コール オブ ジアビス   作:マインドルフ

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第18話

ジェイドは一人、船内の一室にいた…後ろの扉が開く音がした…

 

マインドルフは扉を開けながら「すまない、驚かすつもりはなかった……何をしているんだ?」

 

ジェイド  「いえ、ちょっと調べ物がありまして…」

 

マインドルフ「そうだったんですか」(大佐が持っているのは何だ…?少しレコード盤に似ているが…)

 

ジェイド  「別に近くで見ても構いませんよ、中佐」

 

マインドルフはジェイドの傍に行くと「…ところで、その手に持っているのは何だい?」

 

ジェイド  「これは音譜盤と言って、さまざまなデータが記録された情報円盤です。」

 

マインドルフ「それは凄いな…で、いったいその音譜盤には何が記録されているんだ?」

 

ジェイド  「それを今から見るつもりです」言い終わると情報円盤を解析機にかける…するとスクリーンに幾つもの文字や数字が次々と映し出されていった

 

マインドルフは驚いた「これは……いったい何なんだ?」

 

ジェイドは難しい顔をして「ルークがこれを知ったら…私を…殺したいほど恨むかもしれません……」

 

マインドルフ「?大佐……」

 

 

 

 

マインドルフとジェイド以外は全員部屋にいた

 

アニス  「あれっ?大佐と中佐は何処にいったの?」

 

ガイ   「旦那は奥の部屋で、手に入れた情報円盤の中身を調べているよ…マインドルフは知らないなぁ」

 

ジョゼフ・クルーガー・ロバート達は持ち物の点検をしていた

 

ルーク  「何をしてるんだジョゼフ?」

 

ジョゼフ 「俺達が所持している弾薬を確認しているんだ…」

 

ロバート 「ジョゼフ、お前のトンプソンの弾は大丈夫なのか?」

 

ジョゼフ 「トンプソンはあっちこちで使ったからなぁ、そろそろキツい」

 

クルーガー「俺はあまり使って無いからな…弾薬はまだまだ大丈夫だぜ」

 

ロバート 「それはお前が戦ってないからだろう…」

 

ガイ   「弾は作れないのか?」

 

ジョゼフ 「作るとしても、材料と機械が無いと無理だ……ルーク、コーラル城で渡した銃を見せてくれ」

 

ルークがM1911をジョゼフに返すと、マガジンは空になっていた……M1911のマガジンは残り新品の一個しかない

 

ティア  「あなた、もうちょっと節約して撃てないの?」

 

ルーク  「そんな事言っても…撃ってるうちに無くなってしまうんだよ!」

 

ティア  「それはジョゼフの物なのよ、弾が無くなって困るのはジョゼフなんだから…」

 

アニス  「何か…ティアってジョゼフの代わりにルークを叱っているよね」

 

ジョゼフ 「ティア、俺なら気にしてない…弾が無くなる事は分かっていた事だ」(トンプソンより早くM1911の弾が無くなるとはな)

 

クルーガー「無くなったら俺のを使えよ…まだあるからよ」

 

 

カールが目を覚ました「…ここは?」とベットから出ようとするのをティアが「まだ寝てないとダメよ」と制止した

 

カール  「…自分は…何があったんですか?」

 

ジョゼフ 「お前はハンスに首を掴まれ、壁に叩き付けつけられて気絶したんだ…」

 

ティアは袋から回復薬のアップルグミを取り出し、カールに渡した「これを食べて、元気になるわ」

 

カール  「すみません軍曹…自分が油断していたばっかりに…」

 

ジョゼフ 「気にするな…それよりも、お前には感謝している…あの時ハンスの注意を引いてくれなかったら、やられていた…」

 

扉が開いて、マインドルフとジェイドが入ってきた

 

ガイ   「二人一緒だったのか…何をしていたんだ?」

 

ジェイド 「コーラル城で見つけた音譜盤を見ていました、中佐と一緒にね」

 

ルーク(うわぁ~オッサン2人で暗い部屋で見てたのかよ)

 

イオン  「何が記録されていたんですか?」

 

ジェイド 「いえ、それが……音譜盤は一部破損していて解りませんでした。 おそらくデータを入れていた途中で装置を壊したせいでしょう」

 

全員がルークを見た

 

ルーク  「な、何だよ、俺のせいって言いたいのかよ!」

 

ガイ   「いやぁ…そういう訳じゃないんだが…」

 

