もしもカカロットが幻想郷に落ちていたら   作:ねっぷう

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第81話 「決着と新たなる不吉」□

「いいか、今すぐに行ってテレビで世界中継を行うんだ!ピッコロ大魔王さまがサイヤ人とやらと戦っている様子をな!」

 

ピッコロに生み出された魔族であるピアノは、ピッコロが神と同化し絶大なパワーを手に入れ、下界に降りてサイヤ人と戦っていることをテレパシーで感じ取っていた。

呼びつけた世界的に有名なテレビ局の報道陣に、戦場の様子をテレビで流すように命令する。

 

「は、はい!」

 

 

 

 

 

「おのれ…!」

 

ピッコロの伸縮する腕に殴られたベジータだが、すぐに態勢を立て直し、今度はピッコロに対して一発のエネルギー波を放った。

が、ピッコロは自らに向かってくるエネルギー波を見切ると、両腕を横に広げた。

 

「はっ!」

 

次の瞬間、なんとピッコロの体が三人分に分裂した!

 

「なんだと…!!」

 

分裂したピッコロたちはそのまま飛び退いてエネルギー波を避けると、ベジータに向かって接近していく。そして三人で取り囲み、一斉に殴りかかった。

それに応戦するベジータだが、さすがに三人同時に相手では分が悪く、何度も蹴りやパンチの連打を受けた。腹に強烈な一撃を喰らい、下へ吹っ飛ぶ。そこに先回りしていた分身の一人が蹴り飛ばし、もう一人が足を掴んで投げ飛ばし、岩山に叩きつけた。

三人は再びベジータに群がり、攻撃を仕掛けようと構える。

 

「ち、チクショウ…!」

 

その直後、全身からエネルギーを放出して三人のピッコロを吹っ飛ばすベジータ。全身に気をみなぎらせ、額に血管を浮かばせながら空へ舞い上がった。

 

「タフなやつだ…サイヤ人というのは」

 

ピッコロは分身をやめて元の一人の姿に戻り、警戒した。ベジータは口から出た血をぬぐい、それを見て激怒する。

 

「このオレが血を…!ナメック星人如きに…くそったれが…!…だがいいことを思いついた。オレの最高の技で地球もろとも貴様を殺してやる」

 

ベジータは両手を重ねるようにして後ろに回し、全身のオーラをそこへ集中させた。

 

「ぬっ!?」

 

「避けられるなら避けてみるんだな…その代わり地球は粉々だ!オレのギャリック砲は絶対に食い止められんぞ!!」

 

「ならば、このピッコロさまも新たな技を見せてやろう…」

 

自信ありげにそう宣言するピッコロ。両手の拳を顔の前に出し、同様に全身に気を漲らせる。そしてその気を両腕に込め、手を腰の横へ回して構えた。

 

「ほざけ!!『ギャリック砲』!!」

 

その瞬間、ベジータの必殺ギャリック砲が炸裂した。紫色の特大のエネルギー波がピッコロに向かって行く。周囲が紫色の光に包まれるほどまぶしく、確かに惑星を簡単に破壊できるほどのパワーを秘めているのは確かだ。

 

「『爆力かめはめ波』!!」

 

が、ピッコロがベジータへ向けて突き出した両掌からも、黄色い柱状のエネルギー波が発射された。ピッコロがブルマとの修行の中で覚えた独自のかめはめ波がギャリック砲とぶつかり合い、バチバチと裂けるような音を響かせながら鍔迫り合いを繰り広げる。

 

「な、なに!?オレのギャリック砲とそっくりだ…!」

 

ピッコロはにやりと笑うと、さらに力を発揮し、一気にかめはめ波の威力を高めた。ギャリック砲をどんどん押していき、ぐんぐんとベジータに迫る。

 

「何だと…お、押されている…!このオレのパワーが…!!」

 

そして、かめはめ波はベジータを包み込み、宇宙から光の筋が見えるほど上空に伸びていった。

衝撃が収まったなか、ピッコロは空を見上げた。

 

「はぁ…はぁ…ふっふっふ、まだ倒せぬか」

 

見上げる上では、ややボロボロになりダメージを負ったベジータがこちらを睨んでいた。ベジータが顔に鋭い痛みを感じてそこに手を触れると、なんと顔の右側が焼けただれていることに気付く。

 

「く、くそったれめ~…!俺はサイヤ人の王子だ…宇宙一なんだぞ!!そのオレの顔にこんな傷を付けやがって!!チクショオ~~~!!!」

 

そう叫んだベジータは、何かを思いついたようににやりと笑った。

 

