第156話
ある日、俺達はにとりの研究室に呼び出された。何でも、世紀の大発明をしたんだそうだが…
にとり:フッフッフッ…皆、今日は良く来てくれたね。
魔理沙:面白そうな事があれば、どんな所でも首を突っ込みに行く。それが私のポリシーだぜ。
アリス:あの…魔理沙?何で私まで引っ張って来られたのかしら?
魔理沙:良いじゃないか。どうせ暇だったんだろ?
アリス:まぁそうだけど…
フラン:ねぇねぇにとり。世紀の大発明って、一体何なの?
にとり:詳細を知ったら、きっと驚くと思うよ?
ラディッツ:勿体振りやがって…
アリス:早く教えなさいよ。
にとり:それじゃ、早速御披露目と行こうか…私の世紀の大発明とは…コレだぁ!
にとりが部屋の中央の台に掛かった布を取り払うと、其処から何か白い箱の様な機械が現れた
ラディッツ:何だこりゃ?
アリス:何の機械?
にとり:コレは、バーチャルリアリティーマシンと言ってね。ゲームの世界に入って、其処の冒険を体験出来るって言うメカなのさ。
魔理沙:ゲームの世界に入れるだって?マジか?
フラン:何だか面白そう
にとり:そうだろうそうだろう
アリス:何かと思えば、こんな事だったのね…
ラディッツ:やれやれだ…
にとり:アレ?其方の2人は、あんまり乗り気じゃ無い感じ?
アリス:乗り気も何も、私は魔理沙に無理矢理引っ張って来られただけだから…
ラディッツ:フランがどうしてもとねだるから、トレーニングを切り上げて来てみればコレだからな。
魔理沙:何だよ…2人共、ノリが悪いぞ?
フラン:ごめんなさい、御兄ちゃん…
ラディッツ:いや、まぁ謝る必要はねぇんだが…
魔理沙:なぁにとり。コレ、どうやって使うんだ?
にとり:まず、この其処のカプセルの中に入る。そしたら、中にある帽子を頭に被るんだ。後はこのバーチャルリアリティーマシンを起動させれば、其奴の意識をゲームの中に転送出来るって寸法さ。
魔理沙:何か分からんが、科学の力って凄ぇんだな
フラン:よっ!天才発明家!
にとり:止せやい照れるぜ
アリス:何なのよ、このノリは…
輝夜:話は聞かせて貰ったわ!
ラディッツ:むっ…
アリス:この声は…
その時、研究所の入口の扉を勢い良く開きながら姿を現したのは、永遠亭の姫さんと鈴仙だった
鈴仙:スミマセン、御邪魔します…
アリス:貴方達は…
フラン:あ、うどんげとぐーやさんだ
輝夜:ぐーやじゃない、輝夜よ。
ラディッツ:姫さんに鈴仙、何で此処に?
輝夜:今回からゲーム回と聞いて、ずっとスタンバってました。
ラディッツ:聞いたって、一体誰からだ?
輝夜:作者からよ。
ラディッツ:作者?
鈴仙:あの…姫様、メタい発言は極力控えて頂けると…
輝夜:冗談はさて置き…このバーチャルリアリティー体験、私達も参加させて貰うわよ!
鈴仙:私達…えっ?私も?
輝夜:当然じゃないその為に連れて来たんだもの
鈴仙:えー…
輝夜:永久の時を生きて来た中で培ったありとあらゆるゲームの知識、いつ役に立てるのか?今でしょ!
アリス:何て言ってるけど、どうするの?
にとり:飛び入り参加大歓迎さ!
魔理沙:よっしゃ!そうと決まれば、早速やろうぜ!
フラン:私もやるー
輝夜:ワクワクして来たわ
フラン、魔理沙、姫さんの3人がカプセルの中に入り、素早くゲームの中に入る為のセッティングを始めやがった。にとりもまた、此奴等を転送する為の準備に取り掛かった。残った俺達は、顔を見合わせて肩を竦めるしか無かった…その直後、にとりの操作するバーチャルリアリティーマシンとやらから煙が吹き出し始めた…更に悪い事は重なり、フラン達が入ったカプセルからも煙が出て来て、室内はあっと言う間に煙で満たされちまった…
アリス:ちょっとにとり!何か煙が出てるけど、大丈夫なんでしょうね?
にとり:お、おかしいな…設定は完璧な筈なんだけど…
アリス:筈って…
鈴仙:姫様に何かあったら、また師匠に御仕置きされる!
ラディッツ:そんな事言ってる場合かよ!フラン!すぐにそのカプセルから出ろ!
フラン:さっきからそうしようとしてるんだけど、扉が開かないんだよ!
ラディッツ:何だと?
魔理沙:此方もだ!畜生、どうなってるんだ!
アリス:魔理沙!
輝夜:こう言う時は、落ち着いてどう対処すべきか考えるのよ…
鈴仙:姫様!落ち着いてる場合じゃないです!
にとり:ヤバい!装置がオーバーヒートを起こした!このままじゃ爆発する!
鈴仙:はいぃ!?
ラディッツ:爆発だと?
アリス:冗談じゃないわよ!
輝夜:皆!落ち着いて避難する準備だぁ!
魔理沙:出来ないんだっつーの!
フラン:こうなったら…コレを作ったにとりには悪いけど、このカプセルを破壊して…
にとり:ごめん!もう手遅れみたいだ!
全員:おいぃぃぃ!?
直後に、にとりの研究所内で大爆発が起きた。爆音を聞き付け、研究所に駆け付けた文やはたては後にこう語ったらしい…“私達が駆け付けた時には、研究所内には誰も居なかった”と…コレが、俺達の珍妙奇天烈な冒険の始まりだった…
RPG異変(?)と言っても、幻想郷全土が巻き込まれる訳じゃありません
いや、最初はそうしようとしたんですけどね…
作者の技量が追い付かない為、御粗末過ぎる始まりになりました
巻き込まれたラディッツ達は、ちゃんと戻って来られるのか…
ネタ解説のコーナー
・ぐーやじゃない、輝夜よ
某死んだ魚の様な目をした侍が主人公の漫画の登場人物、狂乱の貴公子(CV石〇彰)の御決まりの台詞から
長い黒髪キャラ繋がり(笑)
・ずっとスタンバってました
同じく狂乱の貴公子の台詞をそのまま使わせて頂きました
・いつ役に立てるか?今でしょ!
一躍有名になったフレーズ、「いつやるか?今でしょ!」が元ネタ
・ワクワクして来たわ
皆さん御存知、某地球育ちのサイヤ人の台詞「オラワクワクして来たぞ!」が元ネタ
・避難する準備だぁ!
同作品屈指の人気敵キャラ、某伝説の超サイヤ人の親父ィの台詞をそのまま持って来ました(笑)
尚、避難は失敗しました…あーう☆