ルーク  「じゃあ…何で見たんだよ!」

 

ジェイド 「ともかく、音譜盤の中の記録では、同位体の研究をしていたみたいです。それとローレライの音素振動数【フォニム振動数】も記録されていました」

 

ジョゼフ 「何だ、そのフォニムっていうのは?」ルークに尋ねた

 

ルーク  「俺に聞くなよ、俺もさっぱり分からねぇよ!」

 

マインドルフ「私は横で見ていましたがさっぱり分かりませんでした、大佐説明してもらえませんか?」

 

ジェイド 「いいですよ…フォニム振動数とは全ての物質が発している振動パターンのことで指紋のように同じものはないとされています。同位体はフォニム振動数が全く同じ二つの個体のことで、人為的に作らないと存在しません。それと…」

 

ルーク  「あぁ~もう!難しい話しは止めろよー」

 

ジェイド 「そうですね。ルークにはちょっと難しかったですね。」

 

ロバート・クルーガー(俺にもさっぱりわからん)

 

マインドルフ(なるほどな…)

 

アニス  「でも、昔研究されたっていうフォミクリーって技術なら同位体が作れるんですよね?」

 

マインドルフ「フォミクリーとは?」

 

ジェイド 「フォミクリーとは複写機みたいなもので、見た目はそっくりですがフォニム振動数は変わってしまい同位体はできませんよ……そう、例えばあなたが持っている銃や弾や、あらゆるものがフォミクリーで作れます。」

 

マインドルフ「それは、人間もかい?」

 

ジェイド 「……はい、生き物でも何でも作れます……しかし生物フォミクリーは禁忌とされています。誰であろうと許されません」

 

ロバート 「へぇーそんな事ができるなら、弾でも銃でも幾らでも作れるって事か…」

 

マインドルフ(スターリンやヒトラーが欲しがりそうだな…)

 

クルーガー(そんなのがあるんなら………イオンも!?大量生産ができる……俺って天才か!?∑(゚Д゚))

 

ジェイド 「まぁ話はこんなところです。お腹も空いてきましたしそろそろ夕食にでもしましょうか…」

 

全員が晩御飯を食べると各自部屋に戻り眠りについた…後…ルークは静かに部屋を出て行った…

 

ジョゼフ (…ん?こんな時間に何処へ行くんだ…)

 

クルーガーの寝言「う〜ん…イオンの大量生産ん〜」

 

ジョゼフ「大量生産って何だ?……いや、それよりもルークを追おう」

 

ルークを探していると、外で海を眺めていた…月明かりで光っていた

 

ジョゼフ 「どうした眠れないのか?」

 

ルーク  「あぁ…ジョゼフか…まぁな…あと少しで家に帰れるっていうのに何だか落ち着かなねぇ……色々あったからなぁ」

 

ジョゼフはルークの隣りに立つと「ルーク、家に帰ったら何をする?」

 

ルーク  「えっ?そうだなぁ…まずは代わりの剣を…その前に母上に顔を出して…いやその前に父上を、伯父上、ん〜あぁっー!」

 

ジョゼフ 「ルーク、まずは親書が先だろう…」

 

ティア  「こんな時間に二人で何を話してるのかしら?」

 

ルーク  「何だよ、お前も眠れないのか?」

 

ティア  「私は月明かりで海がきれいだと思って…」

 

ルーク  「へぇ~お前でもそんな事に興味があるんだ…」

 

ジョゼフ 「ルーク失礼だぞ!」

 

ティア  「いいわよ私は全然気にしてないから、それよりジョゼフはバチカルに着いたらどうするの?」

 

ジョゼフ 「そうだなぁ俺は…家に帰る準備でもするか」

 

ルーク  「えっ!帰る方法が分かったのか?」

 

ジョゼフ 「いや…冗談だよ…」

 

ルーク  「何だ冗談かよ…びっくりさせるなよ!」

 

ティアがクスッと笑うとルークが「何がおかしいんだよ」

 

ティア  「ジョゼフも冗談を言うのね…初めて聞いたから……結局のところ2人とも考えて無いって事ね」

 

ルーク  「なぁぁ!?どこら辺から聞いてたんだよ」

 

ジョゼフ 「あぁはっはっはぁ…」

 

ルーク  「何だよ…」

 

 

 

 

 

