誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第110話

引き続き、ラディッツの見舞い中。各々、彼の元気な姿を見て安心した表情を浮かべていた

 

レミリア:ラディッツ、もう起きて大丈夫なの?

 

ラディッツ:あぁ、何とかな。

 

はたて:思ってたより元気そうじゃん。安心したよ。

 

ラディッツ:御蔭様でな。

 

永琳:有り得ない回復力だわ。常人なら死んでてもおかしくない傷だったし、万一生きてても目覚めるまで数日は掛かるわ。

 

ターレス:一応、コイツはあの男の血を引いてるんだ。それくらいして貰わなきゃなぁ。

 

ラディッツ:一応じゃねぇ、正真正銘の親子だっての。

 

ターレス:あぁ、そうだったな。

 

幽々子:ラディッツ君、御腹の傷は痛まないの?

 

ラディッツ:いや、流石に痛みはあるな。ま、痛む原因は誰かさんのせいでもあるんだがな…

 

フラン:ごめんなさい…

 

鈴仙:反省してます…

 

パチュリー:ラディッツ、リンゴの皮が剥けたわよ。

 

ラディッツ:あぁ、スマン。

 

ラディッツは、パチュリーの剥いたリンゴを口に次々と運ぶ

 

咲夜:食べ物を食べても大丈夫なの?

 

永琳:この様子なら大丈夫そうね。まぁ傷が完治するまでは、激しい運動は控えて貰うけど…

 

ラディッツ:因みに、完治には何日くらい掛かるんだ?

 

永琳:そうね…貴方の回復力でも、ザッと1週間くらいは掛かるかしら。色々と検査も必要だし。

 

ラディッツ:1週間か…弱ったな…そんなに体を動かさずに居たら、体が鈍っちまうぜ…

 

妖夢:コレばかりは、仕方無いかと思われますが…

 

魔理沙:まぁ何だ。その分は、完治してから取り戻せば良いじゃないか。

 

ラディッツ:簡単に言ってくれるぜ…

 

椛:休暇を与えられたと、前向きに考えれば良いのではないですか?

 

ラディッツ:フム…

 

咲夜:あ、そうそう。美鈴から、貴方に伝言があります。

 

ラディッツ:美鈴から?

 

咲夜:はい…“1日でも早く、貴方が戻って来てくれるのを待ってます。また一緒にトレーニングしましょう”との事でした。

 

ラディッツ:そうか…咲夜、彼奴に伝えてくれ。“有難う、すぐに戻る”とな。

 

咲夜:畏まりました。

 

霊夢:アンタが流した血のせいで、神社の石畳が汚れたままなのよ。傷が治ったら神社に来なさい。責任を持って綺麗にして貰うからね。

 

ラディッツ:あぁ、分かった。

 

華扇:自分の神社なんだから、それくらいはやりなさいよ…

 

霊夢:フン…

 

レミリア:貴方が居ないってだけで、紅魔館内の空気が重いのよ。仕事だって溜まってるし…だから、早く傷を治して戻って来なさい。良いわね?

 

ラディッツ:あぁ。

 

紫:退院しても、やる事が山積みね。

 

てゐ:いっそ、傷を広げて退院先伸ばしにする?

 

鈴仙:アンタねぇ…

 

永琳:てゐ、ちょっと黙ってなさい…

 

てゐ:サーセン、御口ミッフィーしときます…

 

魔理沙:何だそりゃ?

 

文:ラディッツさん。目覚めて早々で恐縮なのですが…御父上の事について、どう御考えで?

 

文のその一言で、部屋の空気が一気に凍り付いた

 

はたて:アンタはまた…空気を読みなさい!

 

文:おぉぉっ…

 

はたては、空気を読まない文の鳩尾に強烈な肘打ちを叩き込んだ。文は、その場で踞って悶絶中である

 

妹紅:懲りない奴だな…

 

はたて:ったく…

 

ラディッツ:親父の事か…

 

はたて:あ、無理に答えなくて良いって。デリケートな話なんだし…

 

パチュリー:そうよ。

 

ラディッツ:構わんさ。親父に何があったかは分からんが、1つだけ決めた事がある。

 

フラン:決めた事?

