹿にしたような目つきで、にんまりと曲げた口から長いヘラを出しながら言った。

 

「父を殺された子供と女房がどうなっちまうのか、見てみたかったんでさァ」

 

「『ケミカルロマンス』ッッ!!!」

 

キヨヒロは最大の怒りを称えた表情でケミカルロマンスを出し、それで渾身の拳の連打をハーレクインに向けて放った。

しかし、ハーレクインは人差し指だけを使い、その全てのパンチを受け止めたのだ。指に当たったパンチはそこでピタリと止まってしまう。

 

「だが…」

 

パキパキ…

 

ハーレクインの指と手を覆うようにして結晶が伸び始める。

 

「なんだこりゃあ?」

 

困惑しているハーレクインをよそに、結晶は最大級の威力で爆発した。普通の人間や、ましてやシロナであってもこれを喰らっては手と腕は無事では済まないだろう。

…が、ハーレクインは何ともないような顔で結晶の炸裂をもろに受けた指を見つめていた。

 

「なるほどぉ…手で触れた場所に結晶を生やすのね…。でも、愚かだったっすね、その程度の威力じゃあこのハーレクイン様に傷ひとつつけられないっすよ」

 

キヨヒロは冷や汗を流しながら、再びケミカルロマンスを使って攻撃を仕掛ける。

 

「うおお───ッッ!!お前だけは僕が倒す!!」

 

しかし、ハーレクインは目にもとまらない素早い身のこなしでスルッとケミカルロマンスのふところに潜り込み、その顎をアッパーで殴り上げた。

 

「ぶぐ…!」

 

口から血を吹き出すケミカルロマンスに連動して、キヨヒロにもダメージが入る。

 

「キヨヒロォ!!」

 

シロナがキヨヒロに駆け寄り、心配して肩を貸そうとする。

 

「もう消し飛んじゃっていいっすよ」

 

ハーレクインは手の平から緑色のエネルギーの波動を放ち、キヨヒロとケミカルロマンス、そしてシロナを消し飛ばさんとする。もちろん、直撃すればただでは済まないだろう。さらにはここら一帯が焼け野原となってしまう可能性すらある。

 

バリバリ… カッ!

 

「何すか、アンタは?」

 

だがその時、割り込んで入って来た特大の落雷がハーレクインの一撃を逸らして相殺させた。スカーが突然この場に現れ、雷を使ってキヨヒロを助けたのだ。

 

「スカー!」

 

「よう、何だか分からんけどヨ…オマエ、このシロナを殺そうとするんだったラ、まずオマエから殺すぜ」

 

スカーは全身に小さな電流を纏わせながら、ハーレクインに対してそう威嚇する。突然現れた邪魔者に対してハーレクインは気に入ら無さそうな顔で、見定めるようにスカーを凝視する。

 

「なーんだ、アンタ…ウチの仲間じゃん!」

 

「…なに言ってんだ、オマエ」

 

ハーレクインがそう言った瞬間、スカーは左手に持った左腕を伸ばしてハーレクインの腹を貫いていた。苦しそうに目を見開き、小さく苦痛の声を漏らすハーレクインだが、次の瞬間にはまたにやりと笑い、反撃を喰らわせる。腕を振り、手刀でスカーの胸から肩にかけてを切り裂いたのだ。

 

「ぐああ…ッ!」

 

スカーは思わず後ろへ下がり、ハーレクインに刺していた腕を抜いた。敵にやられた傷から細かい歯車や配線のようなパーツが飛び出してしまう。

だが、ハーレクインにもできていた傷を見てスカーは驚いた。

 

「ほらね、ウチもアンタも、おんなじ”人造人間”ってことっす」

 

ハーレクインの傷からも、歯車や機械のパーツが飛び出していた。その様子からスカーと似たものを感じ取れたのを、見ていたシロナは確信した。

 

(ア、アイツが…スカーの仲間…!?)

 

だが、スカーはそんなことがどうでもいいように、再び戦いを挑もうとする。

 

「そんなこと知るかヨ!よくもやってくれたナ、もう一度勝負ダ!!」

 

しかし、そんなスカーを、シロナは抱きしめるようにして止めた。

 

「オイ、シロナ…離せヨ!離さないト…!」

 

「だめ…よ…」

 

「なんでだヨ!?」

 

「キヨヒロは…確かに、須藤さんを殺してや他の大勢の人間を不幸にした、酷い奴かもしれない…。でも、あのハーレクインさえいなければ…アイツにお父さんを殺されさえしなければ、普通の子供として生きられたかもしれないんだ…」

 

シロナはそう言いながら、キヨヒロの境遇を自分と重ねていた。だからこそわかる…キヨヒロの心が、これまでの苦しみが、ほんのちょこっとだけでも分かってしまうのだ。

 

