第1魔界・魔王城の麓
「皆の者、大儀であった!この大魔界の新大魔王、キング・ゴマー様が慰労の宴会を開いてやった!存分に飲み、食うがいい!」
地響きかと思うような大きな歓声と音頭が聞こえる。
新しく大魔王の座を受け継いだゴマーと側近デゲスが開いた宴会に集っているのは、まずカカロット、霊夢、ウスターがいるのは当然の事、彼らと共に大魔界を旅したグロリオ、パンジ。パンジの招待により、第3魔界からカダン王とその部下たち。
魔人クウとドゥー、魔女マーバ、ネバ。それから、敵対していたパスト、そして…死んだはずのアリンスまでもがそこにいた。そこから離れた場所には、彼らの様子を寝そべりながら眺めているバルフートとガルフートの姿もあった。
立場、種族の違った者たちが一堂に集い、飲み明かしている。
「まさかアリンスまで生き返るとはおもわなかったのう。まさか精霊王が約束を…一度とった命を反故にするとは思えんが」
マーバが隣に座っていたアリンスにそう言った。
「私だって何が何だかわからなかったわよ…でも、気付いた時には意識があって…ドラゴンボールの龍の姿が見えた。だからきっと、神龍の力が何か…穴をついて生き返ったに違いないわ」
「はい!本当によかったですよ、アリンス様!」
「チョコクッキー!」
その横でアリンスに言葉をかけるクウと、一心不乱にチョコクッキーなどのお菓子を貪り続けるドゥー。その様子を見たアリンスは少し呆れたようなため息を吐き、ほんの少しだけ微笑むのだった。
「ネバさん、本当に自分の願いを叶えなくてよかったの?」
霊夢は、静かに水を飲んでいるネバにそう聞いた。そういえばナメック人はきれいな水を飲むだけで生きていけると聞いたことがある。
「ああ、気にしないでいい…相変わらず寂しくなるだろうがな」
「じゃあ俺が界王様に頼んどいてやるよ。きっと流れ者のナメック人がまだいろんな星にいるはずだから、そいつらに大魔界で暮らしてみないかって言っといてくれってよ」
「それは…本当に有難いな」
ネバはそう言いながら穏やかに笑った。
「おい貴様!」
ゴマーは、料理を食べていたウスターに高圧的に話しかけた。
「見事なサポートだったな!どこの魔人だ?」
「さあな、俺は大魔界の魔人じゃない。下々の木っ端魔界出身さ」
「ああ~…昔戦争をしていたらしいな。その強さに納得だ…ではどうだ、オレの元で働いてみないか?お前がいれば他の兵士たちの良い手本になる、待遇もよくしよう!福利厚生なんでもアリだ!」
「あいにく俺は死人だ」
ウスターは頭に浮かぶ天使の輪を指さした。
「もうあの世へ帰らなきゃいかんし、兵士だのなんだのはもう御免だな」
「よく分からんが、むう、なら仕方がない」
ゴマーは口惜しそうにしながらも腕を組んで納得し、デゲスに宥められながら自分の席へ帰って行った。
「パンジ、お前が無事でよかった!」
「うん!カカロットたちがいたからね、それに楽しかったよ!」
カダン王も娘のパンジと再会に喜んでいる。
「カカロットさん、娘をどうもありがとう」
「いいってことさ、気にするなよ」
みんながそれぞれ思い思いに語り合っている中、デゲスがアリンスに話しかけた。
「姉さん」
「…デゲス。何の用だい?」
「前大魔王の…ダーブラ様がお呼びだ。行け」
「…ダーブラ様が」
アリンスは宴を抜け、すぐ目の前に聳えている魔王城に入る。静かな廊下を浮遊しながら進み、ダーブラの治療室にまでたどり着いた。
「ダーブラ様?」
そして部屋に入ると、そこではダーブラが全ての生命維持装置を外した状態でベッドに座っていた。元々、アリンスはダーブラの支援を受けて研究を続けていた科学者である。ダーブラが怪我をして臥せてからはしばらく姿を見ていなかったが…彼の姿は自分の記憶よりもずっとやせ細り、青ざめていた。
「…私はすぐに死ぬ。これは自分で選んだことだ。本当なら…最期は妹に…トワに伝えるつもりだったが、お前はトワと仲が良かっただろう」
「ええ、トワ様とはお友達でしたから」
「ゴマーはあれでいて真面目で優秀な奴だ。だが危ういところもある…だからお前が影からヤツを牽制しろ。そうすれば奴も妙な真似はせんようになるだろう」
「…分かりました」
「もうドラゴンボールもサードアイも全て消えたのだろう。そんなまやかしに近いものに頼ることも2度とあるまい。あの外から来た3人組には感謝しなければな…」
そう言うダーブラの身体が前のめりに傾き、俯いていく。
「もしも…私があの時…助けられる事無くサラガドラに殺られていたら…あるいは…バビディという醜い妖怪もどきに洗脳でもされていれば…こんなに十分な引継ぎの時間は得られなかった…だが私は全てをゴマーやお前に引き継がせたつもりだ。これからの大魔界…頼んだぞ…」
