もしもカカロットが幻想郷に落ちていたら   作:ねっぷう

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第325話 「暗黒ドラゴンボールを探す旅へ!」

「おいガーリック!お前は何もできない男だな!いくら力があろうとも、お前の矮小な性根では何者になることもできないだろう」

 

それが、私が言われ続けてきた言葉だった。

五千年以上も昔の事、かつて故郷の”魔凶星”を抜けて新天地へ旅がしたくなった。若気の至りというやつだったのだろう…何か漠然とした大きなことを成してみたかったのだ。

私は同志を募った。それが、同じく魔凶星出身の若者、神綺とペペロンのふたりだった。

 

「地球へ行ったら何をしたい?」

 

私は戯れに尋ねる。

 

「私は自分の世界を作り上げたいわ」

 

赤いローブを羽織り、赤い筋が走った黒い翼を布で手入れしながら、神綺がそう言った。

 

「私は…友達と一緒に…国を作って王様になりたい…」

 

4メートル近くになる背丈を持ちながらも、部屋の隅でこじんまりと体操座りをしながらペペロンが呟いた。

 

「ガーリック、あなたは?」

 

「私は…そうだな、地球を魔族で満たすぞ!過去に地球へ旅立った同胞も数は少ないがいると聞く、私が彼らを統率し、魔族を増やして地球を支配する!」

 

「いいね、それ」

 

「結局は…私たち、やりたいことは似たり寄ったりなんだね」

 

「ははは」

 

地球に降り立った後、私ら三人はそれぞれの目的の為に散り散りになった。それからのあのふたりの事は知らない。

私は長い間地球で暮らした。私よりも昔に地球へ移住していた魔族の末裔は取るに足らない存在であり、同胞として我が配下とした。

だが、当時の地球には私のような純粋な魔族と同等かそれ以上の戦闘力を誇る地球人がわんさか存在していた。私ら魔族は闇の中で生きることを余儀なくされていたのだと理解した。しかし焦ることは無かった。人間よりも魔族の方がはるかに長生きできる。盛者必衰を待てばいいのだ…強い人間が滅びて消えるまで。

 

…そして、幾千年の時が経過した。地球の人間たちは過去程強くはなくなっていた。我々が闇に潜んでいた間に科学技術を著しく発展させた代わりに個々の戦闘能力は失われたのだろうと思った。それが地球人なりの進化の道筋だったのだ。

 

「私のやることは既に決まっている。この地球の神の座に就き、全てを思うがままにするのだ!」

 

天空に届くカリン塔の頂上まで行くことも、それを越えて神の宮殿へたどり着くことも、神の後継者となるため弟子となる事もそう難しい事ではなかった。しかし、いつでも私の横には忌々しいアイツが並んでいた。

 

「完全なる善の心など存在しない。善でもあり、悪でもある…二つを持ち合わせ常に公平な決断を下すことのできる私こそ神に相応しい」

 

しかし、地球の神は私ではなく忌々しいアイツを後継者に選んだ。何故だ…これでは、私の夢が潰えてしまう。

そんなことはあってはならない。

私は配下の魔族たちを呼び寄せ、神とアイツの抹殺を企んだ。しかし、神の放つ威光の前に私は敗れ、封印された。あのまま封印されていれば私はしばらくして滅んでいただろう…だが、私は幻想郷という地に流れ着くことで滅びることは無かった。

いずれ現界へ戻り、今度こそ神の座に就くために私は計画を開始した。賢者という地位まで登りつめ、忌々しいアイツに姿がそっくりなシュネックと同志のフリをしながら龍神を説き伏せてドラゴンボールを生み出した。

そして計画も大詰めとなる時が来た。他の賢者どもからドラゴンボールを全て奪い、最大パワーの龍神によって現界へと復活する時が。

だがまたしても私の野望を阻む者が現れた。それが博麗の巫女を筆頭とする有象無象どもだ。ここでまた敗けるわけにはいかないのだ、私は。

 

