誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第109話

その日、ラディッツが目を覚ましたと連絡を受けたメンバー達が次々と永遠亭を訪れた。一番最初に病室にやって来たのは…

 

パチュリー:失礼するわよ。

 

フラン:あ、パチェだ。

 

ラディッツ:お前1人か?

 

鈴仙:レミリアさん達は?

 

パチュリー:彼女達には、色々とやる事があるのよ。用事を済ませ次第来ると思うわ。私は、皆より一足先に来ただけよ。

 

ラディッツ:そうなのか。

 

パチュリー:フラン、鈴仙。悪いんだけど、少しだけ席を外してくれないかしら?

 

フラン:えっ?何で?

 

パチュリー:ラディッツに話があるのよ。大丈夫よ、すぐに済むから。

 

フラン:すぐに済むなら、私達が居ても問題無いんじゃないの?

 

パチュリー:・・・

 

鈴仙:…フランさん、此処は彼女の言う通りにしましょう。

 

フラン:良く分からないけど…

 

空気を読んだ鈴仙は、小首を傾げるフランを連れて病室から退室した。現在、病室にはラディッツとパチュリーの2人きりである

 

パチュリー:まさか、私が誰かの御見舞いをする事になるなんて思わなかったわ。

 

ラディッツ:スマン、面倒を掛けたな。

 

パチュリー:本当よ…でも…

 

パチュリーは、ゆっくりとラディッツを抱き締めた

 

ラディッツ:お、おい…

 

パチュリー:貴方が無事で…目覚めてくれて、本当に良かった…

 

ラディッツ:・・・

 

パチュリーは、涙を流しつつも心底安心した表情を浮かべていた。その姿は、冷静沈着な魔女の物では無く、何処にでも居る年頃の少女の物であった。ラディッツは、無言のまま彼女を優しく抱き締めていた。数分後、パチュリーは涙を拭いながら彼から離れた

 

パチュリー:…格好悪い所を見せたわね…

 

ラディッツ:何、構わんさ。俺の方こそ、無様な姿を晒しちまったしな。

 

パチュリー:本当にね。あんな事してちゃ、命が幾つあっても足りないわ。

 

ラディッツ:全くだな。

 

パチュリー:でも、安心して頂戴。コレから先、貴方がどれだけ無茶をしようとも、絶対に私が貴方を助けるわ。貴方が私に良くしてくれたみたいに…だから、遠慮無く私を頼って頂戴。

 

ラディッツ:あぁ、有難うよ。ドンドン頼りにさせて貰うぜ?

 

パチュリー:任せなさい

 

笑顔を見せ、胸を張るパチュリーであった。一方、病室の外には、連絡を受けた面々が集まっていた。但し、その全員が扉の前で聞き耳を立てて居たのだった…

 

フラン:パチェ狡い…私だって、御兄ちゃんに頼られたいのに…

 

咲夜:まさか、あのパチュリー様に彼処まで言わせるとは…

 

レミリア:彼が来てから、パチェは本当に明るくなったわ。親友として、本当に嬉しい事だわ

 

永琳:困ったわ…入るに入れない空気ね…

 

魔理沙:まさか、彼奴等がこんなに親密になってるとは思わなかったぜ…

 

霊夢:本当よ。一体いつの間に…

 

てゐ:色々あったって話は聞いてるけどねぇ…

 

文:噂の外来人と、紅魔館の魔女の熱愛…コレは、中々面白いネタになりそうですねぇ…

 

はたて:アンタはまた…

 

妹紅:ラディッツは、其方方面は激鈍だって話だぞ。

 

鈴仙:うぅ…私だって…私だってラディッツさんと…

 

輝夜:応援してるわよ、鈴仙

 

椛:…何やら、色々な思惑が入り乱れていますね…

 

ターレス:アホくさ…付き合ってられん…

 

ザーボン:サイヤ人は、戦う事しか頭に無い種族だった筈だが…

 

紫:人は変わっていく物よ。良い方にも、悪い方にもね。

 

藍:深い御言葉です、紫様。

 

華扇:このバナナ、結構イケますね…

 

幽々子:此方のリンゴも美味だわ

 

妖夢:ちょっ…それ、ラディッツさんへの御見舞いの品!

 

にとり:油断も隙も無いって奴だな。

 

はたて:私ら、一体何やってんだか…

 

再び病室内

 

ラディッツ:そろそろ、外の連中も入れてやるべきか?

 

パチュリー:…そうね…もう良いわよね…

 

ラディッツ達が部屋の外の騒ぎに気付き、メンバー達を中に入れたのは、その少し後の事であった




後1話でこの章も御終いです

次の章で、いよいよ作者の出したいキャラが登場します

そのキャラが、ザーボンのパートナーとなるキャラです

今回、メインヒロイン4人の中ではたてだけ出番少ないなぁ…

フランは、恋愛と言うよりは兄としてラディッツが大好きな妹キャラ

はたても、恋愛と言うよりは親しい女友達みたいな扱い(今は…)

パチュリーは、ツンデレ(今回はデレ)

鈴仙は、純粋に片想い中って感じですかね
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