「…こうなったら醜くてイヤだが大猿に変身してやる…オレの大猿の強さは半端じゃないぞ。てっとりばやくこの星の奴らを殲滅するためにわざわざ満月の日を選んできてやったわけだが…まさかあんな野郎の為に大猿になるとは思わなかったぜ…!」

 

しかし、ベジータはキョロキョロとあたりを見渡すと、不思議そうに顔をしかめた。

 

「妙だな…とっくに満月が見えてもいい時間のはずだ…」

 

だがいくら探しても月らしいものは見当たらない。

 

「な、ない!どこにも月が無いぞ!ちくしょう、いちいち頭にくるヤロウだぜ…事前に月を消していやがったな…!」

 

七年ほど前、大満月の夜に突然月が光を発して爆発し、跡形もなく消え去ったことがあった。それ以来地球の衛星は無くなり、その原因は未だ解明されていない。神様が月が無くなった事による影響を消しているが、それでも本物の月が存在しない限り、大猿になることはできない。

 

「やむをえん…戦闘力は多少弱まるが、これしか方法がなさそうだ…。驚き慌てる奴の顔が見ものだぞ…ふははは」

 

ベジータはピッコロの前に降り立つ。

 

「月を消しておいてしてやったりってとこだろうがそうはいかんぞ!」

 

「月?なんのことだ?」

 

「はっはっはっは…オレたちサイヤ人は満月を見ると大猿に変身できる!月光にはブルーツ波とよばれる特殊な波動が含まれ、それが満月になると1700万ゼノを越える。そのブルーツ波を目から吸収すると尾に反応して変身が始まる!ふっふっふ、しかし限られたサイヤ人にだけいつ好きな時に人工的に満月を作り出すことができるのだ!このパワーボールと星の酸素を混ぜ合わせることでな!!」

 

ベジータは片手の上にまぶしく輝く光の球を作り出した。揺らめくそれは、普通のエネルギー弾とは何かが大きく異なっているとわかった。

 

「あの光を出した途端、ヤツの気が大幅に減った…!」

 

「かまわんさ…俺の戦闘力が減っても、大猿に変身すれば確実にキサマを仕留められるんだからな…!」

 

息を切らしているベジータはそのパワーボールを空高く投げ上げ、空中に浮かばせた。

 

「はじけてまざれッ!!」

 

一気に力を込めてパワーボールをさく裂させると、ボールは強烈な光を放つようになる。先ほどまで夕暮れ時で空がやや赤く染まっていたが、おかげで空はふたたび明るくなった。それを見つめているベジータに異変が訪れる!

 

「はははは…今さら負けを認めても遅い…!」

 

ベジータの体がドクドクと脈打ち、白目を剥いた。身体が膨れ上がると同時に顔の形が変わり、巨大な大猿へと変貌を遂げていく。その圧倒的すぎる光景を見て、ピッコロは動くことができなかった。

 

「グウオオオオ…!!」

 

変身を終えたベジータは振り返り、ピッコロに殴りかかる。

 

「ふはははははは!!これで終わりだァ!!」

 

ピッコロは間一髪それを飛んで避け、今まで立っていた岩場が粉々に砕け散った。だがしかし、すかさずベジータは強靭な足から繰り出される蹴りを放ち、ピッコロに命中させた。

ピッコロは巨大な振子に殴られたような衝撃を受けてはるか遠くへ吹っ飛んでいき、岩をぶち破って地面を転がった。

 

「くっ…!」

 

頭や口から血が流れているが、ピッコロは立ち上がる。その隙にも大猿ベジータは目の前に接近しており、すでに拳を振りかぶっていた。

 

「バカでかいのになんて素早い…!」

 

「当然だ!サイヤ人は大猿となることで戦闘力が10倍になる!」

 

「『爆裂魔波』!!」

 

ピッコロは姿勢を低くかがめ、一気に全身に溜めた気を爆発として解き放った。そのドーム状の衝撃は大猿ベジータの足を浮かせて少しだけ吹っ飛ばし、攻撃を中断させることに成功する。

が、ベジータも負けじと口を大きく開き、そこから強烈な光線を放った。

 

「!?」

 

爆発の中心に居たピッコロは、爆発を突き破ってベジータの攻撃が自分に迫っていることに気付く。しかし技を出した後の硬直によりそれを避けることができないピッコロに攻撃が命中してしまう。

 

「ぐわああああ!!」

 

強烈なエネルギーに晒されたピッコロはあまりの威力により上空に打ち上げられてしまう。

すかさず飛び上がって来たベジータがピッコロを上から渾身のパワーで殴りつけ、地面に叩きつけた。

 

