作者:モタモタしてるんじゃないぞ!
翌日の早朝、眠っていた私達は宿屋の御主人に起こされた。どうかしたのかと聞くと、緊急事態が起きた為、今から避難する準備をするから出て行ってくれと言われてしまった…寝惚け眼を擦りつつ、半ば強制的に宿屋を追い出された私達は、街の様子がおかしい事に気付いた。昨日の平和そうな様子と違い、皆大荷物を持ち、家族を連れて街の出口に向けて移動していたからなんだけど…
にとり:何かあったのかねぇ?
魔理沙:この感じ、普通じゃないのだけは分かるぞ。
アリス:誰かから話を聞けると良いんだけど…
ラディッツ:そうだな…
私達は、道行く人を呼び止めて話を聞く事にした
鈴仙:あの、スミマセン。少し宜しいですか?
住人A:何だよ!今急いでるんだ!
鈴仙:ス、スミマセン…
ラディッツ:急いでる所スマンが、一体何があったんだ?どうしてこうなってるんだ?
住人A:どうしてって…あぁ、アンタ達は旅の人達だったか?御偉いさんの話じゃ、火山の様子がおかしいらしいんだ。
ラディッツ:火山だと?
私達が火山の方に目を向けると、気味が悪いくらいに黒い煙が山の上から噴き上がり、空を覆い始めていた…
フラン:な、何アレ?
住人A:こんな現象は始めてだ!きっと天変地異の前触れに違い無い!
輝夜:天変地異…
住人A:このまま街に居たら、どうなるか分かったもんじゃない!悪い事は言わないから、アンタ達もさっさと逃げるんだ!じゃあな!
そう言った後、その人は足早に街から出て行ってしまった
鈴仙:行っちゃいましたね…
魔理沙:あの山って火山なんだよな?て事は、あの黒いのって火山灰とかって奴なのか?
フラン:火山灰?
魔理沙:いや、私も良くは知らないんだけどさ…外の世界で火山がある地域って、こう言うのが頻繁に起こる所もあるとかどうとか…
フラン:へぇ、そうなんだ…外の世界って大変なんだね…
魔理沙:だなぁ…
ラディッツ:どうやら、アレは只の火山灰じゃ無さそうだぞ?
鈴仙:えっ?
にとり:どう言う事さ?
ラディッツ:あの黒いガスに紛れて、禍々しい気が溢れてるのを感じるんだ。
輝夜:禍々しい気ですって?
アリス:と言うか貴方、この世界でも気を感じ取れる様になったの?
ラディッツ:恐らくだが、魔物達を倒して修行して来た結果、感覚が戻って来てるんじゃねぇかと思うんだ。尤も、本調子には程遠いがな。
フラン:流石御兄ちゃん
輝夜:フム…貴方の言う禍々しい気が本物だとすると…
アリス:あの火山の中で、何か異変が起きてしまっている…
魔理沙:って事になるよな…
ラディッツ:あぁ、多分な。
私達は、街の人達の方へと目を向けた。すると…
住人B:止めろ!勝てる訳が無い!相手は自然災害なんだぞ!
住人C:もう駄目だ…御終いだぁ…
住人D:あぁ、そうだな…何もかも御終いだ…
住人E:今日も1日平和に過ごせる等と、その気になっていた俺の姿は御笑いだったぜ…
住人F:ファーハーハーハーハー!
住人G:あーう!あーう!あーう!あーう!あーう!
住人H:こんな雑な扱いを受けるとは…コレもモブの運命か…
住人I:どうせ死ぬなら、大人の御姉さんと一緒が良いぞぉ!
住人J:グズグズするな!避難する準備だぁ!
とまぁ御覧の有り様…と言うか、何このカオスな空間は…
アリス:ザッと見た感じでも、街中が大パニック状態だと分かるわね…
魔理沙:まぁ色々な意味でパニクってるよな…
フラン:御兄ちゃん、どうする?
ラディッツ:決まってるだろ。何が原因かは分からんが、事態を収束させる為にあの火山に向かうぞ。お前達も来てくれ。
フラン:おぉーっ
鈴仙:了解しました!
輝夜:誰の仕業かは知らないけど、こんなに綺麗な街をこのまま見捨ててはおけないわよね。
アリス:やれやれ…貴方達と居ると退屈しないわ。
ラディッツ:にとり、お前はいつも通り安全な場所に居ろ。その姿では戦えんだろうからな。
にとり:そうさせて貰うよ。こんな事に巻き込んでおいて、一緒に戦えなくてゴメンよ…
ラディッツ:気にするな。もしも危なくなったら、遠慮せずに逃げろよ?
にとり:あいよ。
私達は、異変が起きた火山を調べに向かった。其処で私達を待つ者とは…
一部カオス過ぎて訳分かりませんね、スミマセン…