 

ラディッツ:あぁ…何としても、親父の目を覚まさせてやる。このままにしておくつもりはねぇ。

 

ターレス:今のお前の力じゃ、絶対無理だろ。

 

紫:ハッキリ言うわね…

 

ターレス:事実だ。

 

ラディッツ:そんな事、言われずとも分かってる。だから、修行をして力を付ける。奴等の御蔭と思うのは癪だが、良い目的が出来たぜ。だが…

 

他全員:・・・

 

ラディッツ:親父を正気に戻す為には、俺の力だけじゃ足りんだろう。だから、皆の力を貸して欲しい。俺達親子の問題に、皆を巻き込む事になっちまうが…頼む。

 

ラディッツは、ベッドに座ったまま、その場に居る皆に頭を下げた

 

ラディッツ:・・・

 

フラン:勿論、私は協力するよ

 

ラディッツ:フラン…

 

フラン:この力で、私が御兄ちゃんを助けるから!

 

ラディッツ:・・・

 

パチュリー:改まって言われなくても、私は元よりそのつもりよ。貴方が嫌がったとしても、無理矢理付いてくつもりだし。

 

鈴仙:私も、頑張って強くなります!貴方の…皆の力になれる様に!

 

はたて:激しい戦いになりそうだし…こりゃ、もうちょい運動量増やさなきゃ駄目かな?

 

魔理沙:火力が必要なら、私を呼んでくれよな

 

妖夢:この剣、皆さんの為に振るいましょう。

 

幽々子:どうしても勝てない相手が居たら、私に任せて頂戴ね

 

妹紅:何処ぞのニートよりかは役に立って見せるよ。

 

輝夜:何処かの住所不定なんかより、私を頼りなさい損はさせないわ

 

妹紅&輝夜:あぁ?

 

にとり:何か欲しいメカがあったら、この河城にとりに一声掛けてよ御値段以上の仕事を約束するからさ

 

椛:それ、気に入ってるんだ…

 

文:この清く正しい射命丸にも、何なりと御用命を各所案内、情報収集、郵便配達、修行の御相手等々、何でも引き受けますよ

 

はたて:あ、復活した…

 

ターレス:言っとくが、俺の邪魔だけはすんなよ?もし邪魔したら、誰であろうとソイツから消すからな…

 

椛:またそんな事を…んん…私の力が必要な時は、遠慮無く呼んで下さい。

 

レミリア:貴方の運命…貴方の御父様の運命…そして、此処にいる皆の運命…この私が、光輝く物に変えて見せるわ。

 

咲夜:微力ながら、私も協力は惜しみません。

 

霊夢:まぁ気が向いたら手伝うわ。

 

てゐ:えーっと…戦いは不得手だけど、御茶会とか愚痴くらいは付き合うよ。

 

鈴仙:おい…

 

永琳:命がある限り、どんな怪我や病気も私が治して見せるわ。ま、そんなのは無い方が良いんだけど…

 

紫:良い御仲間が出来たわね

 

ラディッツ:あぁ…

 

華扇:皆の絆が深まり、一致団結した所で、私から皆さんに報告があります。

 

紫:報告?

 

霊夢:何よ?

 

華扇:何と今日より、私に新たな弟子が出来ました

 

ラディッツ:弟子だと?

 

紫:それって、もしかして…

 

華扇:そのもしかしてです。ですよね?ザーボン?

 

ザーボン:はっ!

 

霊夢:はぁ?

 

にとり:い、いつの間に?

 

ザーボン:昨晩考えを纏め、先程此方に来た際にその旨を伝えた次第です。新たな人生を歩み出す為…そして、力を付ける為…私は、彼女に仕える事を決めたのです。

 

華扇:御心配無く彼を悪い様にはしません必ずや、一流の戦士として生まれ変わらせて見せます私共々、皆さんの力となる様にね

 

他全員:・・・

 

華扇:さぁ、行きますよザーボン!我々の新たな一歩です!

 

ザーボン:はっ!華扇様!

 

其処に居た全員が驚きを隠せない中、此処にまた1つ新たな絆が生まれた。ラディッツ達も、互いの絆を更に高めた。しかし、彼等の戦いは始まったばかりなのである




小悪魔:打ち切りですか?

作者:いやいや、まだまだ続くんじゃよ。
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