もしもカカロットが幻想郷に落ちていたら   作:ねっぷう

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第450話 「俺は自由だ」□

「グギャオオオ!!」

 

ジャネンバはヘロヘロになりながらも霊夢へ接近し、拳を振り下ろす。霊夢もまたおぼつかない足取りで後ろへ下がり、半分転んだような動作でそれを避け、ジャネンバの胸へ倒れ込みつつ肘打ちをめり込ませる。

 

「ゴファ…ッ!」

 

ジャネンバは苦しみつつも霊夢の頭を掴んで姿勢を支え、膝蹴りを腹へ叩き込んだ。

霊夢も歯を食いしばりながらなんとか耐え、足をかけてジャネンバを地面へ押し倒した。

 

「ふんぬぬ…!」

 

「ギギギ…!」

 

そのままチョークスリーパーでジャネンバの首を締め上げ、両者は地面を転がってゆく。泥に塗れ、技を掛けられながらもジャネンバは四つん這いになりやがて起き上がると後ろへ勢いよく倒れ込み、背中に張り付いている霊夢ごと地面へぶつけた。

非常に泥臭い戦いが続いている。互いに気弾を撃つ余裕すらなく、今使えるのは疲弊しきった体同士のぶつかり合い。しかし、霊夢が少し笑うと、ジャネンバも歯を見せて笑みを浮かべた。

 

「はぁ…はぁ…そろそろ決着がつきそうね…もう限界でしょ?」

 

「ゼェ…ゼェ…キキ、キッキッキ…!」

 

前のめりになりながら立ち上がった両者は向き合い、真っすぐに相手を見つめる。

 

「ハァァアアア!!」

 

「キエェェエ───!!」

 

そしてよたよたしながら近付いていき…同時に最後の拳を突き出した。

 

バチン!

 

「ぐぅ」

 

やはりリーチの差で、ジャネンバの拳が先に霊夢の顔面へ当たった。しかし、霊夢はそのまま足を踏み込んで顔を前へ出して拳を押し退け、カウンターの一撃をジャネンバの頬へ当てて見せた。

 

「グ…オ…!」

 

それは殴ると呼べるほどのものではなく、文字通りただ握りこぶしを当てただけに過ぎない。

しかし、ジャネンバはゆっくりと後ろへ下がり、とうとう耐えきれなくなり後ろへドサッと倒れ込んだ。それを見た霊夢は無言で腕を突き上げ、己の勝利だということを誇示すると座り込んだ。

 

「キキッ、ヒャヒャ…ヒャヒャヒャヒャヒャ!」

 

ジャネンバは自分の完敗を理解し、大口を開けて笑い声を上げる。その顔には邪念など一切籠っておらず、清々しい笑顔だった。

その直後、ジャネンバの体内から虹色の光が溢れ出し、その体を砂のように散らしてゆく。完全にジャネンバの姿が跡形もなく消えると、そこには邪念に憑りつかれていた日白残無だけが残された…。

 

「はーっ、疲れた」

 

霊夢が考えていたジャネンバの退治方法…それは彼の抱える邪念を晴らしてやることだった。元はといえば地獄に蓄積し続けた死者の邪念の集合体。ジャネンバが悪口を言われるとダメージを受け硬直していたことから、生前の罪悪感を今でも抱えていることは明白だった。だから霊夢はその罪悪感を含めた後ろめたい感情を正々堂々のバトルによって取り払うことで、邪念を浄化しようとしたのだった。

その策は功を奏し、こうしてジャネンバは消えていった。

 

「…またお前に助けられたな」

 

そう声をかけたのは、今まで邪念に憑かれジャネンバと化してしまっていた地獄の鬼、日白残無だった。

 

「ああ、残無…お礼は言わなくていいから私を運んでもらいたいんだけど…」

 

「もち!」

 

残無は霊夢を背負い、彼女の言う場所へ連れて行く。地獄の大穴があった場所、つまりカカロットとサザロナがいる場所だった。

 

「儂はここまでじゃ。あとは水入らずでな」

 

「うん、ありがとう」

 

霊夢を運び終えた残無はそう言い残すと、さっさとこの場から消えてしまった。

 

「おお、そっちも終わったのか」

 

カカロットも霊夢に気付き、全ての戦いが集結したことを知る。

 

「ええ…って、アンタ誰ぇ?」

 

霊夢はサザロナを指差して怪訝な顔を浮かべた。

 

「あ、こっちのお母さんは初めてだったっけ」

 

PON!

 

その時、ちょうどエネルギー不足でサザロナの合体が解けた。シロナとサザンカに分離し、その様子を見た霊夢は口元を押さえて驚く。

 

「びっくりした…そんなことできるのね。シロナ、サザンカ」

 

「お母さん!」

 

次の瞬間、シロナは霊夢に飛びついていた。霊夢はそれを抱き返しながら頭をなで、カカロットもシロナの肩に手を置いた。

 

「ほんとに大きくなったわねぇ」

 

「はははっ、少し煙草臭いぞお前」

 

シロナはしばらくの間離れなかった。

 

「俺たちはずっと見てたんだぞ、お前…今までよく頑張ったなぁ」

 

「前はごめんね、約束を守れなくて…」

 

「ううん」

 

そんな様子を、サザンカは両手でスカートの裾を握りながら後ろから見ていた。霊夢とは以前にも今回の件でも会っていたが、父親であるカカロットの顔を見るのは初めてなのだ。

それに気付いたカカロットがサザンカを見ると、ゆっくりと歩み寄る。

 

「よお、お前のことも…ずーっと見てたんだ。さあ来い」

 

カカロットがそう言いながら腕を広げた瞬間、サザンカはこみ上げた様々な感情を我慢することが出来ず、ロケットの如き勢いでカカロットに飛びついた。

 

「ぐお…!はははは…」

 

だがそれでもカカロットはサザンカを受け止め、ぎゅっと抱きしめ返すとその体を高く持ち上げてみせた。カカロットにとっても、生まれた瞬間はおろかその後にも立ち会うことが出来ず、己の手で触れることさえ叶わなかった娘との対面の瞬間である。

しばらく笑い合っていたふたりだったが、サザンカはシロナと霊夢がこちらを見て笑っていることに気付くと我に返り、顔を真っ赤にしながら暴れる。

 

「も、もうわかったから!降ろしてくれよ~!」

 

「そうか?まだ俺は足りねぇけどな!」

 

その場所は正真正銘の地獄であったが、ここだけは家族4人が初めて集まったことによる和やかな時間が流れているのであった…。

 

「霊夢、カカロット…そろそろ時間よ」

 

しばらくした後、ヘカーティアがそっと姿を現してそう言った。

 

「あ、そうね…」

 

「既にジャネンバは倒され、閻魔大王も復活してるわん。あの世とこの世の法則も元に戻りつつある…その子たち、ここに取り残されて大変なことになっちゃうわ」

 