「最後は呆気なかったな…踏みつぶしてやるッ!」

 

大猿ベジータは足を振り上げ、ピッコロをグリグリと踏みつけた。

 

 

 

 

「あ、あわわわ…!」

 

一方、現場に到着したテレビ局の人間たちはカメラを構え、放送の準備はできたものの目の前の戦いの光景に圧倒され、身動きが取れないでいた。

 

「おいっ!はやく放送をスタートしろ!ピッコロ大魔王の様子を流すんだ!ピアノさまからの命令だろ!」

 

「あ、ああ…リポーター、たのむ!」

 

「…コホン、ついに我々は謎の宇宙人、サイヤ人とピッコロ大魔王の戦いの現場へ到着しました!ですがしかし、ピッコロ大魔王は巨大な化け物に変身したサイヤ人に踏み潰されてしまい…!」

 

次の瞬間、カメラはベジータを移すように切り替わった。テレビには凶悪な表情でピッコロを踏み潰した大猿ベジータがアップで写り込んだ。

…だが次の瞬間、ベジータは足に異変を感じた。ゆっくりと、だんだんと足が持ち上がってきている!

 

「な、なに!?」

 

「ぬうううううう…!!」

 

ベジータの足の下からピッコロの腕が突き出してきたかとおもえば、それはベジータの足を掴んでグイグイと持ち上げていく。なんと、巨大化したピッコロ大魔王が足の下から出現し、驚いて狼狽えるベジータをひっくり返した!

 

「ぐおああああ…!」

 

「巨大化がサイヤ人だけの特権と思わないことだな」

 

大猿ベジータと同等のサイズにまで大きくなったピッコロが立ちはだかる。ベジータはすぐに起き上がり、再びピッコロに殴りかかる。

そして両者は掴み合い、想像を絶するほどの迫力の戦いを繰り広げる。

 

 

 

 

「す、すごい…」

 

街中でテレビ放送されている映像を見た人々は言葉を失っていた。

 

「おい、ピッコロと戦ってるヤツの格好…もしかして去年にいろんな国を荒らして回ったヤツの仲間じゃないか?」

 

「そうか!そういえば今年のピッコロ記念日は何も起きなかった…きっとピッコロは宇宙人と戦っているんだ!」

 

「…頑張れ、ピッコロ大魔王!」

 

1人がそう叫ぶと、周囲からも同様の声がチラチラと上がり始める。

だんだんとその声は増えて大きくなり、街でピッコロを応援する声が溢れかえった。

 

 

 

大猿ベジータの拳がピッコロの顔面に命中し、ピッコロはその拳を掴んでベジータの体を引き寄せ、そのまま肩に関節技を極めながらベジータを地面に叩き付けた。

しかし、ベジータは口から特大の火炎砲を発射し、その爆発を利用してピッコロの拘束から脱し、両腕で掴みかかる。

 

「ぐぬぬぬぬ…!!」

 

しばらく取っ組み合いながら押し合っていたピッコロとベジータだが、それでもまだベジータの方がパワーで勝っており、ピッコロは劣勢を強いられていた。

 

「ハーッハッハッハッハ!!オレのほうがまだパワーが上のようだな!正直巨大化したのには驚いたが、所詮オレの敵ではなかったんだ!」

 

高笑いをしながらそう勝ち誇るベジータ。

しかし、ピッコロは不敵を笑みを浮かべると、さらに力を込めるように筋肉を膨張させる。

 

「くっくっく…誰がこの大きさが精いっぱいだと言った?」

 

「は…?」

 

「見せてやる、このピッコロ大魔王さまの超巨身術を!」

 

すると、驚くことにピッコロがさらに巨大に変身していく。最終的に、大猿ベジータよりも二倍も三倍も大きい体躯となり、その威圧感でベジータを圧倒する。

 

「な、なにィ!?」

 

「かァッ!!」

 

巨大な拳でベジータを上から殴りつけ、地面に叩きつける。

 

「ぐああああ!」

 

さらに、尻尾を掴んで上空へ投げ上げ、するどい蹴りを喰らわせた。気を失ったベジータが目の前に落ちて来ると、もう一度尻尾を掴んで引っ張る。

 

「さっき、月光を目から吸収し尾に反応させて大猿となると言っていたな…つまりここで尻尾をむしってしまえばいいわけだ」

 

「うぐ!?」

 

ベジータの尻尾を引きちぎるピッコロ。ベジータはそれに反応し、声を上げるとみるみるうちにその身体が縮んで元に戻ってしまう。

 