「はい、ダーブラ様…」
ダーブラはアリンスに看取られながら、その生涯の幕を下ろした。
──翌日
「それじゃあな」
「達者でね~」
カカロット一行は大魔界からあの世へと帰るときを迎えた。バルフートの背中に乗り、加えてグロリオが同伴することになった。他のネバやカダン王など第1魔界ではない者たちは後で飛行機を使い帰るそうだ。既に魔界同士を結ぶ道穴は、ネバによって開かれている。
「そういやパストはどうなった?」
「アイツなら…ほれ」
ウスターが指さす先では、魔王城の放牧地で牛か馬のような生物の世話をしながら戯れているパストの姿があった。その姿からは以前までのような邪気や覇気は全くなく、憑き物が落ちたような穏やかな表情をしていた。
「精霊王とやらに切られた時に邪念すらなかったことになったようだ。受刑労働者として再教育だと…もともとはダーブラの妹が作った人造人間らしいからな」
「ヤツのやったこと考えるともう一発はかましてやりてぇが、まあいいか」
「カカロット!あの世でも元気でな~!」
パンジが笑いながらそう言い、手を振っている。グロリオは内心であの世で元気ってなんだ、と突っ込んでいる。
「いずれ輪廻の果てに会おうぞ」
「おう!」
ネバもカカロットたちに別れの言葉を告げた。
その時、同じく見送りに来ていたアリンスが、ふわっと空中を浮遊しカカロットに近づいた。
「ねえ、お前…」
「ああ?アンタか、生き返れてよかったな」
アリンスに呼び止められたカカロットはそう返した。が、アリンスは上目遣いでカカロットを睨んだまま、何か言い淀んでいる。
「お前さえよければ…私とここに残らない?お前ほど強い男なら、きっと…大魔王に対する心強い抑止力になる。だから、その…」
「悪いな。俺はもういつか消える時まで、誰の隣にいるかは決めてんだ」
カカロットは、何食わぬ顔で澄ましている霊夢をチラと見た。
「…わかっていたさ。じゃあお行き!」
「おう!」
そうしてカカロットたちは出発する。竜と共に去っていく彼らを、アリンスは見えなくなるまで見つめていた。
「アリンス様。オレ達がいますよ」
クウとドゥーが彼女の肩に手を置いてそう言うと、アリンスは静かにほほ笑んだ。
バルフートに乗って第1魔界の空を飛び、第2魔界へ、そして第3魔界へと戻ってきた。
「ところでよ、バルフート。お前の姉貴はずいぶん大人しくなったな」
カカロットは戦いが終わった後、すごすごと第3魔界へ帰って行ったガルフートを思い返しながら言った。
(ああ、カカロットたちのお陰でバルフートは姉上に勝てた!感謝する!)
バルフートはガルフートから両目を奪い返せたので額に付けていた魔のサードアイは既に外して消滅させている。
(バルフートは姉上と一緒に、古代竜の生き残りを探す旅に出ることにした!バルフートは第3魔界の奈落しか知らなかったから、もっと第3魔界の隅々や第2魔界、第1魔界の果てまで探してみることにした)
「それはいいわね。きっとどこかにいるはずよ」
(バルフートもそう思う!もし見つけたら子孫を作るつもりだ!)
バルフートの意気込みを聞いて、霊夢はその頭をなでながら微笑んだ。
一行は竜の背に乗って、ワープ様のいる場所へと昇る。高みから改めて見下ろす大魔界は、彼らの故郷である幻想郷にも負けず劣らずのファンタジーや不思議に溢れていた。
「なーんか、昔に戻ったみたいで楽しかったよなァ」
「ええ、確かにね」
「ふん…」
カカロットたちは在りし日の幻想郷、そこで冒険と戦いを繰り広げていた頃を思い出し感慨に耽った。
いよいよ別れの時が来ると感じたグロリオは、思い切ってカカロットにずっと聞きたかったことを尋ねた。
「カカロット…もうワープ様が見えてくる。行ってしまう前に、最後にひとつだけ聞かせてくれ」
「ん?」
「俺も…いつかお前のように強くなれるだろうか?」
それを聞いたカカロットは、ごく当然のことを言うかのように返す。
「おう、きっと…俺よりずっとな!」
───そっちに逃げたぞ!捕まえろ!
逃げる。隠れる。見つかったら…
───ひいいっ!
殺す。
───何をしてやがる!ロコッシ族の眼球は高く売れんだぞ!傷つけないように仕留めろよ!
───特に赤い目は絶対にだぞ。何せ、特殊な加工をして額に付ければ圧倒的な魔力を手に入れられるらしいぜ
───だが加工するのに手間を食うし、そもそも個体差があるからとにかく大量のサンプルが必要で…
死ね。
───うおっ、なんだコイツ!?
───ロコッシ族だ!
死んじまえ。
───ひい、く、喰われる!
