───運命とは、地獄の機械である。
幼いころ、オレは自分の肌の色をこれ以上とないほどに憎んでいた。
それが理由で罵倒され、暴言を吐かれる。オレは昔から身体だけはデカかったから、やり返せば簡単に黙らせることができるだろうが、オレは家族の立場も考えていつも手を出すのを我慢していた。そのストレスは、あろうことが両親にぶつけて発散した。グレたり、犯罪を犯すことはなかったが、オレは心の中にどす黒い憎悪を溜めて生きてきた。
ある時、オレは政治家になろうと思い立った。理由は何だったか…心当たりが多すぎて今となっては特定することはできない。思い立ったが行動は早く、オレは必死に勉強した。政治学を学べる大学を目指した。
見ていろ、世の中のボケども。オレが政権に参入した暁には肌の違いで人を虐げたお前たちを地獄へ突き落してやる。
しかし、それは叶わなかった。オレのような肌の人間が行くべきではないとされ、受験資格を与えられなかった。
…今では考えられないだろうが当時はそんなものだった。オレの国だけが特別に差別が激しかっただけかもしれないが。政治家の夢を諦めた俺は、今度は軍人を目指した。いずれ階級をのし上がり、最高位に就いた暁に政治に参入してやろうと野心を燃やしながら。
無謀ともいえる夢だったが、それに向かって奮闘していた情熱を買われ、オレはとある軍隊から勧誘を受けた。それが、あの”レッドリボン軍”だった。
学生のころに学力を十分に付けておいたのが幸いし、オレはすぐに参謀の地位を与えられた。あの時は楽しかった。あそこでは実力がすべてだった。「世界を支配する」という野望を掲げる総帥の手元に就き、手段は問わずいずれ世界を動かせるのならばそれでよい、と…。
運命とは、地獄の機械である。時と共に進みゆく歯車も、ほんの小さな石ころが挟まるだけでずれ出し、止まってしまう。まさにオレの人生とは、そのようなものだった。
ピッコロ大魔王とのドラゴンボール争奪戦の果てに、レッドリボン軍は壊滅した。本拠地を丸ごと吹き飛ばされ、ほとんどの兵器と兵士が瓦礫の下に埋められた。
ドイツもコイツも、自己中心的な事ばかり。やれ学長の顔に傷がつくだの、身長を伸ばしたいだの、若返りたいだの…。何故、そこまでの地位につけるほどの経歴や手腕、才能、力があるのに、それを自分だけにしか向けることができない?それをほんのちょっとでも他へ向ける事が出来れば、世界はもっと輝くはずだろう。
…だが、オレは死ななかった。レッドリボン軍本拠地跡を調べに来た、記憶兵器と名乗る連中がオレを助けたそうだ。話に聞けば、記憶兵器は人造人間と戦い続けているらしい。レッドリボン軍が生み出した人造人間の事について詳しく聞くため、オレを救って拘留したようだ。
オレはにわかに信じられなかった。そんな、自分の幸せな暮らしを捨ててまで、残りの人生の希望をかなぐり捨ててまで人造人間と戦い続ける、そんなバカな人間が存在するのか、と。
存在した。世界で七人しか存在しない、圧倒的な破壊力と生命力を誇る記憶兵器。彼らはそれを己の欲の為に使うのではなく、無辜の人々を不幸から守るために振るう。オレの求めていた世界が、そこにあった。人の為に、他の為に自分の余りある力を使える。オレの居場所はここにしかないと思った。
先代からハンマーを継いだオレは使命の赴くままに人造人間を破壊し続けた。これが、愚かだった自分の贖罪であると信じながら。
だから、記憶兵器ではなくとも志を共にできたシロナを助けてやったりもした。あそこで彼女を見捨てて自分だけが先に進んでも良かったが、他の記憶兵器であっても彼女を助けただろうはずだから。
オレはようやく人生の幕を閉じることができたと思った。だが、またしてもオレは生き延びた。
歯車を止めるために挟まってグチャグチャになった体を回収され、ドクター・ウィローの力で蘇った。そのままウィローの傘下に下らされ、来るべき戦いに備えていた。
そこにはかつてレッドリボン軍が造り上げ、パオズ山の拠城では敵として戦った人造人間の姿もあった。人造人間2号は「ハーレクイン」と、3号は「クウザン」と名乗っていた。奴らもまた、ウィローに修復されると同時に強化され、その僕と化していた。
そして、オレはハーレクインから記憶兵器が追い求め続けてきたスカールについて聞かされた。なんと、スカールはとっくの昔に自分で死を選び、オレたちが追ってきたのは影武者だったらしい。しかも、記憶兵器すらもスカールが造った自演の為の舞台装置に過ぎなかったことも知った。
オレはひどくガッカリした。オレたちの戦いとは一体何だったのか。
…いいや、まだやるべきことはある。記憶兵器の役目とは、スカールとその被造物を叩き壊す事。ならば、残っているものがあるじゃないか。
そうだ、勝ち続けることを選んだのだ、オレは。ここで負けるわけにはいかない。
「アアアアアアアアアッ!!!」
ブラックはとても人の声とは思えない雄叫びを放った。一瞬で片腕を再生させ、鉄塊のような鎚を地面へ振り下ろす。波紋のように広がる衝撃波にミルの体が跳ね上げられ、ブラックの腹を貫いていたドリルの腕が抜ける。
───大体、何故こいつらは呑気でいられる。この世に存在するものはすべて役割があって存在している。記憶兵器もそうだ、人造人間を倒すことが役割。だのにそれを無視して何をするでもなくこの世にただ居座ろうなど、甚だ図々しいとは思わないが。戦うしかない記憶兵器が戦わないなど…それこそ虫唾が走る。
怒りのままに、再生させた両腕の鎚を無茶苦茶に振り回し、何度も地面に叩きつける。まるで駄々っ子のような動きであるが、滅茶苦茶すぎるがゆえに近寄る事すらできず、マグニチュードに匹敵する揺れがここら一帯を襲い始める。
しかし、それでもミルは自らがジャンプすることで揺れによる影響を無効化しながら、冷静にブラックの隙を伺っていた。
当然、ハンマーを振り上げた後にはそれを叩き下ろさなければならない。叩き下ろしたら振り上げなければならないのも当然。となれば、ハンマーを振り下ろしている最中、ブラックの頭部付近の守りは緩くなる。ミルが狙うのはそこだった。
ドリルの切っ先を進行方向に真っすぐ構え、地面を蹴って跳躍する。そして真上から真っすぐに降下し、ブラックの頭部を狙う。が、ブラックは目ざとくそれに気付き、今振り下ろした腕とは別の腕のハンマーを頭の上にかざしてガードする。
だが、ミルは構えたドリルとは反対側の腕のドリルを解き、両足の膝から突き出していたドリルも解除する。そして全身のドリルの力を片腕で構えているドリルのみに集中させ、そのドリルを巨大化させた。
自身の身長の3倍ほどもある超巨大なドリルから繰り出される圧倒的破壊力を含む一撃は容易にブラックのハンマーを砕き、そのまま彼の頭部を粉々に吹き飛ばした。
───ありえない。実力もはるか劣る者に頭を消し飛ばされるとは。今まで、何度も何度も自分がこれから死ぬという焦燥を味わってきた。だが、運命はオレを死なせてはくれなかった。
ああ、運命よ…地獄の機械よ。ならばオレは死なない。お前が望むとおりに、たとえ…頸が無くなろうとも…
メキッ… パキパキ…
ミルは表情の変わらない顔のまま驚愕した。
今までに目の前で死んでいった記憶兵器は何度も見た事がある。普通の5分の1の速度で歳をとり、驚異の生命力と自己再生能力を備えた記憶兵器でも、血液を流し過ぎたり、体を真っ二つにされたり、首を切り落とされたりすれば死ぬ。その際、記憶兵器の細胞全てが硬化し、まるで錆びた金属のような色の塊と化し、粉々に砕ける。
確かに、頭部を失ったブラックの体は一瞬で錆びた鉄のように硬化し、そのまま後ろへ倒れ込んだ。しかし、その後に砕けるでもなく、赤茶けたその身体は見る見るうちに肥大し始めたのだ。
ミシミシと大木が裂けるような音を立てながら肥大する体は衣服を破り、筋肉質な文字通り鋼の肉体を持つ異形となったブラックはゆっくりと上体を起こす。その頭部は元通り再生され、薄く開いた歯の隙間から蒸気が噴き出した。
ミルはブラックが立ち上がりきる前に再び頭部を消し飛ばそうと、巨大なドリルを構えて突撃する。しかし、ミルは進んだ方向とは逆方向へぶっ飛ばされ、はるか後方に位置していた財団研究所の壁を突き破ってその瓦礫に埋もれていた。
「…は?」
