グダグダだけど、良かったらゆっくりしてってね
神社の掃除を済ませた後、一旦フラン達と別れた俺は、キャンプやバーベキューにある場所を使う為の交渉をすべく、にとりの研究所を訪れた
にとり:まずは、アンタの快復を御祝いするよ。それで、今日は何の用だい?また何か発明して欲しいとかかな?
ラディッツ:いや、今日は発明とは別件でお前に話があってな。
にとり:話?
ラディッツ:入院中に世話になった連中を誘って、キャンプやバーベキューをしたいと思ってな。その為の会場として、玄武の沢を使わせて貰いたいんだ。彼処は水辺だし、遊泳も出来て都合が良いからな。
にとり:ほぅほぅ…けど、それを何で私に?
ラディッツ:あの場所は、お前やお前の仲間達の遊び場なんだろ?だから、一応許可を貰っとくべきだと思ったんだ。
にとり:成る程ね。一応確認しとくけど、その世話になった連中には私も入ってるんだよね?
ラディッツ:あぁ、勿論だ。此処に来たのは、あの場所の使用許可を取る目的の他に、お前を誘いに来たってのもある。
にとり:フム…
ラディッツ:どうだろうか?
にとり:フフ…他ならぬ盟友の頼みだし、そう言う事なら断る理由は無いよ。
ラディッツ:有難うよ。
にとり:礼なんか要らないよ。
ラディッツ:会場はコレで問題無しだな。次は、世話になった連中に声を掛けに行かんとな。
にとり:ん?アンタ1人で全部やってるのか?
ラディッツ:あぁ、そうだが?
にとり:いやいや…会場の確保だけならともかく、1人であちこちに散らばるメンバー皆に声掛けに行くのは大変だろ。
ラディッツ:まぁ確かにそうかもだが…
にとり:こう言う時は、頼りになる助っ人を呼ぼう!
ラディッツ:助っ人?
にとり:まぁ任せなって
にとりの奴、スカウターを使って誰かを呼び出したな。その少し後、その助っ人が来たんだが…
文:呼ばれて飛び出てやって来ました!幻想郷最速の鴉天狗、清く正しい射命丸でございます!
ラディッツ:お、おう…
コイツだったか…まぁコイツの速さなら、幻想郷の各地を短時間で回るなんて朝飯前だろうが…
文:えー…まずは、ラディッツさんへの御祝いの言葉をば…退院おめでとうございます御元気そうで何よりですよ
ラディッツ:御蔭様でな。
文:それで?私は何故呼び出されたんですか?
にとり:実は、斯々然々…
文:ほぅほぅ…成る程、そう言う事でしたか。
ラディッツ:まぁお前が此処に来たのは好都合だ。後でお前も誘いに行くつもりだったからな。で?どうだ?参加して貰えるか?
文:えぇ、是非参加させて頂きますともそして、皆さんへの声掛けは、この射命丸文に御任せ下さい。
ラディッツ:良いのか?
文:こんな事で良ければ幾らでもラディッツさんは、その間に調理器具その他諸々の準備を済ませておいて下さい。
ラディッツ:スマン、手間を掛けるな…
文:いえいえ
ラディッツ:キャンプの日時については、準備が出来次第伝えると言っておいてくれ。
文:分かりました。では、早速行って来ますね
文は、にとりからキャンプやバーベキューの話を聞き、俺の誘いを二つ返事で受けた後、直ぐ様研究所の外に出て移動を始めた。俺は、奴の気配が見る見る内に遠ざかって行くのを感じていた。幻想郷最速は伊達じゃねぇって事か。せめて、少しくらい体を休めて行けば良いだろうに…しかし、斯々然々ってのは中々便利な言葉だな。面倒な事情説明を省けるだけでも大助かりだぜ
ラディッツ:それじゃ、俺も行くよ。他にも色々準備があるからな。突然押し掛けて悪かったな。
にとり:いやいや。此方こそ、態々来てくれたのに何の御構いも出来なくて悪かったね。皆とのキャンプ、楽しみにしてるよ
ラディッツ:あぁ、それじゃあな。
にとりに玄武の沢の使用許可を貰った俺は、奴に挨拶を済ませた後で移動を開始した。調理器具は自前のを使うとして、一番肝心なのは食材の準備か…となると、次の目的地は人里で決まりだな。何人か並外れた食欲を持つ奴も居るし、食材を山の様に用意しても到底足りんだろう。やれやれ、コイツは相当骨が折れそうだぜ…
次回は人里での買い出し回になりますかね…