…闇に隠れていた数千年の間に、一度だけ神綺とペペロンと会った。その時には既に神綺は魔界を創造し、ペペロンは自分の王国を築いていた。なにも成していなかったのは、私だけだった。

 

 

「その通り、何も達成できていないのはお前だけだよ」

 

ガーリックは振り向いた。そこに居たのは、同志である神綺とペペロンだった。ふたりとも、失望したような冷酷な目線を自分に向け、見下している。

 

「あ…お前たちは…」

 

「私はとっくに魔界を作り上げ、産み出した魔族で満たしたわ」

 

「私は…自分の王国をつくった。多くの臣下と民に囲まれて暮らしている」

 

神綺とペペロンはゆっくりと自分に近づいてくる。ガーリックも徐々に後ずさるも、ふたりはぐんぐんと近寄り、普通の姿よりもずっと巨大になって彼を見下す。

 

「魔凶星で一番威張っていたお前が何も達成していないなんて…今まで何をしていたの?」

 

「そうよ。お前は何者にもなれていない。お前は本当に…」

 

「や、やめろ…それ以上言うな…!」

 

ガーリックは尻餅をつき、どんどん大きく、禍々しく歪んでいく神綺とペペロンの姿を見上げる。ふたりの姿はもはや原形をとどめておらず、ぐにゃりと蠢きながら雑言を浴びせる。

 

「お前は本当に無能な男だのう!!」

 

「言うなァァァァアアアア!!」

 

ガーリックは膝をつき頭を抱えながら慟哭のような悲鳴を上げる。その目は何も反射せず、ただの闇がこもっており、この先の彼の行く末を表しているようだった。そうだ…私は何も成せずに、このまま消える。

そう思った瞬間、ガーリックの体にビキビキと深い亀裂が入った。そして、それを見計らっていたかのようにどこからともなく七つ星のドラゴンボールが現れる。ボールはガーリックの体の亀裂の中に無理やり入り込み、その胸の真ん中に収まった。

 

──…おお、なんといい気分だろう。

 

ガーリックは破壊された精神を埋めるようにして入り込んできたドラゴンボールのエネルギーを受け入れた。

今のこのパワーがあればなんでもできる。現界への復活、憎き神の抹殺、そして地球の支配…!それどころか全宇宙をこのガーリックのものとする事さえ容易いだろう!

 

「ハーッハッハッハッハッハ!!私は今、無敵の力を手に入れたのだ!!」

 

「なーんでぇ、結局はただアンタが勝手に突っ走って勝手に思い込んでただけじゃねぇか」

 

ガーリックはいつの間にかそこにいたサザンカに話しかけられ、真顔でその方を向いた。

 

「…なに?」

 

「まあ何だ、アンタの過去ってやつ?見ちまったけど…」

 

そう言いながらゆっくりとした足取りで近付いてくるサザンカに対し、何か得体の知れないパワーを感じ取ったガーリックは、冷や汗を流しながら後ずさる。

 

「アンタ、満足してねぇだろ?もっと本気でやれば望みも達成できたかも…そんな”後悔”があるから、昔の仲間に色々思われてるんじゃないかって不安になっちまう」

 

ガーリックの胸に浮き出たドラゴンボールが震えている。

 

「だったらもう一度、全力で目的の為に暴れて見ればどうよ?精一杯やって…それでもダメだったなら、『お前は無能だ』なんて言われても、『だから何だ』って言い返せるだろ?」

 

その直後、空間そのものが揺れる。ガーリックの胸のドラゴンボールから、今度は黄色い閃光が放たれ、サザンカは思わず目を逸らす。しかし、それでも足は前に踏み出し、ドラゴンボールをその手でつかんだ。

 

 

 

…気が付けば、サザンカは元の場所に戻っていた。目の前には仰向けに倒れ込んだまま動かないガーリックがいて、自分の手には七つ星のドラゴンボールが握られている。

 

「今のは…?」

 

そう小さな声で疑問を口にしたとき、空から高速でやって来たトランクスが彼女の体を抱えて再び空へ舞い上がった。

 