何が起きたか分からなかった。体が動かせない。手足はもげかかっており力が入らず、コンクリートの残骸から飛び出した鉄筋が背中に突き刺さり、胸を貫通して目の前に伸びている。歯の隙間から血が流れ出し、頬を伝って首の後ろへ垂れる。目の前にゆっくりとブラックが歩み寄ってきていたと気が付くころには、その巨大な赤茶色の腕で首を掴んで持ち上げられていた。抵抗しようとするミルだが体の再生はまだ追いつかず、拳を振りかぶってこちらへ向けて繰り出すブラックを見る事しかできなかった。
ブラックの拳がミルの顔面を打ち、頭に纏っていた極限状態特有の装甲が音を立てて砕ける。そのままブラックは何発もの拳をミルの顔面に浴びせる。もはやその姿はさながら、記憶兵器の武器すら使わず、ただの無骨な拳を無造作に振り下ろして敵を痛めつけるだけの怪物に過ぎないように見えた。
ミルの抵抗が弱まり、ぐったりとしたのを確認すると、ブラックは首を掴んだまま床にたたきつけた。そして脚を振り上げ、そのままミルの頭部を踏み砕いてとどめを刺そうと構える。
ドグ…
しかしその時、ブラックは後頭部へ強い衝撃を受け、バランスを崩して前のめりによろめいた。ブラックが蒸気を吐き出しながら後ろを振り返ると、そこには全身を粉々に砕かれたはずのサタンが立っていた。だがその体はまだ完全に回復しておらず、脚を震わせて息を切らしている。
今はパワーも体の大きさもサタンを優に超えているブラックは口を大きく開け、サタンを見下ろし威圧しながらその腕を振り上げる。身構えるサタンだが、その時、ブラックは再び背後から強い衝撃を受けて前のめりになる。慌てて後ろを見ると、そこには片腕にドリルを構えて立ち上がっているミルの姿があった。今のミルの一撃により、ブラックの背中には穴が開いていた。
ブラックは先にミルを始末しようと、その方に注意を向ける。しかしその瞬間、サタンは巨大なペンチの手でブラックの左肩を掴み、そのまま強靭な握力で肩を握りつぶすと同時に左腕を捩じってもぎ取ってしまった。
「ギャアアアア!!」
悲鳴を上げるブラックだが、次の瞬間にはミルのドリルの一撃によって首の半分を消し飛ばされた。支えを失った頭はがくりと後ろに倒れ、まともな視界を得ることが出来ない。今度はサタンのペンチで片足をへし折られ、膝をついてしまう。
───何もできない。オレは本当に…こんなことがしたかったのか?
頭部も粉々に破壊され、かろうじて起きてもがこうとする肉体も、サタンとミルの攻撃によって徐々に消し去られていく。
───目指した大学にも行けず、政界に入る事すらできず、記憶兵器の役目すら果たせず…最終的には人間であることもやめたというのに…ここまでしてもだめなのか?体を削られ、潰されて。オレはいったい、何になりたかったんだ?何をしたかったんだ?
もはやただの錆びたような赤茶色の鉄の塊となってしまったブラックを見て、ミルとサタンは戦いが終わったことを悟り、攻撃の手を止める。目の前の鉄塊はひび割れ、末端からぽろぽろと細かく崩れていく。もはや、手を下すまでもないだろう。
───そうか…オレは、羨ましかったんだな…そして憎んでいた。記憶兵器の使命から解放され、何のしがらみのない領域へと足を踏み入れ、人生を謳歌しようとしているお前たちが。
最終的に残った拳大サイズの鉄の塊が、パキンと音を立てて割れた。そこには記憶兵器の能力の源でもある小さなチップ…”破壊屋の七つ道具”すら跡形も無かった。
───何も成せず、何にも成れず。オレの人生とは、いったい何だったのだろうか。教えてくれ…誰か…
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運命とは、地獄の機械である。それは果たして誰の言葉だったか…でも、この言葉は私の人生を象徴するのにこれ以上ないくらいふさわしい言葉だと思う。
人の人生っていうのは、なんて不可解で不可思議で、それでいて素敵なんだろう。人と人との出会いや、その間に繰り出される行動の選択によって運命は何通りにも変化していくというのは、本当に機械やからくりのようだと思う。人の歯車は互いをからからと回し、運命という機械を動かしていくんだと思う。
「よし…と」
シロナは博麗神社の裏手にある墓地の中に居た。並んだ墓のひとつひとつに水をくれ、手を合わせて周る。ここには両親の墓に加え、霧雨魔理沙やキヨヒロ、スカーのものもある。全部シロナが自分で建てた。
「アナタの事も忘れないよ」
最後の墓の前で手を合わせる。その墓には、シロナの字で「レイム」と彫られていた。
シロナは神社の屋根の上まで一気に飛び乗り、眼下に広がる景色を見渡した。焦土と化していた大地には新たな草木が芽生え、破壊された川や湖から溢れた水は新しい河川となって流れている。そして、さらにその向こう側には海沿いの街が見える。高い高層ビルが立ち並び、大きな橋や無数の自動車を走らせる道路がここからでもよく見える。
これが、新しい幻想郷の姿だった。妖怪たちは世界中に散らばって自分たちなりの生きる道を見つけている。住んでいた人々はここから少し離れた場所にあった大きな村に受け入れられ、そこで早くも打ち解け始めているらしい。
…もしも、運命の歯車のかみ合わせがほんの少しでも違っていたら、私はどこかの道のほとりで倒れていたかもしれない。もしくは、罪悪感と後ろめたさに押しつぶされて死んでいたかもしれない。
後悔はない。全部私が選んで、全部私が認めてきたことだから。何一つ欠けても私はこの時をこの心情で送ることができなかったと思う。全ての歯車が互いを回した結果が、今のこの運命なんだ。今の私がいられるのは、今までの小さな選択が積み重なってきた結果だから。
でも、どうしてだろう。今でもあなたの事を思い出すと、涙が出てくるの。
「…でも…面白かったよね。ねぇ、スカー」
…真っ暗な部屋の暗がりで、ひとつだけ蝋燭の明かりが灯っている。そこに向かって座り込み、手に持った紙束にペンを走らせているのは、元・幻想郷の賢者の三つ目の少女だった。
「さてさて、これにてシロナのお話はひとまずおしまいさ。でも安心していいよ、この物語はまだまだ終わりじゃない。残された謎もある…レイムの言っていた並行世界とはどういうことだろう、レイムはどうやってその並行世界へと行き来していたのだろう、だとしたら何故、レイムは決戦の時に並行世界へ移動したりしなかったのだろう。そして…シロナやブロリーのようなサイヤ人とは一体、どこからやってきてどこへ向かっていくのだろうか?…とまあ、こんな感じでもうちっとだけ続くんだ」
第二部『ゴールデン・ジェネレイション』─fin─
To be continued…
☆キャラクター戦闘力紹介☆
参考
一般成人男性 5
一般成人女性 4
子供(10歳) 2
ミスター・サタン 6.66
一般的に超人と呼ばれるレベル 7~8以上
大妖怪クラス 80以上
ピッコロ大魔王 260
フリーザ 1億2000万
セル(超完全体) 1600億
魔人ブウ(純粋) 1兆2000億
赤文字=公式数値
青文字=原作推定数値
紫文字=本作完全推定数値
1.空色デイズ
袁鬼 180
幻想郷にいる、巨大で鬼のような風貌の猿の姿をした妖怪。肉食で特に人間の若い女を好む。
戦闘力的にはかなり強力な部類に位置する妖怪。大妖怪クラスを優に超え、あの風見幽香に近いレベルだ。しかし、過去に「しっぺい太郎」という犬に懲らしめられたことがあり、その時の教訓を歌にして口ずさみ、太郎にばれないように獲物を気絶させて巣に運んでから殺して食べるほど太郎の事を極度に恐れている。
スカーが連れてきたただの犬のタローをしっぺい太郎と思い込み、首を噛まれて狼狽える。が、スカーや里の人間たちの攻撃を受け、最終的には調子を取り戻したスカーの電撃を受けて倒された。
スカー 110(エネルギー減少)→1000(万全な状態)
謎の人造人間、スカー。体内で電気を生み出して攻撃に使用することができる。右腕は根元から欠損しており、代わりに他の人造人間の物と思われる左腕を左手に持っている。
過去のキヨヒロ戦からスカーの戦闘力は1000に上昇していたが、この時点のスカーの総エネルギー量は大きく減少しており、戦闘力に換算すれば110程しかない。スカーが初めて幻想郷に来た頃の半分程度だ。理由として、シロナが居なくなって6年近くが過ぎており、スカーの気が滅入っていたのだろう。