「ハーレクインはスカーの相手じゃない…キヨヒロのものよ」

 

「そっちじゃ話はまとまったみたいっすけど…。アンタ、人間にしちゃずいぶん強くなったみたいっすねぇ…やっぱり生かしといてよかったっすよ」

 

ハーレクインは攻撃を喰らったまま、倒れているキヨヒロにそう言った。

 

「でも、今日でお終い。ウチは人間の血の味が好きでよォ…体中の歯車に染み渡らせると具合が超良くなるんス…だから、ウチが喰ってやるから、もう終わっちまえよ」

 

大きく笑った口の中から、舌が長く伸び、その先端に牙の並んだもうひとつの口が出現した。それをくわっと開き、キヨヒロの首筋に近づける。

 

「…うおおおおおおおお!!」

 

だがその瞬間、近づいてきたハーレクインの顔面に、キヨヒロが操るケミカルロマンスの拳が深くめり込んだ。キヨヒロは雄叫びと共に立ち上がり、これまでの全ての怒りと憎しみを込めてハーレクインを空高く殴り飛ばした。

ハーレクインはグシャリと音を立てて地面に落下した。

 

「ど、どうだ…!?」

 

「…くくっ、やけにおとなしいと思ってたら、この一撃のための霊力を練ってたんすねぇ…このハーレクインに一撃を加えるなんて、大したもんじゃないの」

 

ハーレクインは立ち上がる。

 

「だがテメェはもうおしまいだ…ウチを本気にさせたんだからなぁ」

 

そして、次の瞬間、キヨヒロの腹を膝で蹴り上げた。今度はケミカルロマンスを出して抵抗しようとするが、ハーレクインの猛攻の前にはそれもほとんど無意味だった。

 

「ほれ、そろそろ死になァ~!!」

 

ザク…

 

「な、なにィ…?」

 

「まだ…死んでやるわけにはいかない…お前の滅びるサマを、僕の目で見なければならないからな…」

 

キヨヒロは作り出した刃物のような結晶の欠片を、ハーレクインの脇腹に突き刺していた。が、キヨヒロはずるりと倒れ込み、それ以上は何もできなかった。

シロナ達が見守る中、キヨヒロにトドメを刺そうと腕を伸ばすハーレクインだが、ふとその手をひっこめ、ふわりと空へ舞い上がる。

 

「くくっ、ウチとしたことがマジになっちまったっス…。だけど今のでわかった、アンタらは今の状態じゃ絶対にウチには勝てない。次の機会まで生かしといてあげるけど、お前らにその機会を活かす気はあるのかい?」

 

「ああ…次は必ず、僕の手でお前を殺す…」

 

「へええ、道化よりバカだねぇ。じゃ、せいぜい震えて待ってな」

 

ハーレクインはそう言い残すと、太陽の逆光の中にまどろむように消えてしまった。

その場には、ボロボロのキヨヒロと、シロナとスカーだけが残された。

 

「キヨヒロ、大丈夫!?」

 

「あ、ああ…何とかな…」

 

「しっかしヨ…アイツ、とんでもなく強いヨ。キヨヒロ…オマエは本当に次にアイツを倒すつもりかヨ?」

 

そのスカーの問いに、キヨヒロは立ち上がってから歩き始めながら答えた。

 

「ああ…必ずな。だがそのために、僕はもっと強くならねばならない…今までは、運良く手に入れたこのケミカルロマンスのパワーと能力に頼り切っていた。だがそれじゃだめなんだ…」

 

神社の階段を降りてゆくキヨヒロに、ケミカルロマンスの姿が寄り添っているかのように見えたという。

 

 

To be continued…

 

 

 

 

 

 

☆キャラクター戦闘力紹介☆

参考

一般成人男性 5

一般成人女性 4

子供(10歳) 2

ミスター・サタン 6.66

一般的に超人と呼ばれるレベル 7~8以上

大妖怪クラス 80以上

ピッコロ大魔王 260

ラディッツ 1500

赤文字=公式数値

青文字=原作推定数値

紫文字=本作完全推定数値

 

 

 

1.スカーとの出会い

 

シロナ 10(平常時)→50(霊力開放)→500(怒り状態)

 

霊夢とカカロットとの間に生まれた子供、シロナ。年齢はこの時点で10歳。その平常時の戦闘力も年齢と同値の10とし、これは原作初登場時の悟空と一緒。

サイヤ人特有の尻尾も健在だが、大猿化してしまわないように本人も気を付けている。霊夢が得意としていた全身の霊力を開放することで飛躍的に戦闘力を上昇させる技術、「霊力解放」も既に備えており、その戦闘力は5倍の50。だがこの数値は前代の霊夢と比べれば彼女の半分の力しかなく、シロナの巫女としての実力は歴代と比べても平均以下との評価だった。