「サザンカちゃん、無事かい!?」

 

「あ、ああ…」

 

サザンカは超サイヤ人を解除し、元に戻る。

 

「とにかく、何も怪我が無くて良かったぜ本当に…」

 

カズラも何事もなく無事だったサザンカを見てほっと胸をなでおろす。

 

「あれ、何だコレ」

 

その時、3人は自分たちの体を白い靄のような光が包んでいるのに気が付いた。これはブルマの家から移動してきたときと同じ感覚だ。

次の瞬間、3人はこの場から一瞬で消え失せた。

 

「…なんだったのかしら、アイツら…」

 

大理石の瓦礫の下から這い出てきた霊夢は、目の前で消えていったサザンカたちを見てそう呟いた。そして、まるで夢でも見ていたかのように手で顔を叩く。

 

「…私は…今まで何を…」

 

だが、ガーリックがむくりと起き上がったのに気付くと、慌てて臨戦態勢を取る。ガーリックはどうやら先ほどの暴れ様などすっかり覚えていないらしい。ガーリックも戦いの途中だった事を思い出し、立ち上がって霊夢を睨みつける。

 

「しかし…何故か清々しい気分だ。さァ博麗の巫女よ…かかってくるがいい!この賢者ガーリックが、全力で相手をしてやろう」

 

その時、復帰したカカロットとウスターもこの場にやってくる。

 

「本当にしぶてぇ野郎だな…」

 

「ふ…だがそう来なくては面白くない」

 

「ムグハハハハ!いいぞ!3人同時に来い!全力で戦うこの私の力、とくと思い知るがいい!!」

 

 

 

───────────────

 

「お…っと」

 

サザンカ、カズラ、トランクスの3人は再び移動し、本来のサザンカたちがいる世界へ帰ってこられたようだ。しかし、ここは見知らぬ場所で、丘の上にある古い神社の境内に自分たちは立っていた。

 

「ここはどこだろう?どうやらサザンカちゃんたちの住んでいる世界で間違いはなさそうだけど…」

 

丘から下に広がる景色を見ると、斜面は大きな岩や建物が焼け落ちたような残骸が無数に転がっており、その奥には家々が並ぶ町並み、そのさらに向こうには高い高層ビルが聳える街、その横には青い海岸が広がっている。3人は、ここがかつて幻想郷が存在していた場所だと気付く術はない。

 

「ええと、携帯のGPSとかで現在地分かるだろ」

 

そう言いながらサザンカはポケットから携帯電話を取り出そうと手を突っ込む。その時、ポケットの中に先ほど手に入れたボールが入っているのに気付き、それを出した。

 

「サザンカちゃん、それは…!」

 

トランクスが驚く。

 

「ドラゴンボールじゃないか!」

 

「あ、ああ…なんか、さっきの野郎をぶん殴ったらいつの間にか持ってたんだよ」

 

「七つ星か…でも、オレの知っているどのドラゴンボールとも違うな…。これは赤色っぽいし、星も真っ黒だ」

 

「ふつうはどんなのなんすか?」

 

「普通はもっと透明感のあるオレンジ色で、星が赤いんだ。他にはバスケットボールくらいでかい種類のもあったけど…」

 

(それは暗黒ドラゴンボールっていうんだ)

 

その時、3人の頭の中に声が聞こえた。これはガーリックのいた時空に移動した時にも聞こえてきた不思議な少年のような声だ。

 

「君は誰なんだい?それに、暗黒ドラゴンボールとは一体…」

 

トランクスがそう問いただした時、目の前に黒いぼんやりとした影のような物が出現した。その影はだんだんとハッキリと形を取っていき、ついには羽ばたいている鳥のような姿になる。

 

(僕は”ドギドギ”)

 

ドキドキと名乗る不思議な鳥。紫色の羽毛を全身に生やし、赤いくちばしに十字の瞳が刻まれた黄色い目を持っているが、その姿は半透明に透き通っている。

 

「ドギドギ…?」

 