しかし、里の人間たちが一体となって袁鬼に立ち向かっていくのを見て奮起し、それに呼応するかのようにエネルギーも回復し、1000という数値を再びたたき出した。
タロー 1
人間の里に住んでいる、老齢の野良犬。かつての飼い主に付けられた首輪を大切にしており、触れられると怒る。伝説の「しっぺい太郎」ではなかったが、しっぺい太郎を極度に恐れている袁鬼に対して果敢に噛みつきかかった。
戦闘力的には老犬ということもあり、人間の子供ほどの力もないだろう。
2.禍群の息吹
ピッコロ 150万
ナメック星から地球へと移住し、長らく不在だった神の座に就いた。その戦闘力はナメック星人の若者として成長したおかげか、以前の140万から10万ほど伸びて150万となった。
今までの見守るのみだった神とは違い、自分は人に手を差し伸べる神だと宣言し、シロナとミルに生き残りの人造人間の所在を発覚し次第教える。
そして、地球上に残る最後の人造人間として、幻想郷のスカーの事をシロナ達へ教えるのだった。
トルボ 670万
ノド 900万
偽スカールが倒された後も生き延びていた人造人間たち。
トルボは小さな子供のような姿をした人造人間だが、大柄な男の姿をしたノドからは兄貴と呼ばれている。ここまで生き残っているだけあって戦闘力的には低級な人造人間を凌駕しているだろうが、シロナには一撃で体をバラバラに切り刻まれて破壊された。
八雲紫 290~580(通常時~妖力で攻防力増)→1160(スキマ妖怪)
スカーを倒すために再び幻想郷へやってきたシロナを出迎えたのは、敵意を露わにした八雲紫と彼女率いる妖怪の群れだった。
幻想郷では前回にシロナがやって来た時から未知の疫病が流行っており、その病原菌を外の世界から持ち込んだとされるシロナを始末するために紫はシロナを攻撃する。
思い入れのある妖怪たちに手を出すことができず逃げるしかないシロナだったが、それを助けようとする永琳と史奈が現れ、紫はそのふたりとの戦闘に入る。
紫は、永琳を自身の支配する空間である”スキマ”内へ落とし、そこで決着をつけようともくろむ。スキマ内は紫の能力が如何なく発揮される場所であり、スキマ内限定で紫は外見の変貌と力の上昇を伴う。その姿は以前の美しい女性の姿とはかけ離れた外見だが、普段の4倍ものパワーを得る。
わずかに永琳を上回り、圧倒的な能力で永琳を何度も殺すが、不死である永琳を始末するには至らない。永琳の肉体と外とを分ける境界を消して永琳の体を霧散させようとするが、寸でのところで永琳に避けられてしまう。
だが、永琳はあの紫が不死である自分に対しての無駄な攻撃を繰り返した事を不審に思うのだった。
八意永琳 1100
蓬莱山史奈 4
藤原妹紅(受魂) 800
病気を持ちこんだとされるシロナとそれを糾弾し追い込む妖怪たちの間に割って入り、シロナを守ろうとする永琳、史奈のふたり。永琳は以前から変わらず、史奈はこの時点で20歳となり、戦闘力は普通の成人女性となった。それに伴い、スタンドのような化身として現れる妹紅の戦闘力もわずかに上昇し800となっている。
メタルウィロー 3億9000万(基本値)→19億5000万(戦闘モード)→23億4000万(ダメージ修復&強化)
突如として永遠亭へ襲来したメタルウィローと名乗る巨大ロボット。その正体は、かつて幻想郷で復活し、カカロットらによって宇宙空間へ放逐され倒されたはずのDr.ウィローだった。だがウィローの脳は損傷したものの死んではおらず、宇宙空間を漂い宇宙の墓場へたどり着き、そこで機械惑星ビッグゲテスターと融合した。そこでかつての機械のボディを作り出して強化し、次に得る生身の肉体としてシロナを手に入れるために再び幻想郷へやって来たのだ。
その戦闘力は以前の3万9000を億に変換し、3億9000万。しかしそれはビッグゲテスターで生産した時の強さに過ぎず、それを基本値とし、5倍した値がビッグゲテスターの偉大な科学力で強化されたメタルウィローの戦闘力となる。
19億5000万の戦闘力でシロナの肉体を奪おうと襲い掛かるが、怒り状態と化したシロナには及ばず、片腕を根元から落とされ破壊される。だが、その戦闘と損傷のデータは本体であるメインブレインの存在するビッグゲテスターへ即時転送され、遠隔で破損個所を補強・修復される。ダメージを与えれば与えるほど、メタルウィローは強くなって復活するのだ。
1回目の補強を終えたメタルウィローの戦闘力は、基本値である3億9000万をプラスした23億4000万。再びシロナを圧倒するものの、直後に魔強化状態へ移行したシロナの変化に狼狽え、完全に破壊されるのだった。
シロナ 2億(記憶兵器/最大)→20億(怒り状態)→30億(怒り状態・魔強化)
シロナは変身せずとも常に4つ分の記憶兵器を発動した時の戦闘力を維持しており、以後この2億という数値が通常時となる。
基本値の2億から、怒り状態となることで戦闘力は10倍の20億に跳ね上がる。メタルウィローに対して優位に立ち、片腕を破壊する。しかい、それを修復すると同時に強化されたウィローには及ばず、劣勢に立ってしまう。
が、シロナはここで怒り状態・魔強化状態へ移行し、戦闘力はさらに1.5倍の30億となった。髪が赤色の頃は1.2倍の上昇だったが、魔法使いとして格の上がった金髪になったシロナは、その倍率を1.5倍に高められる。
ビッグゲテスターによる偵察やブラックから得た情報から、シロナの強さと能力をある程度把握していたウィローであったが、この姿はデータに存在せず、未知のパワーを発揮されて完全に破壊されてしまう。
シロナは体力を大きく消耗したものの、邪魔はいなくなったと言ってスカーとの戦いを臨む。しかし、そこへ現れたのは…
レイム 16億(平常時)→144億(霊力開放)
レイムと名乗る、謎の女。その姿は2Pカラーの青い博麗霊夢と言った感じで、スカートではなく黒いズボンをはいている。ウィローの手下である「四像」のひとりに数えられているが、ウィローに”自由時間”を与えられたとたん、他の四像を支配してしまった。
戦闘力は、平常時で16億、そこから博麗霊夢やシロナのように霊力を開放して戦闘力を高めることができるが、その倍率は霊夢やシロナ(5倍)を越える
最初は霊力開放時の144億の戦闘力を一時的に行使し空を埋め尽くすメタルウィローを全滅させ、シロナの前に降り立った時は平常時の16億に戻り、シロナの初撃のパンチを受け止めたタイミングで霊力を開放したのだろう。
サクヤ
サナエ
ヨウム
ウドンゲ 各72億
レイムが自身の霊尾を用いて使役する戦士たち。その正体は、並行世界に存在した十六夜咲夜、東風谷早苗、魂魄妖夢、鈴仙・優曇華院・イナバをレイム自身が殺害し、その魂をそれぞれの霊尾に封じ込めて支配された者たち。
各々が霊力を開放したレイムの半分、72億の戦闘力を持ち、現時点のシロナがどう頑張っても一体を倒す事すら難しいだろう。
その後、超サイヤ人に覚醒したシロナやスカーによって倒され、それぞれ成仏して消滅していった。
3.RED ZONE
サイカニア 9500万
エウスト・レプトス・ポンディルス 8000万
アルティリヌス 7700万
元・スカール直属護衛軍の3体の人造人間。3年前、パオズ山の決戦にて記憶兵器らとシロナに敗れ、破壊されたが、光学兵器によってパオズ山が焼き尽くされる寸前、その時には既にウィローの支配下にあったハーレクインの手によって残骸が回収され、修復され蘇っていた。
戦闘力は以前と変わらないが、その立場はかつては配下にしていたハーレクインやクウザンに一方的に扱き使われるまでに落ちぶれてしまっている。同時に、今まで仕えていたスカールが偽物だったと知り、スカールに従うために産まれた自分たちにもはや生きる意志はないと悲観していた。が、スカールそっくりな人造人間であるスカーと出会った事で、今度はスカーを主だと認識してしまったようだ。
クウザン 8億(通常時)→16億(超過熱モード)
かつてレッドリボン軍の兵器として運用されていた、人造人間3号。名前をクウザンと改め、ウィローの配下である”四像”に属していた。が、自由時間を与えられたレイムに敗れ、やむなく彼女に従う事になる。だがまだウィローにも従う気でいるらしく、ウィローの研究所に侵入したスカーと対峙する。