しかし、シロナの真価は巫女の能力ではなく、カカロットから継いだサイヤ人の戦闘のセンスといえる。シロナは怒るとさらに戦闘力を爆発させ、かのブロリーが見せたのと同じ「怒り状態」へ変身することが可能。これは肉体を巨大化させずに大猿のパワーを引き出せる形態であり、シロナは無意識のうちにこれに目覚めていた。するとその戦闘力はさらに10倍の500。この時点で大抵の幻想郷の強者たちを優に超えるパワーを発揮することができる。

 

 

八雲紫 290

八雲藍 199

蛇の式神 80

 

幻想郷の賢者のひとり、八雲紫と彼女に仕える式神である八雲藍。ふたりとも前作から戦闘力は変化せず。紫は歴代の巫女にしてきたようにシロナに修行を付けていた。

紫が用意した蛇の式神はそれなりの妖力と格を持ち、戦闘力は大妖怪クラスに食い込む80。シロナを鍛えるために用意された式神であるためその実力はシロナより高く設定されているが、スカーの横やりによって倒された。

紫はキヨヒロ編にて黒幕であるキヨヒロと戦闘するが、彼の使う能力に終始翻弄され、最終的には全身に結晶を付着させられ時限爆弾として利用される(死んではいない)。

 

 

霧雨魔理沙 4

森近霖之助 6

 

魔理沙、31歳。両親を亡くしたシロナと共に暮らしている。戦闘力は昔と変わらず、成人女性の平均ラインを保っている。

本人も若いころのように無茶ができなくなったのも相まって、もう魔法の研究などは行っていない。なので戦闘で魔法を使おうと思っても手品程度のものしか出せない。

霖之助は力や体力的には鍛えこんだ人間の男性程度だろう。彼がガラクタに紛れて打ち捨てられていた壊れた人形を拾った事で、この物語の歯車が動き始める事となる。

 

 

スカー 200

 

突如幻想郷へ迷い込んだ、全身が木や鉄で作られた機械人間。その身体は主に歯車によって駆動することから、シロナ達や出会った者たちからは「人形」と称される事が多い。また、何者かの手によって製作されたことから、人造人間の類いでもある。

基本的に見た目は人間と何ら変わりないが、眼球に当たるパーツが存在せず眼は黒い穴に赤い光が灯っているだけ、右腕は根元から千切れて消失している、他の何らかの人形のものと思われる左腕のパーツを武器として所持しているなど、通常の人形とはどこか違う事がわかる。

また、体内で強力な電気を作り出す機構を有しており、それは額や腕から放つことができる。さらに腹を開いて内部の大きな歯車を露出させ高速回転する攻撃方法ももつ。

基本、原作ドラゴンボールにおいて人造人間やロボットを初めとした無機物は気を持たないため戦闘力は測ることができないが、「パワー値」や「破壊力」、「エネルギー」を数値化して求めることは可能。つまり、それらを戦闘力に置き換えるのだ。

スカーのパワー値は200。人間はおろか並の妖怪を大きく上回り、幻想郷内で見てもかなりの強者たちに並べるほどの実力は持っている。

しかし、初めて怒り状態へと移行したシロナ(500)には全く歯が立たずに敗北してしまう。それからはシロナに恨みを持ち、彼女をいつか殺すために監視(という名の保護を)し続けるのだった…。

 

 

 

2.紅魔館に遊びに行こう

 

パチュリー・ノーレッジ 3.570(通常~魔力込み最大)

 

前作から変化は無し。たびたび魔理沙が連れてくるシロナと遊んでやったり勉強を教えているうちに彼女を自分の娘のように可愛がるようになった。

 

 

ヒダル丸 ほぼ070(パチュリーに寄生)

 

虫のように小さな体を利用して人間や他の妖怪の体内に侵入して憑りつき、栄養を奪い空腹にさせて飢餓状態に陥らせることで凶暴化させ、力を引き出した状態になったところで対象を操る妖怪。だが体内に入ると胃袋にいなければならないため、その対象が嘔吐などを引き起こせば体外へ吐き出されてしまう。

一度憑りついて操った者は自身が出す「糸」を付けることで、体外へ出た後も操ることが可能。しかし本体の戦闘力はほとんど無いに等しいので、踏みつけるだけで簡単に潰れて死んでしまう。

 

 

 

3.鈴

 

本居小鈴 4

本居鈴葉 1.5

【原作における本居小鈴 3

 

東方鈴奈庵から、本居小鈴。年齢は現時点で27歳ほどだろうか。鈴葉という名前の娘を持ち、ふたりとも普通の人間並みの戦闘力。

小鈴は原作時点では霊夢よりも幼く見える年齢であったため、現在よりも低い3程度だったものとする。

 

