惑星M2の司令塔の内部は不気味な静けさに包まれていた。
「クックック…流石はオレのプログラムしたマシンミュータントどもだ。奪った体内エネルギーのおかげでオレはかなり成長したぞ」
ベビーは、宿主であったムッチーの体からいったん抜け出た状態で、その肩の上で腕を組んで座っていた。周りの地面にはベビーに寄生された挙句エネルギーを吸い取られた様々なマシンミュータント達の骸が転がっており、それらのおかげで生まれた時よりも少しだけ体が大きく成長したベビーは、その戦闘力も飛躍的に上昇させていた。
「これだけのパワーがあれば、あのサイヤ人の肉体を手に入れる事すら容易いはずだ」
再びムッチーの肉体に入り込むベビー。踵を返し、司令塔の外に移動しようと振り返る。
すると、通路の奥に人影が見えた。
「ん…?」
目を凝らすと、それが銀色のメタルボディに変化したリルドであると気付く。
「キサマはリルド…?」
「メタルリルドだ」
リルドは司令塔内の金属を操って液体化させ、波を起こしてベビーを呑み込もうとする。突然の現象に驚くベビーだが、すぐに後ろへ飛んで波から逃れようとする。が、足元から伸びていた流体金属に気付かず、片足を取られてしまう。
「しまった…!」
右足に絡みついた流体金属は一瞬でベビーの全身を覆い、もはや顔部分しか残されていない。
「リ、リルド…こんな能力はオレが作ったプログラムにはなかったはずだ…!」
「そうだろうな。この姿はオレ自身がミューに頼んで作ってもらったものだからな」
リルドは、マシンミュータントのリルド将軍として改造されてからも、しばらくは以前の”コーグ王の末裔として惑星コーグを守りたい”という意識が深層に残っていた。だからリルドは惑星コーグの成れの果てである惑星M2とリンクしたメタルリルドを開発したのだ。
「ルードはどうした…!まさかもう倒したのか!?」
その時、天井が歪み、その上からクシャクシャになった塊が落ちてくる。それは、流体金属の波に圧縮されてスクラップ状態になったルードだった。目玉だったパーツが転がっていき、ベビーの足にこつんと当たる。
「お前が見繕ったものも大したことなかったぞ」
「くっ…!」
リルドはベビーを睨みながら、体をひねって右腕を後ろへ振りかぶる。何かを警戒したベビーは流体金属から逃れようとするも、既に金属は硬化しており全く体が動かせない。
次の瞬間、リルドは右腕で正面を薙ぎ払う。すると、その腕から無数の金属製の棘が発射され、それらがベビーの逃げ場を無くすかのような勢いで向かってくる。これにはベビーも堪らずに、ムッチーの体を置き去りして抜け出した。ムッチーは金属の棘に全身を打ち抜かれ、バラバラになって消滅した。ベビーは体を細長く伸ばし、蛇のように素早く床を這ってこの場から退散する。
(これは想定外だった…しかし、外に出ればあのサイヤ人の体がある)
ベビーは司令塔の外にたどり着くと、倒れているブロリーの体に目を付けた。紐状になっている体で、その口に入り込み、そのまま体内に侵入する。
(やったぞ!このままオレが支配してやる)
ブロリーの脳までたどり着けば、一気にこの肉体を支配下に置くことができる。ベビーの手がいよいよ脳を掌握しようとした瞬間…
…
「な、何だ…?」
気が付けば、ベビーは全く見知らぬ場所に居た。あたり一面は赤い砂に満たされた砂漠が広がっていて、空には無数の星や銀河が瞬いている。
そして、目の前には獣の皮を纏った少女がじっと佇んでいた。少女の黒い瞳が、じっとベビーを見据えている。
「…サイヤ人…か」
そう呟いたベビーに対し、少女はその足を一歩踏み出した。ベビーは少女を警戒し、一歩後ろへ下がる。
「何者かは知らないが、このオレの邪魔をするのか?」
次の瞬間、驚くべきことに、サイヤ人の少女はベビーに対して膝をつき、頭を下げた。その所作は、降伏や服従を意味するものではなかった。それは、そう…まるで…
(謝罪…?)
