気が付くと、女の顔があった…
ジョゼフ「あんたは・・・」
女 「大丈夫? 体は何ともありませんか?」
ジョゼフ「あ・ああ‥大丈夫だ」
少し、クラクラするが、立って辺りを見まわしながら
ジヨゼフ「いったいここは・・・?」
まわりはたくさんの花が咲いているが、両側が切り立った谷になっている
ジョゼフ(ここは渓谷のようだな…)
女 「だいぶ遠くまで飛ばされてしまったようね」
倒れているルークを見て
女 「うかつだったわ、まさか彼がセブンスフォニマーだったなんて…」
ジョゼフは事態がのみこめず(飛ばされた?これで3回目だぞ…どこから聞いたらいいか…)
女 「私の名前はティア、あなたは?」
ジョゼフ「オレは…ジョゼフ」
ティア (変わった服装ねキムラスカの軍服でもなさそうだしマルクトの軍服でもない、それに肩にかけているものと腰につけているものは譜銃に似ている…)
ジョゼフはルークを指差し
ジョゼフ「ところで、あの男は大丈夫か?」
ティアは急いでルークの所へ行き起こしている、その間、ジョゼフは崖の方へ歩るいて行く…
ジョゼフ (海だ…) 後ろでルークの声がきこえた…
(声が出せるんなら大丈夫だな、さて、これからどうするか…仲間を探そうにもここが何処だかわからないし、この世界がどうなっているのかすらわからない…)
後ろ振り向いて(ともかくあの2人についていくしかないか…)
ルークがジョゼフの方へ走ってきて海をぼーっと見ている…
ジョゼフ「海は、初めてなのか?」
ルークはジョゼフの方を向いて
ルーク 「お前はさっきの…」
ジョゼフ「お前じゃない、ジョゼフだ」
ティア 「あなた達、知り合い?」
ルーク 「知り合いに見えるのか?」
ティアは面倒くさそうな顔をして
ティア 「ともかくここから出ましょう、この渓谷を出て海岸線を通りましょう」 と言って歩き出した…
ルークは歩きながらティアにむかって色々聞いている
ルーク 「何でヴァン先生を襲ったんだよ!」
ルークがしつこく話しをきこうとするのを見て
ジョゼフ「おい、あんまりしつこいと嫌われるぞ」と言った瞬間
木の影から魔物がジョゼフめがけて、襲いかかってきた!
ジョゼフは間一髪のところでかわした…
ジョゼフ「なんだこいつは!?」
ティアがジョゼフにおそいかかる1体を切った、それを見たルークは驚いて後ずさりする…
ジョゼフは冷静さを取り戻し、ティアにむかって「そこをどけ!」と叫ぶと
ティアは、ルークのいる所まで飛んだ。
ジョゼフが魔物に狙いを定めてトンプソン銃を撃ちまくると、魔物は次々と倒れていった。ティアは驚いた顔で
ティア 「あんな大きな魔物を一瞬で倒してしまうなんて・・」
ルーク 「スゲェー何だあれは!?」
2人共、銃の威力に驚いていた…
ジョゼフが新しい弾倉を入れ替えようとしたとき、後ろから魔物が襲いかかってきたがルークがすばやく腰の剣を抜いて魔物の腹に突き刺した…
ルークが剣を抜いて立ち上がるとすぐ、また別の魔物が襲いかかった…ジョゼフがトンプソン銃で撃ち、その場に魔物は崩れ落ちる、ルークに駆寄り
ジョゼフ「大丈夫か?」と声をかけた
ルーク 「ああ大丈夫…」
ジョゼフは周りを見渡し、残り6体を確認して
ジョゼフ「残りは俺がやる!」
と言うと一発づつ頭をねらって、魔物を確実に仕留めていった…
最後の一体を仕留めようとしたとき魔物は地面に転がっていた死体をつかんで投げてきた!