「く…クソ…!!」

 

それを見たピッコロも同様に元の大きさに戻る。さすがに戦いで蓄積されたダメージは大きいが、それでももはや立ち上がる気力も残っていないベジータ程ではなかった。

 

「ハア…ハア…このピッコロ大魔王の勝ちだ」

 

バシュン

 

その時だった。突然、空に浮かんでいたパワーボールが消滅した。

それに驚いている様子のベジータの反応を見るに、彼が自分で消したわけではないようだ。すると周囲がサッと影で暗くなった。上を見上げると、そこにはなんと白い巨大な飛行物体が浮かんでいた。

 

「なんだあれは…!!」

 

そして、その飛行物体から白いマントを羽織った謎の人物がゆっくりとこちらへ飛び降りて来る。ピッコロは警戒して構える。

 

「とてつもない気だ…このベジータとやらの比ではない…!」

 

「あばよナメック星人!」

 

しかしそうベジータの声が聞こえ、振り返ると、いつの間にか呼び寄せていた宇宙ポッドに乗るベジータの姿があった。すでにドアは閉じかけている。

 

「キサマ…!」

 

「くっくっく…今回はこのざまだったがいいことを聞いた…ドラゴンボールか…次に会う時は貴様を絶対に殺してやるぞ!」

 

そう言い残すとポッドは閉まり、浮かび上がった。そしてギュインととんでもないスピードで飛び立ち、空の彼方へ消えていった。

だが今のピッコロはそんな負け犬に気を取られない。既に白いマントの人物はピッコロのすぐ近くへ迫り、地面に降り立っていた。よく見ると、マントの隙間から除く毛の生えた尻尾が見える。

 

「キサマは何者だ…!新たなサイヤ人か…?」

 

「その通り。俺の名はターレス!ベジータ王子はたった今逃げてしまったが…まぁいい、ナッパとラディッツを返してもらう。この俺の計画…フリーザを倒すためにできるだけ多くのサイヤ人が必要だ」

 

ターレスと名乗ったこのサイヤ人は一体…!?

 

 

 

 

To be continued…

 

 

 

 

 

 

☆キャラクター戦闘力紹介☆

参考

一般成人男性 5

一般成人女性 4

子供(10歳) 2

ミスター・サタン 6.66

一般的に超人と呼ばれるレベル 7~8以上

大妖怪クラス 80以上

ピッコロ大魔王 260

ラディッツ 1500

ベジータ 1万8000

ドドリア 2万2000

赤文字=公式数値

青文字=原作推定数値

紫文字=本作完全推定数値

 

 

 

1.カタッツの子

 

シュネック 100(幼少期)

カタッツの子 2(1歳)→180(30歳/ユンザビットを発つ)→260(170歳/カリン塔を登る)→700(神に弟子入り)→1300(神の修行中/最大)

 

異常気象に見舞われたナメック星から脱出したナメック星人の兄弟。

後に、片や幻想郷最高の賢者に、もう片や地球の神となる。シュネックはナメック星人の子供としての戦闘力値100とし、地球の神となる弟の彼はこの時、初登場時のデンデ(推定2)と同等とした。

彼は30歳でユンザビット高地を発ち、その時の戦闘力は180。地球を旅した後に170歳でカリン塔を楽々登り切り、260の戦闘力を完成させ、後述のミスター・ポポを完全に負かせるようになって700。神の後継者となるべく修行を積んでさらに成長し、1300もの力に達した。

 

 

翼竜 40

 

シュネックの宇宙船を獲物と間違え、足で掴んで持ち帰ろうとした。シュネックに頭を蹴られてダメージを負い、その時に宇宙船を取り落としてしまう。結果、二人の兄弟は別れてしまうこととなった。

 

 

カリン 190

 

お馴染カリンさま。戦闘力はジャンプ付録から。

20歳前後の亀仙人(推定80~90)が3年かけて超聖水を奪い取った。また原作では、悟空はカリン塔での修行で150の戦闘力を身に付けた。

 

 

ミスター・ポポ 270675(通常時~気で攻防力増)

 

神の付き人。

戦闘力は、原作にて初めて神殿にやってきた悟空(260)と神(推定280)の中間とする。ジャンプ付録などでは1070と紹介されていたが、これは掲載された時期的に考えてサイヤ人編付近のことであり、Z戦士たちに修行をつけた結果自分も強くなってしまった場合の数値としたい。少なくとも原作ピッコロ大魔王編の時点では、実力は神>ポポ>悟空でなくてはならないからだ。