閻魔大王の存在そのものがあの世のルールとして作用している。今までジャネンバの結界に閉じ込められていたが、それが無くなり解放された今、生きているまま地獄にいるシロナとサザンカの存在がどうなってしまうかわからないのだ。本当に死人になってしまうか、最悪存在そのものが消滅する危険すらある。

 

「そういうわけでふたりとも、もう帰りなさい。みんなが待ってるんでしょ?」

 

「ふたりは私が送ってあげるわ」

 

ヘカーティアはシロナとサザンカを地球へと送り届けてくれるようだ。

 

「わかった、それじゃあね!」

 

ふたりは霊夢とカカロットに手を振りながらヘカーティアも元へ歩いてゆく。

 

「おい、シロナにサザンカ!」

 

だが、それをカカロットが後ろから呼び止めた。

 

「名残惜しいがしょうがねぇな!死んだらまた会おうぜ!」

 

「あんまり早く来たら駄目よー」

 

カカロットと霊夢がそう叫ぶのを聞いて、ふたりはヘカーティアによって天界の神殿へ瞬間移動させられ、地球へと帰還したのだった。

 

「なんか、死人にしてはフランクだったな」

 

「だね、懐かしい感じだったよ」

 

死人にしてはイメージに反して明るかった両親を思い出し、ふたりは笑い合った。

 

「はは…あ、ところで姉貴!カズラたちはどうなったんだよ!?」

 

「あ!!そういえばブルマさんが『シリアル星のドラゴンボールを使う必要がなくなった』って言ってたっけ!!」

 

「そうなのか!?じゃあじきに引き返して帰ってくるってことかよ!」

 

しかし、結局シリアル星へ向かったカズラやピッコロ達が大激闘を経て壊れたケツァルコアトルを修復し、再び地球へと戻ってきたのは十日も後の事だった。

 

「あ…ただいま、サザンカ」

 

「ああ、おかえり」

 

サザンカとカズラは無事に再開することが出来た。遠い星でいくつもの犠牲も払ってしまったが、カズラの願いによってサザンカに殺された天下一武道会の観客、それが原因として生まれたジャネンバの影響で地獄の大穴と繋がったことを発端とする地獄の亡者たちによる被害者は残らず生き返った。

さらにシリアル星の神龍トロンボはかなり気を利かせてくれたらしく、破壊された街並みもすべて元通りにしてくれていた。

 

「あ~よかった。でも…」

 

シロナはブルマ宅の屋根の上で黄昏ながら思い更けていた。話で聞いた、シリアル星の道中でのウスターとミルの死。かつて自分を助けてくれた恩人たちの死に、シロナは悲しくもあるがそれを乗り越える精神性を持っていた。頬を伝った涙を拭いつつ、己のこれからに目を向ける黄金の意思を。

 

 

 

 

そんな地球の様子を宇宙から眺めていたのは、界王神だった。彼は地球の人間が自分たちだけの力で事態を収束させた、その手腕を高く評価し、笑顔を浮かべていた。

 

「私の言った通り、彼らは自分たちでしっかりとやり遂げましたよ。貴方の出る幕は無かった…そうでしょう?破壊神ビルス様」

 

 

「よーし、滅茶苦茶になったあの世の法則もすべて元に戻したぞ!」

 

ジャネンバという存在を生み出してしまった責を感じた閻魔大王は、これからも起こり得るであろうその異変に対処するための長期的な対策に、ヘカーティアや地獄の鬼を代表する日白残無らと共に思案を巡らせる。

 

 

「なんだよ、お前も来ちまったのか」

 

「久しぶりねぇ」

 

「ああ。まったく聞いてくれよ、お前のガキどもときたら…」

 

元気な死人として楽しく過ごすであろう霊夢やカカロット。新しく大界王星にやってきたウスターも加わり、いつか訪れる輪廻転生の時を待ち続ける。

 

 

「フリーザ!?…じゃないみたいだが…!」

 

「ぎゃああ!なんでこんなところに!?」

 

ヒータを乗っ取る形で、彼らの行っていたビジネスにまで着手し始めたクウラ。自らも賞金稼ぎとして、凶悪な犯罪者の集う惑星へ降り立ち己の鍛錬もかねて暴れる。

 

「この程度なら部下にもいらんな」

 

 

「ま、想定外もあったとはいえ概ねは想像通りか。でも、果たして君にカンバーの代わりが務まるかな?」

 

謎の青年ハーツは、岩場の亀裂の隙間の中で気絶していたベジータを担ぎ上げながらそう呟いた。空には満天の星が瞬いており、ハーツの瞳はそれを見上げつつもその向こう側にあるもっと別の何かを見据えていた…。

 

「俺は自由だ」

 

 

 

…かくして、地球を襲った数々の異変と、それに伴って出現した強敵たちとの激闘を見事制した戦士たち。

しかしそれは、各々の思惑を加速させ、この宇宙を捩じれ括れさせる異変の始まりでもあった。

 

 

To be continued…

 

 

 

 

 

 

 

 

☆キャラクター戦闘力紹介☆

参考

一般成人男性 5

一般成人女性 4

子供(10歳) 2

ミスター・サタン 6.66

一般的に超人と呼ばれるレベル 7~8以上

大妖怪クラス 80以上

ピッコロ大魔王 260

フリーザ 1億2000万

セル(超完全体) 1600億

魔人ブウ(純粋) 1兆2000億

ゴジータ(最強のフュージョン/超サイヤ人) 10兆

孫悟飯(老界王神の潜在能力開放) 60兆

赤文字=公式数値

青文字=原作推定数値

紫文字=本作完全推定数値

 

 

 

1.邪念の支配者

 

カカロット 50億(基本最大)→2500億(超サイヤ人1-4)→5000億(超サイヤ人2)→2兆(超サイヤ人3)

 

カカロット、死後16年と半年ほど。地球をフリーザから守った英雄として死後大界王星へ招かれ、肉体を持った魂として修行を続けていた。

大界王星へ訪れる死者としては破格の力、生前とは比べ物にならない戦闘力を獲得しており、通常時で50億を誇る。超サイヤ人化で50倍の2500億。なお、生前は超サイヤ人になると残虐性が現れていたが、このカカロットは超サイヤ人第四段階まで進化しているため性格の変化は起こらない。

そして、あの世での修行の成果である超サイヤ人3へも変身可能。今回は飛ばしたが当然超2にもなれるだろう。あの世ではエネルギーの制約がほとんどないため、自在にいくらでも超サイヤ人3になれる。

 

 

ジャネンバ 1兆1000億(初期形態)

 

あの世へ送られた死者から除去された邪念が地獄の鬼を媒体として集合し生まれた存在。閻魔界及び閻魔宮殿に結界を張り、閻魔大王の力を封じたうえであの世とこの世の法則を崩して陣取る。

その体は超巨大だが赤ん坊のように無垢。遊びのような感覚でパンチを繰り出したり魔術でカカロットを翻弄した。その戦闘力は、ブウ編における善ブウ(推定1兆)と超3悟空(推定1兆2000億)の中間、1兆1000億とする。

