タルタロスの中
軍服の男 「私の部隊がこのフーブラス川で彼等を待ち伏せしている」
リグレット「!?」
軍服の男 「アクゼリュスへ続く橋も破壊したと、無線で報告もきている」
リグレット「待て!…誰が手を出せといった…勝手な事をするな!」
軍服の男 「すまない…少しでも君らの役に立とうと思ったんだが…」
すると女が入って来た。
リグレッド「シンクかどうした、今話してる途中なんだが…」
シンク 「それはごめんね、でも一応教えとこうかなぁって思って」
軍服の男 「一体何をだ?」
シンク 「さっきアリエッタとハンス・ギュンシュが、どっか行っちゃったよ」
リグレッド「アリエッタまで勝手なことを……ハンス・ギュンシュはお前の仲間だったな」
軍服の男 「そうだが…ハンス・ギュンシュの奴どうしてアリエッタと一緒に?」
シンク 「確か…アリエッタがこんなこと言ってたよ、ママが殺された…、ママの仇を討つってね…」
軍服の男(……ママの仇?何の話かわからんが……驚いたなハンス・ギュンシュの奴が、上の命令以外の事を聞くなんて…)
4人は機関銃を止めに向かった…
ジェイド(さて、敵が何人こちらに来るか…)
SSドイツ兵は12人のうち7人がルーク達の方に向かい、残りはジェイドに向かった。
ジェイド 「たったの5人ですか……」
SSドイツ兵「持っている武器を捨てて手を上げろ!」
ジェイド 「…わかりました……でも、これだけは聞いて下さい…」
SSドイツ兵「?」
ジェイドが呪文を唱える「……狂乱せし地霊の宴よ!ロックブレイク!!」 地面を隆起させて攻撃すると、この攻撃で2人が倒れた!
SSドイツ兵「な、なんだ!地面から岩が、出てきたぞ!」
敵がうろたえてる隙に、ジェイドは槍で前方の敵を刺した(残りは……2人か……)
もう1人片付けようとしたが、その前に敵が撃ってきた…ジェイドはジャンプしてそれを避けた(危ないところだった…)地面に着地してすぐに岩の後ろに隠れた…
SSドイツ兵「岩の後ろに隠れたぞ!」
ジェイド 「銃というのは、やっかいな物ですね……」
ジェイドが隠れた岩の左右からSSドイツ兵が挟み込むように迫って来た…が、周りこんだ敵は誰も見なかった…2人は辺りを見た「どこに行った?」
すると、岩の上で「エナジーブラスト!!」 エネルギーを炸裂させて2人を一気に倒した!
ジェイドは岩から降りると「何とか倒しましたが、この2人まだ生きていますね……周りに止める人もいないようですし、止めを刺しますか…」
槍を倒れている敵の首元にもっていこうとした瞬間、頭に何か突きつけられた!
ジェイド 「いい子にして待ってると言ったじゃないですか……中佐」
マインドルフ「すまない気が変わってね、助けに来たつもりなんだが…これはどういう事かな…大佐?」 ルガーP08を頭に突きつけた
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ロバート「機関銃の音がする…誰か撃たれてるのか?」
ティア 「だったらまずいわ…早く止めないと」
ルーク 「なぁ、この道で合ってるのか?」
ガイ 「こっちからどんどん音が大きくなっている…音が大きくなるって事は、近くまで来てるっていう事だ!」しかしそこは行き止まりだった…
ルーク 「ガイ、話しが違うじゃないか!こっちの道に行けばいいんじゃないのかよ…」
ガイ 「す、すまない、こっちかと思ったんだが…」
ティア 「仕方ないわ、別の道から行きましょう」
ロバート「いや…その暇はなさそうだ…」
後ろの方から7人のSSドイツ兵が迫ってくる…その中の1人が発砲してきた!そしてそれはロバートの腕に当たってしまった…