 

般若面の猿 9

 

般若の面を被り、人間に化けて人を好きに食べるための自分に合う人皮を求めて里で殺人を繰り返していた。その正体はかつて小鈴が幼いころに遊んでいた子猿で、生きているうちに変化の妖怪と化した。

武器として包丁を持っているが、戦闘力は9。妖怪としてはさほど強くはないが、鈴葉を人質に取ることでシロナに対して有利に動いた。最期には自分の皮を剥いで後には引けない状況を作りシロナと鈴葉に襲い掛かるが、スカーの腕で背中を貫かれシロナのラッシュを浴びて消滅した。

 

 

 

4.亡霊を喰らう者

 

和正 4.8

 

昔に猟師をやっていたという老人。若いころに師匠が熊に襲われて死んでしまったことを今でも悔やんでおり、自殺をし死後自分が悪霊になってしまう場合を考えてシロナに自分の護衛を依頼する。

最後には過去の場面を幻として目撃し、自分がやりたかった行動をやり遂げることで後悔の念を打ち払った。

 

 

コンガビト 20

 

漂う人の魂を捕まえて、何十年もかけてあめ玉のようにじわじわと捕食する、奇怪な姿をした妖怪。和正の師匠であるタカノブの魂も捕らえており、タカノブの導きによってやって来たシロナに倒された。

 

 

 

5.ドラゴンドリーム

 

泉の妖鳥 6

 

魔法の森の奥に存在する、黄金の果実の成る泉に住む鳥妖怪。催眠作用のある木の実を食べて眠った獲物を食し続けているうちに妖怪と化した。

 

 

グリーンオパール 7(妖精)→350(ドラゴンに変化)

 

かつて霊夢に意味もなく何度も調伏されたことから憎しみを抱き、シロナに復讐を決意した妖精。有り余る憎しみの念によりもはや妖精としての域を超え妖怪化しており、ドラゴンに変化できる能力を手に入れた。シロナを騙して襲い追いつめたが、突如現れた本物のドラゴンによって首をかみ切られて絶命する。

妖精だったころも他の妖精と比較して強い力を持っていたため、「大妖精」と呼ばれることもあった。

 

 

ドラゴン 600

 

いつの間にか幻想郷に住みつくようになった、外界からやってきた西洋の竜。伝説のドラゴンに恥じないとてつもないパワーを持っており、オパールが変身した偽の竜を一瞬で仕留めた。

 

 

 

6.物念世界

 

日本人形たち 1前後

 

作中で登場した、意志を持って動くほとんどの日本人形たちの戦闘力。大した力は無く、大きさも相まってその気になれば普通の人間でも簡単に破壊できるだろう。

 

 

人傀様 100

 

日本人形たちを統べ、守護する存在であるというひときわ巨大な人形。強力なパワーを誇っているが、動くためには「魂を持つ人形を捕食」し続ける必要がある。だが、館内に邪悪で強い人形が現れた事により人傀様の部屋へ行ける唯一の通路を塞がれ、長い間食事がとれずに休眠の状態へ入っていた。

そして、暴走し贄として捧げられたスカーとメディスンを食べようとするも、体内から電撃を受けて沈黙する。

 

 

邪悪な人形 4(通常時)→40(胴体)→240(頭部のみで暴走)

 

館の一画に封じられていた、邪悪で凶暴な人形。シロナは危険な人形だと聞かされていたが、実際に戦うとその力も耐久力も大したことは無かった。

その正体は過去に次の人傀様候補として連れて来られた人間の女性の成れの果てであり、最初の戦闘力は人間と変わらない4。これでも小さな人形たちにとっては十分脅威であったため、人形視点で危険だと言われていた。シロナの攻撃を受けて頭部と胴体が外れて分かれてしまうが、それでもまだ活動することが可能。

胴体部分は40の戦闘力。これなら霊力を開放したシロナが振りほどいて破壊することはたやすい。しかし、問題は頭部の方にあった。暴走した頭部の戦闘力は240、鬼の勇儀に並ぶ力を持っている。当然、50のシロナや200のスカーが単体で戦っては勝てない相手だ。しかし、ふたりのコンビネーションを発揮することにより無事に撃破された。

 

 

メディスン・メランコリー 7

 

日本人形たちによって、館に幽閉されていた人形妖怪。手足の関節を破壊され、ほとんど身動きができない状態だった。

スカーと共に人傀様の餌とされてしまうが、スカーの圧倒的な戦闘能力によって危機を脱し、救出された。その戦闘力は7と妖怪としては低い方だが、彼女の真価は毒を操る能力にある。

 

 

 

7.羽黒蜻蛉

 