ベビーがそう考えた瞬間、その体が何かに強く引っ張られ、視界が歪む。
…
ベビーはブロリーの体から強制的に引きずり出され、空中で実体を形成すると、地面に尻餅をついた。息を切らし、たったさっき見た光景が決して夢や幻ではなかったことを確認する。
「一体何だったんだ今のは…」
しかし、そんなベビーの後ろに、メタルリルドが立っていた。
「さぁ、もはや宿主から飛び出したお前をこの場で滅殺することは容易いぞ」
追いつめられたベビーは、尻餅をついたままずりずりと後ずさる。その瞬間、自分の体の下の地面が波打ったかと思えば空へ向かって伸び、ベビーはそれに突き上げられ、空高く放り上げられる。
「ぬああああ──ッ!!」
メタルリルドは周囲の金属を自分の元へ集約させ、自分の体と同化させると、それを使って巨大なドリルを形成した。その大きさは、リルド自身が豆粒に見えるほどだった。
「メタル…ドリル…」
リルドはそのドリルを落下してくるベビーに対して構え、曲げて踏ん張ったその足にエネルギーを込める。ドリルが竜巻を起こすほどに回転し、そして、一気にそれを解き放ち、空へ向かって高速で飛び出した。
「スマッシュ───!!」
巨大なドリルの切っ先はベビーの背中に突き刺さると、その回転力で肉体を穿ち、遠心力でバラバラに散らされていく。その欠片さえもさらに小さく粉砕され、竜巻に巻き込まれて消えていく。
「そ、そんな…オレの…”全宇宙ツフル化計画”が…こんな…!うわああああ!!」
ベビーは断末魔の悲鳴を上げ、そのまま消えた。リルドは静かにドリルを解除し、眼下に広がる惑星M2の景色をその目に映した。
(やっと…オレは、この星を守ることができた)
後日、回復したブロリーたちは、今度こそ宇宙船に乗り込み、この星に別れを告げた。リルドは二度と元の人間には戻れないが、それでも仲間のマシンミュータント達と上手くやっていくだろう。
「なんか色々あったなー」
「そうだな」
そう会話を交わす、スカッシュとブロリー。
「悪かったな…アタイ、足手まといみたいだった」
「別にいいさ。それよりも…お前はこれからどうするんだ?銀河パトロールに戻った方がいいんじゃないか?」
「うーん…どうすっかなぁ。アンタはどうするんだ?」
「オレは…これから地球に帰る」
スカッシュはブロリーの横顔を見ると、少し考え、彼の肩に手を回して目の前のモニターを指差した。
「じゃあアタイも地球へ行く!久しぶりに紅美鈴や依姫にも会ってみたいしな!」
「ああ、わかった」
幾多もの戦いを終えたブロリーは、帰還する。
そう、彼の第二の故郷、地球…帰する場所へと。
…ブロリーが惑星M2を出発して、数か月の時間が経った。
「地球という星…そこにあのサイヤ人も向かうと考えるだろうな」
宇宙のどこか、緑豊かな自然に囲まれた星。人々が根こそぎ倒れ、静寂が支配する町の中、周りの人間たちとは明らかに異なる姿の者が立っていた。
そう、ベビーだった。ベビーはまだ死んではいなかった。
「もうあの惑星M2も不要となった…オレの体も完成に近づきつつある」
ベビーの体は、惑星M2でブロリーたちと戦った時よりも大きく、少年のような身体付きとなり、以前は薄い紫色だった体色が青をベースとしたはっきりしたものへと変わり、上半身には黄色いベスト状の衣服のような器官を纏っている。
「あのサイヤ人の体に入った時、辛うじて記憶だけは読み取ることができた。奴が第二の故郷と認識している惑星、地球…。くっくっく…待っていろ、サイヤ人。もっとエネルギーを蓄え、完全体まで成長を終えた時、オレの復讐の総仕上げとしてやるぞ…」
地球へ対して、どす黒く燃え上がるベビーの悪意の矛先が向けられていた…。
To be continued…
☆キャラクター戦闘力紹介☆
参考
一般成人男性 5
一般成人女性 4
子供(10歳) 2
ミスター・サタン 6.66
一般的に超人と呼ばれるレベル 7~8以上
大妖怪クラス 80以上
ピッコロ大魔王 260
フリーザ 1億2000万
セル(超完全体) 1600億
魔人ブウ(純粋) 1兆2000億
赤文字=公式数値
青文字=原作推定数値
紫文字=本作完全推定数値
1.惑星M2へ
銀河王 550
銀河パトロールの司令官。その姿は緑色をしたタコのような姿である。ジャコやスカッシュの司令官に当たり、ブロリーを銀河パトロールに直々に勧誘したが、断られた。
戦闘には向いて無さそうで、戦闘力的には数百程度、550と推定する。銀河を治めているとされるが、北銀河全ての神様の頂点に立つという界王様には戦闘力(3500)でも格の面でも及ばないだろう。