この時空での超3カカロットにもやはり及ばず、気功突きからの華光玉でトドメを刺された…かに見えたが、傷口から全身が吸収されて凝縮するかのように変身するのだった。

 

 

ジャネンバ 7兆7000億(変身形態)

 

太っちょのジャネンバが一度倒されることで変身した姿。体も引き締まって戦闘向きの肉体となり戦闘力も凝縮されたうえでさらに上昇した。「真武道会2」というゲームでは、界王神によってジャネンバは倒すべき危険な者であり、魔人ブウと並んで過去に出現したことのある伝説の存在だと語られていた。

映画本編でも超3悟空を圧倒し、こちらでも超3カカロットを追い詰める…かと思われたが、直後乱入してきた完全体ベビーの寄生を許してしまう。邪念の塊は寄生生命体の手に落ち、更なる脅威となって地獄へ舞い降りるのだった。

 

 

ベビー 9000億(完全体)

 

7年近くもの間、宇宙中で寄生を繰り返しじっくりとエネルギーを得たベビー。その体は完全体(GTのOP2や大猿ベビー撃破後に登場するベビー)となっており、戦闘力も9000億ほどまで上がっている。この時点でもし仮にブロリーと戦ったとしても、このベビーなら寄生に頼らずとも勝てるだろう。

だがベビーの寄生能力は限度はあるが格上にも通用し、地力が上昇すれば寄生能力そのものも強くなる。

ベビーは地球人に寄生し数々のテロ事件を起こし、短期間での死者を爆増させ、あの世でのジャネンバの誕生を促した。そしてあの世のバランスが崩れたところで地獄へ乗り込み、頃合いを見てジャネンバの体を乗っ取ったのだ。

 

 

博麗霊夢 50億(平常時)→250億(霊力開放)→3750億(超夢想天生)

 

カカロットと同様に死んでからの16年間、大界王星で鍛え続けてきた。昔の霊夢であったら修行というもの自体好まなかったが、様々な戦いやカカロットとの出会いを通じて無理しない程度に鍛えるのが好きになったらしい。

シロナは成長するにしたがって霊力開放の状態を基本形態とするようになったが、霊夢はまだ霊力開放を伴う気の扱い方をしている。平常時で50億、霊力開放で250億、さらに超夢想天生を発動することで、平常時から75倍になる3750億にもなる。平常時であれば通常時のカカロットとは互角、超夢想天生を発動してカカロットの超化以上超2化未満、となる。

超夢想天生の能力も健在で、異次元へ移動したり触れた者を同じ異次元へ連れ込むこともできる。が、格上の相手に対しては破られる可能性があるのは以前と変わらない。

 

 

 

2.地獄から蘇る強敵

 

地獄の亡者 各20~100

 

ジャネンバの影響で開いた地獄の大穴から溢れてきた亡者たち。元は宇宙のどこかで死んで地獄へ落ちた人間だったのだろうが、長い年月を反省もせず地獄でただ這いつくばって過ごした結果、外見も魂も愚かな怪物へと堕ちた。地獄ではそこら中に巣食う虫のような扱い。

戦闘力としては各々が20から100あたりまでの範囲に収まるだろう。

 

 

ソルベ 70

タゴマ 1万9000

シサミ 2万1000

 

地獄から蘇った亡者のうち、幻想郷で倒された彼らも生き返った。ソルベは変わらず、タゴマとシサミはジャネンバの影響を受けたのか、生前より強化されている。生前はせいぜいフリーザ軍のエリートといったぐらいの戦闘力だったが、今回においては復活のF本編で「ザーボンとドドリア並」と言われていた時の戦闘力とする。

 

 

ミソカッツン 7300

キシーメ 8000

エビフリャー 8500

 

幻想郷で博麗紅蓮によって倒された、Dr.ウィローが造ったバイオ戦士たち。戦闘力はそのままで、天龍によって地獄へ送り返された。

 

 

人造人間 各100万前後

 

地獄の亡者に紛れて現れた、かつて偽スカールに作られた低級な人造人間たち。各々が100万近くの戦闘力に相当するエネルギーを持つ。記憶兵器でもあるサタンにまとめて倒された。

 

 

レイム 16億(通常時)→144億(霊力開放)→800億(超サイヤ人)→1200億(超サイヤ人1-2)

 

なんとコイツも地獄から蘇っていた。超サイヤ人第二段階まで変身してシロナと対峙するも、あの時よりずいぶんと強くなったシロナには遊び半分でまともに相手をされない。真の姿である巨大な獣の姿に変身しようとしたとき、ブロリーとサザンカが現れたことで大人しくなる。

その後はシロナを監視役として、何かあったらブロリーとサザンカがシメるということでブルマ邸に居候することになる。傍から見れば最低なフラれ方をしたシロナの内心を察し、憎悪を煽って支配しようと試みるが、もはやシロナの強靭な精神は誰にも乱されることはなく失敗に終わる。そのシロナの精神を完成させたのは外ならぬかつてのレイム自身であるのだから皮肉なものだ。

宇宙船にシロナと共に乗る予定だったが、直前になって姿を消してしまった。

 

 

Dr.ライチー 630億

ハッチヒャック 1800億(通常形態)→2250億(装甲形態)

 

地獄から蘇ったライチー。暗黒惑星にいたのはゴースト戦士としてのライチーであったが、死んでから地獄でオリジナルの自分の魂とでも合流したのだろう、9倍のパワーアップを果たし630億という戦闘力になっていた。かつての暴走ライチーと同じエネルギーを秘めていることになる。だが、ただの超サイヤ人となっただけのブロリーの相手にならず、一撃で粉砕された。

生前のゴーストライチーが体内の取り込んだまま一緒に地獄へ堕ち、そのまま蘇った怨念増幅装置ハッチヒャックの怨念エネルギーが実体化し、人型の戦士ハッチヒャックとなった。OVAサイヤ人絶滅計画等から、戦闘力は1800億と推定する。当時のセルゲーム辺りの悟空たちにとっては紛うことなき強敵であり、パワーはブロリーに匹敵すると言わしめた。

ゲームでは「装甲形態」なるゴツくなって体のパーツがせり出した形態が存在し、それに変身するもやはりブロリーには及ばずに消滅してしまった。

 

 

Dr.ミュー 40

スーパーΣ 62億

ルード 500億

ムッチー 160億

 

地獄から蘇ったマシンミュータントたちだが、ほとんどシロナとレイムによって殲滅された。スーパーΣは、以前の惑星M2でブロリーと戦った時はナットを除く3体が合体し、その3体の合計値が戦闘力となっていたが、今回はナットも健在だったため合体に加わったはずだ。よって、以前の戦闘力52億にナットの数値10億を加算し62億とする。

ルードはレベル3の状態で蘇ったが、やはりシロナの相手にならなかった。ムッチーもレイムに倒されていたが、レイムが一瞬のみ超サイヤ人に変身するだけで勝てるだろう。

ミューは地獄で後述のハーレクインを改造してリルド以上のマシンミュータントに仕立てていた。

 

 