東風谷早苗 4(通常時)→40(霊力開放)

【原作における早苗 4(通常時)→80(霊力開放)】

 

原作での年齢が魔理沙と同じであるなら、魔理沙と同様の31歳程度になる東風谷早苗。八坂神奈子と洩矢諏訪子の存在が消えたと思い込み、必要のなくなった分社を処分しに博麗神社へ訪れた。

その戦闘力は通常時は普通の女性と変わらない4で、霊夢やシロナと同様に霊力を開放することが可能で、そうした場合は倍率に関わらず戦闘力が上昇する。原作での若い時期であれば80に達する戦闘力を発揮できるだろうが、今作では加齢といろいろと気が滅入っていることもあり、その半分ほどまで霊力開放の出力が下がっている。

 

 

八坂神奈子 250500(通常時~気で攻防力増)→ほとんど0

洩矢諏訪子 255510(通常時~気で攻防力増)→ほとんど0(神奈子以下)

【全盛期の神奈子 450900(通常時~気で攻防力増)】

【全盛期の諏訪湖 460920(通常時~気で攻防力増)】

 

今作においては、カカロット達のような強力な武道家が幻想郷の危機を何度も救ってしまっているので、いつからか人々は神ではなく人間の力を信じるようになってしまっており、その影響でふたりの力は限りなく0に近い数字となり、実体を保てなくなってしまった。さらに羽黒蜻蛉の卵が守矢神社の地下に根付いたことにより、ふたりの神力はさらに吸い尽くされ、早苗が完全に存在が消滅したと思ってしまうほど力が無くなった。力を失う前であれば、八雲紫には及ばないものの、ピッコロ大魔王などに迫る戦闘力を持っていただろう(神話の時代における全盛期ではさらに強かった)。神奈子諏訪子共にほとんど0と言ってもいいほどに気が落ちたが、神奈子だけは辛うじて思念のみを博麗神社の分社に留めておくことができた。そのわずかな思念が羽黒蜻蛉の孵化を抑えていたが、早苗が分社に傷をつけた事でそれができなくなり、羽黒蜻蛉が誕生してしまった。

 

 

羽黒蜻蛉 190(孵化直後 第一形態)→380(第二形態)→570(完全体)

 

突如として守矢神社の地中から出現した卵より孵った謎の蜻蛉のような姿をした怪物・羽黒蜻蛉。その正体は地球付近の宇宙空間に生息するモンスターで、地上に産み落とされた卵は何千年の時を経て孵化し、生まれた羽黒蜻蛉は宇宙へ飛び立っていく。また、産み落とされた土地のエネルギーを吸って成長し、付近により上質なエネルギー(神霊や神そのものが持つ神聖な神力を特に好む)があればそちらを優先して摂取する。今回は八坂神奈子と洩矢諏訪子の神力に目をつけ、ふたりの消滅の一因となっていた。

孵化直後は赤子のような声で鳴き、柔らかく透明な体をしている。卵の中で蓄えた神力は体内で紅い心臓として脈打っている。この状態でも並の妖怪を軽く超える力を秘めており、それは戦闘力にして190に達する。さらに、ある程度体が渇くと4枚の羽根を広げ、その身体は黒い半透明に変わる。強力な代謝機能によって発生する熱波を全身から放ち、周囲の環境に影響を与えてしまう事も考えられる。さらに体が硬化すると真っ黒な硬い外殻を持つようになり、熱波はなりを潜める。完全体と化したことでその戦闘力は570に達した。

第二形態以降は実際の蜻蛉のような高度な飛行技術を得、シロナを掴んで飛び上がり、急降下しつつ叩きつける攻撃を喰らわせようとするが、早苗が起こした奇跡の力により瞬時に完全体へ変態し、外敵を攻撃する必要が無くなった羽黒蜻蛉は本来の生息地である宇宙へ旅立った。

 

 

 

8.涙、凍り付き

 

ユキ 604(人間に変化)

レティ・ホワイトロック 65

 

雪女のレティと、彼女によって雪の精をかき集めて作られた雪娘のユキ。人間の里を一夜にして雪と氷に埋もれさせるほどの妖力を誇る。ひとりの人間の男に恋しており、母親ともいえるレティの命令に背き、最後には体が溶けて消えてしまう。しかし、雪女が人間になれるという方法が偶然にも実践されたことで人間として生まれ変わることができた。

レティ・ホワイトロックは過去に人間に裏切られた復讐心からユキを生み出し、自分の復讐の道具として使う。その戦闘力はユキよりやや格上の65。

 

 

ヒロオ 5

 

人間の里で暮らす若者。ひょんなことからユキと知り合い、たびたび会うようになる。ユキが妖怪であったことにショックを受けるが、彼女をひとりで死なさないために自分も炎の中に飛び込む。

最後にはユキを人間にすることに成功し、共に暮らしていくことを決める。

 

 

 

9.My Chemical Romance.

