誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第101話

パワーアップし、地獄から蘇ったキュイ。しかし、彼はスカウターの数値を過信し、戦闘力のコントロールが可能になっていたラディッツとフランの実力を侮ってしまっていた。その結果、己の力を発揮する事無く爆発四散してしまった

 

ドドリア:キュイの奴、猿野郎とガキなんぞにやられちまいやがった…

 

ザーボン:フム…まさか、あの最下級戦士がコレ程まで力を付けているとは…真面目に修行をしていたと言うのは、どうやら出鱈目では無かったらしい…

 

ドドリア:まぁ良いか。所詮、彼奴の実力があの程度だったってだけだ。

 

ザーボン:次はお前の番だ。それとも、痛い目を見る前に自分からあの世に戻るか?

 

ドドリア:痛い目に合うのはてめぇだ!自慢のその面、見る影も無くなるまでブッ潰してやるぜ!

 

ザーボン:出来ると良いな…

 

ドドリア:この俺を見縊るなよ!うおぉぉっ!

 

ドドリアは、最初から全力でザーボンに攻撃を開始した。戦闘力こそほぼ互角の2人だったが、力任せに攻撃を繰り出すだけのドドリアに対し、ザーボンは冷静に彼の攻撃を見切りつつ、的確に反撃を食らわせていた

 

ザーボン:相変わらず、力任せに攻撃する事しか頭に無い様だな。少しは頭を使い、美しい戦い方をしてはどうだ?

 

ドドリア:喧しい!戦いってのは、力こそが全てだ!美しさなんぞ、何の役にも立たねぇんだよ!

 

ザーボン:やれやれ…醜いな…何もかも…

 

ドドリア:てめぇ!

 

挑発に苛つき、ザーボンの顔に拳を叩き込もうとしたドドリア。しかし、ザーボンは彼の拳を受け止めた

 

ザーボン:戦闘力が同じでも、只のパワーバカと頭脳戦の得意な者なら、後者が有利なのは明白だ。

 

ドドリア:やっぱり、てめぇは気に食わねぇ…

 

ザーボン:何?

 

ドドリア:その面!その声!その性格!いや、てめぇの存在その物が目障りなんだよ!

 

ザーボン:初めてだな、お前と気が合ったのは…

 

ドドリア:あぁん?

 

ザーボン:さっきも言ったと思うが…お前と同じ地位に居ると言うだけで、お前と同じ様に見られていた…私は、それが我慢出来なかった…お前の醜い顔が視界に入る…その下品な声が耳に入る…それが、私にとってどれ程苦痛だったか…

 

ドドリア:・・・

 

ザーボン:あの方の恐怖による支配にも、正直付き合いきれなかった。経緯や結果はどうあれ、その日々に終止符を打てて清々している所だ。コレより先、私はこの幻想の地で新たな人生を歩み出す。その為には、過去の柵は全て消しておく必要がある。無論、お前の存在もな…

 

ドドリア:出来やしねぇよ!てめぇは、今此処で俺に消されるんだからなぁ!

 

力を高め、凄まじいスピードで頭からザーボンに突っ込むドドリア。ザーボンは、それを何とか受け止めていた

 

ザーボン:くっ…

 

ドドリア:グハハハハ!このままてめぇをブッ潰してやらぁ!その後は、後ろの連中も全員あの世行きだ!

 

ザーボン:そうは…させるか!

 

ザーボンは、ドドリアの顔面に強烈な膝蹴りを叩き込んで吹き飛ばした

 

ドドリア:ぐっ…てめぇ…

 

ザーボン:教えてやろう…美しい戦い方と言う物を!

 

ザーボンは、空中で受け身を取ったドドリア目掛け、追尾性の高い複数の気弾を撃ち出した

 

ドドリア:けっ!こんなもん!ぐぉっ!

 

ドドリアは、腕を交差させて気弾を防御しようとしたが、その内の1発が彼のスカウターを破壊した

 

ドドリア:ちっ…やりやがったな…あん?あの野郎、何処に行きやがった?

 

ふとザーボンの方を見ると、其処に彼の姿は無かった。キョロキョロするドドリアであったが…

 

ザーボン:誰を探しているんだ?

 

ドドリア:ぬぉっ?

 

ドドリアが後ろを振り返ると、其処には腕組みをしたザーボンが居た

 

ザーボン:言っておくが、今のは私の美しい技のフルコースの始まりでしかない…食らうが良い!

 

ザーボンは、華麗な蹴りの連続攻撃をドドリアに叩き込んで吹き飛ばした。そして、右腕を真っ直ぐ前に突き出して左手を添え、右掌にエネルギーを集め始めた

 

ドドリア:よくもやりやがったな!倍返しじゃ済まさねぇぞ!うおぉぉっ!

 

再び受け身を取ったドドリアは、口から最大パワーで光線を撃ち出した

 

ザーボン:コレが、私の取って置きの技だ!はあぁぁっ!

 

ザーボンも、右掌から最大パワーで光線を撃ち出した。すぐにドドリアの光線とぶつかり合い、競り合いになった

 

ドドリア:おぉぉぉっ!

 

ザーボン:ちっ…このままでは埒が明かんか…ならば!

 

ザーボンは、更にパワーを高め、ドドリアの光線をドンドン押し返し始めた

 

ドドリア:な、何だこりゃ?どうなってやがる!俺様は、あの野郎の力でパワーアップした…戦闘力だって互角な筈なんだぞ…それなのに、何で力負けする…

 

ザーボン:敗因は只1つ…借り物の力に頼り過ぎ、油断した事だ。私の攻撃を全て回避出来ていれば、もしかしたら勝てたかも知れんな。

 

ドドリア:くっ…

 

ザーボン:もし、あの世であの御方と会う事があれば御伝えしてくれ。長い間、御世話になりましたとな。

 

ドドリア:ち、畜生…

 

ザーボン:さらばだ、ドドリア。もう二度と会う事も無かろう…はあぁぁっ!

 

ドドリア:うわぁぁぁっ!フ、フリーザ様ぁぁぁっ!

 

ザーボンの全力の光線は、ドドリアの光線を掻き消しつつ直進し、彼に直撃した。ドドリアは、主の名を叫びながら完全に消滅したのだった

 

ザーボン:コレが、私の新たな門出の第一歩だ…




作者:あぁ、早く“彼女”を登場させたいよ。

小悪魔:彼女とは?

作者:詳しくは言えないけど、本当に良い子だよ。この小説では、ザーボンと一緒にあるキャラの修行を受けて、共に強くなっていくって設定を考えてる。

小悪魔:ラディッツ様と妹様は兄妹(血の繋がりは無く、フランの方が圧倒的に歳上ではあるが)、椛さんがターレス様の部下と来て、“彼女”はザーボン様の何になるんですか?

作者:良き修行仲間であり、良きパートナーって所かな?

小悪魔:その…恋愛的な事には?

作者:なるんじゃないかな?

小悪魔:何かヒントは?

作者:とりあえず、“力の弱い妖怪”とだけ…後は登場してからの御楽しみ。作者が大好きなキャラの1人だから。もう一度言う…早く出したい。

小悪魔:その為には、頑張らなきゃですね。

作者:勿論。
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