ハーレクイン 19億(通常時/改造)→1441億(メタルハーレクイン)

 

キヨヒロに倒されてから地獄に堕ち、そこでミューの手でマシンミュータントに改造されていたハーレクイン。かつてレイムの霊尾によって力を与えられることで最大19億の戦闘力を発揮してたが、現在はそれがなくともマシンミュータントの力で19億に達している。さらに、マシンミュータント特有の金属同化能力や流体金属化する能力も得ている。

さらに、他のマシンミュータントの残骸を吸収することで、強化形態「メタルハーレクイン」に変身する。その戦闘力は、吸収したマシンミュータント全員の戦闘力の合計値。まず、ハーレクイン自身の19億に62億(スーパーΣ)、500億(ルード)、ムッチー(160億)を合計し、741億。さらに、既に破壊されている兵士タイプのマシンミュータント(各1億)がざっと700体はいたと仮定してその分700億をさらにプラスした数値1441億がメタルハーレクインの戦闘力とする。吸収する相手がもっとたくさんいればその分強くなる。

ミューが言った通り確かに通常時のリルド(750億)は超え、超1-2のレイムが反応できない動きを見せたが、シロナには叶わず、一撃で致命傷を負い、レイムにトドメを刺された。

 

 

 

3.シリアル星~vsヒータ

 

スカッシュ 85万

ピッコロ 170万

アザミ 4万

 

シリアル星のドラゴンボールを借りるために地球を旅立った、スカッシュ、ピッコロ、アザミ、カズラ、ウスター、ミル。スカッシュは銀河パトロールの活動のおかげか以前より若干伸びての85万。ピッコロはナメック星人としてもまだまだ成長しており、170万へアップ。アザミもトキトキ都での戦いでジーメックに開放してもらった潜在能力が残っており、4万。普通の地球人としてはあり得ない数値である。

 

 

ウスター 2億2000万(通常)→6億6000万(魔芯解放)

 

追ってくるフリーザを止めるべく、単身宇宙船から飛び出したウスター。通常形態(最終形態)フリーザとしばらく戦った後、かつてガジュニアが操っていたデッドゾーンを展開し、どちらかが勝つまで出られないデスマッチを行う。

さらにウスターは今まで秘匿していた奥の手、「魔芯解放」を発動する。肉体という檻を取り払い、解放した気を剥き出しに戦闘力を倍増させるが、本来肉体と同じ形・大きさであるはずの気を肉体を伴わず留めておくという荒業を続ける反動で寿命はどんどん縮まっていく。

その戦闘力は3倍の6億6000万とし、フリーザに善戦するも第四形態に変身されると火力勝負の末に敗北した。

が、頭部の半分を破壊されるもギリギリで生きており、マキ・オイルに追い詰められるカズラの元へ現れ、マシンミュータントと彼女らを殲滅し、死亡してしまった。

 

 

ミル・フィーネ 4(通常時)→2700万(記憶兵器)→3700万(極限状態)

 

Dr.ミューの攻撃によりダメージを受けた宇宙船「ケツァルコアトル」を無事にシリアル星へ着陸させるべく、その身を挺して船を防護し、着陸用の補脚の役割を請け負った。

戦闘力的にはブラック戦の2500万から2700万へアップ。ただし記憶兵器を発動していない通常時は変化なし。大気圏突入時の熱と衝撃を受けたことで極限状態となり、1000万アップの3700万。

だがかなりのダメージを受け、もう肉体の錆化が始まるほど弱った状態で補脚代わりに着陸時の衝撃を全て引き受け、足先から全身が粉々に崩れてしまい死亡。「ドリル」はカズラへと受け継がれた。

 

 

カズラ 5.3(通常時)→1000万(記憶兵器)

 

ミルの遺体の側から何気なく拾っていた「ドリル」のチップを咄嗟に飲み込んだことで記憶兵器になったカズラ。そんな成りたての記憶兵器の力で仲間を助けようと奮闘する。

戦闘力は1000万、記憶兵器の初期値である。本来はここから訓練や実践を重ねていくことでミルやサタンのように実力が伸びてゆく。今回は未訓練の初実践でもあったので短時間しか持たなかったが、造物主である1号の持っていた医学や戦闘の知識は既にカズラの脳に刻まれている。

 

 

グラノラ 1億3000万

 

シリアル人の生き残り。種族特性として狙撃に特化した右目と能力を持っており、幼少からヒータが抱える賞金稼ぎとして活動している。ここ最近は急激に力を付けてきているようで、現在の自分なら過去のフリーザならば倒せると考えている。

…とはいうものの、本当にグラノラはフリーザより強いのか?

実際、グラノラ編の主要人物の戦闘力は漫画版超を読んでもハッキリと予想立てが出来ない。宇宙一になった後ならともかく、それより以前は同じく戦闘力が予想できないゲストキャラとしかまともな戦闘がないからだ。

そんなグラノラの戦闘力だが、漫画版初見の段階でいくつかの案は考えた。

1、生前のフリーザ(第一形態/53万)を倒せると予想していることから60万~数百万程度

2、生前のフリーザ(最終形態/1億2000万)を倒せると予想していることから数億

このふたつのどちらかとなるだろうが、本作においてはグラノラの戦闘力は2番目を材料にし1億3000万とする。

確かに、グラノラの言う生前のフリーザとは最も馴染み深い第一形態である可能性も高い。何故ならフリーザが変身できるという事実はほとんどの者が知らないためだ。側近や特戦隊ですら知らなかった情報をグラノラが知っているだろうか?フリーザには多くの変身があり最終形態という真の姿が存在するという事実を知らずに豪語していてもおかしくはない。

だが、グラノラには情報源となるヒータの後ろ盾がある。宇宙を制するのは情報だと考えているエレクの事なので、フリーザが最終形態の姿で生存したことを知っていたのではないだろうか。つまりグラノラはナメック星での戦い後のフリーザを想定して、彼を倒せると思っていたというのが正しいのではないだろうか。

実際にはメカフリーザは推定1億6000万ほどにパワーアップしていたようだが、まあエレクもそこまでは知らなかったとするか、戦闘力に変化はないと考えたということにしておこう。

 

 

モナイト 216【→1080(潜在能力開放)】

 

漫画版超でのバーダックの計測より。その38年後(漫画版超では40年)にあたる現在のモナイトは逆に衰えていてもおかしくはないが、まあそのままで。

だが、少し疑問がある。モナイト、本家ナメック星のナメック人に比べて弱くないだろうか?本家の彼らは老人でも500~1500、若者で3000、戦闘タイプに至っては1万以上はある。

それもこう考えることが出来る、本家ナメック星では全てのナメック星人が最長老による潜在能力開放をなされている。最長老ほどの優れたナメック人のいないシリアル星では潜在能力開放が一般的ではない。漫画版超では、モナイトは超能力を短時間で何度も使ったことにより潜在能力が開花していたが、もしも最長老の潜在能力開放を受けていたら、きっとこの時この場合のモナイトは1080程度はあったのではないか。

 

 

オートミル 0~5(通常時~人型へ変形)