ロバート「く・・・」
ティア 「ロバート!」
ガイ 「みんな!あそこの岩の後ろに行くぞ」
4人は辺りにたくさんある岩の1つに走った…敵はお構いなしに撃ってくる…
ルーク 「大丈夫か!?」
ロバート「だ、大丈夫だ…腕を少し削っただけだ!」と、撃たれた所を手で押さえた…
ティア 「手をどけて!すぐに治すわ」 傷に手をかざしファーストエイドを使った
ティア 「傷が深いわね…しばらく右手は使えないわ」
ガイ 「向こうさんが、近づいてくれたら倒せるんだが…」
ロバート「ルーク、さっき渡したMP40を持っているな…その銃で近づいて敵を撃て」
ルーク 「いや……この銃の使い方が分からないぞ!」
ロバート「その銃の使い方は簡単だ、まず横にあるレバーを引け…後は引き金を引くだけだ」
そうしている間にも敵が近くに迫って来るのがわかる…
ルーク 「クソッ、やってやる!」
ルークは岩陰から出てMP40で辺りを撃ちまくった! しかし敵には当たらなかった……が、いきなり出てきて撃ってきたのには驚き、敵は下がっていった
ルーク 「やったぞ!」(すげぇーー怖かったけど)
ガイ 「ルーク!凄いじゃないか、普通の人間にはそんな事できないぞ」
ティア 「ちょっとは見直したわ」
ルーク 「何だよ!ちょっとって…」
ロバート「いや本当に良くやったよ、これで敵もむやみに…!?」
ロバートが顔を覗かせ敵方を見ると、パンツァーファウストを持ってくるのが見えた
ルーク 「何だ?あの棒みたいなのは…」
ロバート「やばい、もっと奥に走れ!それから頭を抱えて座れ!」(クソッ、まさかパンツァーファウストを持ってくるなんて…俺たちを吹き飛ばす気か!)
3人はロバートの慌てた様子を見て、言う通りにした
SSドイツ兵「撃て!」 岩の横に当たり…音と衝撃がきた!
ロバート「全員無事か?」
ガイ 「俺は大丈夫だ」
ティア 「私も大丈夫、ルークは?」
ルーク 「大丈夫な訳ないだろ、何だよ今の!?」
ロバート「あれはパンツァーファウストと言って…」と説明しながら敵の様子を見てると…
SSドイツ兵「2発目、用意!」
ロバート「クソッ、また来るぞ!」
ルーク 「さっきのがまた来るのかよ、早くここから逃げようぜ!」
ティア 「逃げるとしても、敵の正面からじゃないと逃げられないわ…それに私達が逃げたら、誰が機関銃を止めるの?」
ルーク 「ああー、誰か何とかしてくれよ!!」
マインドルフ「何とかして差し上げようか?」
全員 「!?」
全員が声のした方を向くと、そこにはマインドルフがジェイドの頭にルガーP08を突きつけているのが見えた
ロバート「アイツ、なんでここに居る?、クルーガーが見張ってたはず…」
ガイ 「それよりも、旦那が捕まってるぞ」
ルーク 「ジェイドの奴、何やってるんだよ…」
ティア 「大佐の事よ、きっと何か考えがあっ…」
するとジェイドが「皆さん出て来て下さい、私はまだ死にたくありません!」
ティア 「え!?」
ルーク 「アイツ、軍人のプライドとかないのかよ!」
ガイ 「まさか…旦那があんな事を言うなんてな…」
ロバート「悔しいが仕方ない、大佐を見捨てる訳にはいかないだろう…」
4人は手を上げ、敵の方へ歩いて行った…持っていた武器は無論全て取り上げられてしまった。
SSドイツ兵 「中佐殿、武器は全て取りました」
マインドルフ「わかった、早速だが君らの隊長に会いたい、案内してくれ」
SSドイツ兵 「了解しました、こちらに来て下さい」
全員、それに続き歩き出す…
ルーク「おいジェイド、お前なんで捕まっちゃうんだよ…それにあんな見っとも無い命乞いしやがってよう!」
