タルタロスの艦内…
軍服の男 (フーブラス川にいる部隊からの報告が途切れた…無線のトラブルかそれとも…まさか……)
リグレット「 さっきの話の続きだが、他に何もして無いだろうな?」
軍服の男「フーブラス川に部隊を送った以外なにもしていない」
話の最中1人の男が当然の様に入ってきた…
博士 「いやぁ〜〜このタルタロスは凄いなぁ、特に機関室は凄いよ!」
軍服の男 「博士、あまり出歩かないで下さい…それと部屋に入る時はノックぐらいして下さい」
博士 「ごめん、ごめん…つい興奮してノックの仕方を忘れてたよ、ところで何かあったのかい?」
軍服の男 「ちょっとしたトラブルです、博士は自分の仕事をして下さい……」
博士 「何なんだ?冷たいなぁ…リグレットちゃん、ディストとシンク何処に居るか知らないかい?」
リグレット「ちゃん付けて呼ぶな…ディストとシンクは別行動中だ…」
軍服の男 「そういえばアッシュもいないな………まさかカイツールに向かったのか?」
リグレット「アッシュならディストとシンクと一緒にいるだろう……」
軍服の男 「博士はディストとシンクに何の用なんですか?」
博士 「別に用なんて無い2人の顔が見たかっただけだよ…いないなら仕方ない仕事に戻るよ」と、部屋を出て行ってしまった。
リグレット「博士は、一体何を考えているんだ?」
軍服の男 「博士の思考回路は分からない…それよりこれからの事を考えよう」
…博士は……何者か……
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ロバートはクルーガーを背負いながら「ところで…大佐と中佐はいつ手を組んでいたんだ?」
ジェイド 「それは……」
中佐を置いて機関銃を止めに向かった後……ジェイドが敵に止めを刺そうとしたら中佐が現れた…
マインドルフ「話は分かったが…無抵抗の敵を殺すのはあまり関心しないな…」
ジェイド 「それならば銃を突き付けるのは止めてもらえませんか…」
マインドルフ「…分かった……だがその前に、そこに倒れている2名の兵士を起こしてくれないか?」
ジェイド 「せっかく倒した敵を起こすと思いますか?……それより早く機関銃を止めに4人の後を追わないと…」
マインドルフ「やれやれ…機関銃を止めるよりも、彼らの隊長を抑えた方が早い…それに、このまま銃を頭に突き付けて行けば、親衛隊は私の事を味方だと思うんじゃないか?大佐は捕まった振りをしてくれ……私を信用して任せてくれないか?」
ジェイド 「……出会ったばかりの貴方にですか?……………分かりました…好きにして下さい…」
ジェイドが手を上げると、マインドルフは銃を頭に突き付け親衛隊と共に4人の後を追った。
ガイ 「頭に銃を突き付けて出てきたら、誰だって敵だと思うだろう」
ルーク 「そういえば『私はまだ死にたくありません』て言ってたけど、あれも演技だったのかよ?」
ジェイド 「えぇ勿論演技ですよ…私が命乞いしたら貴方達がどんな反応するのか見てみたかったのです。」
ルーク 「何だよ!それだけのために敵の前で命乞いしたのかよ!」
ジェイド 「そういえばルークはあの時、『誰か何とかしてくれ!』と言っていましたね…もし助けたのが私だったらどうでしたか?」
ルーク 「ジェイドでもマインドルフでも、来なくても何とかなってたんだよ!」
マインドルフ「そうか……分かった…」
ルーク 「な、何が分かったんだよ?」ルークは少し不安になった…
ジョゼフ 「中佐に聞いてもいいか?」
マインドルフ「何だい?」
ジョゼフ 「どうして親衛隊を裏切ったんだ?同じドイツ軍だろう」
マインドルフ「…それはだな……私を助けてくれたお返しだよ」
ジョゼフ 「それで裏切ったのか?」
マインドルフ「別に裏切った訳じゃないんだが……」
ジェイド 「ジョゼフ、そのくらいにしてくれませんか中佐が困ってます…それより 皆さんを中佐に紹介していませんでしたね?」