 

グラノラが装着しているゴーグルに搭載された人工知能のようなものだろうか。何者かがゴーグルを介して会話しているだけという見方もあるが、ここでは前者で話を進める。

まず完全なる機械であることから戦闘力は測定不能、しかしパワー値や性能を数値化することはできる。ゴーグルの時は0、漫画版超で見せた人型ロボットになった姿では5程度はあるとしよう。

 

 

エレク 6000

オイル 1億7000万

マキ 1億4000万

ガス 33億(通常時)→66億(少し本能を解放)→99億(本能解放)

 

主に賞金稼ぎを雇い、宇宙中で金の絡んだビジネスを行う組織、ヒータ軍の構成員たち。全員血のつながった兄弟で、それぞれがかなりの戦闘力を有している。

が、彼らの戦闘力もまた判断が難しい。情報としては

・ガスはこの中で最強

・オイルはグラノラに負けるはずがない

・マキはオイルをあしらったグラノラ相手に戦おうとした

・エレクは一番弱い

が材料になるだろうか。全体的な戦闘力としてはやはり過去のフリーザになら勝てるレベルである、数千万~数億の段階に収まるだろう。

まず長男のエレクだが、実は兄弟の中で一番弱いらしい。弱いといっても他と比べたうえでやや劣る程度に弱いのか、それともぶっちぎりで弱いのか。エレクには戦闘描写が無いため判断が難しい。逆に弱すぎたところで今まで生き残ってこれたのが不思議なくらいだ。ここは、フリーザ軍の雑兵よりは強く、サイヤ人のエリートには劣る程度の6000と定める。

次は太った巨漢のオイル。上述の現在のグラノラに対して言った「俺がお前に負けるはずがない」というセリフを真に受けるのであれば、生前フリーザを超えた彼よりも上となる。ここは1億7000万としておこう。

お次はマキ。紅一点であり、体格から考えればオイルよりは下にくるだろうか。やはりここもグラノラより上の1億4000万とする。

最後にガスだが、これまでの点を踏まえれば少なくとも2億以上となるはず。だが、ここはヒータ最強たる彼を買いかぶってぶっちぎりの33億とする。そして、どうやら彼らの種族は「本能を解放」することで理性を失うことと引き換えに戦闘力を引き出すことができるらしい。恐らくは、本来理性無く暴れまわるだけの生物だった彼らが何らかの方法(牙や爪を使った飾り?)で本能を封じて理性を獲得したのだろう。

ガスの場合、本能を少しだけ解放することで戦闘力を引き出せるらしいが、それも時間に制限がありやがては完全に暴走してしまうようだ。少し解放した場合は2倍、全て解放した場合は3倍としておこう。

 

 

フリーザ 2億4000万(最終形態フルパワー)→9億6000万(第四形態)

 

ジャネンバの影響で地獄から蘇ったフリーザ。カンバーやベジータと違い完全に生き返っているので天使の輪はついていない。

戦闘力は生前(神精樹の身を食べた後)から変わらず。だが地獄にいる間にかなり心変わりしており、邪悪であることに変わりはないだろうがウスターとの戦闘を楽しもうとしていた。

しかしクウラに対しては違うようで、破壊の神を超えると豪語したクウラに怒りを露わにした。結果は地獄にいる間にも鍛錬を積んでいたクウラには及ばずに敗北し、さらにガスに胴体を両断されて瀕死になった。その後はこっそりと分け与えられていたクウラの気によってひとまず蘇生し、クウラと戦闘中のガスの動きを止めた。

クウラと共に再び宇宙最強に返り咲こうと決意するも、グラノラの狙撃によって再び瀕死へ。もう助からないと悟ったクウラによって盾にされ、完全に死亡した。

 

 

クウラ 7億(通常/最終形態)→28億(第四形態)

 

ジャネンバの影響で地獄から蘇った。地獄では責め苦を与えるために悪人に肉体が与えられるのだが、クウラはこれを利用して地獄で鍛錬していた。

通常の姿で既に7億、この時点で生前の第四形態は超えており、今第四形態に変身すれば28億となる。この戦闘力で蘇った直後にブロリーへのリベンジに向かうが、通常状態で30億となっているブロリーには敵わない。ブロリーに見逃されたクウラはさらなる強さを求めて賞金稼ぎとしてヒータ軍に雇われることで地道に実力を伸ばそうと画策する。クウラ曰く、自分たちがいない間に大きく変動した宇宙のパワーバランスの一部となることでその内側からヒエラルキーを上り詰めるためらしい。

なんやかんやあってシリアル星でフリーザと戦い、その後ガスと死闘を繰り広げる。生前は歯牙にもかけなかったヒータ軍がここまで強力な戦闘力になっていることに驚き、これでは今の自分では最初からガスに勝てないと考えたクウラは、フリーザが披露したデススライサーを元にガスの武器創生能力を手本としてどうにかして格上のガスを殺す方法を編み出すことを考えた。

本来は気弾のように飛ばして扱うデススライサーを飛ばさずに手の平からはみ出す程度の飛距離に縮めることで切断力を高めるとともに複数本同時に格子状に組んで発生させ、ガスの胴体をサイコロ状に細かく切り分けた。

が、その後の疲弊した状態ではグラノラに手も足も出ず、仕方なくフリーザを盾にすることで姿をくらました。

 

 

38年前(漫画版超では40年前)時点の戦闘力

 

モナイト 216(バーダックの計測)

ナメック人 200~500

ナメック人の子供 2~50

 

シリアル星のナメック星人。前述の通り本家ナメック星の最長老ほど優れた者がいないため潜在能力開放の儀を受けておらず、戦闘力は低め。モナイトはバーダックによる計測から。

 

 

シリアル人 500~1000

グラノラ 150

ミューズリ 400

 

シリアル星に本来住んでいた種族。狙撃に適した右目と能力を持ち、シリアル人のほとんどが気を扱えるようだ。

男性は戦闘ができるようだがサイヤ人には敵わなかった。戦闘力的には500~1000に収まるだろうか。子供であったグラノラは150程度、母親のミューズリは少し低めの400とする。

 

 

リーク 3000(通常)→3万(大猿)

タロ 3800(通常)→3万8000(大猿)

 

シリアル星を襲撃したサイヤ人。リークは額左側を撃たれ傷ついたサイヤ人で超ブロリーやマイナスにも登場。タロは「俺たちは大猿にならなくても強えんだよ」の人。

リークは若干細身で小柄な分低め、タロも体格は良いがナッパ(4000)ほど強くはないだろう。

 

 

バーダック 9000(通常)→9万(大猿)

 

リークやタロと共にシリアル星を襲ったサイヤ人の中にはバーダックもいた。

「超」ではこの後に「超ブロリー」の冒頭へと繋がるのであろうが、本作においては超ブロリーには繋がらず、「たったひとりの最終決戦」へ繋がったものとして扱って考える。

さて、たったひとりの最終決戦では1万としたバーダックの戦闘力だが、果たしてこの時点ですでに1万はあっただろうか?いや、ないだろう。バーダックはガスとの戦闘後、ボロボロな状態で惑星ベジータへ帰還した様子が描かれている。ここで回復パワーアップが発動、もしくはその後に何回かのパワーアップを経て1万の戦闘力になったのではないだろうか(時系列的にはたったひとりのと超ブロリーは同時期)。