ジョゼフ達は無事ケセドニアに着いた…船を降りるといきなり憲兵隊に止められた「すみませんが武器をこちらに預けてください」

 

ルーク  「は?武器を取りあげんのかよ」

 

ジョゼフ 「俺達は狙われているんだ、武器を取りあげられては困る」

 

憲兵隊  「この街では憲兵隊以外は武器を持ってはいけない決まりになっております。」

 

クルーガー「大佐何とかできませんか、彼奴らマルクト軍でしょう」

 

ジェイド 「前に話した事を忘れたんですか?私達はここにいない事になっているんです。強引に通ったらここにいる事がばれてしまうじゃないですか…」

 

クルーガー「そうだった…忘れていた…」

  

マインドルフ「決まりなら仕方ない…武器を渡そう」

 

憲兵隊  「そこの譜銃もこちらに渡して下さい」

 

ジョゼフ 「譜銃?」

 

ロバート 「俺たちが持っている銃の事を言ってるんじゃないのか」

 

クルーガー「くそっ…持っていけると思ったのに」

 

アメリカ兵4人は持っていた銃を渡した…

 

憲兵隊  「武器はこのケセドニアを出る時、お返しします。」と言って離れて行った

 

マインドルフ「あの憲兵隊、ボディチェックをしないとは…なっていないな」 腰にルガーを隠し持っていた。

 

 

 

 

全員が街の中に入った

 

ジェイド 「この先に乗船手続きをする所があるので、そこでバチカル行の許可をもらう必要があります…」

 

ジョゼフ 「このまま港に行って船に乗る事は出来ないのか?」

 

ジェイド 「まずは、許可を取らないといけません…その為にはアスターという人に会う必要があります。」

 

ルーク  「アスター?誰だよそいつは?」

 

アニス  「アスター様はここケセドニア貿易商の顔役なんですよ」

 

イオン  「僕の知人でもあります。」

 

カール  「それではその人に頼めば大丈夫なんですね」

 

イオン  「はい、大丈夫です。彼は自分の屋敷にいるはずです。」

 

ロバート 「その屋敷に行く前に何か食べて行かないか?」

 

ルーク  「俺ロバートに賛成…何か食いながら行こうぜ」

 

ロバート 「良し!そうと決まれば美味しい店を探そう」

 

ガイ   「おいおい!2人で勝手に決めるなよ」

 

ティア  「そうよ…今、寄り道している暇はないわ」

 

ルーク  「チェッ…ケチ女…」

 

ロバート 「まったくだぜ」

 

ティア  「何か言ったかしら」

 

ルーク・ロバート「いいえー何もー」

 

マインドルフ(ここはまるで……アフリカの街にそっくりだ)「……ここは暑いなぁ」

 

イオン  「ここは赤道近くの街なんです、なのでいつも暑いんですよ」

 

クルーガー「イオン無理するなよ…疲れた時は『俺に』言ってくれよ」

 

アニス  「イオン様を心配してくれるのは嬉しいですが、それは私の役目なので…クルーガーは1番後ろでイオン様を見守って下さいね〜」

 

クルーガー「おいおい、そんなこと言ってイオンが倒れたらどうするつもりだ?」

 

アニス  「その時は私がおんぶしますから!!」

 

クルーガー「へぇ~その腕で?ここは俺に任せて、アニスちゃんは1番後ろに行ったほうがいいんじゃないか〜(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎」

 

アニス  「その言葉そのままお返ししまぁ〜〜す」

 

2人は睨み合っている…

 

ジョゼフ 「おい、クルーガー…大人気無いぞ」

 

ジェイド 「こらこら2人共、今は喧嘩しないで下さい」

 

ティア  「そうよ、イオン様が困ってるじゃないの」

 

イオン  「僕は2人が喧嘩してるのは見たくありません、だから2人共仲良くなってくれたら嬉しいのですが…」

 

クルーガー「イオンが言うなら俺は仲良くしてもいいぜ( *`ω´)」

 

アニス  「私も『イオン様が言うなら』仲良くしてもいいですよ」

 

イオン  「それでは決まりですね」

 

ティア  「仲良くなったのかしら?」

 

ルーク  「ってか、全然仲良くなった感じがしねえんだけど……」

 

そんな事を話しながら歩いていると、突然建物の上から黒いものが降りて来て、ガイの右腕を傷付けた…

 

ガイ   「うぅっ!」

 

アニス  「シンク!」

 