スカッシュ 70万(最大)
Dr.ライチーの一件以降も銀河パトロールとして活動してきたスカッシュ。だがその仕事は退屈だと言い、ブロリーに勝手についてきた。
惑星コーグでは量産型のプロトタイプM2を小突いたことでメガキャノンΣを呼び寄せてしまい、ビースに捕らえられ、ナットにどこかへと運ばれてしまった。
プロトタイプM2 1
小型の量産型マシンミュータント。惑星の金属と同化してすり抜けることができる。プロトタイプという分類は、「ドラゴンボールGTパーフェクトファイル」より。
突如街にやってきたブロリーとスカッシュに興味津々な様子で近寄ってくるが、スカッシュに軽く小突かれただけで盛大に吹っ飛び、ぶつかってダメージを受けた。原作GTの描写から見ても、エネルギー的には大したことはないだろう。
ナット 0(気を消す)⇔10億(体内エネルギー開放 最大)
リベト 0(気を消す)⇔13億(体内エネルギー開放 最大)
ビース 0(気を消す)⇔17億(体内エネルギー開放 最大)
ネージ 0(気を消す)⇔22億(体内エネルギー開放 最大)
「メガキャノンΣ」と名乗るマシンミュータント達。マシンミュータントは機械であると同時に生命体でもあり、「気」と似た性質の「体内エネルギー」を持ち、これを戦闘力として求めることが可能。
原作GTの描写を見るに、通常GT悟空の動きを予測して攻撃することである程度優位に立てていたことから、少なくとも数十億はあるが、多くても20億程度だろう。隊長であるネージを最大の22億として、他のメンバーは体格ごとに徐々に数値を小さくして行く。最低値のナットはパンに負けていたことから、10億程度。
スーパーメガキャノンΣ 52億
ナットを除くメガキャノンΣ…ネージ、ビース、リベトが合体変形した姿。戦闘力は単純に3体分の合計。隊長ネージが頭部と脚部に、ビースが胴体と腕部、リベトが胴体の中心部に変形。
身体が大きくなりパワーは格段に上がったが、重厚な体躯のせいでスピードは落ちている。その弱点を補うかのように「フライングフォーメーション」に変形するが、怒り状態となったブロリーと比べれば、そのエネルギー量も半分以下だ。
弱い戦闘データをインプットさせるためにわざと手を抜いていたブロリーに怒り状態の全力を開放され、ギガンティックミーティアによりバラバラに破壊された。面白い戦い方だが、超サイヤ人になるまでもないというのがブロリーの感想だった。
ブロリー 14億(基本最大)→50億(怒り状態 気を抑えて戦う)~140億(怒り状態 最大)→700億(超サイヤ人)→1750億(伝説の超サイヤ人1-4)
ブロリー、36歳。現時点でフリーザ戦から10年、ドクターライチーとの戦いから約3年が経過している。
現在の戦闘力は、通常時で14億。もはや第4形態かつ神精樹の実を食したフリーザでさえも余裕で下せるだろう。ちなみに、この基本最大14億という数値は原作ドラゴンボールZ「燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦」のブロリーの基本最大値と同じになる(あとがき記載のサイト参照)。超サイヤ人の戦闘力までは同じだが、こちらでは怒り状態が存在し、伝説の超サイヤ人と化した場合の戦闘力倍率も超サイヤ人から2.5倍と定めている(参考サイトによれば伝説の超サイヤ人の戦闘力倍率は、超サイヤ人時の2.25倍となっている。「もしカカ」版のブロリーは原作のブロリーとは違い、幼少期に頭を打って穏やかな心を持っているため、強化率に違いが生じたものとする)。
まず、ブロリーはしばらく通常状態の14億でメガキャノンΣと戦った。そしてブロリーの戦闘データを学習したネージが加わると、こちらも怒り状態に変身し迎え撃つ。だがこの時のブロリーは、”辛うじてメガキャノンΣに対抗できる程度の戦闘力”しか発揮していなかったものとする。怒り状態の最大値は140億になるが、半分以下の50億程度に力を制限し、この状態の戦闘データをスーパーΣに学習させたところで本気を出し、一気にケリをつけたのだ。
その後に出現したリルドに対しては怒り状態では対抗できず、ブロリーは超サイヤ人のパワーを解き放つ。その戦闘力は、14億の50倍、700億になるも、それでもリルドにはまだ及ばない。そこでついに伝説の超サイヤ人1-4となり、リルドを大きく超える戦闘力を発揮する。
2.vsリルド将軍
リルド将軍 750億