 

須藤黒助 5.96

 

前作にも1話限りで登場した、里の警察官として働く男。今回は里に蔓延する危険薬物を取り締まっており、その流通源を特定するためにシロナに協力を依頼した。

薬物を購入した人間から得た「つま先立ちの二人組から買った」という証言から犯人が妖獣であることに気付き、その所在を突き止める。しかし妖獣二人組は突然体に結晶が生えて伸び始め、結晶が炸裂すると同時に吹き飛んで死亡してしまう。

その後、ひとりその場に残って調査を続けるが、何者かによって胸を貫かれ、亡くなってしまう。だが、彼が死の間際に行った行動はシロナ達が真犯人へとたどり着く重要な手がかりとなった。

 

 

二ッ岩マミゾウ 105

姫海棠はたて 75

 

恐らく真犯人によって口封じのために殺されたとされる妖獣二人組はマミゾウの手下の妖怪狸であり、その真犯人はシロナと同じく異能を持った人間だと伝える。だが幻想郷では妖怪が人間に手を出すのは禁じられているため、シロナに協力を持ち掛けたのだ。マミゾウの戦闘力は前作から変化は無し。

そして、殺された須藤が手に握っていた服のボタンを発見し、マミゾウが念写能力を持つ姫海棠はたてを呼ぶ。はたては見事服のボタンから真犯人の念写に成功するが、その直後にカメラが結晶と化し、炸裂する。はたての戦闘力は、彼女がインドア派な分、射命丸文(推定80)よりはいくらか低い75とする。

その後、ふたりは黒幕の居場所を突き止めるが、その直前に黒幕と戦闘していた紫を時限爆弾として使われ、結晶の炸裂による大けがを負ってしまう。

 

 

上白沢慧音 10(人間時)

 

前作から戦闘力の変化は無し。黒幕であるキヨヒロの教師を務めていた時期があったが、とある理由からキヨヒロの恨みを買っており、復讐リストのひとりに数えられていた。

 

 

蓬莱山史奈 3.8

藤原妹紅(受魂) 760

 

本来、蓬莱山史奈は藤原妹紅が転生した後の人間だったが、6年前のダイザーとの戦いで精神内に眠っていた妹紅の意識が呼び覚まされると同時に彼女と同化し、圧倒的な妖力と高い不死性を手に入れた。

だがそれはその時限りの話。あの戦いの後に史奈と妹紅の同化は解除されたが、史奈ひとりの肉体に史奈と妹紅のふたつの魂が存在するようになった。妹紅は史奈の体から化身のように現れて力を振るう事が出来る「受魂」という状態になることができるが、半径3メートルまでしか移動できない代わりに、生前よりも強いパワーを持つようになった。

史奈の戦闘力は、年齢もまだ15歳という事もあり成人女性には少し届かない3.8、妹紅の戦闘力はその200倍の760とした。

 

 

キヨヒロ 15

ケミカルロマンス 1500(最大)→750(キヨヒロから分離)

 

人間の里に薬物を蔓延させ、それにより間接的に多くの人間を殺し、須藤を死亡させた一連の事件の黒幕である男。過去に寺子屋に通っていたが、父親が人間の男と妖怪が薬物の取引をしている現場を目撃してしまい、その口封じとして殺されかけるが、何とか抵抗して男を殺し、妖怪を撃退するが殺人罪で逮捕されてしまう。だがその後に父親は逃げた妖怪の手によって留置所内で殺されてしまう。

寺子屋へ通い始めたキヨヒロだが、彼は犯罪者の息子として嫌がらせといじめを受ける毎日を強いられた。寺子屋を卒業した後も、嫌がらせを行っていた生徒もそれを見て見ぬふりをしていた他の生徒も、それに気付きもしなかった教師の慧音に煮え切らない恨みを抱きながら、工事の仕事をして生活する。

だがある日、道路工事の為に道を掘っていたところ地中から銀色の液体を発見する。すると銀色の液体はキヨヒロの体内に入り込み、キヨヒロは数日間高熱に侵される。熱が引くと、キヨヒロは今まで感じた事のない力と特殊能力に目覚めていた。

ケミカルロマンスは、本来は宇宙を放浪する液状生命体で、他の生物に寄生してその力と肉体を我が物とする事が出来た。次なる宿主を探していたところ、付近を地球へ向かう途中のフリーザ軍の宇宙船が通過した。そしてフリーザ軍のひとりの兵士に寄生して地球の幻想郷へ降り立つも、カカロットによって兵士ごと倒される。

