コール オブ ジアビス   作:マインドルフ

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第7話

-------- ジョゼフとルーク達が出会う1週間前 --------

    

霧の中……海の真ん中で、1隻の漁船が魚を捕っていた…

      

漁船の乗組員は3人…

乗組員1「結構釣れたな」

 

乗組員2「ああ…しかし、いくら捕れても帰れなきゃ意味ないぞ、この霧の中じゃあ…」

 

乗組員1「まーな、でもいつマルクトとキムラスカが戦争を始めて、海上封鎖されるかわからない、そうなったら仕事ができなくなる…だから今の内に魚を取ってるんじゃないか」

 

乗組員2「そうだけどよう、俺が言ってるのはこの霧の中じゃ無闇に動けない…」

 

乗組員1「仕方ないだろ、こんなに霧が出るとは思わなかったんだよ、さて、網が破けていないか確かめるか…」

 

乗組員1は網を点検し始めた。

 

乗組員2は暇なのか、海の向こうをボーっとして眺めている、すると…(なんだ?…あれは?)

 

霧の中から巨大な何かが、こちらの方へ向かって来る…

 

乗組員2「し…島だ…」

 

乗組員1「島!? おいここは海の真ん中だぞ、島なんて……!?」

 

乗組員2「なんだこれは!?」

 

その途端に船が大きく揺れ、2人は投げ出されそうになったが何とか踏ん張った。

 

その巨大なものは、ゆっくりと姿を現した…

 

乗組員1「これは島じゃない…船だ!」

 

乗組員2「こんな巨大船はどこのだ、マルクトか?キムラスカか?」

 

乗組員1「俺に聞くな!こんな巨大船は見たことない」

 

漁船の下にいた乗組員3は船の揺れが激しくなったので上に出てきた…

 

乗組員3「今の揺れはなんだ…な、なんだこれは!?」

 

乗組員3は前を向くと目が点になり、思わず尻もちをついてしまった。

 

霧の中から現れた巨大船は、そのまま通り過ぎて行き霧の中に消えていった……

 

 

 

ジョゼフ「う~ん…ここはどこだ?」

 

ジョゼフは知らない部屋に来ていた、それに装備品と銃がなくなっている…

 

(俺は確か森の中で…そうだ、ジェイドに首の後ろを殴られたんだ…しかしこの部屋?見たところ牢屋に見えるが、ティアとルークは無事だろうか…)

 

前を見ると鉄格子が光っている「なんだ?この鉄格子は…」ジョゼフが触れると電流が走ったように衝撃を受け、気絶してしまった。

 

しばらくすると…

 

女の子 「ここは悪い人を入れる牢屋です。」

 

ルーク 「なんで、ジョゼフだけ牢屋に入れられてんだよ」

 

女の子 「それは大佐の命令だからですよ」

 

ルーク 「あの大佐ますます嫌な奴だな!」

 

ティア 「怒るのは後、早くジョゼフをここから出さないと…何もされていないと、いいけど…」

 

女の子 「大丈夫ですよ、何もしてませんから」

 

ジョゼフがいる牢屋の前に行くと、ジョゼフが倒れていた…

 

ルークとティア「ジョゼフ!?」

 

女の子が慌てて牢のスイッチを押すと、ドアが開き二人はジョゼフに駆け寄った。

 

ルーク 「おい!ジョゼフ!」と言ってジョゼフの体に触れると「痛!なんだよ…体がすげーピリピリしてるぞ!」

 

ティア 「ジョゼフ、しっかりして!ジョゼフ」

 

ジョゼフ「うー、ティア…ルーク」

 

ティア 「ジョゼフ!」

 

ジョゼフ「俺は…もうダメみたいだ…」

 

ルーク 「何言ってるんだよ、お前しっかりしろ!」

 

ジョゼフ「ティア…ルーク…もし俺の仲間に会ったら…後は…た…の…む」

 

ジョゼフは目を閉じ動かなくなった…

 

ルーク 「ジョゼフ…嘘だろ…ジョゼフ…おいジョゼフ目を開けろよ!ジョゼフ!ジョゼフ!」

 

ティア 「そんな…ジョゼフ…」

 

ミュウ 「ご主人様…ジョゼフさんは…」

 

ルーク 「ジョ……ジョゼフーーーー!!」

 

 

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 ?  「ジョゼフ、起きなさい」

 

ジョゼフが目を開ける 「………ここは?……」

 

辺りには無数の緑色に光る、宝石のような物が見え一緒に浮かんでるようだった…

 

ジョゼフは声のした方を向く 「あなたは、あの時の…」

 

そこには、ジョゼフが飛ばされた時、初めに会った女性がいた。

 

 女  「ジョゼフ、あなたにはまだやるべき事があります…聖なる焔の光と共に果たすのです」

 

ジョゼフ「やるべき事?なんのことだ…それに、聖なる焔の光ってなんだ?」

 

それだけ言うと、女性の後ろが光り始めその光はどんどん大きくなっていった…

 