食い殺してやる。生きるための糧は、こんなにたくさん転がっているんだから。
─────…
───…
「…んお」
シロナはベッドの上で目を覚ました。寝過ぎてしょぼしょぼする目をこすりながら、右手を見つめて握ったり開いたり繰り返す。
「今のは…たぶんモロの記憶…?なんで…」
働かない頭を何とか動かしながら立ち上がり、窓を開けて久々の日の光を浴びた。
宇宙各地では、モロに食い荒らされた惑星が息を吹き返していた。環境は元に戻り、殺された住民たちも蘇り、困惑しながらも喜び合っている。
ナメック星人たちや、惑星ズンの住民、そのほかサガンボたちによって被られた被害も全て無かったことになっている。
「どうやら、大魔界の件も上手くいったようですね」
修復された宇宙を眺めながら界王神は頷いた。
「『脱獄以降にモロが宇宙へ与えた被害を、脱獄囚殺害を除いて元通りにしてくれ』…ブロリーさんが考えてくれた願いをしっかり叶えてくれたようですね。大魔界も…まだ捨てたものではないということか」
続いて、モロに使われてしまった究極ドラゴンボールを集めていたブロリーとハーツ。銀河パトロールの全面協力の甲斐もあって、ついにすべて集めなおすことが出来た。
早速地球の神殿へ持ち帰り、台座へ安置することで…地球爆発のカウントダウンをストップさせることができた。
「思えば長かった…」
ベビーに洗脳されたブロリーが使った究極ドラゴンボールを集めにシロナとサザンカが向かい、それをハーツが別々の宇宙へ持ち込んでばら撒き、それを集めたかと思えばモロに奪われ、それをこうして集めなおしたのだ。
こうして宇宙はすべて元通りに戻った。
ひとりの見習い天使を除いては…
数日後──
「セレモニーで、モロを倒した功績を称えてメダルが貰えるんだぞ」
ブロリー、ハーツ、サザンカ、シロナは銀河パトロールのセレモニーに招待され、ジャコとスカッシュと共に宇宙船で会場へ向かっていた。
「アタシはそんなのいらねぇよ」
「バカを言うな!こんなに名誉なことはないんだぞ!このメダルをたくさんもらってるやつが真のエリートなんだ」
「ジャコは何個持ってるの?」
「…今回が初めてだ」
会場についてセレモニーが始まり、銀河王の手によって記念メダルが首にかけられる。
「それでは今回の受賞者を発表します」
司会が受賞者の名を呼ぶ。
「ブロリー殿
ハクレイ・シロナ殿
ハクレイ・サザンカ殿
ハーツ殿
ジャコ・ティリメンテンピボッシ殿
スカッシュ殿」
「ジャコ先輩、そんな長い名前だったんだ」
「悪いか」
「そしてもうひとり。メルス改め、メルス・イカノイチヤボッシ殿!」
「えっ」
ブロリーが困惑していると、登壇していたステージ裏のカーテンが開き、その向こうからモロとの戦いで消滅したはずのメルスが姿を現した。
「メルス!」
驚いたブロリーが思わず彼の元へ駆け寄り、その肩を掴んで喜んだ。
「ブロリーさん、皆さん!またお会いできて嬉しいです!」
「だが、いなくなったはずじゃ…」
「はい。確かに消滅しました…天使としての私は。ですが大神官様の計らいにより、私は人間として再生されることが出来たのです。天使の力は無くなりましたが…」
「そんなことはどうだっていい!よかった…よかった…!」
泣いて喜ぶブロリーと、メルスを見て訝し気な顔をしていたハーツだが、メルスが人間になったと分かると急に笑顔に変わり、ふたりの肩をやさしく叩いた。
「では、その意向でよろしいのですね?」
「うん。全宇宙の破壊神と界王神、天使を呼んで伝えるのね。『力の大会』の開催を」
☆キャラクター戦闘力紹介☆
参考
一般成人男性 5
一般成人女性 4
子供(10歳) 2
ミスター・サタン 6.66
一般的に超人と呼ばれるレベル 7~8以上
大妖怪クラス 80以上
ピッコロ大魔王 260
フリーザ 1億2000万
セル(超完全体) 1600億
魔人ブウ(純粋) 1兆2000億
ゴジータ(最強のフュージョン/超サイヤ人) 10兆
孫悟飯(老界王神の潜在能力開放) 60兆
ベジット(魔人ブウ編/超サイヤ人) 500兆
孫悟空(GT/超サイヤ人4) 1京6000兆
赤文字=公式数値
青文字=原作推定数値
紫文字=本作完全推定数値
ドラゴンボール超の敵キャラクターの戦闘力を測るために、まず超の主要キャラクターの戦闘力を考察したもの(https://telegra.ph/%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%B6%85-%E4%B8%BB%E8%A6%81%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%88%A6%E9%97%98%E5%8A%9B-02-09)
1.第1魔界の冒険
界王神 13億
モロによって甚大な被害をもたらされた第7宇宙を元に戻すため、大魔界のドラゴンボールで願いを叶えてもらう依頼をカカロットたちに託す。
第2魔界の界芯星、そこで成る金の果実から生まれる芯人…グリンド人が界王神になれるらしい。他の宇宙の界王神も大魔界出身ということになる。
北の界王 3500
お馴染みの界王様。戦闘力は変わらず3500。大界王の提案でカカロットたちを大魔界に向かわせることになり、頭を抱えながらも了承した。
界王もまた大魔界出身で、金の実ではない普通の実から生まれた者からくじ引きで界王が選ばれるという。
西の界王 3200
西銀河宇宙を統べる界王。小柄で片眼鏡をしている。体格的には北の界王よりも小さく、戦闘力も若干低い3200。界王たちも過去のモロの悪評は聞いており、今回の事件に対しても対応に奔走していた。
南の界王 3900
南銀河を統べる界王で、大柄な体格。戦闘力的にも他よりもやや高い3900。
東の界王 3400
東の銀河を統べる界王。芯人では珍しい女性型(芯人に性別はないため)で、小太りマダムといった姿。戦闘力的には体格の近い北の界王より少し低い3400とした。
大界王 7000万
4人の界王を統べる大界王。ファンキーパンクなファッションで、天国の空に月のように浮かぶ大界王星に棲んでいる。
北の界王は言った。「あの世の達人」「東西南北4つの銀河の界王の頂点に立つ、あの世で最もえらく最も強いお方」。あの世の武道家たちは、そんな大界王に直接修行をつけてもらうことを夢に見ている。
アニメZでも悟空とパイクーハンの戦いを最後まで見切れており、実力は確かだろう。原作ではキビトに見下されてはいたが、戦闘力は7000万ほどとする。
ワープ様 80億
大魔界と外界を結ぶ存在。大魔界に本体があり、各宇宙やあの世にまで分身がいる。戦闘力としては80億程度としたが、ワープ様はそれだけに囚われない能力と格式を持っており殺すことは不可能。
大昔は自由に大魔界と外界を行き来できたが、いつからか往来が制限されワープ様が設置されるようになった。
魔人たち 各50~200
主に第3魔界に棲む魔人。バーでたむろしていたり、DAIMAでホテルに泊まった悟空たちからドラゴンボールを奪おうとした連中がこれに当たる。弱いもので普通の人間の10倍、強くてもせいぜい200くらいだろう。
雑貨屋のおばさん 40
雑貨屋のおじさん 38
荒野にたたずむ雑貨屋を営む魔人の夫婦。おばさんはふくよかで体格がよく、おじさんは年老いて耳も遠い。スカイシードという巨大な植物をはやす種も売っている。この店には魔のサードアイもひっそりと売られており、DAIMAではこれを見つけて物語が終わったが、本作ではパストがこれを買っている。
戦闘力的にはおばさんは40程度、おじさんは年老いて痩せているので38としておく。
パンジ 30
第3魔界を治めるカダン王の娘であり、家臣からは姫と呼ばれているが本人は嫌がっている。メカに強く、度胸があるわんぱく娘。
戦闘力的には一般的な魔人の子供レベル。将来的にはカダン王クラスの豪傑に成長するかも?