 

 

カタッツの子 1300(最大)→260(分離)

ピッコロ大魔王 260(分離)

 

悪の心を自らの体から追い出したカタッツの子は、分離したことで弱体化してしまった。ナメック星人の同化はベースとなった者の戦闘力の5倍とされており、今回は同化の逆の作用として逆に5分の1に弱体化してしまったと考えられる。

よって互いに260。おそらくこの時、彼は弱体化に伴い「気の開放」の技術は使えなくなり、気の集中による戦闘力増加も一時的にできなくなったものと考える。原作初登場時の280の戦闘力と気の技術を身に着けられたのは、神となった後も地道に修行を積んだ成果だ。

 

 

ガーリック 1300

先代の神 1500

 

後継者になれなかった腹いせに神に反旗を翻したガーリック。カタッツの子と後継者争いをしていたことから、それと同等の1300を有している。おそらくこの頃には息子のガーリックJr.も産まれており、ポポと認識もある。

先代の神はそれを抑えこむことができる1500とした。

 

 

 

2.武道の神

 

亀 120240(通常時~気で攻防力増)

鶴 120240(通常時~気で攻防力増)

 

若かりし頃の亀仙人と鶴仙人。

二人はおよそ31歳、カリン塔を踏破し終え、既に原作初登場時の戦闘力(二人とも通常時で120。ただし亀仙人はその後のトレーニングで139まで上昇)はこの時点で完成されているだろう。魔族相手にはそこそこ戦えるが、降臨したピッコロ大魔王には手も足も出ない。正義の虚しさを痛感した鶴はその場を去るのだった。

 

 

紅美鈴 100200(通常時~気で攻防力増)

 

まだ武術の修行中である300年前の紅美鈴。このころから気を扱った武術にのめり込んでおり、この時点では戦闘力100。ピッコロ大魔王封印後は亀仙人とも別れ、世界を旅しながら自らで己を鍛え上げる修行を続ける。そしてレミリアと出会い、彼女と共に幻想郷へ移り住むのは、また別のお話。

 

 

武泰斗 165330(通常時~気で攻防力増)

 

亀仙人と鶴仙人、そして紅美鈴の武術の師匠であり、当時世界最強の武道家。その戦闘力は165~330。カリン塔での修行を終えた悟空(150)よりは強いが、天津飯(180)には及ばないくらいが適正。

だが気の応用に関する技術では彼らよりはるかに先を行っており、アニメでの「時を超える悟空」では技の熟練度で彼を上回った。しかしさしものピッコロ大魔王には及ばず、ヤツを倒せる技を習得する修行に出る。迷い込んだ幻想郷で博麗紅蓮と出会い、彼女が使っていた博麗に代々伝わる封印術「夢想封波」を目の当たりにし、それを「魔封波」と名前を変えて習得することに成功する。

その後現世へと帰還し、見事ピッコロ大魔王の封印に成功するも反動で命を落としてしまう。

 

 

魔族 90120

 

ピッコロ大魔王が生み出した魔族の戦士たち。恐らく質よりも量を選んだためか、原作でピッコロが生み出したタンバリン(150)やシンバル(110)と比べると劣る。アニメでは、タンバリンやシンバルのような半ドラゴンや半竜人タイプに加え、魚顔の魚人タイプやハイエナのような顔の獣人タイプまで様々な種類の魔族がいた。

 

 

博麗紅蓮 50(平常時)→250(霊力開放)

 

300年前の幻想郷の博麗の巫女。歴代でも類を見ない身体能力と戦闘力を誇り、大妖怪クラス相手にも決して負けはしない程の実力者。

彼女は普段は妖怪は封印ではなく始末することをモットーとしており、封印術は滅多に使用しない。しかし、敵の実態を探るためにやむを得ず使用した封印術が、武泰斗が新技をひらめくきっかけとなるのだった。

 

 

 

3.復活の大魔王

 

クリリン 180360(通常時~気で攻防力増)

天津飯 180360(通常時~気で攻防力増)

 

第23回天下一武道会。悟空の存在しないこちらの世界では、クリリンと天津飯が決勝戦まで勝ち残った。

おそらく悟空がいなかったことによりクリリンはより多くの修行を受け、原作での同時期の戦闘力(推定120)はとっくに超えていてもおかしくはない。

本作では亀仙人を殺したピッコロ大魔王に対し勝負を挑むも、ふたりともあえなく殺害されてしまう。クリリンは原作以上に強くなっていたが、孫悟空がいないもしもの世界の犠牲となってしまった。

 

 