惑星M2総司令、リルド将軍。その正体は、ブロリーが惑星コーグで知り合った戦士リルド本人がドクターミューによって改造され、マシンミュータントとなって生まれ変わった姿である。以前は4万ほどしかなかった戦闘力も、750億までと大幅にアップしている。その数値はあの巨大ライチーを上回り、原作に置いての完全体セル(推定800億)に迫るほどだ。
ブロリーの怒り状態では歯が立たず、超サイヤ人に変身するも、それすらも余裕で迎え撃つリルド。しかし、伝説の超サイヤ人と化したブロリー相手では、流石に敵わないと悟り、こちらも次なる変身を披露するのだった。
ハイパーメガリルド 3000億
伝説の超サイヤ人となったブロリーに対し、リルドも変身を見せる。倒されたメガキャノンΣたちのパーツを取り込み、武装型となったハイパーメガリルドの誕生だ。
ハイパーメガリルドのパワーアップ率は、メガキャノンΣの4体を取り込んで変身したことから、基本値(リルド将軍 750億)の4倍で、3000億としたい。
ブロリーを大きく上回り、右腕のドリルを利用した戦法と技でブロリーを追いつめ、最後には巨大化したドリルで押し潰してブロリーを窮地に追い込んだ。
ブロリー 3500億(伝説の超サイヤ人2 最大)
ハイパーメガリルドの巨大ドリルと地面に挟まれ、押し潰されたブロリー。その肉体は死んでしまうほどのダメージを受けたはずだが、ライチー戦の時のように不思議な空間にて体を治してもらい、新たな姿と力を持って蘇った。
伝説の超サイヤ人を越えた伝説の超サイヤ人、伝説の超サイヤ人2の誕生だった。超サイヤ人2の戦闘力は超サイヤ人の2倍という設定をこちらにも適応し、通常の伝説の超サイヤ人(1750億)の2倍で3500億に達する。伝説超1-4では緑色の瞳を取り戻し、体格もやや細くなったが、この伝説超2では体格が元の伝説超と同じくらいに戻り、再び白目になってしまった。それでも暴走したりすることはなく、過度な興奮もない。
3000億のハイパーメガリルドを上回り、圧倒するも、惑星M2そのものとリンクしたメタルリルドには歯が立たず、金属の波に呑まれてしまった。
メタルリルド 6000億(通常)【~2兆4000億(最大=惑星M2の総エネルギー量)】
リルド将軍の最終形態であり真の姿。メタルリルドは惑星M2とリンクしており、惑星中の金属と自由に同化したり、意のままに操る事が出来る。その戦闘力は、通常時でハイパーメガリルドの2倍、6000億に達するだろう。
ドラゴンボールGTにて、悟空は通常状態のリルド将軍を見て「こりゃブウ以上だぜ」と発言している。おそらくこの悟空が言うブウとは直接戦って倒して純粋ブウのことだろう。参考サイトでは、純粋ブウの戦闘力を1兆2000億と推定している。とすると、リルド将軍の時点で1兆2000億以上であり、それと対等に渡った悟空も通常状態で1兆2000億以上というとんでもない事になってしまう。悟空がリルドに感じ取った「ブウ以上」の気は、惑星M2(総エネルギー量2兆4000億相当)と同化したメタルリルドを含めてのことだった。
(【】内の記載は、”発揮できたはずだが今回は使用しなかった戦闘力”を記している)
3.ネオ・マシンミュータント
ムッチー 160億
両腕の鞭を操って戦うマシンミュータント。ドクター・ミューが造った傑作のひとつ。今作では、本来ならば「ルード教計画」に組み込まれるはずだったが、惑星M2の司令塔で暴れまわっているスカッシュを収める命令を受けた。
戦闘力的には、GT本編を見る限り、通常状態の悟空やトランクスたちを上回るが、超サイヤ人となったトランクスには押されてしまった。よって、160億程度の戦闘力を与えておく。
なおGTでは鞭で無生物を操る能力を持っていたが、GTよりも時系列的には前になる本作ではその能力はまだ無く、鞭を振るって攻撃するだけだった。スカッシュでは流石に敵わなかったが、普通の超サイヤ人ブロリー(700億)にはパンチ一発で彼方まで吹っ飛ばされてしまった。
Dr.ミュー 40
マシンミュータントの創造主にして、全ギャラクシー支配の野望に取り憑かれた狂気の天才科学者。ネオマシンミュータント・ベビーを研究開発する傍ら、旧来のM2軍団による武力に任せた征服活動をおこなってきた。第108話時点でマシンミュータントを使って惑星コーグを侵略していた親玉もこのミューである。