マインドルフ「まぁ、そう大佐を責めるな」
ルーク 「お前もお前だ、裏切りやがって!」
マインドルフ「ん?おかしいなぁ、いつ私が君らの味方になった…それに私が大佐を連れて来なかったら、今頃は焼け焦げた死体になってたよ…そう思えば私と大佐は君らの命の恩人じゃないか」
ジェイド 「…そうですよ」
ルーク 「!!あー!もうジェイドも、お前も腹が立つ、地獄に落ちろ!!」
SSドイツ兵 「おい!うるさいぞ!、さっさと歩け」
ルーク「なんだよ!お前ら、捕まえたからって調子にのるなよ!」
ロバート「ルーク、今は黙っているんだ…」
ルーク「何怖じ気付いてるんだよ、こいつらなんか全然怖く…」
後ろにいたSSドイツ兵が、ライフルでルークの背中を殴った 「痛っ!?」
SSドイツ兵「それ以上!しゃべったら、口を塞ぐぞ!」
ティア(可哀そうだけど、ロバートの注意を聞かなかったあなたが悪いわ…)
ガイ「ルーク、大丈夫か!?」
ロバート(言わんこっちゃない…)
ジェイド(やれやれ、おとなしく歩いていれば殴られずに済んだのに……まっ、ルークの事ですから無理ですね)
少し行くと隊長らしき人と機関銃を撃っている姿が見えてきた…ルークの近くにいた1人がそこへ行って何か報告している。
SSドイツ隊長「撃つのをやめろ!」すると辺りが静かになった。
ティア 「あの人が隊長のようね」
ロバート 「そうみたいだな…」
隊長は報告を聞くとすぐにマインドルフに近づき「ハイル、ヒトラー!」
マインドルフ「……ハイル、ヒトラー…」
SSドイツ隊長「私がここを指揮してる親衛隊、隊長です。」
マインドルフ「私はドイツ国防軍、陸軍、マインドルフ中佐!君等に2・3聞きたい事がある…なぜ彼らを襲った?どうして親衛隊がここに居るのか?司令官は誰なのか?教えてくれないか」
SSドイツ隊長「申し訳ありませんが、どの質問にもお答えできません。それより国防軍の中佐がここで何をしているんですか?」
マインドルフ「質問を質問で返すのは失礼じゃないか…私がここにいるのは…」言葉が終わる寸前、隊長を捕まえると地面に押し着けて、手に持っていたルガーP08を頭に突きつけた!
ジェイドは腕から槍を出すと機関銃の方へ走り、「今すぐそれから手を離して下さい…手を離さないと、分かっていますね…」
MG42機関銃から手を離した…
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クルーガー「どうしたんだ?いきなり撃つのを止めたぞ?」
カール 「わからない…弾切れになったのか、銃芯を交換してるのか…自分達がジョゼフを助けに行くのを待ってるのか…」
クルーガー「 これ以上待っていられない!俺が機関銃を止めに行ってくる、カール援護を頼む!」
カール 「!?」
イオン 「クルーガー辞めて下さい危険です……止めに行ったルーク達を待ちましょう!」
クルーガーの耳にはこう聞こえてる「クルーガー辞めて下さい…あなたを失いたくありません!僕の傍にいて下さい…」
クルーガー「イオン………傍にいてやりたいが俺は軍人だ、仲間を助けないと……それにイオンは戦争を止めに行かないといけない…、でも誰かがあの機関銃を止めないと先に進めない、だから俺は行くんだ、誰のためでもなくお前のために……イオンみたいな女性に出会えて本当に良かった…だからこれを受け取ってくれ…」クルーガーはイオンにドッグタグを渡した。
イオン 「クルーガー、これは?」
クルーガー「それを、俺だと思って身に付けてくれ……(やっぱりイオンは可愛い女の子だな)……じゃぁな元気でな(`_´)ゞ」 そう言って機関銃の所に走って行った!
