誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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一応間違いの無い様に言っておきますが、この物語の主人公はラディッツです

ゆっくりしてってね


第119話

人里での騒動が収まった、紫と藍を呼び出したザーボン達。只今、彼女達に事の顛末を説明中である

 

ザーボン:以上が、今回の事件の報告になります。

 

藍:そうか、報告御苦労。

 

紫:事情は分かったわ。この間の仮面のサイヤ人と、鬼人正邪に続き、またもや敵が現れるなんて…困った物ね…

 

藍:はい…

 

紫:まぁ彼等の事は追々考えるとして…

 

紫は、破壊された建物や荒らされた里、怪我をした里の人間達を見回し、次に小傘を睨み付ける

 

紫:随分と派手にやらかしてくれたわね。

 

小傘:うぅ…ごめんなさい…

 

紫:さて、どう処分しようかしら…

 

小傘:・・・

 

ザーボン:小傘さんは、奴等に操られていただけです。この破壊行為は、彼女の本意ではありません。

 

住人A:そ、そうだ!それに、彼女は俺達の為に色々頑張ってくれたんだ!

 

住人B:妖怪だろうと何だろうと、彼女は俺達の…この里の仲間だ!何とか…何とかならねぇだろうか!

 

次々に頭を下げつつ、小傘の減刑を求める住人達。紫は、その言葉の1つ1つをしっかりと聞いていたが…

 

紫:貴方達の言い分は分かったわ。でも、妖怪が人間達に手を出してはいけないと言うのがこの幻想郷のルールなの。どんな理由があったにしろ、それを破った以上は無罪放免と言う訳にはいかないのよ。コレを見逃したら、今までルールを守って来た他の妖怪達に示しが付かないのよ。

 

住人達:くっ…

 

紫:厳しい事を言う様だけど、分かって頂戴。

 

藍:紫様…

 

皆が言葉を失い、その場がシンと静まり返っていた。その少し後、紫が静かに口を開いた

 

紫:貴方への罰は、破壊されてしまった里の建物の修復作業、及び美化作業を無償で行う事。

 

小傘:えっ?

 

紫:どうしたのよ?

 

小傘:あ、えーっと…わちきはてっきり、里を追放されるか、店を取り上げられるんじゃないかと…

 

紫:其処まではしないわよ。貴方は、私の夢の1つでもある“妖怪と人間の共存”の為に頑張ってくれてるじゃない。此処で貴方にそんな処分を下したら、只でさえ困難な夢の実現が更に遠退いちゃうからね。

 

小傘:・・・

 

住人A:じゃあ、小傘ちゃんはコレからも今までと同じ様に…

 

紫:えぇ、勿論よ。彼女には、コレからも貴方達の為に頑張って貰うわ。微力ながら、私も力を貸すわよ。

 

紫のその言葉を聞いた瞬間、里の人間達皆から歓声が上がり、今まで静まり返っていたのが嘘の様に賑やかになった

 

住人A:良かったなぁ、小傘ちゃん

 

住人B:コレからも宜しく頼むよ

 

小傘:皆…有難う

 

住人達の温かい言葉に、小傘は嬉し涙を流しつつ笑顔を浮かべていた

 

住人A:そうと決まれば、早速壊れた建物の修理に取り掛かるぞ!

 

住人B:小傘ちゃんだけにキツい作業はさせねぇ!俺、急いで大工呼んで来る!

 

紫:・・・

 

バタバタと動き出した住人達を、紫は目を細めながら眺めていた

 

藍:紫様、あの程度では罰にならないのでは?

 

紫:良いのよ。彼女にキツい罰を与えちゃ、彼女を慕ってる里の人間達から反感を買う事になるしね。

 

藍:それはそうかも知れませんが…

 

ザーボン:紫様、有難うございました。

 

紫:どう致しまして彼等同様、貴方にも期待しているわ。頑張ってね。

 

ザーボン:はっ!

 

紫:藍、帰るわよ。

 

藍:はい。

 

御礼を言ったザーボンに対し、激励の言葉を掛けた紫。彼女は、そのすぐ後に藍と共に自らの能力でその場から移動した

 

ザーボン:小傘さん。

 

小傘:何ですか?

 

ザーボン:建物の修復や美化作業、私にも手伝わせて頂けませんか?

 

小傘:えっ?でも、それじゃ申し訳が…

 

ザーボン:問題ありません。今回の事は、事態を未然に防げなかった私にも非があります。それに、コレは私の過去の罪を償う為でもあるので。

 

小傘:・・・

 

ザーボン:華扇様、作業への参加の許可を。

 

華扇:良い心掛けですね勿論許可しますよ

 

ザーボン:有難うございます。

 

華扇:そして、私も参加させて頂きます

 

ザーボン:えっ?

 

小傘:仙人様も?

 

華扇:えぇ弟子がサボらない様に、しっかりと見張っておかなくてはいけませんからね

 

ザーボン:コレは手厳しい…

 

華扇:フフフ

 

小傘:えっと…それじゃ、宜しく御願いしますね

 

ザーボン:はっ!

 

華扇:共に頑張りましょう

 

小傘:はい

 

こうして、里の建物の修復や荒れた里の美化作業が始まるのだった

 




しつこい様ですが、主人公はラディッツです

この章が終わったら復活します

日常回だけで無く、カオスな話もやってみたい

にとりの開発したメカで起こる珍事件とか…
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