その戦闘力は現時点で最大8億。以前のパオズ山での決戦でスパイクスラッシャーによって破壊されたが、頭脳部はまだ生きており、護衛軍らと共にハーレクインに回収された。ウィローに修復される際、人造人間4号と5号の動力エネルギーを組み込まれており、その戦闘力は4000万から8億へと上昇した。
その力は、かつては配下として従わざるを得なかった護衛軍を逆にバラバラにし、シロナとの戦いでは披露しなかった数々の技を繰り出して見せた。
電気を使った透明化を行い、姿を隠したスカーに対して、全身から全方位へ向けて斬撃を放つ「バルシヴァク」を発動した。同時に、体内のエネルギー炉の温度を最高温度に高めた「超過熱モード」に移行している。
クウザンは体内の炉で刀を生成する機構を備えており、最高温度に達した炉は一度に無数の刀を作り出すほどで、それを全身のいたる箇所に備えられた孔から飛び出させ、その一本一本から無数の斬撃を放つ「ミダリツルギ」を発動することもできる。
この時のエネルギー量は通常時の倍、16億に達している。
スカー 1000(通常時)→7億5600万(護衛軍と融合)
ウィローに乗っ取られてしまったシロナを救うべく、彼女が消えた先へ向かうのを阻んでいる光の網を破ろうとしていたスカーは、スカール直属護衛軍の三体と出会う。スカーは護衛軍の力を利用し、光の網を壊そうと考えるも、クウザンの襲撃を受け、護衛軍はまとめて倒され、自身も窮地に陥ってしまう。
その後、肉体が機能停止し元の精霊に戻った護衛軍と融合し、クウザンへと戦いを仕掛ける。その戦闘力は、護衛軍三体の戦闘力の合計値、2億5200万をさらに3倍にした数値、7億5600万とする。本人が言う通りクウザンとはほとんど互角で、エースが得意としていた火炎液、アールが攻撃に使用する爆液、そしてサニーが使う黒い刀を自分の力として使う事が出来る。
スカー 37億8000万(護衛軍とさらに深く融合)
スカーは護衛軍らの能力を使えるようになったが、命令を伝達する手間が攻撃を放つまでのラグとなっている、と指摘される。そこで、自身の命令を電気信号に乗せて護衛軍に伝えることで、そのラグを限りなく減らそうとした。結果、生き物が腕を動かそうと考えただけで動かせるのと同じように、正真正銘自分の一部として護衛軍の力を使えるようになった。
同時にその戦闘力も増大しており、超加熱モードのクウザンを優に超える37億8000万となった。
高威力の雷撃でクウザンに勝利したその後、シロナがいない間に勃発したスカーvsレイムの戦闘。スカーは初撃のパンチをレイムに叩きこむことに成功するも、レイムはそれに対して驚いただけで特にダメージは受けておらず、その後も霊尾を使って軽くあしらう程度だった。
それもそのはず、護衛軍と融合しクウザンを撃破したスカーであっても、霊力を開放したレイム相手ではまだまだ戦闘力の開きが大きいからだ。結果、スカーはあえなく体を消し飛ばされ、残された頭部のみの状態になってしまう。
人造人間3号 60
人造人間4号 50
人造人間5号 30
レッドリボン軍の兵器として使用されていた頃の人造人間3号、4号、5号。戦闘力(パワー値)では人造人間8号(同時期で130推定)ほどのパワーは無く、あくまで初期型、創造者のドクター・ゲロも実験的意味合いで製造したのだろう。この後に造ったはずの6号あたりからパワーも戦闘能力も大幅に上がり始める。
4.超サイヤ人シロナ
ドクター・コーチン 8
ドクター・ウィローに仕えるバイオ工学者。かつてのカカロット達とウィローとの戦いの最中、ウィローが開放したエネルギーの主柱に焼かれ消滅したが、あらかじめバックアップを取っていたコーチンの人格と頭脳をロボットの体にダウンロードされて蘇った。
といっても、生前の時点で体の大部分をサイボーグ化しており、老人の姿を模した外皮が無くなっているだけ。戦闘力は変わらず、映画パンフレットに記載されている通りの8とした。
ウィロー(生前/クローン) 6
まだ普通の人間だったころのウィローと、その細胞から培養されたクローン体の戦闘力。生まれつき恵まれた体格を持っており、その戦闘力は6、かなり鍛え込んだ人間並みのパワーを誇っている。
孤児だったウィローは、同じく孤児のスカールと共にコーチンに引き取られた。顔の傷の所為でよくいじめられていたスカールを、ウィローはその自慢の体格とパワーで守ってきた。しかし、スカールを脅かした病はどうすることもできず、自身も同じ病で命を落としかける。脳だけを摘出して生き長らえ、幻想入りしカカロット達と戦った。そして脳はビッグゲテスターと融合し再び地球へ舞い戻ったが、その脳も既に干からびて死んでおり、生前の本物のウィローはこの世に居ない。
代わりにここに居るのは、生前のウィローの脳細胞から培養した若いクローン体に本人の人格をダウンロードした存在であるクローンウィローのみ。このウィローも、戦闘力は生前と変わらぬ6。
スカール 4
スカーのモデルとなった人間の女性。ウィローとは義理の双子で、その戦闘力は、一般的な女性と変わらないだろう。
紛争地帯の村出身で、爆弾で負った大きな傷が額にある。その傷の所為でいじめられることが多かったが、いつもウィローに守られたおかげでそれを馬鹿にする者は減り、高校生の今では髪の毛や化粧で上手く隠している。
世界的に流行した石病に感染し、亡くなってしまう。
コーチン(生前) 4.7
元は街の診療所を経営していたしがない医者。子宝に恵まれず、妻も他界した寂しさから、ウィローとスカールを養子として引き取る。
ウィローが立派な研究者兼医者になるころには、老いもあって自身の診療所を畳んでいた。その後はツルマイツブリ山に研究所を構えたウィローに助手という形でついていき、そこで石病に感染する。
ウィローの提案により彼の脳を摘出し、自身も仮の機械の体になるが、その時に息子であるウィローを崇め従うようにプログラムされてしまい、以降は彼の従者としてふるまう。
サイボーグ化する前の戦闘力は、老いていたり荒事には向いていない性格も相まって、一般的な男性よりも少し低い4.7とした。
からくりスカール 20
ウィローが造り上げた、スカールの生き写しの人造人間。現在のスカーの原型であり、五体満足な状態。人造人間なので気は持たないが、内在するパワーはざっと20、力仕事や手先の器用さでウィローをサポートしていた。
しかし、人としての心や感情は持ち合わせていなかったため、命という言葉の意味が解らず、平気で人を殺す残虐性を秘めていた。とんでもないものを造ってしまった、と絶望したウィローに首を絞められへし折られた状態で捨てられた。
シロナウィロー 6億
レイムに体をバラバラにされた後にコーチンに運ばれ、研究所のメディカルマシンにて元に戻ったシロナの体に、ウィローの人格がダウンロードされた時の戦闘力。復活パワーアップが働き最大6億に達する。
しかし、実際はウィローの人格をダウンロードなどされてはおらず、記憶だけ脳内に送り込まれてしまったものの、記憶兵器の「肉体を最高に良好な状態に保つ」特性により完全にダウンロードが終了する直前に人格を撃退していた。ウィローに意識を乗っ取られたふりをしてコーチンに命令し、衛星軌道上のビッグゲテスターの中にいるクローンウィローの元まで案内させる。
ハーレクインとの戦闘もあったが、蔓延する石病をウィローに治してもらい、レイムを倒すために幻想郷へと帰還するのだった。
マリサ 150億(通常時)→300億(魔強化)
別の並行世界に存在する幻想郷からやって来た霧雨魔理沙。現在はただのマリサと名乗り、レイムの支配下に置かれ彼女の命令通りに動いている。
レイムと共にいくつもの並行世界の幻想郷を渡り歩くうちにその魔力は比類なく高まっており、さらに霊尾によって力を分け与えられた彼女はもはや人間の魔法使いではなく、完全な魔女の証である紫色の髪を持つ邪悪な魔女へと変貌していた。あらゆる魔法を極めたと豪語し、パチュリーの使っていた七曜の魔法や、聖白蓮の肉体強化の魔法、シロナが使う硬質化の魔法まで使う事が出来る。
その戦闘力は通常時で150億に達しており、これでは霊力を開放したレイムよりも強いという事になるが…?