カダン王 2000
第3魔界を治める王。ただし魔界の階層による階級はゴマーやダーブラよりも格下であり、圧政を強いられる側でもある。
太っているが筋肉もかなりある巨漢で、戦闘力的には一般の魔人を大きく上回る数千、低く見ても2000はあってもおかしくない。ラディッツや栽培マン程度なら軽く倒せるほどだ。
カダン城の兵士 各300~500
カダン王に使える兵士たち。男女問わずみな屈強で、日々鍛錬を積んでいるようだ。戦闘力的には一般魔人よりも強いが、DAIMAで一瞬だけ超サイヤ人になった悟空に蹴散らされた。
グロリオ 3000万
カカロットたちの案内役に選ばれた魔人。戦闘力は推定3000万とする。
第3魔界の生まれだがアリンスに拾われた恩がある。電撃の魔法を得意とし、実際の戦闘力も大魔界全体でもかなり上位になるだろう。ナメック語もマスターしており、アリンスの願いを叶えるためにドラゴンボールを手に入れようとカカロットたちにスパイとして取り入っていた。
が、カカロットやウスターらには既に企みを把握されていたが特にお咎めはなく、逆に彼らの懐の大きさと強さに惚れ込んだ。
カカロットと協力してパストを倒すが、伝達の魔術によってオーバーダメージを受け死んでしまう。が、その後蘇生し、ドラゴンボールで願いを叶える役を負った。
バルフート 1500億
第3魔界の荒野にある地面の裂け目「暗黒の海」、そのさらに奥深く「奈落」に巣食う巨竜。体長は50メートル近くにもなり、トカゲのようなフォルムにより四肢で壁や宙に浮かぶ岩を掴んで縦横無尽に移動する。
特筆すべきは冷気を発生させる能力で、周囲を凍てつかせ氷を生み出すことはもちろん、極低温の環境を作り超伝導を起こし空を移動することも可能。だが冷気を使いすぎると体に熱が溜まり、排熱する必要がある。バルフートはそれすらも攻撃手段として利用するが、氷と熱では食い合わせが悪い。
姉であるガルフートに目を奪われ、錯乱したまま第3魔界中を暴れまわっていたが霊夢らと戦った末にサードアイのひとつを与えられたことで視界を取り戻し落ち着いた。その後はカカロットたちの戦いを見て自分も強くなって姉を倒したいと思い、そのために見て学ぶため彼らの足となる。
第1魔界ではガルフートと一騎打ちをし、能力が通じないながらも氷で自分の身体を人型に変形し、見て学んだ格闘術で勝利した。
戦闘力的には1500億という宇宙規模でみても強大な数字。「古代竜」という種族の末裔で、大昔にはかなり大魔界で繁栄していた種族だったらしい。
ちなみに、バルフートはサードアイを着けても失った視力を取り戻し、流暢な声を発することができるようになっただけで特に戦闘力や能力の強化はされていない。サードアイは何らかの身体機能を失っている者が装備した場合、その機能を復活させることを優先する、と独自設定を設ける。
ガルフート 1500億
バルフートの姉であり、その両目を奪って自分の目として加えて使っている。口調も気性も荒く、妹とは異なり電気を生み出す能力を持つ。発生させた電気を後頭部から背中を通って尻尾の先まで一直線に連なっている背鰭に流し、往復させることで増大させ頭の角からレールガンの如く発射する。バルフートと同様に能力を使えば体温が上がり排熱を行わなければならないが、バルフートと違い電気と熱の相性がいいため食い潰しあわない。
他の末裔の同族を探して古代竜をもう一度繁栄させることが目的であり、その時に出会ったパストの助言を受けてバルフートの目を奪って動けなくした。本当は弱い妹を危険な旅に付き合わせないという目的もあったようだが霊夢も言っていた通りそれは「やりすぎ」で、バルフートとの一騎打ちの末に格闘術によって敗北した。
タマガミ・ナンバー・スリー 1100億(通常)→1650億(赤熱強化)
大魔界のドラゴンボールの創造主であるネバによって作られた、ドラゴンボールを守護する存在。第1・第2・第3魔界にそれぞれ配置されている。ナンバースリーは第3魔界におり、村はずれの荒れ地にある祭壇の上にオブジェクトのように微動だにせず立っている。巨大な体と、手には重いハンマーを武器として持っている。