ブルマ 130

 

原作とは全く異なり、自分自身が武道家となり強くなる道を選んだブルマ。悟空がいないため、孫悟飯じいちゃんと共にドラゴンボール探しの旅に出るも、途中でレッドリボン軍の襲撃を受け孫悟飯やヤムチャたちを殺され、それがきっかけとなった。

後述する師匠の亀仙人(139)にはやや及ばないぐらいだが、武道家としてはこれ以上ない強者の領域に達しているだろう。彼女の誇る天才的な頭脳は武道においても発揮されるらしい。

 

 

亀仙人 139278(通常時~気で攻防力増)

 

原作初登場時には120であったが、この時期ではひそかにやっていたトレーニングの成果で139にまで上昇している。なおサイヤ人編でブルマがラディッツのスカウターで計測した数値がこれにあたる。

300年ぶりに相対するピッコロ大魔王に対し、師匠の技魔封波を使用するも失敗し反動で息絶えてしまうのは原作と同じ。

 

 

鶴仙人 120240(通常時~気で攻防力増)

餃子 60120(通常時~気で攻防力増)

 

鶴仙人は若いころから変化なし、ただし技の技術力はかなり成長している。

餃子は天津飯の3分の1の60。超能力に頼っていたフシがあるので、このくらいが妥当だろう。

ふたりともタンバリンの襲撃により殺されてしまった。

 

 

ピラフ 3

シュウ 4

マイ 5

 

世界の王になるという野望を持つピラフ一味。

ピラフは子供よりは強いが女性には劣り、シュウは心なしかピラフよりも身のこなしが軽い。マイは女性でありながら並の男ほどのパワーを持っていても不思議ではない。ただし、普通ならば確実に死ぬ高さから落とされても生還する頑丈さはある。

 

 

タンバリン 150300(通常時~気で攻防力増)

 

復活したピッコロが二番目に生み出した、戦闘に特化した魔族。原作と同等に、その戦闘力は通常時で150。原作ではクリリン(120)を殺害し、当然鶴仙人や餃子でも敵わない。武道会で力を使い果たした悟空には勝てるが、後に回復しパワーアップした悟空(190)や万全の天津飯(180)には及ばないだろう。

 

 

ピアノ 10

 

復活したピッコロが最初に生み出した魔族。老いたピッコロの世話や補佐役として生み出されたためか、吹っ飛んできたピッコロにぶつかっただけで死んでしまうくらいには弱い。

といってもアニメで人間の料理人たちを震え上がらせていたところから、常人よりは強い10はあるとした。

 

 

ブルー将軍 90

 

レッドリボン軍ブルー中隊隊長。

原作でもやや格上の悟空を超能力で押さえ込んだり、亀仙人に気配を悟られず接近するなどハイレベルな技術もある。その戦闘力は90で、常人レベルをはるかに越え実質レッドリボン軍最強の兵士(だった)。

 

 

桃白白 135270(通常時~気で攻防力増/どどん波)

 

世界一の殺し屋と称される男。鶴仙人の弟で、天津飯や餃子を鍛え込んだ人物でもある。

その戦闘力は135で、聖白蓮と同等の数値となる。必殺のどどん波は気の集中により基本値の2倍の威力を誇る。しかし、ピッコロ大魔王の前にはあっけなく殺されてしまった。

 

 

レッド総帥 5

ブラック補佐 6

 

レッドリボン軍総帥とその補佐。

レッドは軍人として鍛え込んであっても小柄な分一般男性と変わらないだろう。ブラック補佐は格闘術にそれなりの自信を見せていたが、結局常人レベルの数値におさまってしまう。

ブラックはともに世界征服をしようとピッコロに協力を持ち掛けるも、そんなものはいつでも出来る、若返るためにドラゴンボールを欲していると聞き自分勝手だと吐き捨てた。だが世界征服をしてやることを条件にドラゴンボールを渡してしまい、その後ピッコロの繰り出した攻撃に巻き込まれてしまった。

 

 

ドクター・ゲロ 5

 

レッドリボン軍の創設メンバーの一人であり、天才と呼ばれる科学者。まだ戦闘力は普通の男性並。

本来の歴史であれば悟空のレッドリボン軍襲撃から生き延び、復讐を誓って強力な人造人間やセルを作り出すが、この歴史ではピッコロに消滅させられ、これ以降人造人間が誕生することはなくなった。

 

 

人造人間6号 110

人造人間7号 100

人造人間9号 140

 