ジョゼフ「待って!まだ質問が山ほどあるんだぞ、せめて名前だけでも聞かせてくれ!」

 

 女  「私の名前は………ユリア・ジュエ…」

 

ジョゼフ「……ユリア……ジュエ……」

 

光が大きくなり、意識を失った…

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ジョゼフ「う~ん…」

 

ティア 「ジョゼフ!」

 

ミュウ 「ジョゼフさん」

 

ジョゼフ(俺はいったい…それにここは? さっきの牢屋じゃなさそうだな)

 

周りを見ると、ビンや包帯が置いてあり薬の匂いがした…

 

女の子 「ここはタルタロスの医務室ですよ」

 

ジョゼフはべットのい中にいた…

 

ジョゼフ「タルタロス?」

 

女の子 「あっ、自己紹介まだでしたね…私はアニス・タトリンと申します。前に会いましたよね」

 

ジョゼフ「あ~、以前イオンを探してたな」

 

アニス 「覚えていてくれて嬉しいです(*^▽^*)」

 

ジョゼフ「ところでルークは?」

 

ティア 「そこにいるわ…」

 

ルークは壁にもたれて、腕組みをしてる

 

ジョゼフ「なんでそんな所にいるんだ?」

 

ティア 「それは…」

 

ミュウ 「ミュウが説明するですの、ご主人様はジョゼフさんが死んでしまったと思って泣いたんですの、でも無事だとわかってホッとしたんですの、でも泣いて心配している自分が恥ずかしくなって、それで怒ってるんですの」

 

ルーク 「余計なことを言うんじゃねぇ!!!」

 

ミュウ 「ごめんなさいですの(>人<;)」

 

ジョゼフ「まぁともかく俺のことを心配してくれたんだな、ありがとう」

 

ルークはまたちょっと顔を赤くした…

 

ミュウ 「また、顔が真っ赤ですの」

 

アニス 「ホント、顔が真っ赤ですね~」

 

ルーク 「う、うるさいぞ!」

 

ジョゼフ「ところで、イオンと大佐は?」

 

ティア 「2人ならもうすぐ来ると思うわ」

 

そう話をしているとドアをノックする音が聞こえ、イオンとジェイド入って来た。

 

イオン 「ジョゼフさん、倒れたって聞いたのですが、身体は大丈夫ですか?」

 

ジョゼフ「あー大丈夫だ」

 

ジェイド「いやー本当に逝ってしまったかと思い、心配しましたよ」

 

 ジョゼフ(本当に心配したのか?)

 

アニス 「大佐、牢屋に付けていた装置が壊れていたみたいですよ」

 

ジェイド「私の部下の点検ミスでしょう、後から厳重注意しときましょう」

 

 ジョゼフ(点検ミスで済ませるつもりか…)

 

イオン 「大佐、ジョゼフは死にかけたんですよ、まずは謝ってください」

 

ジェイド「そうですね、うっかりしていました」

 

ジェイドはジョゼフの所へ行き、頭を下げ

 

ジェイド「先程はすみませんでした、ジョゼフ軍曹」

 

ジョゼフ「どうして俺の階級を知ってるんだ?」

 

ジェイド「ルークとティアさんから話は聞いています、別の世界から来たとか…」

 

ジョゼフはティアの方を向き「ティア、しゃべったのか?」

 

ティア 「ごめんなさい、黙っておこうとも思ったんだけど…」

 

ルーク 「ティアを怒るなよ、俺もしゃべったんだから…」

 

ジョゼフ「俺は怒ってない、それに後から大佐とイオンには話すつもりだったし…ところで、このタルタロスは何処に向かっているんだ?」

 

ジョゼフが聞くと、ティアは地図を出し指差して

 

ティア 「今私達が向かっている所は、ここキムラスカ王国の首都バチカルよ」

 

ジョゼフ「バチカル…」

 

ルーク 「俺達が初めて会った所だよ」

 

ジョゼフ「あ~俺が倒れていた所か……ちょっと待てどうしてマルクト軍のタルタロスがキムラスカへ向かってるんだ?」

 

イオン 「ルークさんとティアさんに説明しましたが、ジョゼフさんにはまだでしたね」

 

ジョゼフ「それで…?」

 

ジェイド「それでは私から説明しましょう」

 

キムラスカ王国とマルクト帝国の関係が悪くなってきている事

それを利用しようとしている者がいる事

イオン様は中立の立場で和平の親書を届けることなどを説明した…

 

ジョゼフ「ここでも戦争が…しかしイオンみたいな子供が中立国の最高幹部だったとはな、驚きだ…」

 

イオン 「すみません、隠すつもりはなかったのですが…」

 

ジョゼフ「いや、言わなかったのはお互い様だ」

 

ジェイド「それでどうします、私たちと一緒に行きますか?」

 

ジョゼフ「他に行く所もない…それにまだ仲間も見つかってない、一緒について行く」

 

ジョゼフ達は、イオン・ジェイド・アニスと共に行動をすることになった………

 

 

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