「ライ、そう言う事なら行ってきなさいよ」
この時代のブロリーとライの会話を遠くから聞いていたサザロナは、フリーザと両手を合わせて取っ組み合いながらそう言った。
「そのカカロットって人がそう言ったんなら…絶対に間違いはない!言う通りにすれば上手くいく!」
サザロナは信じている。この世で最も信頼出来て、それでいて大好きな家族の事を。
「何をするつもりかは知らないけど、このボクの目の前で君たちの好きにさせると思うかい?」
だが、それが気に入らないフリーザはサザロナを押し倒して地面に叩きつけ、踏みつけて砕いた地面の中に埋もれさせると、ライとブロリーへ向けてエネルギー波を放とうと構える。
「おーおー、好き勝手やりなさるなァ…」
フリーザの足元の地面の中から何かが硬化するような小気味の良い音が鳴り響き、直後に地中から細長い鞭のような物体が6本、飛び出す。
「何だと!?」
よく見ると脊椎のような、トカゲの尻尾の骨格のようなそれらはフリーザの両足に巻きつくと、その身体を簡単に持ち上げ、一気に地面へ振り下ろし、激突させた。
「もう合体してられる時間は5分も無ェ!アタシがここでコイツと戦う!アンタはさっさと行ってこい!」
砕かれた岩盤を押しのけて一気に地上へ現れたサザロナは、超サイヤ人の金色のオーラを放つとともに、別の青い輝きを放っている。頭部は青い透き通った鉱物のような結晶で出来た兜を纏い、両腕も同じく分厚い結晶の板に覆われている。そして、背中からは6本の霊尾が伸びている。
サザロナも合体元のシロナが可能であった、魔力によって肉体を強化した状態、魔強化形態へ変身し、自在に体の部位を結晶化させ硬化できる能力を受け継いでいた。
「…分かりました」
ライとブロリーは、カカロットの元へ飛び去る。
「きええええええッ!!」
サザロナの霊尾を振り払ったフリーザが、彼女の目の前に降り立った。
「つまらない事を企んでいるようだが、それをこのボクが許してやるとでも?君如きすぐに殺して、この下らない星ごとすべてを消し去ってやるよ」
「うーん…じゃ、やっぱアンタは殺すしかねぇな」
サザロナは口から蒸気を吐き出すとともに高速で飛ぶ。
「ぎゃあああ!!」
しかし、それに余裕で追いついたフリーザが、肘の棘をサザロナの胸へ突き刺して貫通させる。だがサザロナはその程度では致命傷には至らない。すぐに硬質化した拳で反撃の一撃を浴びせ、揺らぐような重い衝撃と共に吹き飛ぶフリーザ。
「はっ!」
フリーザは地面に手をついて勢いを止め、指先から連続して細かな衝撃波を発射する。
「あだだだだだッ!」
それらは全てサザロナへ的確にヒットし、全身を撃ち抜く。が、サザロナも止まらずにフリーザへ接近し、硬質化した足で繰り出した回し蹴りを命中させる。
「ぐはあ…!なんて硬い身体なんだ…」
さらに放ったパンチがフリーザの鳩尾へめり込み、砲丸を投げつけられたように体の芯が悲鳴を上げる。フリーザは口から血を吐き出し、ようやく初めてまともなダメージを受けた。
「猿女が…調子に乗るなよ!!」
「今説明したとおりだ…できるのか?」
カカロットは目の前にやって来たライに元気玉について説明した。
「できますとも。やった事はありませんが、絶対に」
ライは巨大な谷底に隠されるように作られていた元気玉の主導権をカカロットに譲られ、その手でコントロールする。カカロットからライへ渡った元気玉は、外観的な大きさこそさほど変わらないものの、内包される元気の質量は桁違いに膨れ上がった!