ドクター・ゲロが作った人造人間。完全な機械型で、人造人間8号などと同列である。

若い少年のような6号と、老婆の姿の7号、そして大柄な男の姿の9号。人造人間は気を持たないため戦闘力も存在しないが、パワーや規格としてその数値を出すことはできる。三体同時にピッコロに挑むも、容易く破壊された。

 

 

ピッコロ大魔王 220440(老化/通常時~気で攻防力増)

 

300年ぶりに復活したピッコロ大魔王は原作同様にドラゴンボールを求めて活動を開始する。ピラフ一味のドラゴンレーダーを使いレッドリボン軍がボールを所有していることを知り、襲撃を仕掛ける。老化した状態でブルー将軍や桃白白といった強豪を圧倒し、レッドリボン軍本拠地を壊滅させる。その後残りのドラゴンボールを持っている亀仙人らと戦闘。原作通り亀仙人が自滅して窮地を脱するも、続けて現れたクリリンや天津飯相手には負けることなく、殺害してしまう。

 

 

 

4.運命のサイヤ人

 

銃を持ったおじさん 5

 

参考欄の一般成人男性の5という指標はこのおじさんをもとに設定されている。原作において、初めて戦闘力を計測され実数値を出されたキャラクター。

よく勘違いされがちなのが、このおじさんの戦闘力が「所持している銃を含めた数値」であると言われること。だがそれは間違いで、銃は無機物であるため人造人間などと同じく気が無く、戦闘力も測れない。

 

 

首相 5

 

一般成人男性と変わらない数値。

 

 

ラディッツ 1500

 

参考の場所にも記してあるがここにも一応。カカロットの兄を名乗るサイヤ人の戦士。

原作で戦闘力1307の体当たりで大ダメージを受け、戦闘力1480の魔貫光殺砲で命を落としたラディッツ。大全集には1500と記されており、ゲームボーイ用ソフト等では1200と書かれている。上記の点を含めればゲームの数値が妥当な気がするが、ラディッツは大全集にて尻尾の強化を怠り強敵との死闘経験が不足しているとある。つまり、本来は戦闘力数値以上の頑丈さをもつサイヤ人であるがラディッツは例外でそれを持たず、自身の戦闘力を下回る攻撃でもダメージを受けてしまうほど打たれ弱い体になっていたと考えられる。

ここで、気のコントロールを行える地球の戦士とそれができない惑星戦士の分類について考えを説明しておく。まず、地球人は段階としては、「普通の人間(戦闘力も一般並でもちろん気も扱えない)→肉体的に常人の域を超えた達人(戦闘力は一般人をはるかに凌駕するが気を扱えない)→気を扱える達人(気の集中による戦闘力の上昇が可能となる)→気の開放(気の集中を常時全身で何の負荷なく行える究極の形態)」、と踏むことができる。一方ラディッツやベジータ、ザーボンドドリアフリーザ含める惑星戦士は、最初から気の開放の段階に達しているものの気の集中の段階を経ていないため戦闘力を変化させるという概念がない。

本作のラディッツはカカロットを探して街を襲撃するも、ピッコロの習得した魔封波によって封印された。

 

 

ピッコロ大魔王 260520(通常時~気で攻防力増)→650(フルパワー)

 

その後回収したドラゴンボールの力で若返ったピッコロ大魔王。若返った260という数値はカタッツの子が分離した直後と同じであり、大全集などに書かれていた通り。また、老化・若返り共に気功波等を放つ際には気で攻防力を2倍に増加させることができる。

キングキャッスルを乗っ取り、原作では長くは続かなかった恐怖に満ちた素晴らしい世界を実現させ8年が経過した。

全身に気をみなぎらせたフルパワー形態は、本人曰く寿命が縮んでしまう。一種のパワーアップ変身で、無理にしているに過ぎない。これを無理せず行えるようになったものが気の開放である。

 

 

宇佐見董子 4(通常時)→880(超能力使用時)

 

現時点での宇佐美董子の戦闘力。基本値は一般成人女性の4、超能力使用時の戦闘力は2倍~20倍の間に上下し、超能力を発動する際や戦闘時には最大で地球人としては破格の80もの戦闘力を発揮する。超能力を発動していれば、咄嗟の事で全力を解放できなかった霊夢(20)を一撃でノックアウトできるほどの実力はある。

 

 

地球の神 280700(通常時~気で攻防力増)

 

悪の心を追い出し、ピッコロ大魔王を生み出してしまったが、先代の神に認められ地球の神となったカタッツの子。一心同体でありダメージや生死等の状態がフィードバックされる関係にあるので、自分の力ではピッコロに手出しができなかった。天界で神として暮らすうちに基礎戦闘力は少し上昇し、気による戦闘力上昇率もピッコロや天津飯らを上回る2.5倍を誇る。