カール 「えっ、大佐が教えてたんじゃないんですか?色々話をしていた様なので…」
ジェイド 「私はこの世界の事をほんの少し教えただけです。それに名前は自分で名乗るものですよ」
ティア 「確かに名前は自分で名乗るものね…私はティアよ、よろしく」
ガイ 「俺はガイ、よろしく」
ルーク 「ルークだ」
イオン 「イオンと申します」
ミュウ 「ミュウですの、ヨロシクですの!」
ジョゼフ 「……アメリカ陸軍、ジョゼフ軍曹…」
カール 「自分はカールと申します」
ロバート 「俺はロバートだ、背中で白目で寝てるのがクルーガーだ」
クルーガー 「(・Д・)」
マインドルフ「マインドルフだよろしく」
全員は軽く名乗り、カイツールに向けて歩き出した。
ガイ 「やっとフーブラス川から、出れたな…」
ルーク 「はぁ〜疲れた、もうーここには来たくねぇ~」
ジョゼフ 「この先に、カイツールがあるのか?」
ジェイド 「ええ、この先真っ直ぐに行けばアニスがいるカイツールです……その前に、もうそろそろクルーガーを起こした方がいいんじゃないですか?」
ロバート 「それもそうだな……おいっ!クルーガー起きろっ!」
カール 「そうだ…ティアさんのファーストエイドを使ったら起きるんじゃないんですか?」
ジョゼフ 「……ティア、悪いがクルーガーにやってくれないか?」
ティア(無理だと思うけど…)「分かったわ………『ファーストエイド!』」
クルーガー「……………(°▽°)」
ティア 「………駄目ね、ファーストエイドは体の傷は治せても心までは治せないわ」
ジョゼフ 「駄目か……こうなたらミュウの炎でクルーガーを起こすか…」
ガイ 「そこまで、乱暴に起こさなくても……」
ルーク 「いや、それ以上だろう…」
マインドルフ「火を使うのなら、水を用意した方がいいんじゃないか…」
ティア 「そういう問題じゃないと思うけど…」
ジェイド 「私に良い考えがあります。イオン様ちょっと耳を…」
イオン 「クルーガー!」
クルーガー「(・Д・)」
イオン 「僕、クルーガーの事格好悪いとかそんな事思っていませんよ…仲間の為に死ぬのはとても勇敢な事です。でも…その後に取り残された仲間の気持ちも考えてもうあんな事はしないで下さい。それにクルーガーが居なくなったら寂しいです…」
クルーガー「…イオン…心配させてごめんな、俺もう大丈夫だ…ᕦ(ò_óˇ)ᕤ」
ジョゼフ 「大佐…他に何かセリフがあったんじやないのか?」
ジェイド 「このくらい言わないと起きないと思いまして……でもまぁ結果起きたので良かったじゃないですか」
イオン 「あっ、これはどうすれば…」 と、首に着けていたドッグタグを見せる
クルーガー「それは、良かったらイオンが持っといてくれ…」
その様子を遠くの森から、誰かが双眼鏡で見ていた
マインドルフ「ん?」
ジョゼフ 「どうした?」
マインドルフ「いや…何でもない…」(今、誰かに見られていた様な…)
双眼鏡で見ていたのは……
アリエッタ 「あの人達がママを殺した……ママの仇……とります。でも、一緒に居る緑髪の男の子は……殺さないでください………分かりましたか?」
ハンス・ギュンシュ「………………」
何だかんだ言いながらも全員は無事マルクト国境カイツールに着いた。
イオン 「アニスは何処に居るんでしょか?」
ジェイド 「そこの兵、ここにツインテールで背中にぬいぐるみを背負った小さな女の子が来なかったか?」
マルクト兵「そういう感じの女の子なら、あちらの宿に居る所を何回か見ました。」
兵に教えてもらった宿に入ると、そこにアニスが居た。
アニスはジェイド達が突然現れたので、戸惑ったり嬉しかったり……「もぉ〜、大佐もイオン様も遅すぎですよ、私ずっっと待ってたんですよ!」
ジェイド 「いあゃ〜すみませんアニス…色々あったもので、ところで親書は無事ですか?」