空での戦いにおいて、硬質化の魔法を使ったシロナに応じてマリサも硬質化を披露し、同時に魔強化形態へ変身する。シロナと同じく頭部が結晶の鎧に覆われたその姿は、戦闘力300億になる。シロナは赤髪の時の魔強化変身で1.2倍、金髪での魔強化で1.5倍だったが、完全な紫髪のマリサの行う魔強化変身の倍率は、なんと2倍になる。
シロナの魔強化形態すら上回り、戦いの場を再び地上に移したところでマスタースパークを放つも…?
シロナ 12億(記憶兵器/復活パワーアップ)→120億(怒り状態)→210億(怒り状態・魔強化)
マリサによって心臓を抜かれ、それを握り潰され絶体絶命に陥ったシロナだったが、その身体に宿るかつての記憶兵器たち…アリーズ、ヒロイシ、バルバルス、ビーデルの声によって気力を振り絞り、彼らの力によって心臓を復活させた。
この時にサイヤ人特有の復活パワーアップがさらに働き、その戦闘力は6億から12億になった。戦いの場を空へ変え、マリサと真正面からぶつかり合う。怒り状態に変身して120億、魔強化形態へ変身したマリサに対抗してこちらも魔強化になるも、その戦闘力は210億、通常時のマリサは越えられたものの、魔強化のマリサには届かない。
この時のシロナは金髪と紫色の髪を半分ずつ持っており、魔強化へ変身した場合の戦闘力は、金髪の時の倍率(1.5倍)と紫髪の倍率(2倍)の中間、1.75倍とする。
ちなみに、武空術を習得したのもこの空へ飛び立った時である。
シロナ 12億(基本最大)→600億(超サイヤ人1-4)
追い詰められたかに思えたシロナだったが、この土壇場にて超サイヤ人に覚醒。超サイヤ人1-1から1-3を飛び越えての、いきなりの第4段階、1-4だ。超サイヤ人へ覚醒したことにより、通常時を基本最大という言い方に変更する。
この基本最大12億、超サイヤ人600億という数値は、原作ドラゴンボールにおけるセルゲーム時の孫悟空と同じ値である。なお超サイヤ人覚醒可能段階として、通常戦闘力が300万以上である必要がある。シロナがこれ以上の戦闘力を持ちながらもこれまで覚醒に至ることができなかったのは、やはりシロナの中でいろいろな由来を持つ力がごった返していたからだろう。「みんなを助けるために、父ちゃんやお母さんみたいになる」、その一心を強く願ったことにより全ての力がシロナ一個人としての力に集約され、覚醒を果たした。
5.幻想郷丸ごと超決戦
豹牙天龍 90万(通常時 最大)→900万(10倍界王拳)→1800万(20倍界王拳)
第1部【もしもカカロットが幻想郷に落ちていたら】ぶりに登場した豹牙天龍。現時点で40歳ほどになる。口ひげを生やし、しわが増えた以外は以前とほとんど変わっていない。
戦闘力は、通常時で90万。第1部の最終値の7万から約13倍のパワーアップを遂げている。カカロットがいなくなってからも、彼の強さを追い続け、同じ修行を辿り行ってきた。その一環として界王様の修行も受けており、界王拳も習得している。
今回のレイム戦では、天龍自身が数値以上のパフォーマンスを発揮したのと、そんな天龍を前にしたレイムが思い切って攻められなかったのが相まってかなりの粘りを見せた。
紅美鈴 120万(通常時 最大)→1200万(10倍界王拳)→2400万(20倍界王拳)
フリーザとの戦いから間もなくの時期、外の世界へと修行の旅に出た紅美鈴。ちょうどこのタイミングで幻想郷へ帰還しており、限界に達していた豹牙天龍を救った。
その戦闘力は通常時で120万になり、天龍と同様に20倍までの界王拳を使用できるはずだ。美鈴も戦闘力的にはレイムには全く及ばないが、太陽拳などの技で視界をくらませることはできた。
ウスター 1億8000万(最大 魔人の本領)
人知れず幻想郷に帰還し、決戦にも参加していた魔人ウスター。3年前の占いババの宮殿で、成長したシロナと手合わせしたことがきっかけで、さらに修行に身を入れていた事だろう。3年間でその最大戦闘力は3000万上昇し、1億8000万となった。
賢者たちがレイムに玉砕覚悟で戦闘を挑んだ時にはすでに幻想郷に居り、レイムの様子から実力を分析していた。この時には恐らくレイムの思惑や心情にいち早く気づいていたが、自分では天龍や美鈴の様に太刀打ちできないと悟ると、とりあえず賢者たちを守るためにレイムを言葉で退けた。
最終決戦においては、結界を縮めた影響で外の世界に出ていこうとするハクレイたちを一匹残らず殲滅するという働きを見せた。
シュネック 1500(最大)
ヤッメノコ・カムイペ 700(最大)
摩多羅隠岐奈 290~580(通常時~気で攻防力増)→1160(秘神マターラ 最大)
茨木華扇 150~300(通常時~気で攻防力増)→250~375(鬼華扇~妖力で攻防力増)
三つ目の少女 15(最大)
幻想郷において、かつて7つのドラゴンボールを所持していた最強の賢者たち。死亡しているガーリックとすでに紹介した紫を除く5人の戦闘力を一挙に書いておく。
シュネックは初登場時から変わらない1500で、これはナメック星人の平均的な龍族の戦闘力(500~3000)の中間程である。それでも幻想郷という枠組みの中で見れば1000越えをしている時点で規格外の強者である。
カムイペは戦闘力ではシュネックの半分に満たないものの、原初の賢者であり、紫や隠岐奈と共に幻想郷の創造にも関わっている。なお、シュネックもそうだがカムイペは全身レベルの”気の開放”に達しており、基本的に気の集中によって戦闘力を増加させることはできない。
紫は、通常であれば妖怪の行う「妖力で攻防力増加」の倍率は1.5倍であるが、彼女だけは他の妖怪とは格の違う力を持っているおかげでその倍率は2倍。さらに、自身の支配するスキマ空間内では、通常時の4倍の戦闘力に達する真の姿に変身することが可能。
隠岐奈も戦闘力は紫と全く一緒。同様に自身の支配する後戸の国の最深部にて、摩多羅神の真の姿である秘神マターラへ変身が可能。
華扇は仙人に擬態している通常時においては気を扱う事ができるため、気の集中で戦闘力を2倍に高められる。しかし、切り落とされた右腕を吸収し完全な鬼の姿になると、戦闘力は250に達するものの、気ではなく妖力を扱うようになるため、戦闘力倍率は1.5倍になる。
三つ目の少女は遥か昔に地球へやって来た三つ目族の末裔で、戦闘力的には人間よりも強いが、他の賢者に比べれば大きく劣る。創作した生物を本から召喚できる能力を使って戦う。
どの賢者も幻想郷においては最強格の実力を持つが、そもそも億を超える戦闘力のレイム相手にはほとんどまともに戦う事はできなかった。本来であれば、やはり一撃で粉砕されてもおかしくない歴然とした差があるも殺されなかったのは、レイムにはまだ彼女らを生かしておきたい考えがあるからだった。
魂魄妖夢 30(通常時)→150(剣術込み)
魂魄妖忌 180(剣術込み 最大)
魂魄一族は、幻想郷に存在するという「冥界の門」と「地獄の門」を管理する役目を負っている。今回は死者をこの世に呼び戻す冥界の門を開いた。