地面に伏せていたジョゼフは「クルーガー、何処に行く!そっちは機関銃がある所だぞ!?」
クルーガーが決死の覚悟で飛び出して行くと、そこには敵はなく…前方の方に手を挙げて固まっている敵の姿があった
クルーガー「えっ?」
ロバート 「おう!なんだよクルーガー驚かせるなよ…助けに来てくれたのか?」
クルーガー「( ゚д゚)………き……機関銃……は?……」
ロバート 「機関銃なら大佐が止めたし、敵も全員降伏したぞ…?」
ガイ 「クルーガーか…他の3人はどうした?…………クルーガー?」
ジェイド 「おやおや〜もしかして、こっちに来る前に何かカッコ良いセリフを言ってきたとか…」
ロバート 「それだったらカッコ悪いな………」そう言ってクルーガーの顔を見る「もしかして…本当なのか?」
クルーガー「( ゚д゚)」
するとイオンとカールとジョゼフが来た
ジョゼフ 「全員、無事か?」
ティア 「ジョゼフも無事だったのね、撃たれだ所は大丈夫なの?」
ルーク 「そうだ大丈夫なのか?」
ジョゼフ 「俺なら大丈夫だ…これが胸をガードしてくれたんだ…」ジョゼフはそう言うと胸ポケットにしまっておいたぺンダントを見せた…
ジェイド 「それは、トニー、ニ等兵の………」
ジョゼフ 「これのお蔭で助かった…」(トニーすまない…大切なペンダントが凹んでしまった)
カール 「誰か中佐を見ませんでしたか?どこかに行ってしまったようです」
マインドルフ「私ならここに居るよ」
カール 「そちらに居たんですか…てっきり、逃亡したかと思いましたよ」
マインドルフ「勝手に行動してすまない…誰かが助けを呼ぶ声が聞こえてね」
ジェイド 「もしかして私の事を言ってるんですか?」
マインドルフ「いや、最初に助けたのは大佐たが、後から助けたそこの坊やの声だったのかもしれない」
ルーク 「おいっ、その坊やって俺のことか!?」
ジェイド 「あなた以外に誰がいるんですか?」
ルーク 「!!」
ジョゼフ 「ルーク本気にするな、今は落ち着け」
ロバート 「ところで…あそこに居る親衛隊の奴らはどうする?」
カールとジョゼフは驚いた!
カール 「どうしてここに、親衛隊がいるんだ?」
ロバート 「良く分からない…何がどうなっているのか…もしかしたらグラーフ・ツェッペリンに乗っていた奴らかも」
ジョゼフ 「かも知れないな…」と言って、敵の方を向き隊長に聞こうとすると
マインドルフ「無駄だ親衛隊は口を割らない…それに君等は急いでいるんじゃないのか?」
しかしジョゼフはどうしてもグラーフ・ツェッペリンの事が知りたかった…
するとガイが「知りたい気持ちは解るが今は抑えて先に進もう…それともこいつらと睨めっこしながら口を割るのを待つか?」
ジョゼフ 「すまない…少し意固地になってしまった…先に進もう」
カール 「その前にこの人達をどうしますか?ここに置いておいたらまたすぐに追って来るかもしれませんよ?」
ロバート 「眠ってくれたら助かるんだけどなぁ」と、冗談っぽく言うと
ティア 「私にいい考えがあるわ」そう言って親衛隊の前に出た…
ジョゼフ 「何をする気だ?」
するとティアは歌を歌い始めた「トゥエ レイ ズェ クロア リョ トゥエ ズェ♪…」
ジェイド(これは…ユリアの譜歌)
それを聴いていたSSドイツ兵は次々と倒れていった…全員が倒れたのを見てティアは歌うのを止めた
イオン 「今のは、ユリアの譜歌の第一音素譜歌…」
ジョゼフ「ティア、一体何をしたんだ?まさか殺したのか?」
ティア 「違うわ、彼等を一時的に眠らせただけよ…しばらくは起きないわ」
カールが近づいて確かめると「本当だ、全員寝てる…」
ルーク 「人を眠らせるなんて、何処で覚えたんだよ」
ティア 「あなたに言ったって解らないと思うけど…」
ルーク 「何だと!」
イオン「まぁ、これで先に進めます。行きましょう」
ロバート「おい、クルーガー行くぞ…………」
クルーガー「( ゚д゚)」
ロバート「仕方ない奴だな…」
ロバートはクルーガーを背負いみんなの後に付いて行った…
パンツァーファウストとは第2次世界大戦中、ドイツ国防軍と親衛隊が使用した携帯式 対戦車擲弾発射器の事です
MP40…ドイツで製造された短機関銃、有効射程は100m程度
MG42機関銃…ドイツで製造された機関銃、有効射程は1000ⅿ 複数の国々で使用された…その威力は凄まじく”ヒトラーの電動のこぎり”と呼ばれた