引き続き、ラディッツの見舞い中。各々、彼の元気な姿を見て安心した表情を浮かべていた
レミリア:ラディッツ、もう起きて大丈夫なの?
ラディッツ:あぁ、何とかな。
はたて:思ってたより元気そうじゃん。安心したよ。
ラディッツ:御蔭様でな。
永琳:有り得ない回復力だわ。常人なら死んでてもおかしくない傷だったし、万一生きてても目覚めるまで数日は掛かるわ。
ターレス:一応、コイツはあの男の血を引いてるんだ。それくらいして貰わなきゃなぁ。
ラディッツ:一応じゃねぇ、正真正銘の親子だっての。
ターレス:あぁ、そうだったな。
幽々子:ラディッツ君、御腹の傷は痛まないの?
ラディッツ:いや、流石に痛みはあるな。ま、痛む原因は誰かさんのせいでもあるんだがな…
フラン:ごめんなさい…
鈴仙:反省してます…
パチュリー:ラディッツ、リンゴの皮が剥けたわよ。
ラディッツ:あぁ、スマン。
ラディッツは、パチュリーの剥いたリンゴを口に次々と運ぶ
咲夜:食べ物を食べても大丈夫なの?
永琳:この様子なら大丈夫そうね。まぁ傷が完治するまでは、激しい運動は控えて貰うけど…
ラディッツ:因みに、完治には何日くらい掛かるんだ?
永琳:そうね…貴方の回復力でも、ザッと1週間くらいは掛かるかしら。色々と検査も必要だし。
ラディッツ:1週間か…弱ったな…そんなに体を動かさずに居たら、体が鈍っちまうぜ…
妖夢:コレばかりは、仕方無いかと思われますが…
魔理沙:まぁ何だ。その分は、完治してから取り戻せば良いじゃないか。
ラディッツ:簡単に言ってくれるぜ…
椛:休暇を与えられたと、前向きに考えれば良いのではないですか?
ラディッツ:フム…
咲夜:あ、そうそう。美鈴から、貴方に伝言があります。
ラディッツ:美鈴から?
咲夜:はい…“1日でも早く、貴方が戻って来てくれるのを待ってます。また一緒にトレーニングしましょう”との事でした。
ラディッツ:そうか…咲夜、彼奴に伝えてくれ。“有難う、すぐに戻る”とな。
咲夜:畏まりました。
霊夢:アンタが流した血のせいで、神社の石畳が汚れたままなのよ。傷が治ったら神社に来なさい。責任を持って綺麗にして貰うからね。
ラディッツ:あぁ、分かった。
華扇:自分の神社なんだから、それくらいはやりなさいよ…
霊夢:フン…
レミリア:貴方が居ないってだけで、紅魔館内の空気が重いのよ。仕事だって溜まってるし…だから、早く傷を治して戻って来なさい。良いわね?
ラディッツ:あぁ。
紫:退院しても、やる事が山積みね。
てゐ:いっそ、傷を広げて退院先伸ばしにする?
鈴仙:アンタねぇ…
永琳:てゐ、ちょっと黙ってなさい…
てゐ:サーセン、御口ミッフィーしときます…
魔理沙:何だそりゃ?
文:ラディッツさん。目覚めて早々で恐縮なのですが…御父上の事について、どう御考えで?
文のその一言で、部屋の空気が一気に凍り付いた
はたて:アンタはまた…空気を読みなさい!
文:おぉぉっ…
はたては、空気を読まない文の鳩尾に強烈な肘打ちを叩き込んだ。文は、その場で踞って悶絶中である
妹紅:懲りない奴だな…
はたて:ったく…
ラディッツ:親父の事か…
はたて:あ、無理に答えなくて良いって。デリケートな話なんだし…
パチュリー:そうよ。
ラディッツ:構わんさ。親父に何があったかは分からんが、1つだけ決めた事がある。
フラン:決めた事?