 

 

ギネ 500

 

バーダックの妻であり、カカロットの母親である女性サイヤ人。何気に彼女のことに触れたことがない気がするのでここで触れておく。本作ではカカロットの地球送還の経緯や方法は「たったひとりの」の設定に準拠しているが、ギネはこちらでも存在しているものとする。

サイヤ人にも非戦闘員は存在し、超ブロリーのビーツのようなサイヤ人がそれに該当する。非戦闘員は500~1000程度の戦闘力とし、ギネもその最低ラインにいる。

 

 

エレク 5000

オイル 6万6000

マキ 4万4000

ガス 3万3000(通常)→6万6000(本能を少し解放)→9万9000(本能解放)

 

過去のヒータ軍。彼らがフリーザにシリアル星の地上げを斡旋していたようだ。

エレクは現在よりも低い5000だったものとし、当時のオイルやマキも数万程度だったとしよう。38年後までに上がり過ぎだろうと思うかもしれないが、この時点で10万以上の戦闘力が有ればフリーザは間違いなく彼らを自分の軍へ引き込もうとしていただろう。

ガスはこの時はまだ末っ子らしくエレクを除く兄弟の中で最も弱かったものとしよう。修行中であったガスはエレクにいいところを見せるためにバーダックたちの抹殺を名乗り出たのだろう。戦闘力ではバーダックを超えているが、サイヤ人特有のタフネスと執念を削り切ることはできなかったようだ。決着を早めようと本能を開放してしまったのが運の尽き、さらに追い込まれ覚醒したバーダックに逆転され、敗北した。

エレクはこの後ガスを鍛え直したようだが、オイルとマキもついでに鍛えさせた。エレク本人は人に効率のいい指導を施す才能はあったのだろう。といっても他の良い師やトレーニング場を紹介したりしただけかもしれないが。それでもフリーザの死後自由が利くようになった途端彼らを億単位にまで引き上げたことは素直に凄い事だろう。

 

 

バーダック 36万(疑似超サイヤ人)

 

「限界を超えた時往々にして進化するんだ」、ガス戦でバーダックが見せた謎の強化形態。だが、髪の逆立ち具合やオーラの色や形状的に「疑似超サイヤ人」で間違いないだろう。ドラゴンボール劇場版でスラッグ相手に覚醒した時、アニオリのあの世一武道会編でセルたちを沈めた際に悟空が見せたオーラのみ金色になった姿の事だ。

倍率は超サイヤ人には届かない40倍であり、9000のバーダックに適用すれば36万となる。本能を開放したガスを吹っ飛ばしたが、バーダック自身もかなり消耗していた影響かそれ以上は戦えなかった。

 

 

 

4.ブロリーブルー

 

カンバー 60億(基本最大)→24兆(悪のサイヤ人)→240兆(悪のサイヤ人フルパワー)→1200兆(悪の超サイヤ人)

 

ブロリーとの決戦を演じた古の悪のサイヤ人、カンバー。通常時の最大戦闘力は60億となるが、悪のサイヤ人へと切り替わることで24兆となり、普段はこの値である。ここから黄金大猿の力を制御した悪のサイヤ人のフルパワーを引き出すことで10倍の240兆となる。

天界に現れたカンバーはブロリーと戦い始める。その時は24兆の力でブロリーと戦っていたものとし、ブロリーがゴッドとなって以降は240兆で戦った。だが流石に超サイヤ人ゴッドブロリーには敵わず、その猛攻によって死を実感できるほど追い詰められる。

そこでカンバーは突如として超サイヤ人に目覚める。死に際にサイヤ人の始祖が居座る“永遠の地”へ招待され、そこで蘇ったのだ。ゴッドにも超4にもなれなかったが、24兆に50倍の強化が乗り、1200兆へとなった。ブロリーに対し逆転し、己のパワーアップとそれに喰らい付いてくるブロリーとの戦いに興奮し、追い求めていた瞬間はこれだったと思うも、ベジータの横槍によって望まぬ決着がついてしまった。

その後一度死につつも復活し超サイヤ人ゴッド超サイヤ人(以後ブルー)になったブロリーと再度決着をつけるべく戦闘を続行する。最期には戦友ヤモシが死の直前に笑った理由と彼が見ていた景色を理解し、消滅した。元より既に死んでおり地獄の責め苦を受けるために肉体を得た魂の状態であったため、その存在は文字通り消えてしまいこの世にも地獄にも存在していない。

 

 

ブロリー 750兆(超サイヤ人ゴッド)

 

ブロリーの基本最大値~伝説の超サイヤ人2までは前章と変わらないため省く。忘れた方は第407話を参照。

一度はダウンし気を失ったブロリーだったが、ターレス、ナッパ、ラディッツ、パラガス、そしてブルマのお腹の子のサイヤパワーを注がれて超サイヤ人ゴッドへと覚醒した。ターレスたちもその際に互いの気が同調し合い一時的に超サイヤ人になっていた(戦闘力は全員一律で超サイヤ人最低ラインの1億5000万とする)。

その姿は通常状態の穏やかなブロリーが赤髪になっただけのもの。だがその戦闘力は、基本最大30億の25万倍、750兆にものぼる。カンバーも悪のサイヤ人フルパワーとなって対抗するも流石に及ばず、ブロリーの猛攻はカンバーを追い込んだ。

さて、超サイヤ人ゴッドの強さだが、本作においては“映画Z及び超はGTに繋げられる”ものとして考える。つまり、ゴッドの強化倍率は後述する超4化の倍率よりも大幅にダウンしたものになる(形態としての強さも超4>ゴッドになる)。

超サイヤ人ゴッドは厳密には超サイヤ人ではないらしく、ただ神の気を纏うサイヤ人の事を便宜上そう呼んでいるに過ぎないらしい。では神の気を纏う超サイヤ人はあるのか、というと…

 

 

ブロリー 1500兆(超サイヤ人ゴッド超サイヤ人/超サイヤ人ブルー)

 

通称ブルー。超サイヤ人ゴッドの力を得たサイヤ人が超サイヤ人に変身するとこうなるらしい。一度は完全に死亡したが、カンバーと同様に永遠の地にて蘇ったうえにこの変身を手に入れたブロリー、通称ブロリーブルーといったところか。

外見的には俗にいう“イケメンブロリー”が青髪青眼になった姿を想像してほしい。戦闘力はゴッドの2倍、基本値の50万倍。ちょうど超サイヤ人化(50倍)に1万をかけた倍率とし、1500兆。超サイヤ人化したカンバーを上回り、互いに全力を出した上でブロリーが勝利した。

 

 

 

5.ファントムシロナ

 