さて、その戦闘力だが、まずダーブラでも勝てなかったという情報が真っ先に材料となる。ここでいうダーブラはバビディに洗脳強化された原作の状態ではなく、素の実力ということであり、800億と推定する。そのダーブラが勝てないのだから、ナンバースリーは1100億はありそうだ。それに、タマガミやゴマーの戦闘力を求めるにはDAIMA時点での悟空やベジータの戦闘力をまず推定しておく必要がある。
悟空 33億(基本最大)→1650億(超サイヤ人)→3300億(超サイヤ人2)→1兆3400億(超サイヤ人3)→6兆7000億(超サイヤ人4:DAIMA)
悟空ミニ 22億(基本最大)→1100億(超サイヤ人)→2200億(超サイヤ人2)→8800億(超サイヤ人3)→2兆2000億(超サイヤ人4:DAIMA/体が小さいため不完全)
ベジータ 22億(基本最大)→1100億(超サイヤ人)→2200億(超サイヤ人2)→8800億(超サイヤ人3)
ベジータミニ 14億6000万(基本最大)→730億(超サイヤ人)→1460億(超サイヤ人2)→5840億(超サイヤ人3)
DAIMAでは超サイヤ人の悟空ミニとナンバースリーはほぼ互角、上半身が赤くなる赤熱強化(ダイバーズなどでは「怒り」と表記されている)をしてやや悟空が劣勢になっていた。が、最後は超サイヤ人2のかめはめ波と追撃によって敗北を宣言した。赤熱強化の倍率を1.5倍とすれば、つまりナンバースリー=超サイヤ人悟空ミニ<ナンバースリー(赤熱)<超サイヤ人2悟空 となるのだ。
カカロット 52億(基本最大)→1040億(20倍界王拳)→2600億(超サイヤ人)→5200億(超サイヤ人2)→2兆0800億(超サイヤ人3)
大界王の提案により大魔界へ乗り込んだカカロット。その目的は大魔界のドラゴンボールを集め、願いを叶えるためだ。地獄でのジャネンバとの戦いのときは50億だったが、その時の戦いやその後の修業を通じて基本値は52億に上昇。
バーで荒くれ者を窘め仲良くなったり、生前のカカロットなら力づくで黙らせていたところを穏便な手段で場を納めるなど成長している。自分自身が死人となったこと、それから大界王星でかつての英雄や偉人と拳を交えたことで死者が生者を脅かしてはならないという考え方に変わったようだ。
そして、タマガミナンバースリーとの初戦、カカロットはしばらく基本値でタマガミに応戦。その後20倍の界王拳で戦い、さらに超サイヤ人へ変身。それに追い縋るように強化状態となったタマガミすら圧倒し、華光玉からのトドメの一撃で勝利した。
次の戦闘ではサードアイを装備したパストが相手。特有の再生強化を起こさせないため、超サイヤ人3となってもあくまでサードアイを取り外すために動く。自分の攻撃力と挑発を利用し、グロリオの協力もあってついにサードアイを取り外すことに成功する。だがグロリオが死んでしまい、蘇生のための儀式に自分の魂を差し出そうとするのだが…
2.第2魔界の冒険
クラーケン 1500億
第2魔界の大半を覆う海に棲む巨大な怪物。海の上を通る者ですら捕まえて喰らおうとする。
DAIMAでは超サイヤ人のベジータミニですら餌と見て襲い掛かり、結局最後まで倒すことはできず、飽きて逃げ帰って終わった。が、本作ではバルフートと争い、一匹は何とか倒した。戦闘力的には、バルフートと同程度の1500億としておく。
ネバ 2万2000
伝説のナメック人、ネバ。第2魔界は惑星のような岩が空の至るところに浮かんでおり、その内のひとつがナメック人の故郷である。環境や景色はナメック星にそっくり。
そんなネバの戦闘力だが、ナメック星の一般ナメック人の基準を適用するなら、数百程度に収まるだろう(若者は3000、老人は数百~1000)。ネバの老い方を見ればそれくらいに収まることになる。しかし、ネバは何万年もここで生きる元祖ナメック人であり、伝説と呼び伝えられるほどの存在。多彩な魔術や出来ることの多さも踏まえ、その戦闘力は2万2000と定める。地球襲来時のベジータ程度なら十分にあしらえ、ドドリアと同等の数値。
タマガミもネバが作った存在であり、以降誰もドラゴンボールに手出しすることができないでいた。が、本作のネバは何か企んでいるようで…?