妖夢は本作に初登場した時から何年も経っており、心身ともに成長すると共に剣術の修行も続け、その実力もかなり上がっているだろう。が、まだまだ妖忌には及ばないか。
妖忌の戦闘力は180しかないが、数値には表せない程の卓越した剣技を持っており、戦闘力以上の強さを誇っている。
5.約束の家へ
ハーレクイン 19億(通常時 最大)→5700万(符呪で大幅にパワーダウン)
かつてレッドリボン軍の兵器として運用されていた人造人間。本当の名は人造人間2号というが、本人はハーレクインと名乗っている。以前に博麗神社にてキヨヒロとシロナと会った時は、偽スカールの傘下の人造人間として活動しており、あって困らないだろうと資金集めの任務を任されており、麻薬を売って金を稼いでいるうちに幻想郷に迷い込み、キヨヒロとの因縁が始まった。
何時頃からかウィローに捕まってしまい改造手術を受け、ビッグゲテスターの科学力によって大幅に強化され、彼の手下である四像のひとりに加わる。記憶兵器と人造人間のパオズ山の決戦においては、レーザー砲が蠢く拠城を焼き尽くす寸前に、ウィローの指示で3号や護衛軍、ブラックを回収することに成功している。
現時点での戦闘力は19億。原作における初期形態セルや人造人間16号(推定20億)には一歩及ばないぐらいか。クウザンの最大16億の数値を越えており、レイムを除いた四像の中では最強を誇る。
本来のパワーならキヨヒロを圧倒できていたはずだが、旧都全体に仕掛けられていた符呪による結界のせいで徐々にパワーダウンしており、靄子の平手打ちを喰らった時には3%の5700万ほどにまでパワー値が低下しており、永久エネルギー炉は機能を失い、各種器官の動きも鈍っていた。
最後は体内からの結晶の炸裂を受け、上半身が消し飛んで破壊された。
キヨヒロ 40万(通常時)→400万(真滅越拳)
ケミカルロマンス 4000万(通常時)→4億(真滅越拳)
博麗神社でハーレクインと邂逅してから、幻想郷でひたすらに修行を積んでいたキヨヒロ。聖白蓮に武術を叩きこまれ、それを豹牙流道場で磨き、隠岐奈によって潜在能力を開放してもらい、その後も修行を続けるとともに独自の符呪を編み出していた。
その戦闘力は通常時で40万。そして、かつてカカロットが使用していたどの滅越拳よりも高い倍率を持つ「真滅越拳」を習得しており、それを発動すると戦闘力は10倍に跳ね上がる。
ケミカルロマンスは本体であるキヨヒロの100倍の力を持ち、キヨヒロが強くなるのに伴ってその戦闘力も自動的に高まっている。キヨヒロが通常時の時点で4000万、神滅越拳を使った状態で4億になる。
このままではハーレクインには及ばないが、キヨヒロはハーレクインを必ず倒すために何年間も準備を進めていた。旧都全体に符呪による結界を作っており、それによってハーレクインを弱体化させていたのだ。
この時にはキヨヒロ自身もかなりダメージを受けて消耗しており、真滅越拳も使えていなかったが、自身の腕と共にケミカルロマンスの腕をハーレクインに食わせる事に成功し、ハーレクインを絶望と共に葬り去った。
キヨヒロという名の少年はここで死亡したが、彼の人生はここでようやく始まった。
靄子 40
地底の旧都で暮らす、鬼の少女。戦闘力は以前と変わらずに40。
地底の鬼や妖怪たちは地上で繰り広げられる戦いに赴いたが、彼女だけはキヨヒロが心配だったので地底に残っていた。
6.スカー覚醒
人造人間1号 20
レッドリボン軍のドクター・ゲロによって造られた最初の人造人間。これより後に造られた人造人間とは違い、科学者の研究を助けたり、本部の掃除や兵器庫の片づけを行ったりするお助けロボットのような役だった。
その戦闘力(パワー値)は20ほどで、現実世界に例えればフォークリフトや小型クレーンくらいのパワーを持っていただろう。
なお、自分も人造人間製造のやり方を覚えており、その他医学の知識も豊富。これを活かして護衛軍の3体を造ったり、はたまた記憶兵器を造りだしたりもしている。だが人間としての論理感は少々抜けており、自分が悪い事をしたと思ったらとことん自虐に走る部分も見られるが、それは人間に尽くすための人造人間として造られた故である。
最後はモンメリー村の惨劇を起こした後アイバーに記憶兵器を託し、自ら火葬の炎の中に飛び込み、焼失した。だが精神の一部はスカーに託した左腕に残されていたのだった。
人造人間2号 70
1号をもとに、戦闘能力を大幅に強化されて造られた人造人間。後の「ハーレクイン」である。確かにパワー値は当時の3号(60)よりも高いが、3号以降の人造人間と比べて思考能力が未熟であり、後先考えずに衝動的な行動に走る節が見られる。それはハーレクインと名乗り、最期にキヨヒロに倒されたときも同様で、不用意に彼の腕を食べたことにより敗北した。
イカズチ 100
当時のスカーであり、その戦闘力。ウィローに捨てられたあと、レッドリボン軍の科学者たちに発見され、強化改造を受けてレッドリボン軍の兵器のひとつに加えられた。ウィローに首を絞められたため喉にある発声器官が損傷しており言葉遣いはやや片言で、眼球はこの時点で無くなっている。自らで発電し、それを攻撃に使えるように改造され、確かに戦場では無双の活躍を見せるが一度暴れ出すとなかなか治まらないため、普段は駆動スイッチだけを切られた状態で機密倉庫に隔離されている。
恐らく、ゲロもこのスカーを誰が造ったのかの素性に気付いている。
スカー 600億(完全体 最大)
レイムに首から下を消滅させられ、残っていたエネルギーも尽き、いよいよ完全に機能停止しかけたが、いつも武器として手にしていた”スカールの左腕”に残されていたスカール(人造人間1号)の精神に導かれ、復活を果たしたスカー。焼失した体は溢れんばかりの青い電気エネルギーで再構築され、それでも形作れなかった右腕だけは護衛軍が代わりを務めている。スカーは「人間らしい心を手に入れ、それを受け入れるほど強くなる」という、ある種の呪いのような性質を持っており、シロナと共に幻想郷を、世界を救うという決意を固めた今、それはピークに達し、完全体と化したスカーの戦闘力(エネルギー量)は超サイヤ人シロナと同値となる600億となった。
基本的な戦闘スタイルは以前と変わらないが、落雷や電撃、肉弾攻撃のどれもが戦闘力に伴って規格外の破壊力を持つ。それに加え、シロナとのコンビネーションを発揮することで、レイムを確実に追い込んでゆくのだった。
7.最終局面
レイム 16億(基本最大)→800億(超サイヤ人第一段階)→1200億(超サイヤ人第二段階)
カカロットの子であるシロナが超サイヤ人に覚醒できたのなら、カカロットの細胞を持つレイムも超サイヤ人になれてもおかしくはない。霊力開放前の16億を基本値とし、そこから50倍のパワーアップを遂げた800億という数値が、超サイヤ人レイムの戦闘力。