ラディッツ:あぁ…何としても、親父の目を覚まさせてやる。このままにしておくつもりはねぇ。
ターレス:今のお前の力じゃ、絶対無理だろ。
紫:ハッキリ言うわね…
ターレス:事実だ。
ラディッツ:そんな事、言われずとも分かってる。だから、修行をして力を付ける。奴等の御蔭と思うのは癪だが、良い目的が出来たぜ。だが…
他全員:・・・
ラディッツ:親父を正気に戻す為には、俺の力だけじゃ足りんだろう。だから、皆の力を貸して欲しい。俺達親子の問題に、皆を巻き込む事になっちまうが…頼む。
ラディッツは、ベッドに座ったまま、その場に居る皆に頭を下げた
ラディッツ:・・・
フラン:勿論、私は協力するよ
ラディッツ:フラン…
フラン:この力で、私が御兄ちゃんを助けるから!
ラディッツ:・・・
パチュリー:改まって言われなくても、私は元よりそのつもりよ。貴方が嫌がったとしても、無理矢理付いてくつもりだし。
鈴仙:私も、頑張って強くなります!貴方の…皆の力になれる様に!
はたて:激しい戦いになりそうだし…こりゃ、もうちょい運動量増やさなきゃ駄目かな?
魔理沙:火力が必要なら、私を呼んでくれよな
妖夢:この剣、皆さんの為に振るいましょう。
幽々子:どうしても勝てない相手が居たら、私に任せて頂戴ね
妹紅:何処ぞのニートよりかは役に立って見せるよ。
輝夜:何処かの住所不定なんかより、私を頼りなさい損はさせないわ
妹紅&輝夜:あぁ?
にとり:何か欲しいメカがあったら、この河城にとりに一声掛けてよ御値段以上の仕事を約束するからさ
椛:それ、気に入ってるんだ…
文:この清く正しい射命丸にも、何なりと御用命を各所案内、情報収集、郵便配達、修行の御相手等々、何でも引き受けますよ
はたて:あ、復活した…
ターレス:言っとくが、俺の邪魔だけはすんなよ?もし邪魔したら、誰であろうとソイツから消すからな…
椛:またそんな事を…んん…私の力が必要な時は、遠慮無く呼んで下さい。
レミリア:貴方の運命…貴方の御父様の運命…そして、此処にいる皆の運命…この私が、光輝く物に変えて見せるわ。
咲夜:微力ながら、私も協力は惜しみません。
霊夢:まぁ気が向いたら手伝うわ。
てゐ:えーっと…戦いは不得手だけど、御茶会とか愚痴くらいは付き合うよ。
鈴仙:おい…
永琳:命がある限り、どんな怪我や病気も私が治して見せるわ。ま、そんなのは無い方が良いんだけど…
紫:良い御仲間が出来たわね
ラディッツ:あぁ…
華扇:皆の絆が深まり、一致団結した所で、私から皆さんに報告があります。
紫:報告?
霊夢:何よ?
華扇:何と今日より、私に新たな弟子が出来ました
ラディッツ:弟子だと?
紫:それって、もしかして…
華扇:そのもしかしてです。ですよね?ザーボン?
ザーボン:はっ!
霊夢:はぁ?
にとり:い、いつの間に?
ザーボン:昨晩考えを纏め、先程此方に来た際にその旨を伝えた次第です。新たな人生を歩み出す為…そして、力を付ける為…私は、彼女に仕える事を決めたのです。
華扇:御心配無く彼を悪い様にはしません必ずや、一流の戦士として生まれ変わらせて見せます私共々、皆さんの力となる様にね
他全員:・・・
華扇:さぁ、行きますよザーボン!我々の新たな一歩です!
ザーボン:はっ!華扇様!
其処に居た全員が驚きを隠せない中、此処にまた1つ新たな絆が生まれた。ラディッツ達も、互いの絆を更に高めた。しかし、彼等の戦いは始まったばかりなのである
小悪魔:打ち切りですか?
作者:いやいや、まだまだ続くんじゃよ。