それはジョゼフのお腹のところにぶつかり、そのはずみで倒れてしまい銃が飛ばされてしまった
ジョゼフ「しまった!」
魔物が迫って来たジョゼフは腰に装着していた別の銃を取ろうとしたが死体が邪魔で取ることができない …
魔物がジョゼフに留めを刺そうとした時 ティアが横から魔物を切り倒した
ティアはジョゼフに駆寄り、
ティア 「いまこの魔物の死体をどかすわ!」
ジョゼフ「ああ…助かる」ティアはルークの方へ向き
ティア 「見てないで手を貸して!」
ルークは面倒くさそうな顔をしながらも死体をどかすと、ジョゼフは立ち上がり
ジョゼフ「2人とも大丈夫か?」
ティア 「あなたこそ大丈夫なの?」
ジョゼフ「俺なら大丈夫、助かった」
ジョゼフはルークの方を向き
ジョゼフ「さっきは助かった、ありがとう」と言うとルークは少し照れたように
ルーク 「オ・オレは早く家に帰りたいだけだ!早く行こうぜ」
とそっぽをむき歩き出した…
ジョゼフ「そうだな先に進むか、またあんなのと戦うのはゴメンだからな」
ティアの方を向き
ジョゼフ「ティアさん、こっちの方角でいいんですか?」
ティア 「ええ、こっちに行けば森を抜けられるはず…」
3人は、歩き出した…ジョゼフは歩るきながらティアに
ジョゼフ「ちょっと聞いてもいいですか?」
ティア 「なに?」
ジョゼフ「さっきの生き物は何だったんですか?」
ティア 「あれは魔物よ、森や海に潜んでいて、まれに村を襲うこともあるわ」
ジョゼフ「そんなに危険なのか?」
ティア 「あなたは魔物と戦うのは、初めてなの?」
ジョゼフ「あんなのは初めてだし見たことがない…」
ティアは(おかしいわね魔物を知らない人がいるなんて)と不思議そうにジョゼフを見た。
ジョゼフは歩きながら、辺りを見わたし(キレイな場所だな)ルークが疲れた顔をしているのが見えた
ジョゼフ「もう疲れたのか、背負ってやろうか?」
と、ちゃかすとルークはむっとして
ルーク 「俺は疲れてねーよ!」
ジョゼフは先を指さして
ジョゼフ「あそこで休むか、森も終りそうだ」
森の出口付近までくると
ルーク 「やっと森を出られた」
辺りは滝があり少し開けた感じになっている、ジョゼフとティアは滝の付近に何かの気配を感じて
ジョゼフ「俺が行く」
と言って近づいて行くと、そこには水汲みをしている男がいた…
ジョゼフ「おい」 と声をかけると男はびっくりして水おけを落とし
男 「なんだあんたら…まさか…盗賊か?」
ジョゼフ「ちがう盗賊じゃない、ただ通りかかっただけだ」
ジョゼフが何か言いかけようとすると、
ティア 「私が話すわ」と言って、男に 「私たち道に迷っちゃって…」
男 「本当か?」
ルーク 「本当だよ、俺たちが盗賊に見えるのか?」
ティア 「私たち首都に行きたいんだけど…」
業者 「何だそうか…オレは業者だから、金さえ払ってくれるなら乗せてってもいいぜ」
ティア 「首都まで、いくらなの?」
業者 「1人20,000ガルド、だから3人で60,000ガルドだね」
ジョゼフ(ガルドって何だ、いくらになるんだ?俺が払ってもいいがドルは使えなそうだし…)
ティア 「困ったわね…そんなに持ってないわ」
ルーク 「何だ、安いじゃん、首都に着いたら払うよ」
業者 「今払ってもらわないと…うちは前払いなんで」
ティアが、首につけていたペンダントを見せると、
業者 「これはいい宝石だね」と言って受け取ろうとした。
ジョゼフ「ちょっと待った!そのペンダントよりもっと上等なものがあるぜ」
業者 「これより上等なものねぇ」と、ちょっと馬鹿にしたように言った。
ジョゼフ「これだよ」とタバコを取り出した
業者 「なんだそれ?」
ジョゼフ「まぁ口にくわえてみろ」
業者が言うとおりにすると、ジョゼフはマッチを取り出しタバコに火をつけた…
ジョゼフ「まぁ吸ってみろ」
業者が言うとおりに吸うと煙にむせた…その後に頭がクラクラしたが、気に入ったようだ
次にウイスキーの小瓶を取り出し
ジョゼフ「これを飲むと疲れが一気に取れるんだ」と言って渡そうとすると
業者 「待て!まずお前が先に飲んでみろ」
ジョゼフは1口飲んでみる…
ジョゼフ「ほら、大丈夫だ」と手渡した。
業者はそれを信用して飲んでみると…体の中心がカーッと熱くなり、顔がみるみる赤くなってきた…
それを見ていたルークとティアは心配になった…
ルーク 「何だ顔が赤いぞ」
ティアはジョゼフに
ティア 「いったい何を飲ませたの?」と聞いた時
業者 「何だコレは、力が湧いてくるようだ」
ジョゼフ「どうだ、ひとまずこれで手を打って首都まで連れて行ってくれないか?」
業者は真っ赤な顔で少し酔っているようだった…
業者 「もちろん、こんないいもので払ってくれるんだから首都でもどこでも連れて行くよ!」
ジョゼフ「ありがとう、早速首都まで俺達3人を頼む」
業者 「わかった、準備がととのったら、さっそく出発だ!」と言って歩るきだした。
ティア 「ジョゼフ、ありがとう」
ジョゼフ「女性にお金を出させるなんてカッコ悪いし、それにそのペンダント、大切なものなんだろう」
ティア 「・・・」ティアはうれしそうに、ペンダントをさわっている…
ルーク 「お前、見かけより良いもん持ってるじゃねえか」
と言い、業者が歩いて行った方へ歩き出した…ジョゼフとティアは、あきれながらその後に続いて行った…
業者 「もうすぐ出発できそうだから先に乗っていてくれ」
ルークはティアとジョゼフに向かって
ルーク 「ああ言ってるんだし、早く乗ろーぜ」と言って、後ろの荷台に乗り込んだ。
ジョゼフ「なんだこの生き物は!これが引いていくのか?」
と荷馬車を引く生き物を珍しそうに眺めていた…
ティア 「ジョゼフ早く乗りましょう」
ジョゼフ「ああ」と乗り込もうとするが、中は4人乗ったらきつい位でルークを含めてすでに3人が座っていた。
ルークは疲れていたのか既に眠りについていた。
ティア 「困ったわ、あと1人でいっぱいね」
業者 「運転台なら、あと1人乗れるぜ」
ティア 「私が上に行くからジョゼフは中に入って…」と行こうとするのを止めて
ジョゼフ「俺が上に行くのでティアさんは中に入って下さい」
上につくと結構風もあり寒かった、隣りにいる業者は結構酒臭かった…
ジョゼフ(あれからまた飲んだな…)
--------出発してすぐにジョゼフは眠りについてしまった--------