ベジータ 50億(基本最大)→20兆(悪のサイヤ人)→200兆(大猿)

 

かつてナメック星でフリーザに殺害され、地獄へ落されたベジータ。ハーツに教えられた方法で現世へ戻ろうとするカンバーにスカウトされ、悪の気を与えられて後天的に悪のサイヤ人となった。ヒーローズで悪のサイヤ人となったターレスと同じ形態。

その影響で基本値は50億にまで達しており、カンバーには及ばずとも並んではいるだろう。そこから悪のサイヤ人となったことで4000倍の20兆となる。天下一武道会時点では基本値の50億でカンバーと軽い戦闘を行っていた。

天界でシロナと戦った時は20兆であり、悪の気を制御し魔力で強化され力を増したシロナに驚くものの難なく撃破。その後復活したファントムシロナには大猿化しても手も足も出ず敗北を喫した。パワーボールを作っても気を消耗しなくなったが、黄金大猿にもなれないため超サイヤ人4にはなれないだろう。

その後もカンバーとブロリーの決闘に横やりを入れカンバーの怒りも買うも、ブロリーの放つ気によって気絶させられた。

 

 

魔神ドミグラ 1500兆(通常時)→3000兆(最終形態)→6000兆(魔強化形態)

 

魔神ドミグラ、ゼノバース及びヒーローズから参戦。サラガドラ戦後、再びタイムパトロールとして活動を始めたトランクスの前に現れるも彼と彼の仲間によって追い詰められ、結果本作の歴史へ逃げ込んできた。

ゼノバースでは主人公と超サイヤ人ブルー悟空のタッグにはやや押され、変身してからは彼らを倒す一歩手前まで善戦したため、通常時の戦闘力は1500兆、変身後の巨大な竜人のような姿の最終形態は2倍の3000兆、ヒーローズオリジナルの魔強化形態はさらに2倍の6000万とする。

最終形態時まではファントムシロナに押され続けるものの、魔強化形態に移行すると逆転する。自身の魂を体の深くに隠して攻撃を無効化するとともに、シロナの変幻自在の肉体によって守られている彼女の魂を直接叩けるようになった。

戦闘力では上回るものの、土壇場での荒業でドミグラの魂を見定められるようになり、変形による増加した破壊力を防ぎきれずに敗北した。

 

 

シロナ 10兆4000億(暴走制御)→18兆2000億(暴走制御・魔強化)

 

基本最大から超サイヤ人2・魔強化までは第407話を参照。

ベジータの悪の気に当たられてダウンしたかに思えたシロナだったが、逆に悪の気を制御して暴走を克服した。しかし、サザンカやカンバー、ベジータは通常状態のまま悪の気を制御できているのに対し、サザンカは超サイヤ人2になって地力を底上げしなければならなかった。

ベジータには敵わないものの喰らい付き、さらに魔強化になって戦い続ける。シロナは吸血鬼や記憶兵器の再生能力を持ち非常に高度な不死性を持っているが、ベジータの苛烈な猛攻により、記憶兵器が死ぬ時に起こる錆化が発生し、レイムと共に離脱するもかつての博麗神社の中で死亡した。

 

 

レイム 7200億(真の姿)

 

地獄の大穴から現世へ蘇り、影でベジータらに究極ドラゴンボールの在り処を教える代わりにシロナを弱らせてもらう計画を立てていた。巨大な白い獣の姿となる真の姿を露わにしたレイムは生前と変わらずの7200億。

 

 

ファントムシロナ 2600兆(変身直後/50%)→5200兆(最大/フルパワー)→7800兆(限界突破/一瞬のみ)

 

レイムは地獄での期間で、とある仮説を立てていた。幻想郷の戦士や妖怪、生物の遺伝子を持つ自分はすなわち幻想郷の写し、それが博麗の巫女たるシロナを吸収出来れば、未知数の力が手に入るのではないか、と。

レイムは己の命をシロナへと吹き込み蘇生させた。結果、シロナは不死身かつ変幻自在の体を持つ「ファントムシロナ」、幻のシロナへと進化を遂げた。髪は紫色に変色し、身長の倍ほどにまで長くなり後ろへ靡いている。

シロナは「肉体の硬質化の魔法」が使える。体を硬化できるということは、硬度を操るということ。硬度を操るということは、柔らかくすることも出来るということ。それを応用し、ファントムシロナの肉体はスライムのように液状化させることも可能で、どんなに体が吹き飛んだり欠損しようとも自在に再生が可能である。さらに体を武器に変形させたり分身を作る、別の生物や物体に変身することも自由自在(戦闘力の絶対量は変化しない)。体内構造すらも自在であることから、体内に寄生したベビーを捕えることも可能。

ドミグラとの戦闘では前半は圧倒していたものの魔強化形態となったドミグラには戦闘力で上回られた挙句肉体を無視して魂を直接殴られ苦戦したが、周りの情報全てを観測し認識するための眼を増やしたことでドミグラの魂を観測し、それを破壊することで勝利をおさめた。

この時とジャネンバベビーのリベンジデスボールに対抗しマスタースパークを放ったほんの一瞬のみ、更に魔力が上昇していた。これはファントムシロナの限界を超えた力をシロナが発揮できていただけだが、本人はそのことに気付いていない。

 

 

 

6.超サイヤ人4サザンカ

 

博麗霊夢 1兆8750億(超夢想天生・壊)

 

通常時から超夢想天生までの戦闘力は第409話を参照。

大界王星での16年間で、生前に習得した「超夢想天生」を攻撃に特化させた姿、「超夢想天生・壊」。本来は敵の攻撃の無効化を主とし、戦闘力の上昇や攻撃力はその副次効果でしかった超夢想天生。その防御力や無効化能力を全て攻撃力へと変換したのがこの姿だ。赤と青に輝いていたオーラは濃い青へと変わり、髪も青色へとなった。

姿の変化と共に特殊な攻撃技能も習得しており、計七発の打撃を敵へ加えると、約15秒間無差別に全方位へ向けて自動で気弾を発射する技を持つ。これを発動しても気は一切消耗しない。

その不思議な能力と戦法でジャネンバベビーを面食らわせたものの、やはり戦闘力的には全く及ばず、万事休すとなり、サザンカが到着によって事なきを得た。

 

 

ジャネンバベビー 77兆(寄生直後)→770兆(最大)

 

ジャネンバに寄生したベビー。ベビーの寄生には二種類あり、ひとつはただ対象に寄生し操るだけのもの。もうひとつは寄生した肉体と深く融合し力を引き出す融合寄生というもの。前者は寄生された者に外見の変化はないが、後者は目や顔にマシンミュータント特有のラインが刻まれるなど(ベジータの場合は髪が白くなる)の変化が出る。GTにおけるベジータベビーと同段階の形態ということになる。

ベビーはジャネンバと融合寄生し、その戦闘力を100倍に引き出した。409話参照のジャネンバの戦闘力7兆7000億の100倍、770兆となる。が、寄生直後は10分の1の77兆の力しか出しておらず、なおかつかなり手加減し霊夢の技を見ていた。後述のサザンカと戦い始めた頃は77兆で、彼女の実力を脅威と見るや最大の770兆という力を解放し、追い詰めた。

