誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第141話

アリス:魔理沙!待ってってば!

 

魔理沙:何回も言わせんな!誰が待つか!

 

初っ端から騒がしくて悪いな。オッス、魔理沙だ。って、呑気に挨拶してる場合じゃない!私は今、アリスに追い掛け回されてる最中なんだ!アリスの奴、逃げても逃げてもしつこく追い付いて来やがって…空中を逃げ回るだけじゃ駄目だと思って、森の中に降りて叢(くさむら)の中に隠れたり、木の上に隠れたりもした…んだけど、どう言う訳かすぐに見付かって逃走を再開するハメになってるんだよなぁ…そう言えば、さっき件の化け茸が空中で動きを封じられ、極太レーザーによって粉微塵になってたな…あんな事が出来るのは、彼奴しか居ないか…

 

アリス:どれだけ逃げ回ったり隠れたりしても無駄よ。私には、貴方が何処に居るのか手に取る様に分かるんだから。匂いでね…

 

魔理沙:いや、其処まで行くともう怖いわ!良い加減目を覚ませよ!

 

アリス:なら、貴方の熱い口付けを頂戴

 

魔理沙:ふざけんな!そんなん断るに決まってんだろ!

 

アリス:そう…なら、仕方無いわね…覚悟して!

 

アリスの放った糸が私の体に絡み付いて来た。逃げようと藻掻く私だったが、絡み付いた糸がそれを許してくれなかった。抵抗虚しく、あっと言う間に四肢を絡め取られちまった。その間に、アリスは私の眼前に移動して来た。息を荒くし、目をギラ付かせながら迫って来るその姿に、私は心の底から恐怖した

 

魔理沙:クソッ!離せ!何するつもりだよ!

 

アリス:決まってるじゃない。今から貴方の唇を頂くわ…

 

魔理沙:な、何だって?

 

アリス:大丈夫、すぐに気持ち良くなるから…

 

冗談じゃない!こんな事で唇を奪われて堪るか!と思って藻掻き続ける私だったが、四肢を糸で絡め取られてるせいで身動きが取れない。アリスの両手が私の肩を掴み、顔がドンドン近付いて来た。もう駄目だ…御終いだ…とその時…

 

ラディッツ:其処までにしとけ。

 

魔理沙:ラ、ラディッツ…

 

唇を奪われる寸前、ラディッツ達が駆け付けて来てくれた。見ると、ラディッツがアリスの腕を掴んで止めてくれていた。マ、マジで危なかった…

 

パチュリー:危機一髪だったわね。

 

ラディッツ:どうやら間に合った様だな。

 

魔理沙:いや、ギリギリじゃねぇか!何してたんだよこの野郎!危うく私の大事なもんが奪われる所だったんだぞ!

 

ラディッツ:お、おう…スマン…と言うか、大事なもんってのは何だ?

 

パチュリー:それくらい察しなさいよ。相変わらず其方方面は鈍いのね…

 

鈴仙:まぁまぁ…

 

私の体に絡み付いてた糸は、鈴仙が全部解いてくれた。自由になった私は、直ぐ様ラディッツに詰め寄り、ありったけの文句をぶつけた

 

アリス:貴方達…よくも…

 

ラディッツ:あん?

 

アリス:よくも私と魔理沙のイチャラブタイムを邪魔してくれたわね!

 

鈴仙:イチャラブタイムって…

 

アリス:許さない…絶対に許さないわよ貴方達!私と魔理沙の仲を邪魔する人は、1人残らず生かしては帰さない!ジワジワと嬲り殺しにしてあげるわ!

 

アリスの発言に色々ツッコミたい所だが、今はまぁ良いか…アリスは、怒りのままに魔力を解放した

 

ラディッツ:コレ以上、お前のそんな姿は見てられん。今すぐ正気に戻してやるぞ、アリス。

 

パチュリー:ラディッツ、気を付けなさい。正気を失ってるとは言え、彼女も魔法使い…森に満ちる魔力のせいで、彼女の力は普段より数段高まってるわ。

 

ラディッツ:あぁ、分かってる。さっき暴れられなかった分、楽しませて貰うぜ。

 

鈴仙:戦いたかったんですね…

 

パチュリー:やれやれ、相変わらずの戦闘バカっぷりね…

 

鈴仙:えっと…分かってるとは思いますが、念の為に言っておきます。アリスさんは敵じゃないので、出来る限りの手加減をしてあげて下さいね?

 

ラディッツ:心配するな。仙豆は持って来てるから、死なん程度には加減してやるさ。

 

パチュリー:いや、かなり心配なんだけど…

 

鈴仙:大丈夫かなぁ…

 

魔理沙:アリス…

 

尚も魔力を高め続けるアリスに対し、ラディッツは余裕綽々みたいだ。やり過ぎなきゃ良いんだが…




作者:誰かが言ってた。“でぇじょうぶだ、ドラゴンボールで生き返れる”と。

小悪魔:仙豆があれば傷付けても良い…訳無いでしょ!

作者:サーセン…
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