タマガミ・ナンバー・ツー 1300億(通常)→3250億(蒼熱強化)
第2魔界の二つ星のドラゴンボールを守るタマガミ。細身な体と背中の棘、武器のトライデントが特徴。
その戦闘力は通常時で1300億。DAIMAでは超サイヤ人2になったベジータミニに互角寄りの劣勢となり、、見かねたネバが無理やり強化を施し、スリーや後述のワンのような赤熱ではなく、上半身が青く輝いていた。これを「蒼熱強化」とし、強化率は赤熱を上回る2.5倍。
本作では、本領を発揮したウスターに押され、蒼熱化するという流れ。一時は上回り圧倒するも、「降魔の相」を発動したウスターには再び敗れた。
ウスター 900億(通常時)→1800億(魔人の本領)→1兆8000億(魔芯解放・降魔の相)
魔界最強の戦士ウスター、大魔界へ降り立つ。ウスターは耳の尖ったれっきとした魔人だが、出身は大魔界ではない別の魔界である。
生前はカカロットと霊夢が死んでから強くなるモチベーションも失っていたため戦闘力の伸びは穏やかだったが、死んで大界王星に招待されカカロットらと合流してからは再び燃え上がり、一気に戦闘力を伸ばした。元々ウスターにはそれだけのポテンシャルがあったのだ。
戦闘力は、通常時で900億。通常の姿という点でいえばカカロットや霊夢を大きく突き放している。そして幻想郷一武道会の頃から使っている「魔人の本領」、これを発動するとオーラの手を繰れるようになり戦闘力は倍の1800億となる。この状態でナンバーツーを追い上げた。そして、生前の最後の死因ともなった諸刃の技、「魔芯解放」。これをあの世での修行でもっと実用的なモノへ強化した。「降魔の相」と付け加えたそれは、肉体という枷を取り払われてむき出しになるはずの気を体の複数個所のみに留め、そのまま出力を増した姿。
強化されたナンバーツーを軽々と追い込み、負けを認めさせた。第1魔界でのゴマーとの戦いでも、サードアイを付けていたに関わらず再生中の隙をついて取り外させ、勝利した。
3.第1魔界の決戦
タマガミ・ナンバー・ワン 2500億(通常)→3750億(赤熱強化)
第1魔界の一つ星のドラゴンボールを守るタマガミ。正直これといって外見上の目立つ特徴は無いが、恐らく最強のタマガミであることに間違いはない。DAIMAでは悟空らとは戦わず、クウとドゥー、そしてゴマーしか相手にしなかったが、本作では誰とも戦うシーンが無かった。
つまりDAIMAの描写からしか判断するしかないが、後述するクウとドゥーの戦闘力から判断するにクウ以上、ドゥー未満。クウには余裕で勝利し、続くドゥー相手には初めは異様な戦い方に翻弄されるも、戦いを戦いとすら認識せず腹が減り逃げ腰になると優勢となる。しかし、ドゥーがチョコレートを食べ調子を取り戻すと再び劣勢、赤熱強化まで発動するも及ばず敗北した。その戦闘力は通常時で2500億、赤熱強化で1.5倍の3750億とする。タマガミの中ではやはり最強だ。
本作では既にドラゴンボールを勝ち取られた状態で登場し、ネバのサポートに回っていた。
ドクター・アリンス 3億
ダーブラの下についていた大魔界の科学者。DAIMAではダーブラの死後大魔王となったゴマーを妨害するため暗躍する。
本作では遣いを送って大魔界のドラゴンボールを集めようとしていた界王神の動きを察知し、グロリオを案内役として送り込んだ。その後、クウとドゥーを生み出しドラゴンボールを集めようとしたのは原作の通り。
本作では仲間だったパストが裏切り、勝手に魔のサードアイを仕入れていた。アリンスはサードアイの実在と効果を疑いそれほど重要視していなかったのだ。
その後、パストと戦うカカロットにアドバイスをし戦いを見届けるが、ナメック語を覚えているグロリオが死んだことでパニックになる。そこへ現れたマーバへ蘇生の儀式を頼むが…その儀式の代償が「結果を望む者の命」であったため、一番強くグロリオの復活を望んでいたアリンスの魂が奪われる結果となった。
その戦闘力だが、やはりDAIMAを見ても武闘派ではないだろう。しかし、腐っても界王神と同じ実から生まれた芯人であることは変わりない。界王神が神として鍛えた結果の13億だとすれば、少なくとも数億はあってもいいだろう、よって、3億とした。
魔人クウ 2200億
魔女マーバとアリンスによって造られた魔人。その作り方はDAIMAの通り。
戦闘力は推定2200億。特に判断材料もないが、とりあえずの推定。戦闘力は後述のドゥーに劣りタマガミにも勝てなかったが卓越したスパコン並の頭脳を持っており、DAIMAではゴマーのサードアイを取り外す機転を利かせ最終的に大魔王に就任した。
本作では目立った戦闘シーンは無かったが、霊夢に勝てないとみるやドゥーとの合体を提案し、魔人ドゥークとなって霊夢、ネバと戦った。
魔人ドゥー 4000億(通常時)→6000億(パワーアップ)
クウの次に造られた魔人。作り方はDAIMAの通り。
本作ではドラゴンボールを懸けて霊夢と戦い、超夢想天生まで使った霊夢に対し全力を発揮しようとするも、その途中でパストとガルフートに妨害された。DAIMAでは超サイヤ人3の悟空を見て、見よう見まねで頭を超サイヤ人のようにツンツンにしパワーアップした。もちろんこれは実際にドゥーが超サイヤ人になった、もしくは超サイヤ人並みの強化倍率を手に入れたという事ではなく、超巨大チョコクッキーを食べたことで一時的にパワーアップしただけの姿だ。
魔人ドゥーク 1兆1400億