アニス 「アニスよりも親書が大切なんですか?ちょっとショック……はい、この通り親書は無事ですよ」と、イオンに渡し「それにしても、私が居ないうちに人が増えましたねぇ」
イオン 「彼らは……」簡単にアニスに話しをすると「私アニス・タトリンと申します……アニスでも、アニスちゃんでも呼んでくれたら嬉しいです~よろしくね❤️」
全員はアニスが予約した、二階の部屋に入った…
ルーク 「あぁ〜、やっとベットで寝れるぜ…クタクタだ」
アニス 「ルーク様、お疲れなら私がマッサージしましょうか〜」
ルーク 「えっ?じゃあ足を揉んでもらおうかな」
ロバート 「ルーク、子供にそんな事させるな!まだ若いくせに…」
ルーク 「何だよ、ロバート…アニスは自分からマッサージをしましょうかって言ってるんだから別にいいだろう」
ロバート 「ダメだ!それにこれくらいの事で、クタクタになってどうする」
アニス 「もぉ〜、2人共私の取り合いをしないでください〜」
ガイ 「なんでアニスはルーク様って呼ぶんだ?」
ジェイド 「簡単な話です、これ(ガルト)目当てですよ」
ガイ 「あぁ〜そういう事か、ルークも可哀そうだな…」
クルーガー(じ…じゃあ俺も…イオンをマッサージしてあげようかな…(^p^)はぁはぁ)
アニス(んっ!?何かイオン様に危険か迫っている様な……)
その横でジョゼフは難しい顔をして考え込んでいた…
ジェイド 「どうしましたジョゼフ、何か考え事ですか?……フーブラス川で出会った親衛隊の件ですか?」
ジョゼフ 「…そうだ…」
ティア 「ジョゼフが気にしている親衛隊って何者なの?」
ルーク 「そうだ…あいつ等いきなり襲ってきて、いったい何者なんだ?」
マインドルフ「私が話そう…」今まで静かに見ていたマインドルフが口を開いた…「この中で親衛隊に詳しいのは私だからな…親衛隊は忠誠心が高く自分達の民族は偉大だと思っている…彼等の仕事は惨忍きわまりなく……
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ガイ 「やばい奴らなんだな、親衛隊は…」
ルーク 「まぁ何となく分かった」(全然分かんねぇけど)
ティア 「そんな部隊を作るなんて人として間違っているわ!」
マインドルフは静かに「……私も後悔してるよ……」
ジェイド 「ん?中佐今何か言いましたか?」
マインドルフ「あぁ、何でもない独り言だ」
ジェイド 「そうですか……」
アニス 「じゃあ~これからは、大詠師派とその親衛隊が敵になるって事ですよね?」
ジェイド 「そういう事になります……しかし、国境さえ越えれば大詠師派も親衛隊もしばらくは手出しは出来ないでしょう……」
ジョゼフ 「どうだろうな……大詠師派はともかく、親衛隊は追って来るだろうな」
ルーク 「追って来たら追って来たで、そんな奴等倒せばいいだろう!」
ティア 「はぁ~、あなたのその強気な態度は命取りになるわよ」
ルーク 「な、何だよ…」
ガイ 「まぁ今は、ともかくどうやって国境を越えるか考えようぜ…」
ティア 「 私達は旅券を持ってないわ…」
ロバート 「なぁ、なんとか通れないのか?金を渡すとか…」
ジェイド 「無理でしょう……国境の兵は何であろうと旅券が無いと通さない事になっていますから…」
ルーク 「ジェイドが頼んだら、どうにかしてくれるんじゃないのか?一応大佐だし…」
ジェイド 「そうですね…何とかなるかもしれませんが……」
クルーガー「じゃあイオンと一緒に頼んだらどうだ?ローレライ教団で1番偉いんだろう」
アニス 「あの〜前に大佐と話したと思いますが……大佐もイオン様もここには居ない事になっているんです、だからあんまり目立った行動をしたらダメなんですよ~」
ジョゼフ 「そうだったのか?俺は聞いていないが…」