超サイヤ人シロナ(600億)に対し、超サイヤ人レイム(800億)という数値は、原作におけるセルゲーム時の悟空(600億)と完全体セル(800億)の再現のようなものだ。シロナも悟空も、共通して800億の相手には自分じゃ勝てないと分かっている。悟空は孫悟飯に後を託したが、こちらのシロナはシュネックや紫などの賢者を筆頭にした幻想郷の妖怪たちが味方に付いている。さらに彼らは自信と希望に満ちており、絶対にレイムを倒すという気合に溢れている。そんな彼らと、さらにあの世からやってきた魂たちがシロナと共に戦えば、800億のレイムとも渡り合えるはずだ。
そしてスカーが合流し、力を合わせて立ち向かってくる彼女ら相手に、さらなる力を発揮して見せるレイム。上半身の筋肉が盛り上がり、髪もより鋭角に逆立ち、オーラも激しさを増したその姿は、「超サイヤ人第二段階」に相当する変身だ(原作における”超ベジータ”と同じ形態)。
まず、レイムは総合的に最もバランスがいいとされる「超サイヤ人第四段階」には至っておらず、未だに普通の超サイヤ人(悟空やベジータが初めて超サイヤ人に変身した時の第一段階で、現にレイムも超サイヤ人になってから感情を激しく爆発させている)であるレイムは、その上に当たる第二段階への変身も可能だったのだ。
第二段階の戦闘力は、第一段階の推定1.5倍の強化率。それにのっとると、レイムの第一段階800億の1.5倍、1200億となり、相手にしているシロナとスカーの合計値と互角となる。
レイム 7200億(真の姿 最大)
圧縮結界の中で、恐怖や絶望といった感情が減ってゆくせいで追い込まれたレイムは、隠していた真の姿を解き放った。
レイムは、先祖返りすることでエネルギーの消耗を抑えていたフリーザのように、わざわざ弱い人間体の姿をとることで本来の力を制限していたのだ。また、人間体の時は周囲から寄せられる恐怖や絶望といった感情を吸収することで攻撃の威力や防御力が上下したりしていたが、この姿においてはそれらに頼ることなく一定の戦闘力を維持できる。というよりかは、人間体の時に蓄積された負の感情のエネルギーを、この形態で如何なく発揮しているのかもしれない。
この戦闘力は実に7200億に達し、これはレイムが超サイヤ人状態で霊力を開放した(800億の9倍)のと同じであり、これまでの最高値であった超サイヤ人2ブロリー(3500億)やメタルリルド(6000億)を越え、文字通り最強の敵としてシロナに立ちはだかった。
シロナ&スカー 1200億(合計値)→6000億(ふたりでひとりの戦士)→8400億(最後の突撃)
レイムが真の姿となったのであれば、「ふたりでひとりの戦士」としてレイムとタイマンを張れるこの状況こそが彼女らの真の姿であると言えるだろう。シロナとスカーそれぞれの戦闘力(600億)を合計した数値の1200億と基本値とし、その5倍の6000億という数値がシロナとスカーの戦闘力とする。
だがこれでもレイムには及ばず、あの世からの加勢を受けてようやく互角にまで持ち込める程度だった。自棄になり、幻想郷どころか地球、地球どころか太陽系を楽々吹っ飛ばすほどのエネルギー砲を放ったレイムに対して、最後の突撃を仕掛ける。その時の戦闘力は、1200億の7倍、8400億に達し、、7200億のレイムを上回り、トドメを刺した。
ブロリーやメタルリルド、そしてレイムを越え、シロナとスカーは「もしカカ」史上最強の戦士となったのだった。
8.もうひとつの戦い
ブラック 6(通常時)→3700万(記憶兵器)→4700万(極限状態)→9700万(第二極限状態)
パオズ山の決戦にて息絶えたかに思えたが、ウィローの手下に下っていたハーレクインによって助け出され、ウィローの所有するメディカルマシンによって復活を遂げていた。戦闘力は以前よりもわずか200万上昇しただけで、他のクウザンらのように劇的にパワーアップしたわけではない。
一応ウィローの配下である四像に属していたが、ハーレクインやクウザンと違い強制的に服従させられてはいないため、己の記憶兵器としての使命を果たすためにミルとサタンに最後の戦いを挑む。
戦いの最中、文字通り極限の状況に立たされた記憶兵器が発揮できる形態、極限状態に移行したミルとサタンに呼応するかのようにブラックも極限状態と化す。極限状態となった場合は元の記憶兵器の戦闘力に関わらず、一律で+1000万。ブラックの極限状態は4700万となり、再び二人に対して優位に立つ。しかし、シロナを守ろうとするミルの猛攻を受けた事で頭部を破壊され、本来であれば記憶兵器といえどここで力尽きるはずだったが、ブラックの執念が更なる進化を促した。
記憶兵器、第二極限状態。極限状態のままさらに極限の状況に陥った時、変化する。全身は赤茶けた金属質に硬化し、体は全身の衣服を破るほどに肥大化するも、記憶兵器特有の破壊道具は身に着けていない。戦闘力はさらに+5000万され、9700万に上る。
そのままミルを殺害しようとするが、ブラック自身の肉体がそのパワーを制御しきれず、攻撃を受け続けてしまい、やがては元となる”破壊屋の七つ道具”のチップすら残さずに粉々に自壊して消えていった。
ミル・フィーネ 4(通常時)→2500万(記憶兵器)→3500万(極限状態)
サタン・マーク 6.8(通常時)→2300万(記憶兵器)→3300万(極限状態)
パオズ山での決戦を制したことにより、多少は記憶兵器と化した状態での戦闘力が上昇している。ミルは2300万から2500万へ、サタンは2100万から2300万へアップした。
さらに、ふたりはブラックとの戦いの中で極限状態への進化を会得した。だが同じく極限状態と化したブラックには歯が立たず、サタンが先に戦闘不能になってしまう。ミルは大切な妹のような存在となったシロナを守るため、なんとかブラックを撃破する。
復活し第二極限状態へ変貌したブラックに再び追いつめられるが、サタンが駆け付けた事により形勢は逆転、ブラックは半ば自壊するような形で死亡した。
ふたりは既に人造人間を倒すという使命から解放されかけており、何か新しいことを見つけようとしていた最中だった。きっとそれがブラックとのすれ違いとなり、両者が対決するような事態を引き起こしたのだろう。
☆おまけ☆
シロナ
年齢:初登場時点で4歳、フリーザ決戦編では5歳、博麗の巫女シロナ編では10歳、記憶兵器編では14歳、レイム編では17歳
身長:154cm(14~17歳)
好きな食べ物:焼き鮭、アップルパイ
好きなもの:寝る事、優しい人
嫌いなもの:騒音、他人の事を考えない者
能力:体を硬質化させる(程度の)能力
備考
カカロットと博麗霊夢の娘であり、原作における孫悟飯に匹敵するほどの潜在能力を秘めているが、その力は長い間発展途上だった。両親の死後、新たなる博麗の巫女として紫の修練を受けるが、思うように能力が伸びず、歴代の巫女としては平均以下という評価を下されていた。しかしそれは「博麗の巫女として見たら」の場合であり、10歳の時であのブロリーが変身可能だった、”怒ることによって大猿化の力をそのままの姿で引き出した”形態である「怒り状態」に目覚めている。それでも、誕生日は違うだろうが年齢は同じである孫悟飯が10歳の時点で超サイヤ人2に覚醒していた事を踏まえれば、やはりシロナの力は発展途上であると言えるかも?