霊夢に勝てないと悟ったクウがドゥーに合体を提案し、誕生した合体魔人。純粋ブウ寄りだったクウ、無邪気ブウ寄りだったドゥーと来てドゥークは悪ブウそっくりな体格。戦闘力は、ふたりの合計値の2倍とした。後述するサードアイを着けたゴマーよりも強く大魔界では比類のない強さだろうが、霊夢やネバには及ばなかった。
博麗霊夢 52億(平常時)→260億(霊力開放)→3900億(超夢想天生)→1兆9500億(超夢想天生・壊)
カカロット、ウスターと共に大魔界へ乗り込み、3番手としてタマガミ・ナンバー・ワンと戦う予定だったが、既にタマガミを倒しドラゴンボールを入手していたアリンス(ドゥー)とそれを懸けて戦うことになった。
ドゥー相手にはしばらく平常時から霊力開放で応戦し、その後超夢想天生を発動しドゥーと本格的な戦闘に入る。このまま戦えばドゥーには勝てそうだったが、パストとガルフートの乱入により有耶無耶になる。その後、夢想天生の性能を攻撃へ極振りした変身である「超夢想天生・壊」クウとドゥーを同時に相手取ったうえで余裕綽々、合体してドゥークになろうとも優勢なのは変わらず。そのまま夢想封印で撃破した。
ゴマー 8億(通常)→7000億(サードアイ/変身直後)→1兆(サードアイ/再生強化)
本作ではダーブラが存命のため未だ副大魔王であり、ドラゴンボールやサードアイを巡る騒ぎを治めることができれば大魔王にしてやるとダーブラに言われ、意気揚々と参戦した。
パストが手放したサードアイのひとつを手に入れようと、ウスターの妨害をかいくぐりながら奮闘し、デゲスの協力あってついにサードアイを手にする。
まず、ゴマーの通常時の戦闘力は8億。全盛期の大魔王ダーブラの100分の1。しかし、ゴマーは魔力と魔法が脅威であり、その厄介さは誰もが認めている。
そして、サードアイを装着したゴマーの戦闘力は大幅に上昇し7000億に達する。これはDAIMAでも本作でも同じ数値。DAIMAを見ても、超サイヤ人3になった悟空ミニほどは強くなさそうだった。
しかし、ゴマーはサードアイの能力により幾度もダメージを回復・再生すると同時に強化されて復活する。一回ごとの上昇量はバラバラだろうが、とりあえずDAIMAでは超3悟空ミニと戦っているときにパワーアップドゥー参戦後、ビームを放った時の強化で1兆になっていたものとし、本作ではウスターとの戦いで2度再生した時点で1兆になっていたものとする。DAIMAでは最終的に、超4悟空のかめはめ波から復帰した時点でその場の誰もが対処できないレベルの5兆ほどまで達していただろう。
デゲス 2億5000万
ゴマーの側近であり、界王神とアリンスの弟にあたる芯人。やはり界王神と同じ実から生まれただけあって戦闘力的には数億、しかしアリンスには劣る2億5000万とする。
恐らく超のザマスを意識したキャラなのだろうが、DAIMAでも本作でも特に活躍は無かった。ゴマーの大魔王就任後もゴマーの側近のまま。
パスト 2800億(通常時)→2兆8000億(サードアイ/超パスト)
元は暗黒魔界の科学者・トワが造った魔人。ゼノバースで倒されたミラを原型としてライと共に生まれた。トキトキ都の戦いで片腕を失ってからは大魔界へ戻り、アリンスの下で虎視眈々と下克上の機会を窺っていた。
パストはガルフートに知恵を与え、バルフートを襲わせて仲違いさせて自分が従えるようになる。そしてアリンスとグロリオの通信を傍受し、魔のサードアイをふたつ仕入れた。その後はドラゴンボールを巡る戦いへ乱入し、魔のサードアイを装着しカカロットと戦った。
戦闘力はトキトキ都の時と変わらないが、当初は片腕を失っているのとサラガドラから受けたダメージの後遺症で変身が出来なくなっていた。が、サードアイを装着すると傷がすべて治り、変身も復活した。やはりバルフートのときと同様にサードアイが傷と喪失した能力の修復を優先するため、超パストになったところで戦闘力は変化しない。しかし魔力方面は強化されており、弟であるライの使っていた黄緑色や紫色に爆ぜる気も扱えるようになっている。
戦闘力では確実に上回っていたはずのカカロットに負けたが、グロリオを道連れに殺害する。その後、マーバによる精霊王タカヤベルネを使った蘇生の儀式によって体を細胞レベルに刻まれる。その結果、全ての邪気が抜かれ受刑労働者として魔王城で働くことになった。
魔女マーバ 400万
遥か昔より大魔界に存在する魔女で、あの魔人ブウを造ったのも彼女(しかしブウが生まれたのは偶然の産物であるらしい)。アリンスに依頼され、クウとドゥーを造った。
本作ではグロリオが死んだあとカカロットやアリンスの前に現れ、死者を生き返らせる儀式「帰りなん いざ常若の国」を開始する、
精霊王タカヤベルネ 4億
大魔界に存在する高位の精霊のひとり。切断と時を司り、タカヤベルネに切られた者は時が止まり死にもしなければ血も出なくなる。
マーバは儀式に精霊王タカヤベルネの力を使い、グロリオの死傷部位を切り取り、殺した犯人であるパストの身体をどんどん細かく切り刻む。細胞レベルにまでパストが分割された時、その細胞は自分のやったことが認識できなくなり、「自分は殺していない」と信じる。その細胞で再び身体を組み上げたとき、「細胞がやっていないのだからそれによって出来ている自分もやっていない」とパスト自身が信じ込む。そうすると時を司る力により、過去が信じた事象に改変され現代が変容する。
戦闘力としては4憶程度。だが戦闘は不可能で、あくまで精霊として存在しているだけに過ぎない。また、レスター(の中の霊夢)の「神降ろし」にも応じ、その力を貸した。