ジョゼフ 「どうやってここまで来た…!?」

 

シンク  「動くな!」ワルサーPPをガイの頭に突きつける

 

ルーク  「ガイを離せ!」

 

シンク  「お前たちが持っている情報円盤をこっちに渡してもらおうか…さも無いとこいつの頭に穴が空くよ…」

 

ガイ   「ダメだ…六神将に…情報円盤を渡すな…」

 

シンクはガイの首を締め付けた「お前は余計な事を言うな、殺すよ…」

 

ジェイドが情報円盤を渡そうと前に出ようとする「待て、そこで止まれ!」シンクはジェイドを警戒していた

 

マインドルフは横から、ジェイドが持っていた情報円盤を素早く取り上げ「これが欲しいのか…受け取れ!」シンクに投げた

 

情報円盤はシンクの腕に当たり、持っていたワルサーPPは地面に落ちた

 

マインドルフ「今だ!逃げろ!」ガイはシンクを突き飛ばした

 

シンク  「クッ!」

 

ジョゼフ 「逃げろ!」

 

シンク  「こいつ等を捕えろ!」

 

大きな布を巻いた男達がクルーガーに掴みかかろうとした…クルーガーは咄嗟に布をつかむと、思いきり引っ張った!引っ張られた方は受け身も取れずに派手に倒れて行った…布がはだけるとそこに見えたのは「クソッ、親衛隊もいたのか!」

 

ジョゼフ 「全員!バラバラになって逃げろ!」

 

シンク  「逃すな!追えっ!」

 

親衛隊もバラバラになって後を追い駆けて行った!

 

アニス  「あーもう!またイオン様と離れちゃったよ〜」

 

ロバート 「おいっガイ、大丈夫か?」

 

カールがガイの体を支えている「あ、あぁ大丈夫だ、ただのかすり傷だ…ルークは!?」

 

カール  「分かりません、とにかくここから離れましょう」

     

 

その頃クルーガーとイオンは建物の裏側の道を走って行った……クルーガーはイオンの手を引きながら「しまった!みんなとはぐれた……イオン、俺から離れるな!」

 

イオン  「は、はい」

 

SSドイツ兵「居たぞ!」

 

クルーガー「クソッ!先回りされた!」

 

クルーガーは隠れる場所がないか辺りを見回した「イオン、ここに入ろう」と一番近い扉に入って行くと、中にはベールで顔を覆い派手な衣装を着た踊り子達がいた「キャアッ!ちょっと客なら正面の扉から入っておくれよ!」

 

クルーガー「あぁ、いや違う客じゃなくて、今追われているんだ!ちょっとだけ匿ってくれ…」

 

踊り子  「追われているって…あんた何かしたのかい?」

 

踊り子はイオンを見ると驚き「これは、導師イオン様じゃぁないですか!?」

 

イオン  「勝手に入って申し訳ありません」

 

クルーガー「悪いんだが、話しは後からにしてくれないかなぁ(´・ω・`)」

 

SSドイツ兵は扉の前「何処へ行った!?」

 

クルーガー(クソ!ここにいても見つかるのは時間の問題だ…どうする………ん?)

 

見回すとイオンと同じくらいの背格好の女性がいた…「あんた、身長いくつだ!?」

 

  女  「えっ!?」

 

クルーガーは閃いた「イオン、悪いんだが服を脱いでくれ!出来るだけ早く」

 

イオン  「えっ?いったい何を…わ、分かりました」

 

クルーガー「アンタも着替えてくれ!」

 

  女  「どうしてさ!」

 

イオン  「お願いします…ここは彼の言う通りにして下さい」

 

踊り子  「導師イオン様の頼みなら仕方ないわね、ほら早く着替えて!あんたはあっちを向いといておくれ!」

 

クルーガー「わ、分かった…」

 

SSドイツ兵「ここら辺にいるはず…何処に行った…」

 

いきなり扉が開いたかと思ったら踊り子がパウダーを振りまいた…SSドイツ兵がむせっていると、クルーガーとイオンが勢い良く飛び出して行った!

 

SSドイツ兵「いたぞ!」急いで後を追いかけて行く!