(僕は時の巣にいるトキトキの対となる存在。トキトキが時を生み出し流しているのなら、僕は”時を消す”のが役目だ。例えば、トキトキが作るのは今から先の「未来」であり、僕は過ぎ去った「過去」の時間を消しているんだ。そうすることで、安全な「今」というこの瞬間が生まれている)

 

「トキトキの対…か、そんな存在がいるなんて知らなかったな…」

 

トランクスは手を顎に当てて考える。

 

(無理もないよ、トキトキとドギドギは決して対面はしない。本能で会うべきではないと分かっているから、その時代においても別々の場所で生き続けた。しかし今…トキトキ都は壊滅状態となり未曽有の危機が訪れている。僕はトキトキと共に時間の消去と創造の歯車を嚙合わせるために対面せざるを得なくなった)

 

「へぇ…じゃあ、暗黒ドラゴンボールっていうのは?」

 

(読んで字の通り、暗黒のエネルギーを秘めたドラゴンボールだよ。いつ、誰がどこで作ったのかもわからない。それがいま、7つそれぞれが今君たちが存在しているこの時空の過去の歴史に散らばっている)

 

3人は恐らく暗黒ドラゴンボールが体内に入り込んだことで暴走したと考えられるガーリックの事を思い出した。ということは、先ほど行ったのは過去だったということか。

 

(暗黒ドラゴンボールは、散り散りになった先で各時代の戦士に寄生している。彼らを撃破することで暗黒ドラゴンボールを入手することができる。現在、この時代に通常のドラゴンボール、そしてナメック星のドラゴンボールは存在していない。ここで取引をしよう、トランクス)

 

「取引だって?」

 

(トランクス…君は自分の剣を治し、時の巣へ帰還するためにドラゴンボールが必要なんだろう?トキトキ都及び時の巣はあの二人組によって制圧されている…対同士である僕とトキトキが一刻も早く出会わなければ時の流れが狂い、過去と未来が現在で混ざり合う異常現象が宇宙中で巻き起こる…!君が時の巣への道を開いてくれれば、僕とトキトキがそれを食い止める。暗黒ドラゴンボールが出現した時代と場所が分かり次第、僕は君たちをそこへ転送する)

 

正直、怪しい申し出であると誰もが思った。謎の暗黒ドラゴンボール、ひとつめは既に手に入れているため実在することはわかる…が、暗黒と名のつく以上不吉な代物である可能性も拭えない。このドギドギという鳥が嘘を述べているかもしれない。

サザンカとカズラは横目でトランクスを見た。これはトランクスの問題だ。しかし、暗黒ドラゴンボールはこうして手に入れられることも分かったし、ドギドギが自分たちを過去に移動させることができるのも既に分かっている。

ここは…

 

「ドギドギ、分かったよ。結局…オレがサザンカちゃんを助っ人の戦士として連れて行くにも、そのために剣を治すためにも…そしてタイムパトローラーとして歴史の混乱を防ぐためにも、暗黒ドラゴンボールが必要なんだ。その取引、乗ろう」

 

(トランクス…どうもありがとう!そう言ってもらえてうれしい!)

 

ドギドギは見るからにうれしそうな、安心した様子で羽ばたいて見せた。

 

(でも見て分かる通り、今ここにいる僕は本物じゃない。幻を出現させているにすぎないんだ。暗黒ドラゴンボールを探りだせたら、追って連絡するよ。それまでしばらく待っててくれ)

 

ドギドギはそう言い残すと、その姿はゆっくりと薄くなっていき、消えていった。

 

「サザンカちゃん、カズラくん…巻き込んでしまったみたいですまない。そして、サザンカちゃん…頼みがあるんだ」

 

トランクスはドギドギが消えるのを見届けた後、改まった様子でサザンカに向き直った。

 

「オレは、時の界王神様に『強い戦士を連れてきて』と頼まれている。厚かましいのは分かっている…だけど、お願いだ!オレと一緒に暗黒ドラゴンボールを集めて、トキトキ都を制圧している奴らと戦ってほしい!」

 

