俺の名はターレス。色々と訳があり、現在は幻想郷とか言う場所で過ごしている。新しい部下の犬走椛と共に、強くなる為の修行をしながらドラゴンボールを探して幻想郷中を旅してる…んだが、こうもしょっちゅう呼び戻されてちゃ旅にならねぇぜ…今は、夕食を終えた後、八雲紫と西行寺幽々子とか言う女の迷惑な思い付きで肝試しに参加する事になっちまった…で、俺達のチーム(ターレス、椛、パチュリー、魔理沙、文)は一番手として夜の妖怪の山を登りつつ、山の中腹にある祠とやらを目指してる訳だが…
パチュリー:はぁ…はぁ…はぁ…
まだ出発して数分と経たねぇのに、同じチームになった紅魔館の魔女が息切れを起こし、遅れ始めやがった…
魔理沙:おーい!ちょっと待ってくれ!パチュリーが大分遅れてるんだ!
ターレス:あの女、体力無さ過ぎだろ…
椛:彼女の体力の無さは皆が知ってますよ。
文:動かない大図書館の異名は伊達じゃありませんね。
ターレス:情けねぇ異名だな…
パチュリー:貴方達、見てないで助けなさいよ。
ターレス:あぁ?
パチュリー:肩を貸すなり背負うなり、何かあるでしょ?
ターレス:ガキじゃあるまいし、てめぇで歩けや。
パチュリー:くっ…
文:そう言えば…以前妖怪の山の一件で此処に来た時、彼女は移動中はずっとラディッツさんに背負われてましたっけ…
魔理沙:そんな事がねぇ…
ターレス:生憎、俺は弱虫ラディッツ程優しくねぇんでな。おい、誰かその足手纏いを連れて来い。
文:では、僭越ながら私が…
射命丸が魔女を背負ってやり、俺達は移動を再開した。にしても、弱虫ラディッツのバカはあんな奴に良い様に扱き使われてやがるのか…情けねぇ奴だぜ…
椛:そう言えば…ターレスさんは、ラディッツさんとは昔馴染みの関係なんでしたっけ?具体的には、どんな感じだったんですか?
ターレス:どうと言われてもな…身寄りの無かった俺を、彼奴の両親が世話してくれたってだけだ。でまぁ、彼奴と一緒にしょっちゅうバカやらかしては、彼奴の親父に拳骨食らってばっかだったな…
魔理沙:へぇ…
文:あやや、随分とやんちゃだったんですねぇ
ターレス:…そういや…
椛:どうかしたんですか?
ターレス:いや、大した事じゃねぇんでな…
魔理沙:おいおい、言い掛けて止めんなよ。
文:そうですよ、気になるじゃないですか。
ターレス:ちっ…何時だったかは忘れちまったが、彼奴の発案で彼奴の両親に料理を振る舞おうって話になった事があってな…
文:ほぅほぅ…
魔理沙:で?どうなったんだ?
ターレス:大失敗だったな。
魔理沙:マジかよ…
ターレス:出来上がったのが暗黒物質だったってのと、彼奴の両親…特に母親の方が、それを無理矢理笑顔を作りながら全部平らげやがった事…その後、美味かったって言われた事は今でも覚えてるけどな…
魔理沙:そっか…
椛:心暖まる良い御話でしたよ
パチュリー:彼の料理、昔はそんなに酷かったのね…
文:ターレスさんもラディッツさんも、当時は子供だった訳ですからね。仕方無いでしょう。
ターレス:彼奴から聞いた限りじゃ、成長した後は仲間内で飯炊き係とかをさせられてて、それで腕が上達したんだそうだぜ。
魔理沙:彼奴も色々苦労したんだな…
パチュリー:・・・
ターレス:その結果、戦闘の腕はからっきしのままで料理の腕ばっかりが上達した訳だが…
文:手厳しいですねぇ…
椛:口ではこう言ってますけど、ターレスさんは彼との再会を心底喜んでるんですよ。
魔理沙:ん?そうなのか?
椛:えぇ。ですよね?
ターレス:犬走。余計な事言ったから、後で尻尾攻めの刑な。特に付け根を重点的にやってやる。
椛:スミマセン!それは勘弁して下さい!
ターレス:許さん。
椛:うぐぅ…
ターレス:まぁ何だ…とっくにおっ死んでると思ってたから、生きてると知った時は少しばかり驚いた…それだけだ…
他全員:ニヤニヤ…
ターレス:死にたくねぇなら、今すぐそのムカつく面を止めるんだな…
他全員:スミマセン…
俺とした事が、ガラにも無く長々と思い出語りとは…彼奴だけじゃなく、俺もコイツらに毒されて来てるのかねぇ…とか色々思案しつつ、俺達は中腹の祠に到着した。道中、最強最強と煩い青髪のガキが襲い掛かって来た。どうやら、紫達の言ってたゲストとやらだったらしいが、俺の敵じゃ無かったぜ。所詮は雑魚、不様なもんだ…目的のブツを手に入れた俺達は、早々に元の場所へと戻った。さーて、早速犬走への御仕置きタイムと行こうか…ククク…
次回でザーボン達のチームと紅魔館+αチームの様子、ラディッツのチームはラストの予定です
多分、ちょっと長くなるかも知れません
ラディッツの所が特に…