 

 

スーパージャネンバベビー 1540兆(最大)

 

GTにおけるスーパーベビーは、ベジータベビーがツフル人と化した地球人たちに植え付けられたサイヤ人への恨みの力を吸収して変身した姿であるが、本作ではジャネンバベビーが、ジャネンバの影響で発生した結界球に籠った邪念を吸収したことで変化した。ここでようやく、ヒーローズ等に登場するジャネンバベビーの姿になる。ヒーローズのジャネンバベビーは正確にはスーパーベビーに当たる形態というわけだ。

眼が青いグラスに覆われたり、ベビーの腕や足の黄色い甲殻、肩のウイング状のパーツなどが現れ、体色がベビーの青色に変わったりしている。戦闘力は、ジャネンバベビーの2倍、1540兆であるとする。後述の超サイヤ人4と化したサザンカには手も足も出なかった。

 

 

スーパージャネンバベビー2 7700兆(最大)→9000億(完全体ベビー)

 

ジャネンバベビーは結界球に含まれていた邪念だけではなく、地獄中に目には見えずとも充満している邪念をもすべて吸収し、更なる進化を遂げた。大体の姿はヒーローズに登場した「邪悪鬼」形態のジャネンバをベースとしており、そこにジャネンバベビーの要素が発現している。

元のジャネンバベビーの10倍にもなる破格の戦闘力でサザンカを深手の重傷を負わせるとともに追い詰めるも、ファントムシロナの参戦によりペースが崩される。だが戦闘力では上を行っているにも関わらず、シロナの不死身で変幻自在の肉体を欲したがために本体が露出する隙を突かれてしまい、サザンカの気を込めたパンチを受けて肉体が修復できなくなるほどのダメージを受ける。何とかシロナの体に入り込むも、彼女の精神力を前に寄生と支配が効かず、逆に捕まえられてしまう。地獄と拠点として全宇宙を新たなるツフル人で埋め尽くそうと計画するも、その場で逃げ場のない気の圧力によって潰され消滅した。

完全体となっているベビーはもうエネルギーを集める必要はないのだが、恐らくジャネンバのエネルギーを最後のリベンジデスボールに使用したのだろう、ベビーに抜けられた後のジャネンバはほとんどの気を吸い取られていた。

 

 

サザンカ 106兆(悪のサイヤ人フルパワー)→5300兆(超サイヤ人4)

 

ジャネンバを倒すため地獄へとやって来たサザンカだが、実際にそこにいたのはジャネンバに寄生したベビーだった。駆けつけて即行、ジャネンバベビー相手に優勢になるも、フルパワーになられると一気に逆転されてしまう。サイヤ人への恨みのこもった猛撃を喰らい続けるも、タスネスのみで食らいつき続ける。痺れを切らしたベビーはスーパージャネンバベビーへと変身し、一気に勝負を付けにかかるも、ついにサザンカは超サイヤ人4へと覚醒する。

大猿の力を人の身でコントロールし、なおかつ超サイヤ人のエネルギーも秘めており、原初の闘争本能とやらの権化である超サイヤ人4…これこそがカンバーの、悪のサイヤ人が求めていた極致であるらしい。

悪のサイヤ人フルパワー化(基本値の4万倍=アルティメット化と同等)の50倍、基本値からだと200万倍にも及ぶ超パワーアップ。圧倒的な膂力と気合でスーパージャネンバベビーを葬った。

しかし、ベビーは地獄中に充満していた邪念を集めてジャネンバの肉体を再構築すると同時に強化し復活。スーパージャネンバベビー2には再び上回られ、左肩を切り裂かれ右腕右足は切断される大怪我を受けた。何もできずにこのままとどめを刺されるかと思ったが、ドミグラとの戦闘を終えたシロナが合流。シロナはサザンカを体内へ吸収し傷を修復しており、彼女の体内から飛び出したサザンカは超サイヤ人4になれるほどの気は残っていなかったが、ベビー本体へ直接渾身の打撃を叩きこんで大幅に弱体化させた。

 

 

7.エピローグ

 

ジャネンバ 700万(ベビーに気をほとんど奪われる)

博麗霊夢 700万(夢想天生の反動&ダメージ)

 

ベビーにエネルギーを奪われたジャネンバは大幅に弱体化した状態で立ち上がった。そこへ駆けつけた霊夢も同じく夢想天生の反動とダメージ、さらにジャネンバベビーの斬撃から抜けるのに気をだいぶ消耗し、弱っていた。両者ともに満身創痍だったがゆえに最後は泥臭い殴り合いへと発展し、その末にジャネンバは生前に抱えていた後悔や罪悪感といった感情からくる邪念を浄化され消滅し、最後には元となった日白残無だけが残った。

 

 

日白残無 170

 

東方最新作、東方獣王園より登場。元人間のつまり人鬼で、今は地獄の鬼がひとり。元々は幻想郷の新地獄で名を馳せ、暗躍したこともあったが、レイムの一件で幻想郷が無くなってからは地球の地獄で暮らしている。

今回はジャネンバの発生を予感し何とか防ごうと奮闘していたようだが、自身が邪念に憑りつかれジャネンバの素体となってしまった(誰が素体であってもジャネンバ自体の戦闘力は変わらないとする)。

 

 

豫母都日狭美 150

アンニン 300(通常時)→1200(巨大化)

ヘカーティア・ラピスラズリ 1000(異界の体)

 

五行山にて戦いの成り行きを見守っていた。豫母都日狭美も残無と同じく東方獣王園からの参戦で、ジャネンバになってしまった残無の身を案じながら五行山へ避難していた。五行山の管理人アンニンや地獄の女神ヘカーティアも久々の登場となった。アンニンの詳細は第28話を、ヘカーティアは第92話を参照。

 

 

カカロット 2億(超サイヤ人/邪念の影響で疲弊)

 

ジャネンバベビーの攻撃に含まれる邪念に充てられ長時間昏睡していたカカロット。ベビーにジャネンバの気が奪われ、弱体化した影響で目を覚ました。

といっても彼自身もまだ弱っており、万全とは程遠い。そんな状態で地球へと通じる地獄の大穴に殺到する亡者たちを殲滅しようと現場へ向かう。だがやはり多勢に無勢、超サイヤ人になっても弱っているのもあってうまく戦えない。そんな時、助っ人が現れる。

 

 

サザンカ 300万(気を消耗)

シロナ 300万(気を消耗)

サザロナ 3億(通常時/気を消耗)

 

ベビーとの戦いで気力を使い果たしたシロナとサザンカ。もう戦えないほどにへとへとだったが、なけなしの力を振り絞ってフュージョンを敢行する。合体してサザロナとなり、カカロットの助太刀に向かった。

ふたりとも消耗し通常時で300万程度、フュージョンは合体元のふたりの平均値の100倍となっているので、3億となる。

 

 

 




次回から新章始まります。
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