頭を下げてまで懇願するトランクスを見て、サザンカの方が何故か恥ずかしくなってきた。

だが、自分の心は既に決まっている。

 

「…ま、アンタとアタシ…父親がサイヤ人で母親が地球人でっていうよしみだ。頼まれてやるよ」

 

「ほ、本当かい!?」

 

「ああ、もちろんだ。ま、一度手を出しちまった事だしな…ケンカは最後まで付き合ってやるよ」

 

「トランクスさん、もし何かあればオレも頼ってください!」

 

サザンカに加えて、カズラも快く協力を承諾した。

 

「ありがとう…!」

 

この時空における過去の敵に寄生する暗黒ドラゴンボールをドギドギの導きによって集め、トキトキ都へ帰還するために必要なトランクスの剣を治し、都を制圧する謎の勢力を叩く。今、サザンカは黄金の戦いへと身を投じることとなった。

 

───────────────

 

────────

 

 

「…フ、フフフ…私の負けだ…」

 

ガーリックは、霊夢とカカロット、そしてウスターとの戦いの果てに体力が底を突き、その場で膝をついてうつ伏せに倒れ込んだ。だが、霊夢たちもみな息を切らしており、満身創痍だった。まさにギリギリの戦いであった。

 

「さぁ殺すがいい。私は全力で戦い、負けた…何も悔いはない」

 

「ならば一思いにトドメをさしてやる」

 

カカロットが前に出て、ガーリックの頭の上に手を掲げてそこに気を溜め始める。白色の気弾が作りだされ、それをエネルギー波として放とうとした。

 

「ちょっと待って!」

 

しかし、それを霊夢が止めた。

 

「なんだよ霊夢、なんで止める?」

 

その時、ウスターが何かに気付いて後ろを振り返った。そこには、ガーリックの簡易的な封印から逃れたシュネックが立っていた。シュネックは黙ってガーリックを見下ろしながら、ゆっくりと歩み寄ってくる。

 

「シュネック…」

 

ガーリックは震える声で名前を呼んだ。

 

「ガーリック…この度は愚かな事を企てたな」

 

「フハハハ…外界へ復活を遂げ、地球の神となってすべてを支配する夢も潰えた…好きにするがいい」

 

「好きにしろ、か…では好きにさせてもらおう」

 

そう言うと、シュネックは手をガーリックの頭の上に近づける。霊夢たちも固唾を飲んで見守り、ガーリックも潔く目を閉じる。

…しかし、いつまでたっても何も起きないのでガーリックは目を開けた。

 

「キサマ…」

 

思わず困惑するガーリック。

 

「ガーリックよ、死ぬのではない。確かにお主のような者を外界の神になどさせるわけにはいかない。しかし…お主はこの幻想郷には必要だ!」

 

その場の全員がシュネックの言葉に驚く。が、誰も反論はしなかった。

 

「思い出すがいい…私と修行に打ち込み、幻想郷の龍神に認められるため共に苦難を乗り越えた日々を。私があの時感じた友情は、確かに私とお主を結んでおったと信じておる。どうだガーリックよ…もう一度、私と共に苦難を乗り越えよう。私の生涯唯一の友として頼もう」

 

ガーリックは唖然とした顔でシュネックの顔を見た後、肩を震わせて笑い始める。

 

「ムグハハハハハハ!最期くらい呪いの言葉を吐くかと思ったが…いいだろう、もうしばらくはキサマとの友情ごっこに興じてやる。ただし条件がある…キサマが死ぬときには、私にそのザマを見せて…大いに笑わせてみせろ!」

 

 

幻想郷のドラゴンボールを全て集め、龍神を顕現させたのち外の世界への復活を果たそうとしたガーリックであったが、その企みは幻想郷の戦士たちに阻止された。

本来ならば、ここで倒されて力尽きるはずだったが暗黒ドラゴンボールがこの歴史に干渉した影響により、ガーリックは生き延びた。結果として、改変された歴史が、世界にとってどのような影響を及ぼすか…サザンカたちは未だ、気付いてはいない。

 

 

 

 

 

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