ティア 「あの時ジョゼフは牢に入っていたから…聞いてないのは仕方ないわ」
ルーク 「あぁ~面倒臭いな、じゃあどうやって通ればいいんだよ?」
マインドルフは窓の外を見ていた…下には馬車が2台……
ジェイド 「…何を見てるんですか?」とジェイドも覗き込む…
マインドルフ「…通れる方法を思いついたぞ……」
マルクト軍カイツール国境砦に2台の馬車が近付いて行った…2台目の馬車は真っ白な布で覆われている…
マルクト兵「止まれ!」
クルーガー「何だ!我々は急いでいるんだ通してくれ!」
マルクト兵「すみませんが旅券を見せて下さい。」
クルーガー「分かった……」その辺を探していたが…「うぉぉぉー何て事だ何処にも無い!急いでたからどっかに落としてしまったんだ!全員のを持っていたのにぃー!」
マルクト兵「…旅券が無いとここは通れません…」
クルーガー「何だとー!?、頼む!ここを通してくれ早くしないと手遅れになってしまう!」
マルクト兵「??」
ロバート 「おーい!何をしてるんだ手遅れになるぞ!」
マルクト兵「おいっ!どういう事だ?」
「私が説明しましょう…」1台目の馬車から白っぽいフードを被り、奇妙なマスク(ガスマスク)をつけた男が降りてきた。
マルクト兵「誰だ?」
ジョゼフ 「私は、病気の研究をしている者です…この馬車の2台目にはある新種の病気に感染した人が居ます…彼らを急いで……」
マルクト兵「ちょっと待て!それが本当かどうか2台目の馬車を見せてもらうぞ」と言って、2台目の馬車に近づいて行った…
ジョゼフは大きな声で「待て!それ以上近づいたら危険だ、この病気は近づくだけで感染する恐れがある!」
マルクト兵「何?そんなに危険な病気なのか?」
ジョゼフ 「はい、この病気はとても感染力が強く…だから別々の馬車で運んでいるのです。」
マルクト兵「そんなに危険な……その病名は何て言うんだ?」
ジョゼフ 「えっ? び、病名ですか……えーっと結構長かった様な……」(どうする病気の名前までは考えてないぞ)
マインドルフが馬車から顔を出し「何をしている、なぜ先に進まない?」
マルクト兵「誰だ!?」
クルーガー「このお方を知らないのか!?貿易商元締めの…」
マインドルフは言葉を遮るように「後の馬車に乗っているのは…病気にかかってしまった私の娘の家族だ」
アニス 「何で止まってるの?早くしないと、ママとババと死んじゃうよ〜」
マルクト兵「その子は?」
マインドルフ「私の孫だ…この子だけが無事だった…病気にかかったのは、この子の両親と兄妹とペットに買ったチーグルだ……この病気を治せるのはキムラスカに居る医者だけだ…」
ジョゼフ 「このままでは、この子を残して家族が死んでしまう…その前に急いで、キムラスカにいる医者に診て貰わなければ!」
マルクト兵「しかし……旅券を見せてもらわないと……我々も…」
ジョゼフ 「話を聞いていたのか!一刻も争う時に見せろだと?ふざけるのもいい加減にしろ!!」
アニス 「うぇ〜ん、ママとババ…姉ちゃんと兄ちゃんとペットのチーグルが死んじゃうよ〜、うぇ〜〜〜ん」
ロバート 「おい、どうしてくれる!お嬢様が泣いてしまったじゃないか!」
マルクト兵も困り果て「ううっ…しかし…」
マインドルフ「そこの兵…顔を見せろ…それと名前もな…もし手遅れにでもなった時には、全ての事柄を私の友人……マルクト帝国軍第三師団長、ジェイド・カーティス大佐に報告させてもらう!」
マルクト兵「えっっ、なに!?ジェイド大佐に!?」
マインドルフ「そうだ、君等は知らないだろうが私と大佐は昔からの友人でね……どうする?それでもまだ引き留める気か?」
アニスはまだ泣いている…
マルクト兵は顔を見合わせて「うっ、う………わ、わかりました、どうぞ通って下さい……」
マインドルフ「ありがとう……ここでの事は無かった事にしよう…」