だが実は、ベビーが自らを進化させるためにドクター・ミューをつくりだしたのであり、全く逆の立場だった。「GTパーフェクトファイル」の年表によれば、誕生は惑星ベジータ消滅(悟空誕生)の3年後(GTで55歳、今作では33歳)。
リルドを降伏させ惑星コーグを乗っ取った後は、リルドをマシンミュータントに改造し、将軍の座を与える。GTでは既に開教していた「ルード教」は、現時点では計画段階だった。
星にやって来たブロリーのパワーに目をつけ、リルドに生け捕りを命じる。しかし育てていたベビーの秘密を暴かれ、目覚めたベビーの気の波動で重傷を負った。その後はベビーに寄生されて肉体を乗っ取られてしまった。
素手でコンピュータを叩き壊していた描写があることから、戦闘力的には普通の人間よりは明らかに強いはずだ。
ベビー(幼生体) 1
ドクター・ミューが製造したとされる、これまでのマシンミュータントとは全く違うネオ・マシンミュータント。ミューの研究施設の秘密の部屋にある培養カプセルにて、胎児のような姿で育てられていた。右腕は形成されておらず、後頭部やその他関節部からはコードなどのパーツが露出している。この状態では戦闘力はほとんどないに等しく、1とした。
リルドには、完全体にまで進化してしまえばこの宇宙のあらゆるものを凌駕する危険な存在になる、とまで言われたが、リルドに培養装置のコンピュータを破壊されたことでエネルギーの供給と生命維持機能が断たれ、風前の灯火となってしまった。が…?
ベビー(幼年体) 6億
カプセルを破壊して目覚めた、幼い形態のベビー。幼生体から進化したとはいえ不完全・未発達の域を脱していない。所々露出したメカパーツ、片言か咆えるだけしかできない知能、赤ん坊のようにハイハイで歩き回る姿。その戦闘力は、ブロリーたちに「すごい気だ」と言わしめる6億になった。が、やはりブロリーたちにとっては想像していたほどではなかったという程度で、ブロリー、スカッシュ、リルドの攻撃を同時に受けてバラバラに砕け散った。
だが、ベビーは細胞一辺でも残っていれば復活可能なうえに、自身の身体を液状化させて他者の体内に寄生し、その生命体のエネルギーを奪う(ベビーは奪ったエネルギーを自分の戦闘力にプラスするのではなく、成長するためのエネルギーに変換するようだ)という特徴がある。ミューに寄生して生き延び、ムッチーの肉体に乗り換えた後はミューにトドメをさした。なお、この時ムッチーに寄生していた際はただ体を乗っ取って操っていただけなので戦闘力に変化はなし。
そして、惑星M2を発とうとするブロリーたちの前に現れ、巨大マシンミュータント「ルード」を解き放った。
4.横行覇道
ルード 0(レベル0~1)→300億(レベル2)→500億(レベル3)
ドクター・ミューが作った、「最高とはいかないも傑作のひとつ」であるマシンミュータント。本来は「ルード教計画」の核とされる予定だったが、ベビーによってエネルギーを与えられ、起動された状態で惑星M2に放たれた。
初めは起動可能となったレベル2の状態でリルドの前に現れ、その直後にあらかじめベビーに与えられていたエネルギーを使って全身が真っ赤に赤熱し、表情も怒りのこもったものに変わったレベル3へ移行。戦闘力750億の通常リルド相手に一時は優位に立つも、その後はメタルリルドとなったリルドによって、流体金属の波でスクラップ状に潰されて破壊された。
GT本編でもこの戦闘力推定で、パワーはあっても知能や戦い方が子供っぽいため、通常の悟空やトランクスでも相手になれた。
ベビー(幼年体2) 30億
他のマシンミュータント達に寄生し、そのエネルギーを奪って成長したベビー。ベビーは奪ったエネルギーを自分にプラスするのではなく、成長のためのエネルギーとして使う。身体も少し大きくなり、戦闘力もだいぶ増した。これなら、ブロリーの肉体であれば支配できるだろうと踏むが、結局は失敗に終わる。
GT本編で惑星ピタルに出現した際もこの数値である。
ベビー(少年体) 800億
リルドに倒されたかに思えばベビーあったが、何とか生き延びており、数か月にわたって他の惑星を渡り歩いて先々の生き物のエネルギーを取り込み、さらに成長した姿。GT本編でいう、悟天の前に姿を現した時と同じ数値。
これだけあれば確実にブロリーを支配することができるだろうが、念には念を入れるように、ベビーはじっくり時間をかけて完全体になるのを待つことにした。
戦闘力記載において参考にさせて頂いているサイト様↓(☆マークを削除)
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