身体を大きく損傷し、地中で長い間眠って体を修復することを余儀なくされるが、それは難しく緩やかに死を待つのみとなってしまう。だがその時、穴を掘っていたキヨヒロに発掘され、彼の体内に入り込みエネルギーを奪って生き長らえようと考える。しかしキヨヒロの体内へ侵入できたはいいものの、彼のとてつもない野心と精神力に負け、キヨヒロとケミカルロマンスは互いに支配し支配される共生関係となった。

キヨヒロはその影響で身体能力が超人並みに強化され、霊力もわずかではあるか扱えるようになった。さらに、「敵がこれから行おうとする行動の軌跡」を読み取り、それに干渉できる能力を手に入れた。

一方、ケミカルロマンスは常にキヨヒロを本体として依存し、「拳や手で触れた場所から爆弾のように炸裂する結晶を生み出す」能力を発現させた。

ふたりはふたつの能力を組み合わせ、ケミカルロマンスの腕では届かない範囲にも結晶を作り出すこともできる。キヨヒロの相手の行動を読み取る能力とは、例えば対する敵がキヨヒロの顔を蹴ろうとした場合、キヨヒロの顔と敵の足を結ぶ光の筋のような線が見えるようになる。そしてケミカルロマンスがその筋を殴ることにより、そのエネルギーは筋を伝って相手へと届き、結果として敵の足に結晶が生まれる。

しかし、この結晶を生み出すには必ず拳か手で触れる必要があるので、その動作よりも素早い攻撃を受けたり、万が一にも手が無くなってしまうようなことがあれば能力は使えない。

そんなキヨヒロの戦闘力は15、ケミカルロマンスはその100倍の1500。キヨヒロに関しては戦闘力だけで言えば、原作初登場時の悟空を越えるが、さすがに銃弾を受けて痛いで済むほどの防御力は無いだろう。ケミカルロマンスはこの時点では破格の1500、ラディッツと同等の力を持つ。普段はキヨヒロの精神内に潜み、戦闘の際は姿を現すがキヨヒロの付近から離れることはできない。しかし、キヨヒロとのリンクを一時的に断って独立し動くことは可能。だがその際の戦闘力は半減の750となる。

 

 

スカー 200(最大)→1000(覚醒 最大)

 

人工製の人形、スカー。これまでその戦闘力は200であったが、ケミカルロマンスとの戦闘の際に覚醒する。身体の動力パワー、作り出せる電気エネルギー共に飛躍的に上昇し、戦闘力が半減状態のケミカルロマンスを圧倒した。

この謎のパワーアップの秘密は、いずれ物語の中で明らかになるだろう。

 

 

シロナ 33(平常時)→165(霊力開放)→1650(怒り状態)

 

これまでの妖怪との戦闘や続けて行った修行により、戦闘力を上げたシロナ。半年前から約3倍以上も強くなっている。博麗の巫女の仕事にも慣れ、半年前にはスカーの助太刀があってようやく倒せた蛇の式神も一撃で倒せるに至った。紫からの評価は一転して、霊夢を上回り歴代でもトップを狙えるほどだという。

そのシロナは霊力を開放して165、怒り状態へ移行することで1650まで上昇する。

 

 

 

10.黒星の者

 

星熊勇儀 240360(通常時~妖力で攻防力増)

伊吹萃香 148222(通常時~妖力で攻防力増)

 

今は地底の旧都に住む鬼の勇儀と萃香。戦闘力は前作から変化なし。

ふたりはかつて地底世界に落ちてきたカカロットを物心つくまで育て、さらに幼いシロナと4歳まで暮らしたことがある。今回は久々に旧都へとやって来たシロナを出迎えるが、600年ぶりに復活した黒星の者との戦いに巻き込まれる。

最後にはシロナが提案した作戦に協力し、敵を倒すのに重要な役を果たした。

 

 

靄子 40

 

旧都で暮らす鬼の一人。まだ歳若く、鬼たちが旧都に移り住んでから生まれた世代であり、黒星の者の事は知らなかった。

豪快で強気な性格で知られる鬼という種族であるが、彼女自身の性格は常に暗く沈んでおり、自信が無く、何事からも逃げ続けて生きてきた。だが勇儀が八千慧に対して行った叱喝や、キヨヒロの言葉で諭されたことによって最後には黒星の者を倒す決め手となる。

この出来事がきっかけで、大嫌いだった自分の事を好きになれるようになり、キヨヒロへの好意を示した。

 

 

吉弔八千慧 100(通常時)→120(幻獣の姿)

 