武泰斗が使った魔封波を見よう見まねで習得しており、ピッコロに伝授した。その後、ブルマとピッコロに対サイヤ人のための修行を付け、最終的にはピッコロと同化し、元のひとりのナメック星人に戻った。

 

 

 

5.強襲サイヤ人

 

ブルマ 1210

 

神様のもとでピッコロと共に一年修行を積んだブルマの戦闘力。段階は気の開放に達しており、原作でのサイヤ人戦に備えて修行したクリリンやヤムチャたちに並ぶパワーとなった。栽培マン単体には勝利するも、大勢でかかられれば流石に厳しい。

 

 

栽培マン 1200

 

ナッパによれば、パワーだけならラディッツに匹敵するという。地球で生まれた栽培マンは良い栽培マンであるらしいが、好条件下で生まれた栽培マンだとラディッツに匹敵するというほどで、土壌の悪い場所で生まれた栽培マンは大きく戦闘力が下がるのだろうか。それとも戦闘力は1200固定で、賢さやその他の面が条件によって変わるとも考えられる。ちなみに作者は後者だと思ってます。

 

 

ナッパ 4000

 

名門出のエリートを誇る屈強なサイヤ人。

戦闘力は大全集などによれば4000。そのほか戦闘力を扱ったほとんどの書籍やゲームでこの数値が採用されている。原作では地球の戦士たちに対し絶望的なパワーを見せつけたが、今回は残念。ピッコロに一撃で沈められてしまった。

この小説に限ったことで言えば、月夜見王には楽に勝てるほどのパワーを秘めている。

 

 

ベジータ 1万80005000(ダメージとパワーボールで消耗)→5万(大猿)

【万全のまま大猿化した場合 18万

 

後にドドリアの言から判明する、ベジータの戦闘力18000。それはここでも変わらず。

ちなみに、このレベルになると惑星を破壊できることが原作から読み取れる。つまり、街破壊レベル(500ほど)→宇宙から爆発が見えるほどの破壊(4000)→星を半壊させる(18000ほど、アニオリシーンのアーリア星)と段階を踏んで星を破壊することができる。戦闘力4万もあれば確実に地球を吹き飛ばせるだろうか。

ギャリック砲を破られたベジータは限られたサイヤ人にのみ使用することができるパワーボールを作り出す。気を大きく消耗してしまうが、仲間全員を大猿化させられるメリットを考えれば価値はある。

もしもベジータが万全のまま満月で大猿化すれば、その戦闘力は破格の18万。あのギニュー隊長を上回るレベルだ。しかしパワーボールを作り出したことと事前に受けていた顔にやけどを負うほどのダメージのおかげで戦闘力は5000にダウンし、その状態で大猿化したことで戦闘力は5万。これは原作でも同様であると考える。

だが超巨身術で大猿よりも巨大に変身したピッコロに尻尾を千切られて元に戻り、ターレスが乱入したどさくさに紛れて逃亡した。

 

 

ピッコロ 3600(通常時)→1万8000(神と同化/最大)→3万6000(巨身術)→5万4000(超巨身術)

 

神のもとで修業を積んだピッコロ大魔王。一体どんな修行をしたのか、原作でのサイヤ人襲来時のピッコロ(最大3500)をやや超える戦闘力を身に付けた。

これはこじつけになるが、もともと一人だった神と一緒にいるうちにそのパワーが共鳴して自然に高まり、そこへ修行による強化が加わることでこのような絶大な上昇を得たものとする。

そしてナメック星人同士の同化による戦闘力上昇倍率は5倍。それに従うと、神と同化したピッコロの戦闘力は18000となり、この時のベジータとまったく互角の数値となる。大魔神ピッコロを豪語し、ナッパを一撃で撃破。ベジータとの戦闘を開始する。

ブルマのかめはめ波を自己流で放つ大技「爆力かめはめ波」でベジータのギャリック砲に打ち勝ち、ナメック星人特有の技の幅でベジータよりもやや優位に立つ。

しかし、大猿化したベジータには歯が立たず、ナメック星人の能力のひとつである巨身術を披露する。通常の巨身術は戦闘力2倍、大きさは大猿と同等か。そしてさらに巨大化する超巨身術は3倍の5万4000となり、大猿ベジータを上回った。

 




ピッコロ大魔王編終了です。
次回から舞台は幻想郷へ戻り、霊夢たちのストーリーが始まります。お楽しみに!
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