「驚いたな…お前も界王様から教えてもらったのか?」
「いえ…私は人造人間ですので、過去に元気玉を使う事の出来た戦士の細胞を使われているだけですよ」
「よくわかんねぇが…気付かれないようにしろよ。後はお前の仲間が、如何にフリーザの動きを止めてくれるかに懸かってんだ」
フリーザは目から念力を放ち、サザロナの周囲の空間へ気を送り込んでその場で爆発させる。渾身の不意打ちだった…フリーザはにやりと笑った。
だが、サザロナの肉体を覆う強固な結晶は、その程度では煤もつかない。
「あああっ、な、何だおまえ…!」
サザロナは霊尾で煙を払い、高速で駆け、フリーザへ接近する。フリーザは後ずさりながら指先を前へ伸ばし、そこから極太のエネルギー光線を発射した。
それは周囲を赤と金色の光で染め上げ、地面を大きく捲り上げながら一直線にサザロナへ向かっていく。しかし、少しも怯まずに勢いを殺さないサザロナの頭部にそれが当たった瞬間、光線はいとも簡単に弾かれ、彼女を避けるようにすり抜けてしまう。
「チクショオオオ!!」
フリーザは今放った光線をさらに圧縮して細くしたものを両手の人差し指から連続で発射する。さすがのサザロナも、それが腹に当たるとその場でよろめき、次の光線を顔面へ受けて一回転して倒れ込む。だがすぐに立ち上がり、両手を地面についたまま再びフリーザへ迫る。
「ハァハハハハ…!!そうだ、良い事思いついたよォ!シロナは学校行ったことないし、サザンカは強すぎて本気を出せないからスポーツが嫌いなんだ!だからふたりのために、アタシはここで『地獄の大運動会』をすることに決めたよ!!」
「はぁ!?」
とんちんかんなセリフを聞いて思わず困惑したフリーザだったが、足を振り上げて鋭い津波のような衝撃波を繰り出す。
「だからこのサザロナがふたりのために大運動会を開いちゃうよォ!相手がアンタだったらさァ、シロナもサザンカも本気出せてハッピーでしょ!?」
霊尾でそれを弾き飛ばしたサザロナはいよいよフリーザのすぐ近くまで接近し、そのまますれ違いざまに強烈なパンチを叩きこんだ。
「まずは”選手宣誓”!!」
「うぎゃあああ!!」
ぶっ飛ばされたフリーザは弧を描くように宙を舞う。
「次は”玉入れ”!!」
サザロナは両手に小さな青色のエネルギー弾を作り出すと、交互に腕を突き出しながらそれを連続で撃ち出した。マシンガンのような速度で放たれる気弾は空中に居るフリーザをその場から動けない程の勢いだった。
「そして”大玉送り”!!」
次は上へ掲げた両手に、ひとつの巨大な気弾を作り出し、それを大ぶりな動作でフリーザへ投げ飛ばした。命中するとその場で真っ白な爆発が起き、ボロボロになったフリーザが煙の尾を引きながら枯れ葉のように落下していく。
「お前のような訳の分からないヤツに、このボクがやられてたまるか!!」
フリーザは額に血管の浮き出た筋を見せながら怒号を上げ、渾身のエネルギー波をサザロナへ向けて繰り出す。それは放射状に広がり、サザロナの全身を呑みこんだ。
さらに出力を上げ、サザロナを塵にすべく全ての気を送り込む。
「お前は…ボクに殺されるべきなんだ──ッ!!」
「やだよぉ!」
しかし、サザロナはエネルギー波の中から這い出るように抜け出すと、なんとその上を渡りながら再びフリーザへ向けて走っていく。
「次は”かけっこ”だ!」
そして、信じられないという顔をしたまま硬直していたフリーザの顔面へ膝蹴りを叩きこみ、後ろへ倒れ込ませる。
「ぐっ!?」
サザロナはそこへ自身の6本の霊尾を伸ばしてフリーザの体へ巻きつけ、その場で拘束する。逃れようとするフリーザだが、霊尾は青い結晶と化しており、硬化していて一切動くことができない。
「最後は”綱引き”だぜ!ライ、やっちまいなァ!!」
「…ええ、分かりましたよ!」
ライは空高く浮かび上がり、谷底に隠していた元気玉を一気に引き上げ、両手の上に掲げる。蜃気楼が発生しているかのような凄まじい熱気を放つ巨大な光弾に気付いたフリーザが驚愕の表情を浮かべ、脱しようともがく。
「あれに巻き込まれれば…君もただじゃすまないはずだ…!!」
フリーザはサザロナにそう呼びかけるが、サザロナは何も言わずにその場で四つん這いになり、必死にフリーザを引き留めている。
ライも分かっている。暗黒ドラゴンボールを手に入れるにはこの元気玉でフリーザを消滅させて後から回収し確保するしかない。そのためにはあそこにいるサザロナを巻き込む他なく、これで彼女が死んでしまった場合それまでの戦士だったという事。結局は暗黒ドラゴンボールを奪い合う敵同士だからだ。
「いきますよ…!!」
ライは体を大きく捻り、ハンマーを投げるようにして元気玉をフリーザへ向けて放った。
【現在公開可能な情報】
登場キャラクターの身長2
豹牙天龍 180cm
紅美鈴 167cm
サンドラ・スカーレット 146㎝
レミリア・スカーレット 136cm
フランドール・スカーレット 138㎝
聖白蓮 166cm
八雲紫 173cm
摩多羅隠岐奈 176cm
シュネック 250㎝
八意永琳 172cm
蓬莱山輝夜 157cm
蓬莱山史奈 160cm
藤原妹紅 158cm
覇乙女明嵐 161㎝
覇乙女蛇班 168㎝
不動紡馬 217㎝
ブルマ 165cm
ベジータ 164cm
ナッパ 210㎝
ラディッツ 185㎝
パラガス 184cm
バーダック 178cm
ネイル 226cm
最長老 370cm(座高)
スカッシュ 158cm
ダイザー 313cm
ラーゴン 177cm
カーボネド 187cm
コルド大王 255cm
クウラ 170cm~290cm