地獄と隣接する畜生界にて、”鬼傑組”という組織の組長を務める女性。名字の通り吉弔という種族であり、一度は死んで畜生界へ堕とされた身である。

八千慧が治める鬼傑組の他に、畜生界には”頸牙組”と”剛欲同盟”なる組織が存在し、それらを治める組長たちは畜生界で出土したパワーストーンを3つに分割しそれぞれのシンボルとすることで力を保っていた。だがそのパワーストーンの正体とは、旧都の地中へ封印された黒星の者が長い年月の果てに畜生界にまで流れ着いたものだった。

吉弔だけはそのパワーストーンを体内に埋め込んでいたため、黒星の者は徐々に八千慧のエネルギーを吸って復活を果たす。それに呼応して残り2つのストーンも目覚める。八千慧は体内で復活した黒星の者に成す術もなく支配され、地上へ向かい幻想郷を蹂躙しようと行動を開始する。だがその時、地上にはシロナとスカーという煩わしい者が居ることを知り、彼女らを畜生界へ誘導して自分の片割れに始末させ、自分はその隙にまず地底の旧都を焼き尽くそうとする。

八千慧の体内の黒星の者はキヨヒロとケミカルロマンスの活躍によって引き剥がされ、解放された八千慧は最終的に単身で黒星の者へ立ち向かう。

その戦闘力は、人間の姿の時で100、本来の幻獣の姿へ変身することで1.2倍の120となる。

 

 

驪駒早鬼 110(通常時)→132(幻獣の姿)

饕餮 100(通常時)→120(幻獣の姿)

 

頸牙組の組長、驪駒早鬼と剛欲同盟のボス、饕餮。驪駒とは聖徳太子の愛馬であったとされる馬で、饕餮は中国に伝わる獣で欲深く何でも喰らったとされている。

さて、驪駒は元ネタ的に聖徳太子、つまり豊聡耳神子(推定135)よりは低いとみて、幻獣時で132、人間状態で110とする。なお、驪駒のみ脳筋だという設定があるためほかの二匹よりもやや戦闘力が高め。

饕餮は現状は東方における容姿や性格は不明だが、とりあえず戦闘力は吉弔と同じとした。(2021年10月7日現在、剛欲異聞は発売されていない)

 

 

黒星の者 1000(パワーストーン1個分)~2000(パワーストーン2個分)→4500(完全体)

【600年前 1000(完全体)】

分身たち 各400

 

かつて、人間がまだ石と火を使って狩りをしていた時代。人間たちが部族同士の争いの際に呪術で作り出したとされる兵器。その姿は回転する棘を持つ黒い球体で、真ん中に青い星型の顔を持つ。能力として、自分の体に触れるあらゆる衝撃を威力そのままに反射する力を持ち、これ故に倒すことは不可能な不死身の存在と思われていた。

600年前、勇儀や萃香を初めとした地底の妖怪や鬼たちがまだ幻想郷に暮らしていたころ、突如として現れて幻想郷を襲った。今までにない強敵を前に妖怪たちは異例の団結を果たし、黒星の者と呼ばれるその存在と戦った。数多くの犠牲を払ったが、黒星の者は「酒」が弱点だと判明し、勇儀は数名の仲間と共にこの世で最も美味とされる酒、「超神酒」を完成させる。黒星の者は超神酒の中に沈められるとみるみるしぼんでいき、ついには小さな石になってしまった。勇儀はそれを超神酒ごと頑丈な箱に包み、地底のさらに地中深くへ封じ込めた。そして鬼たちはこれを見張るために地底へ移り住むようになった。

あとは作中通りの活躍。パワーストーン1個分、つまり吉弔の姿で旧都に現れ萃香たちと戦った時の戦闘力は1000、パワーストーン2個分、畜生界でシロナやスカーらと戦った時は2000の戦闘力を有していた。そして3つに分割された力がひとつになり、完全体として蘇った際の戦闘力は、単純に3つを足した値である3000の1.5倍、最大4500と定める。

その戦闘力はあのナッパを上回り、まさにフリーザ以来の幻想郷最大の敵だっただろう。

しかし、最後には旧地獄とも呼ばれる地底世界と現在の地獄を繋ぐ「地獄の門」という穴に吸い込まれ、直接地獄へと送られた。その先で黒星の者がどうなったのかは、誰も知らない。

また、彼が生み出した分身たちは各々が400の戦闘力を持つ。これならば恐らく妖力で攻撃力を増したであろう勇儀や萃香の攻撃を受けてもビクともしないだろう。だが黒星の者が吉弔の姿に変じている間は分身を生み出すことは無かった。

 

 

 

11.アルルカン

 

ハーレクイン 2000以上?

 

シロナとキヨヒロらの前に現れた、ピエロのような恰好をした少女型の人造人間。キヨヒロとケミカルロマンスの攻撃をものともせず圧倒し、最低でも2000以上の戦闘力を持っていることは確かだ。




キヨヒロというもうひとりの主人公

次回から新章始まります
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