仮面のサイヤ人との戦いで、瀕死の重傷を負ってしまったラディッツ。血を流し過ぎていた彼は輸血を必要としていたが、永遠亭にあるストックだけでは足りなかった。永琳の話では、彼に輸血出来るのは只1人…フランだけであった。ラディッツの命を救う為ならと、彼女は自らの血を使う事を決意。只今、輸血作業の真っ最中である…
レミリア:思ったよりも時間が掛かってるわね…
咲夜:傷の程度が程度ですからね。
レミリア:・・・
ターレス:ちょっと外へ出て来る…
椛:どちらへ?
ターレス:トレーニングだ。
そう言うと、ターレスは1人で外へ移動した
はたて:友達が瀕死になってる時にまでトレーニングとか…
にとり:サイヤ人ってのは、どいつもコイツもああなのかねぇ…
椛:恐らく、ジッとしてると落ち着かないんだと思う。
他全員:・・・
椛:私も行って来ます。彼の部下として、彼が無茶をしない様に見張る必要もありますから。
椛は、ターレスの後を追って外に移動した
紫:家族、兄妹、部下…どんな形であれ、彼等の間に出来た絆は、着実に強固な物になっている様ね。
藍:はい。
ザーボン:絆…か…
文:羨ましいですか?
ザーボン:あ、いえ…
華扇:・・・
一方、ターレスは永遠亭の外でトレーニング中である
ターレス:・・・
椛:ラディッツさんの輸血、上手く行くと良いですね。
ターレス:…別に、彼奴の心配なんざしちゃいねぇよ。
椛:またまたぁ…傷付いて倒れた彼を、誰よりも先に運ぼうとしてた癖に…
ターレス:・・・
椛:もう少しだけ、自分の心に素直になっても良いんじゃないですか?
ターレス:てめぇ…知った風な口を叩くな!
ターレスは、悪い笑みを浮かべながら椛の尻尾を滅茶苦茶に弄り始めた
椛:あっ…ちょっ…尻尾は!尻尾は駄目です!
ターレス:お前は、此処が弱点なんだよな…
椛:つ、付け根は勘弁して下さい!敏感なんですか…アーッ!
敏感な尻尾をモミクチャにされ、悶える椛であった
椛:はぁ…はぁ…酷い…弄ばれた…
ターレス:弄んだつもりはねぇ。今後の為に、その弱点を克服させてやろうと思っただけだぜ?
椛:絶対嘘ですよね?物凄く悪い顔してましたよ?
ターレス:ククク…
椛:そう言えば…ターレスさんも、あの仮面のサイヤ人…バーダックさんの事を御存知なんですよね?
ターレス:あぁ、まぁな…ガキの頃の短い間だけだったが、あのバカ(ラディッツ)の両親には色々世話になったんでね…
椛:やっぱり、ショックでしたか?
ターレス:何がだ?
椛:彼があんな姿になり、敵になっていた事がです。
ターレス:…別に…
椛:何とも思わなかったんですか?
ターレス:生憎、其処まで繊細な心なんざ持ち合わせてねぇんでな…
椛:そうですか…
ターレス:つーか、ラディッツのバカが繊細になり過ぎてんだ…愛や友情なんてのは、戦いには邪魔なだけなのによ…
椛:御言葉ですが…同じサイヤ人だからって、皆が皆同じ生き方をしなきゃいけないと言う訳では無いのでは?
ターレス:どうやら、攻められ足りなかった様だな…今度は、尻尾の付け根を集中的に攻めるか…
椛:そ、それは勘弁して下さいとさっきも…
ターレス:冗談だ…
椛:冗談に聞こえませんってば…
ターレス:…だがまぁ…
椛:何ですか?
ターレス:俺も、彼奴(バーダック)の事をこのまま見て見ぬフリをするつもりはねぇよ…
椛:そうですか…
ターレス:今に始まった事じゃねぇが…奴等と戦う為には、今以上に力を付ける必要がある。コレからも、俺がお前をビシビシ扱いてやる。勿論、俺自身も強くなるつもりだ。だから、遅れんじゃねぇぞ?
椛:はい!
次回もまた、新たな絆が…
御楽しみに