全員は何とか無事にマルクト国境カイツール砦を越えた…そして、少し行くと今度はキムラスカ王国、国境カイツール砦がある…
キムラスカ兵「止まれ!2台目の馬車を白い布で覆っているのは何故だ?」
ジョゼフ 「降りて来ていいぞ!」
1台目の馬車から出てきたのはルークだった。
ルーク 「俺はファブレ公爵家のルーク・フォン・ファブレだ。マルクトからの客人を首都までお連れする…それと俺たち旅券は持ってないからこのまま通して貰うぞ」
キムラスカ兵「し、しかし…旅券を持ってない者はお通し出来ないことに…」
ルーク 「うるせーなぁ、俺が通せって言ったら通すんだよ、それとも今お前をここでクビにしてやろうか?」
キムラスカ兵「そ、それだけは…分かりましたお通りくださいルーク様」
ルーク 「分かればいいんだよ」
馬車はキムラスカ王国の国境カイツールを超えて行った…
アニス 「いやぁ〜ん、ルーク様力尽くで通るなんてカッコイイです〜」
ティア(あのキムラスカ兵には気の毒ね)
ジョゼフ 「ルーク、あんな力尽くに言わなくてもいいだろう…」
ルーク 「何だよ、通れたからいいだろう」
ジョゼフ 「クビにすると言われた兵の気持ちも考えてみろ…」
ルーク 「あ〜もぅ分かったよ、これからは少しは考えるよ!」
ジョゼフ(絶対に分かってないなこいつ…」
ティア 「ジョゼフ、ルークに何を言っても無駄よ……それにしてもマルクトの国境を通れたのは中佐のおかげね」
ジェイド 「ええ、中佐のおかげで何とか通れましたよ」
マインドルフ「いや大した事じゃない、たまたま馬車を見て思い付いただけだ…」
ガイ 「それで思いつくなんて結構凄いと思うぜ…」
ルーク 「おいっ!マルクト国境を通れたのはマインドルフのおかげとしても!キムラスカ国境を通れたのは俺のおかげだからな!」
ジェイド 「あぁ〜あなたも頑張りましたね、偉いですよルーク」
マインドルフ「私にはあんな横柄な態度はとれませんよ、流石ですねルーク」
ルーク 「2人とも、絶対に俺を褒めてないだろう!」
マルクト国境とキムラスカ国境を無事に通りカイツール軍港に向かった…
クルーガー「国境は越えたがその先の事は考えてあるのか?」
ジェイド 「はい…このままカイツールの軍港に行きます。そこで船に乗りケセドニア港で別の船に乗り換えバチカル向かいます。」
ルーク 「2回も船に乗り換えるのか、面倒臭せぇな」
イオン 「本来ならタルタロスでバチカルに向かうはずでしたから…」
ジョゼフ 「まぁルーク、もう少し頑張れ」
カイツールの軍港近くまで行くと
ガイ 「港の方から煙が出てるぞ!?」
カール 「煙だけじゃない!銃声も聞こえる!」
ロバート 「まさか…親衛隊が?」
ルーク 「あいつ等ならフーブラス川で眠っているんじゃ…」
ティア 「あれからもう大分時間が経っている、起きていてもおかしくないわ」
ガイ 「しかし、どうやって国境を通って来たんだ?」
クルーガー「もしかしたら、別の部隊がいたんじゃないのか?」
ジェイド 「行ってみないと状況がわかりません、とにかく急ぎましょう」
カイツール軍港の入口辺りに2人のキムラスカ兵が倒れていた
クルーガー「人が倒れているぞ!?」
ガイは倒れている人に駆寄り「しっかりしろ!何があった?」
マインドルフが脈を確かめるが「ダメだ…死んでる………ん?この傷口は……撃たれたのか…」
ジョゼフ 「こっちも、撃たれている……港の中に入ったら、充分警戒するんだぞ!」
港の広場まで来ると、辺りは船が燃え上がり人が倒れていた…
マインドルフ「これは…随分やられたな………」
ロバート 「気を付けろ!何処に敵がいるか分からないぞ!」
クルーガー「イオン、俺の後ろ…」
アニス 「イオン様!私の後ろに居て下さい!」
クルーガー(えっ( ゚д゚)俺のセリフ………)
ジョゼフ 「おかしい……敵の気配が何処にもいないぞ…」