 

丁字路に差し掛かるとクルーガーは右の道、イオンは左の道へ……

 

SSドイツ兵「2手に分かれたぞ!」

 

SSドイツ兵「あっちのアメリカ兵は、ほっておけ!」イオンを追いかけて行った

 

イオンのペースが落ちてきてSSドイツ兵に腕を掴まれた「捕まえたぞ!」

 

 

イオンは両脇を抱えられシンクの所へ連れてこられた……シンクはガイに突き飛ばされてイライラしていた。

 

SSドイツ兵「捕まえてきました!」

 

シンク  「導師イオン…やっと捕まえたか…!?」いきなりイオンの肩を掴み、顔を近付けた……

 

SSドイツ兵「何をっ?」

 

シンク  「こいつはイオンじゃない、ニセモノだ!」

 

SSドイツ兵「えっ!?しかし」

 

シンク  「言い訳は聞きたくない!早く本物を捕まえてこい!」

 

 

 

酒場の中…

 

 男   「おっ!新しい子かい?その子に酒を注いで貰おうかなぁ」

 

踊り子  「あ〜ごめんねお客さん…もうこの子は先約があってね、別の子にしておくれ…」と言って2人で店を出た

 

店の前でキョロキョロして待っていると通りの向こうから男が走ってきた

 

踊り子  「あんた、逃げ切ったのかい?」

 

クルーガーは息を切らせながら「…はぁはぁ…イオ、いや、ここで待たせた女の子は?…」

 

踊り子 「ここにいるよ…」

 

後ろから顔をベールで覆い踊り子の衣装をまとったイオンが出て来た…その姿を見た途端電流が走った!

 

踊り子 「約束通りこの子を守ったよ………あんた!聞こえているかい?」

 

クルーガー((^p^)もう…俺ここで死んでもいい……)

 

イオンは踊り子に「すみませんが…僕と彼をアスターの屋敷へ案内してくれませんか…」

 

踊り子 「イオン様のお役に立てるなら喜んで…」

 

 

同じ頃バラバラに分かれたロバート達は市場に逃げこんでいた…

 

市場に並んでいる果物や野菜など、手当たり次第SSドイツ兵目がけて投げつける!

 

ロバートはレモンをSSドイツ兵の目にかけた「くらいやがれ!」

 

SSドイツ兵「あぁ〜!目が〜!」

 

ガイ  「ロバート、やるじゃないか」

 

ロバート「まぁな!」

 

するとSSドイツ兵はガイの肩を掴んだ!ガイは下がろうとしたが、後ろに女人がいることに気づくと「うわぁあああああ!」慌てたガイは目の前のSSドイツ兵に突っ込んで行った!

 

SSドイツ兵は突然のことで面喰ってしまい身動きが取れなかった…

 

ロバート達はガイを追いかけながら「大丈夫か、ガイ?先の怪我が痛むのか?」

 

ガイは青い顔をして「あ、あぁ…」(俺…女性恐怖症なんだよなぁ…)

 

アニス 「これ以上、人混みの中で逃げるのは危険だよ!」

 

ガイ  「裏路地へ行こう!」

 

行ったはいいが…ガイ達にとって初めての町だ…闇雲に走って行くしかない

 

カール 「行き止まり!?」

 

SSドイツ兵もしつこく追ってきた「追い詰めたぞ!」

 

ロバート達は4人、対して親衛隊は8人…

 

アニスは先頭にいたSSドイツ兵に体当たりした!「オラー!どけーっ!!」

 

SSドイツ兵「邪魔だ!」軽くいなすとアニスはそのまま地面に手をついた「キャッ!」

 

SSドイツ兵「この女を傷付けたくなければ、今すぐおとなしくしろ!」とナイフを突きつけた

 

アニスは手を押さえながら「…野郎…」声色が変わった…

 

SSドイツ兵「…何だ?」

 

アニス  「………野郎ー!ぶっ殺す!」 アニスが背負っていた奇妙な人形が徐々に大きくなっていった…

 

SSドイツ兵「な、何だ!?」

 

アニスの人形は次々と親衛隊をなぎ倒して行く……ロバート達もびっくりだ!!

 

SSドイツ兵「うわあぁっー!」「うぐっ!」ボコボコに殴られたり叩きつけられたりして、気絶していった…

 

ロバート 「すげーじゃん、どんな仕組みで動いているんだ?その人形は?」

 

アニス  「それは乙女の秘密なので言えません❤️」

 

ガイはぞっとして(乙女の秘密って…)

 

カールはちっちゃな声で「…女って怒ると怖いなぁ…」

 

 

 

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