シロナの力がメキメキと伸び始めたのはヴァンパイア王国編で魔法の力や吸血鬼の力を得た事がきっかけだが、それは「サイヤ人としての」戦闘力の成長を大きく阻害してしまうことになる。その後の記憶兵器編の終盤で得ることになる4つの記憶兵器の力もそれを助長することになり、戦闘力的には覚醒可能なレベルに達していたとしても、サイヤ人としてある種の「限界の壁を超えた最初の証」ともいえる超サイヤ人への覚醒に至らない。また、シロナは記憶兵器となった時点で肉体の成長速度が急激に遅くなっており、14歳時点から身長は変わっていない。
そしてレイム編にて、並行世界の幻想郷からやって来た存在であるマリサと対峙することにより、精神的な迷いや葛藤を断ち切ったことで満を持して超サイヤ人へ覚醒した。
性格面としては、おとなしく裏表がない素直な性格で、比較的争い事は苦手。だが邪悪な敵に対しては容赦がなくなるという点は、幼少期にカカロットと一緒に荒くれ者たちが住まう地底世界にて暮らしていた事が起因しており、シロナ本来の性格は前者の特徴のみである。
記憶兵器編では一度重度の記憶喪失に陥っていることもあり、サイヤ人本来の粗暴な一面が見えていた。だがそれもだんだんと鳴りを潜め、深層部分に残っていたシロナ自身の性格が現れるようになった。
レイム編では記憶を完全に取り戻し、再び博麗の巫女として幻想郷を守るために戦った。
スカー
年齢:エイジ710年製造
身長:174cm
好きな食べ物:なし
好きなもの:なし
嫌いなもの:なし
能力:発電する(程度の)能力
備考
かつてドクター・ウィローが完成させた人造人間。しかし、死んだ双子のスカールの生き写しを求めていたウィローの望みに反して人間らしい心を持たなかったため、スカールが生前よく言われていた悪口だった「スカー」という言葉と共に廃棄される。この時、首を絞められたせいで声帯器官を破損させており、喋る際の語尾がカタコトに歪むことがある。
その後、レッドリボン軍に発見・回収され軍の兵器として強化改造を受ける。その際にウィローとの記憶はほぼ消去されており、ただひとつ覚えていた「スカー」という言葉が自分の名前だと思い込む。その体はより戦闘に向いたものとなり、体内の発電版を利用して強力な電撃を繰り出すことが可能となった。
人造人間1号ことスカールと出会い、彼女を友達だと認め、交流を深める。スカーは「己には何かひとつ、大事な部品が足りない気がする」とスカールに打ち明け、それが人間らしい心なのではないかと考えたスカールは、スカーにそれを与えるためにドラゴンボール探しの旅に出る。この時、「互いに腕が無いと不便だろう、お互いに腕を取り戻すため、私たちはまた会わなければならない」として、スカーは右腕を、スカールは左腕を外し、互いに交換した。
その何十年か後、ピッコロ大魔王のレッドリボン軍襲撃を受けた際に、衝撃で遥か彼方へ吹っ飛ばされ、その場で長らく野ざらしにされていた。やがて、名前以外のこれまでの一切の記憶を失ったスカーは幻想郷に迷い込み、そこでシロナ達と出会う事になる。
ウィローがスカーを造った際、あまりにも強力な念や想いを込めてしまったためにある種の呪いのようなものがスカーにかかってしまっており、さらにスカーが戦闘用の人造人間として改造されたため、その呪いは「スカーが人間らしい心を手に入れ、受け入れるほど強くなる」というものに変わっていた。初めは”命”という概念が理解できなかったスカーも、シロナ達との交流を経てそれを理解するようになったことで徐々に力を増し、最終的にはシロナと共に強敵レイムを打ち破った。
レイム
年齢:17歳(シロナと誕生時期は同じ)
身長:185cm
好きな食べ物:なし
好きなもの:恐怖や絶望に歪んだ者の顔、シロナ
嫌いなもの:幻想郷、この世の生命ある者、シロナ
能力:支配する(程度の)能力
備考
ドクター・ウィローが自身の最強の肉体を手に入れるため、ビッグゲテスターの力を使って産み出した人造人間。博麗霊夢の細胞から培養したクローン体をベースに、その他さまざまな幻想郷の戦士、数種の妖怪や生物の遺伝子を組み込まれている。
だが製造中に、ウィローの精神をダウンロードする際に邪魔となるレイム自身の「精神」や「人格」が芽生えていたため失敗作として宇宙空間に廃棄された。死にかけながらも何とか地球の幻想郷へたどり着き、己が歪な存在であるという事を理解しつつ、自分の元となった人間である博麗霊夢の元を訪ねるが、カカロットに追い払われる。その際に過剰なまでに霊夢を憎むと同時にカカロットを強く恐怖し、さらにそのふたりの子供であるシロナに対してはさらに強い憎悪と恐怖を抱くようになる。
霊夢とカカロットを完全に叩き潰せるほどに強くなるため、並行世界に存在する幻想郷を次々と襲撃し、そこに住まう者たちの恐怖や絶望といった感情を吸収しながら力を付けていく。その過程で、殺害した十六夜咲夜、東風谷早苗、魂魄妖夢、鈴仙・優曇華院・イナバの魂を尻尾に取り込み、それぞれサクヤ、サナエ、ヨウム、ウドンゲという傀儡として支配し、霧雨魔理沙をマリサとして配下に加える。そして満を持して元の時空の幻想郷へ戻り、霊夢とカカロットは既にいない事を知るも、シロナを復讐のターゲットとし、ウィローの傘下に戻る。
姿は霊夢とそっくりだが、その表情は邪悪に歪んでおり、体格もやや大きい。衣服は青黒い色をしており、その放つオーラも青紫色を基調としている。超サイヤ人へと変身することが可能で、変身すると激情を露わにするようになり、オーラと髪は金色に染まる。
だがここまでの姿は、あえて博麗霊夢に似た姿を模っているだけに過ぎず、本来の姿は長大な九本の尾をもつ巨大な獣のような姿である。造られた当初は人間らしい姿をしていたが、宇宙空間へ廃棄された際、その過酷な環境に適応するために姿を異形へと変え、それが本来の姿となった。この九本の尾は人型の時にも「霊尾」という形で使うことができ、その一本一本に個別の能力が備わっている。
一本目:サクヤの傀儡を使役する
二本目:サナエの〃
三本目:ヨウムの〃
四本目:ウドンゲの〃
五本目:マリサやハーレクインといった配下に力を与え、支配する
六本目:ハクレイの塊
七本目:結晶の尾
八本目:稲妻の尾
九本目:?
レイムは、ハクレイという名前の妖獣を産み出して使役することが可能で、六本目の尻尾はそのままハクレイの塊である。
シロナと幻想郷を滅ぼして復讐することが目的であるが、レイムの真の心理は複雑に歪んでいる。レイムは自分の事を博麗霊夢とカカロットの細胞を使って産み出された、いわゆる彼らの子供のようなものであると思っており、シロナに対しても親であり姉妹でもあるという同族意識を持っていた。が、霊夢とカカロットに拒絶され、シロナだけが彼らに愛されているという事実にショックを受け、シロナを憎み恐怖すると同時に、羨ましくも思うようになる。が、羨望は嫉妬へ、嫉妬はやがて憎悪へと変わり、よりシロナに向ける負の感情は増大していったのだろう。
また、本当はシロナが最後に思った通り、「レイムは友達が欲しかった」というのが深層に眠る心理であるだろう。他者を尻尾に取り込んで配下にしていたのも、シロナに対して「自分はお前の親であり姉妹」とアピールしていたのも、九本目の尻尾が幻想郷の美しい生命の営みを映したのも、全てレイムの孤独からくるものだった。仮にレイムがシロナを殺すことに成功し、目的を果たしたとしても、もはやレイムの抱える憎悪はそれだけでは治まらず、地球の全てを破壊しつくしても暴走は止まることはないだろう。
ちなみに、レイムの遺伝子を構成する戦士や生物たちの一覧は以下の通り。
ベースは博麗霊夢。使われている戦士の細胞はカカロット、ウスター、豹牙天龍、紅美鈴、八雲紫、八雲藍、摩多羅隠岐奈、風見幽香。組み込まれた妖怪の遺伝子は、吸血鬼、河童、天狗、鬼。生物の遺伝子は、狐、羆、狼、カマキリ、ムカデ、カブトムシ。
シロナ編、とりあえず終了です。ここで第二部が終了、完結編となる第三部へ続いていきます。
この章は各話タイトルを、実際に作者のiPhoneMusic内に入っている楽曲のタイトルを引用していたんですが、一度その楽曲の歌詞を調べてみてください。ある程度、その話の内容と照らし合わせられるはずです。
ちなみに、この章全体を通してのテーマ曲は、「空色デイズ」を意識しています。
次回から超久々にサザンカが登場します。