マインドルフの足元に薬莢が転がっていた「これは………モーゼルC96用の弾だ」
カール 「親衛隊がモーゼルC96を?」
ルーク 「ん?……おい!あそこに誰かいるぞ…」
そこには、小さな女の子が居た
カール 「なんで、ここに女の子が……?」
アニス 「あっっ!根暗ッタ?」
クルーガー「ん?何だ知り合いか?」
アリエッタ「アリエッタ……根暗ッタ…じゃないもん……」
ルーク 「あの女の子は誰だ?」
ティア 「彼女は妖獣のアリエッタよ…オラクル六神将の…」
イオン 「アリエッタ!ここを襲ったのは貴方なのですか……」
アリエッタ「イオン様……ごめんなさい……でも……そこにいる人が……悪いんです。」と、指差した先には……
ジョゼフ 「な、なんで、俺が悪いんだ!?」
アニス 「根暗ッタどういう事なの?」
アリエッタ「アニスには…教えないもん……」
マインドルフ「話がよく分からんが、ともかく彼女を捕らえた方がいいんじゃないのか?…」
ジェイド 「中佐の言う通りです。捕まえた後から話は幾らでも出来ます……捕まえて下さいクルーガー」
クルーガー「!俺が……仕方ないなぁ」
クルーガーはアリエッタの右手を掴んだ「嫌っっ 離してっ!ハンス!!」
マインドルフ「ハンス?」
クルーガー「おいっ大人しくしろ!乱暴はしないから…」
アニス(何だか…小さな女の子を誘拐しようとしている人みたい…)
クルーガーがアリエッタを抱えようとした時、右脇腹に樽がまともに当たりそのまま勢いよく飛ばされてしまった「グエッッ」
イオン 「クルーガー!」
ガイ 「何だあの樽は!?」
ジェイドが樽が飛んで来た方角を見る「どうやら彼女の他に居たみたいですね…」
その男の左腕には人が抱えられていた……
ロバート 「彼奴1人か?」
アニス 「…あれが親衛隊なの?」
ルーク 「彼奴、誰か持ってるぞ…?」
ガイ 「あれは、船を修理する整備士だ!」
クルーガーが倒れている隙にアリエッタは、ハンスの後ろへ移動していた。
ハンス 「……………」
ジョゼフ 「持っている人を離せ!」銃を構える
ハンスは抱えていた男を前に突き出すようにして右手でモーゼルC96銃を構えている
カール 「さっき落ちていた薬莢は彼奴のだったのか…」
ガイ 「彼奴人を盾にしているぞ!」
アリエッタ「ハンス!撃ったらダメです!」
アリエッタがハンスの前に来ると、ハンスは銃の引き金から指を外した…
ハンス 「……………」
アリエッタ「整備士…連れて行く…帰して欲しければ、ルークとイオン様がコーラル城こい……です……来なかったら……彼を殺します……あなたも絶対に来てください……」と、ジョゼフを指差した。
言い終わると空から魔物が降りてきてアリエッタはそれに乗り行ってしまった…その間ハンスも消えてしまっている…
ルーク 「もう少しで船に乗れたのに、オラクルの野郎!」
マインドルフ「これからどうする?」
ジェイド 「そうですね……船は全て壊されてしまった様ですし…船を修理する人間を探さなくては…まずは彼を助けに向かった方が良いでしょう」
イオン 「クルーガー大丈夫ですか!?」
クルーガー_:(´ཀ`」 ∠):「い、イオン…俺……たい…」
ティア 「ジッとして今治すわ『ファーストエイド!』」
アニス 「クルーガーさんは大丈夫なんですか?」
ジョゼフ 「クルーガーの奴なら大丈夫だ、それより整備士を助けないと…そのコーラル城は何処にあるんだ?」
ガイ 「コーラル城はここから東にある城だ…しかし何でアリエッタは俺達をそんな所に呼ぶんだ?」
ジョゼフ 「考えるのは後だ…今は急いでそのコーラル城に行こう…」
全員はコーラル城へ向かった……
モーゼルC96…ドイツ帝国で開発された自動拳銃
親衛隊(ナチス)略号SS……標語(忠誠こそ我が名誉)ヒトラーを護衛する党内組織
武装親衛隊………親衛隊員からなるナチスの武装部隊、ヒトラー個人の私兵(国防軍とは異なる)