引き続き、俺達は玄武の沢でバーベキュー中。華扇に言われて、俺は少し休憩している所だ。そんな時、俺の横にパチュリーがやって来た
パチュリー:ラディッツ、ちょっと良いかしら?
ラディッツ:あん?どうかしたか?
パチュリー:休んでる所悪いんだけど、背中に日焼け止めを塗って貰いたいのよ。
ラディッツ:それなら、俺じゃなく其処に居る紫か文に任せれば良いだろ。
パチュリー:・・・
俺がそう言った瞬間、パチュリーの表情が少し暗くなった。何故かは分からんが…
紫:ラディッツさん、良い男は女に恥をかかせない物よ?
文:受けてあげて下さい
ラディッツ:良く分からんが、まぁ良いだろ…取り敢えず、其処に横になれ。
パチュリー:えぇ、宜しく。
パチュリーはビーチチェアに俯せになった。俺は、日焼け止めの容器を持ってパチュリーに近寄り、準備を始めた。紫と文がニヤニヤしながら此方を見ているのが気になるし、さっさと済ませちまうか…
ラディッツ:先に言っておくが、俺はこう言う経験が皆無だ。それでも良いんだな?
パチュリー:大丈夫よ。力の加減さえ間違わなければ、そんなに難しい事じゃないわ。それと、念の為に言っておくけど…変な所触ったら許さないから…
ラディッツ:へいへい…
コイツの言う変な所ってのが何処かはさておき、俺はパチュリーの背中に日焼け止めを塗り始めた。女ってのは、どうしてこう言う事を気にするんだろうか…
パチュリー:ん…
ラディッツ:スマン、力加減を間違えたか?
パチュリー:いえ、何の問題も無いわ。続けて頂戴…
ラディッツ:あ、あぁ…
視点変更(パチュリー)
いけないいけない…彼の手付きがくすぐったくて、思わず変な声が出てしまったわ…でも、悪くは無いわね…隙間妖怪と煩い方の鴉天狗の視線が少し気になるけど…
パチュリー:ラディッツ、もうちょっと下を…
ラディッツ:下…この辺りか?
パチュリー:ん…そう…良い感じよ…
ラディッツ:おう。
この男、本当に経験が無いのか怪しいくらい上手だった。力加減も手付きも…もう一度言う、悪くは無いわね。まぁ本人に自覚は無いだろうけど…で、その数分後…
パチュリー:有難うラディッツ。後は自分でやれる所だけだから、もう良いわよ。
ラディッツ:あぁ、分かった。
パチュリー:と言うか、妙に手慣れてた様だけど…気のせい?
ラディッツ:あぁ。
パチュリー:そう…まぁ良いわ…
深くは聞かない事にした。彼の事だから、嘘は吐いていないだろうけど…とか考えてると、天狗がニヤニヤしながら寄って来た
文:パチュリーさん
パチュリー:…何よ?
文:ぶっちゃけ、どうでしたか?
パチュリー:はぁ?
文:さっきの事ですよ正直な御気持ちを一言
パチュリー:何で貴方に教えなきゃいけないのよ?
文:えーっ?別に良いじゃないですかー
パチュリー:嫌よ。どうせ記事にする気でしょうが…ロクな事にはならないだろうしね…
文:あやや、手厳しい…
“正直気持ち良かった”なんて言える訳無いでしょ…
紫:青春ねぇ
そして、全てを見透かしたかの様に笑顔を見せる隙間妖怪。私、青春なんてキャラじゃないんだけど…
ラディッツ:お前は泳ぎに行かねぇのか?
パチュリー:遠慮しておくわ。御腹も膨れたし、後はゆっくりと読書でもしてるわよ。
ラディッツ:お前らしいな。
パチュリー:そう?
ラディッツ:あぁ…
私は、ビーチチェアに座って本を開いた。周りがちょっと騒がしいけど、今はそれが心地好いと思える。少し前までの私が今の私を見たら、きっと驚くでしょうね…
今回もパチュリー回でした
キャラ視点の文章に良い加減慣れていかないと…
さて、次回は誰視点になるのやら…