正邪により、小傘の正体が妖怪である事が人里の人間達に明かされた。だが、正邪の思惑とは裏腹に、小傘は人里の人間達皆から受け入れられていた。華扇の仙術で小傘は正気に戻り、追い詰められた正邪はクローン戦士達を彼等と戦わせた。しかし、数だけのクローン戦士達は、ザーボンや華扇達の力で全員撃破されてしまった。正邪を追い詰めた彼等だったが、その時謎の女性が現れ、正邪を逃がした。彼女の目的とは…
小傘:あの人、誰なんだろ?
ザーボン:分かりませんが、どうやら味方では無さそうですよ。
華扇:ですね。正邪に対し、上からの撤退命令だと言っていましたし…上と言うのは、十中八九黒幕でしょうね。
ザーボン:はい。
小傘:・・・
ザーボン:妙だな…
小傘:何がですか?
ザーボン:スカウターで彼女の力を計測しようとしたのですが、気と言う物が感じられないのです。
小傘:気と言うと?
華扇:本来ならば、生きている物からは何かしらの気の力を感知出来る筈なのです。妖怪ならば妖気を、魔法使いならば魔力をと言う具合に。
ザーボン:しかし、彼女にはそれらの力が無い…
小傘:えっと…つまり…どう言う事ですか?
華扇:つまり、彼女は我々とは全く違う…気を持たない異質な存在と言う事です。
小傘:は、はぁ…
華扇:貴方、一体何者ですか?
???:そんな事、どうだって良いじゃない。
華扇:はぁ?
???:とりあえず、私の用事を済まさせて貰うわね。
そう言うと、謎の女性は指先から細いビームを放ち、倒されたクローン戦士達を御菓子にしてしまった
小傘:なっ…
ザーボン:何と…
華扇:敵が御菓子に…
???:では…頂きます。
一行が驚く中、彼女は御菓子になったクローン達を全て食べ尽くしてしまった
???:んー…駄目ね、全然美味しくない。やっぱり、培養液を使い過ぎたかしらね…
ザーボン、華扇、小傘、そして里の人間達皆は、その光景を見て唖然としているだけであった
???:貴方達は、どんな味がするのかしら…
他全員:・・・
暫く後、御菓子を食べ終えた女性は、彼等の方を見てニヤリと笑いながら言い放った。彼女のその言葉を聞き、一行は身構えた
???:なーんてね冗談よ冗談。今日は正邪を連れ戻しに来ただけだから、貴方達には何もしないわ。
ザーボン:何?
華扇:私達を見逃すと言うのですか?
???:まぁね。私は、御楽しみは最後まで残しておくタイプなのよ。
小傘:御楽しみ?
???:私の御楽しみ…それは、美味しい御菓子を食べる事…さっき見たと思うけど、私はどんな物であろうと御菓子に変える力を持っているの。その味は、御菓子にした対象が強ければ強い程甘く美味しくなる…逆に言えば、力が弱い者を御菓子にしても全然美味しくないって事…
彼女のその言葉の後、その場に少しばかりの沈黙が流れた。そして…
???:聞けば、貴方達の御仲間やこの幻想郷って場所には、強い人が沢山居るそうじゃない。その人達皆がもっと強くなれば…フフ、一体どんな味がするのかしら…
小傘:この人…何か怖いかも…
ザーボン:中々良い趣味を御持ちの様で…
???:褒め言葉と受け取っておくわ。コレから先、今まで以上に強い地獄の戦士達との戦いが貴方達を待っているわ。貴方達がそれら全てを潜り抜けたなら…その時が、今から楽しみだわ。
そう言うと、謎の女性は一行の前から姿を消した
華扇:彼女は一体…
小傘:あ…そう言えば、名前を聞き忘れてしまいましたね…
華扇:あ…
ザーボン:華扇様。紫様達に、この事を報告しに行くべきでは?
華扇:えぇ、そうですね。それと、彼等にも伝えておかなくては…
人里編、もうすぐ終わります
いつもは15話くらいあるんですが、今回ちょっと短めです
終わったら短編で束の間の日常回やって、次にラディッツが珍事件を解決しに向かい…って感じになります
短編の内容は、無事に退院したラディッツが、御世話になったメンバー達と共にある場所(登場済みの場所)へ遊びに行くと言う内容を考えてます
御世話になったメンバー達とは、言わずもがな入院していた時に来てくれていたメンバー全員です
後、小傘もしっかり登場させます(笑)
謎の敵(正体バレバレ)の名前はまた後々…
ラディッツとフラン(パチュリー、うどんげ、はたてもそうだけど)、ターレスと椛(実はもう1人出して組ませますが、登場はもうちょい後)と来て、ザーボンのメインパートナーは小傘になります
華扇さんは師匠役です