4.血塗られし狂威
カカロット 2万3000
時期的には、幻想郷へ帰還しDr.ウィローを倒し、ターレスが襲来してくる約1年ほど前。カカロットとシロナは幻想郷での分類上は妖怪にあたるため、地底へ帰りそこで暮らしていた。カカロットは子育てをしているうちに自分でも意識できないまま派手に戦えないことに鬱憤を溜めていた。
そこでちょっとした強盗に襲われたことを免罪符に、その強盗の家を突き止め始末しにかかるも自分と同じように子供がいると知り躊躇する。その後、帰りの路面電車で何も持たないチンピラ集団に遭遇し、カカロットは彼らに鬱憤をぶつけ惨殺する。その後、報復に来た組織の妖怪全員を一匹残らず殺して見せた。
シロナ 3
この時はまだ3歳くらい。この約1年後、カカロットと博麗神社へ訪れた帰りにターレスと遭遇することになる。
星熊勇儀 240
カカロットの育ての親でもあり、シロナの面倒も見ていた。
かつて子供だったカカロットを弱いと罵り追い出したが、これはサイヤ人の本能のままに暴れ、実力も無いのに誰にも従おうとしないカカロットを旧都でも馴染んで生きていけるよう想っての事だった。
その後はカカロットが壊滅させた妖怪組合に手を焼いており、結果的に助けられた形になる。戦闘シーンは無かったが、その気になれば妖力を一点集中させる戦い方でさらなる上昇も見込める。
蛇崩サラ 155
オリジナルキャラクター。「さら首」という種族の妖怪で、新妖怪組合「蛇崩」の組長。外の世界から幻想郷へ避難したものの、古い妖怪が跋扈するこの地に馴染めぬ近代妖怪たちが地底の旧都で結成した組織。属する妖怪たちに支援と仕事を与えている団体だが、その実は多数のならず者を抱え込み旧都の支配を目論みここ数年で勢力を拡大しつつあった組織であった。勇儀もこれに手を焼いていたが、カカロットによって構成員を一人残らず殺害されサラも組織も終焉を迎えた。
4.最終決戦
ネバ 8兆(サードアイ/潜在能力解放)
かつてのようにナメック人の同胞を大魔界に呼び戻すため、魔のサードアイを装着したネバ。老いた体は若返ると同時に、ナメック人としての潜在能力が解放された姿となっていた。明るい黄緑色の身体は、スーパーヒーローでのピッコロの「潜在能力解放」と同じものである。
戦闘力は誰がサードアイを使った時よりも大きく上昇し、8兆。ウスターや霊夢ですら何の造作もなく叩きのめせるほどだが、その目的はあくまでドラゴンボールの使用であり、ネバは使用直後のボールでさえ使用可能な状態に即時戻すことが可能なため、霊夢とウスターもそれを了承した。ネバにとって、サードアイは必要なものであったが霊夢らを説得するための手段に過ぎなかったのである。
しかし…
オレンジネバ 16兆(サードアイ/暴走)→32兆(巨身術)→48兆(超巨身術)
サードアイはネバにさらなる魔力を与え、ネバは理性を失い暴走。サードアイに行動を支配されてしまう。あのオレンジピッコロのような、オレンジネバへと変化した。が、スーパーヒーローでのオレンジピッコロほど戦闘力も高くなければ、強化倍率もずっと低いだろう。戦闘力は16兆…これでも霊夢やウスターでは全く太刀打ちできないレベルだ。
くっつき虫で合体しようとする霊夢とウスターを妨害するが、カカロットの参入によって許してしまう。合体して誕生したレスターを相手にするがサードアイは危険を察知し、ネバ自身が元から持っていた魔力とのシナジーを利用し後頭部を3回叩いても取り外せなくなってしまう。それからも逃げに回るがカタヤベルネの力を得たレスターの気弾の滝を受けると巨大化して対抗する。そのままさらに適応を重ね巨大化し、ついにはより大きく、下半身が結晶と化し大地に根を張った異形となる。
レスター 75兆
霊夢とウスターがくっつき虫により合体し誕生した。戦闘力は75兆で、特に変身はなくこの数値が素であり最大。両者の最大戦闘力を足し、それを20倍した。
オレンジネバを捕まえたまま強引に後頭部を3回叩ける力があるが、サードアイは外れてもすぐさま再度取りつき外すことができなかった。そこで、レスターは霊夢の神降ろしを使用し、応じてくれたタカヤベルネの切断の力を得た。これにより、サードアイとネバの強固な繫がりを断ち切る事が可能となり、滝のように降り注がせた気弾にその力を付与し、オレンジネバが巨大化しようとも問答無用でサードアイを切り取ることに成功した。
ダーブラ 800億(全盛期)→8000(衰弱)→0(死亡)
大魔王ダーブラ。本来の戦闘力は800億だが、以前にサラガドラの攻撃を受けた後遺症により衰弱しており、生命維持装置なしでは生きられない体になっていた。その弱り切った状態の戦闘力は8000まで低下し、他の魔人に襲撃されたとしても死ぬことはないだろうが、それでもこのままではもう自分は大魔王として大魔界を統治できないと悟っていた。副大魔王のゴマーへ最後の試練を与えると同時に大魔王の座を託し、自ら生命維持装置を外して息を引き取った。
5.エピローグ
メルス 2000億
天使の力で下界の者と戦った罰により、存在が消滅してしまったメルス。だが大神官の情けにより天使の力をすべて失わせられ、人間として再び生を受けることができた。
天使の頃は2京という破格の戦闘力を持っていたが、人間になったことでその戦闘力は2000億にまで低下したものとする。しかしこれだけあれば、銀河パトロールとしては最強格の実力のままであることは間違いない。
次回、最終章始まります。長い物語にピリオドが打たれます。お楽しみに。