見苦しくてスミマセン
神殿の近くで暴れていた魔物の討伐に成功した私達は、神殿に戻ってその事を報告しました
ラディッツ:と言う訳で、魔物は俺達が倒した。もう何の心配も要らんぞ。
霊夢:有難うございました。コレで、この神殿も安泰です。
魔理沙:あー…それで、転職の件なんだが…
霊夢:勿論、御利用頂けますよ。此方のリストから御好きな職業を御選び、私に申し付けて下さい。
魔理沙:よっしゃ!
鈴仙:やっと罰ゲームから解放される…
私達は、転職リストを見せて貰いました。すると…
・戦士 武闘家 魔法使い 僧侶 盗賊 船乗り 羊飼い 吟遊詩人 遊び人(笑わせ師)
・バトルマスター 魔法戦士 パラディン 海賊 賢者 魔物ハンター スーパースター ゴッドハンド 天地雷鳴士 勇者
輝夜:あら、最初から上級職も選べるの?
霊夢:普通なら無理な事なんですが…其処は、所謂“大人の事情”と言う事で御容赦頂ければと…
アリス:大人の事情って…
輝夜:OK、把握したわ
鈴仙:御都合主義って本当素敵って奴ですね、分かります…
ラディッツ:俺はこのままでも構わんが…
フラン:私、天地雷鳴士とか言うのやってみたい
輝夜:私は、一気に飛んでゴッドハンドかしらね。戦闘が格段に楽になるわ
魔理沙:私は…そうだなぁ…無難に海賊でもやってみるか!目指すは新世界の果てってな!
アリス:何の事やら…
ラディッツ:アリスはどうするんだ?
アリス:こんなにあると、どれにするか迷っちゃって…
輝夜:なら、パラディンなんてどうかしら?僧侶の経験で得た回復技に加えて、仲間の盾として戦う技を使える責任ある職業よ。
アリス:…つまり、私に皆の盾役になれと…
輝夜:貴方、某東方の二次創作RPGじゃそう言う役回りだったみたいだし、適役じゃないかしら?
アリス:は、はぁ…
気のせいか、さっきから妙な発言があちこちから聞こえる気がします…
ラディッツ:好きなのにすれば良いだろ。どんな職業であれ、いざと言う時は俺が何とかしてやるよ。
アリス:えっと…それじゃ、さっき御薦めされたパラディンとか言うので良いわ。守りを固めるのも重要だものね。
鈴仙:皆さん次々と決まっていますね。私も早く決めないと…どうしようかな…
輝夜:鈴仙、此方に貴方にピッタリの職業リストがあるわよ
鈴仙:えっ?
姫様が私に持って来た職業リストを見せて貰いました。其処には…
・親父ぃ 王子 美少女戦士 新世紀の兵器 団長 クリ〇ト
鈴仙:…スミマセン。職業と呼べる物が1つも見当たらない気がするんですが、何ですかコレ?
霊夢:所謂ネタ枠な方用のリストです
輝夜:良かったわね貴方にピッタリじゃない
鈴仙:本気で張り倒しますよ?
姫様と此方の世界の霊夢さんに殺意を覚えつつ、一応説明を受ける事にしました。一応ですよ?一応…
鈴仙:まず、親父ぃとは?
霊夢:説明不要とさせて頂きます
鈴仙:いや、説明して下さいよ!
輝夜:この王子って言うのは?
霊夢:その職業に就くと、道中の魔物との戦いで全ステータスが上がり、正に無双状態になります。
鈴仙:おぉ、それは物凄く強力な…
霊夢:但し、ボスとの戦いでは全ステータスが大幅に減少し、極めて高い確率でヘタレて行動不能になるか、動けてもコレまた極めて高い確率で返り討ちからの岩盤浴に直行してダメージを受け、やはり行動不能になりますが…
鈴仙:使えない!王子全く使えない!
輝夜:じゃあ次ね。
鈴仙:この美少女戦士と言うのは?
霊夢:変身して悪と戦う月の美少女戦士です。
輝夜:あ、其方なのね。私はてっきり、プリティでキュアキュアな女の子の事かと…
鈴仙:また分からない事を…
輝夜:鈴仙、是非この決め台詞をポーズを付けて御願いするわ
そう言うと、姫様はとあるポーズの絵と台詞が書いてある小さな紙を私に手渡して来ました。いつ用意したのかとか、色々とツッコミたい所ですが…
鈴仙:…コレ、やらなきゃ駄目ですか?
輝夜:勿論
霊夢:是非
2人のキラキラした視線が私に突き刺さります…ハァ…もう諦めましたよ…では…
鈴仙:えっと…此処をこうして…んん…月に変わって!御仕置きよ!
輝夜:霊夢、次の職業の説明を御願い出来るかしら?
霊夢:分かりました。
鈴仙:・・・
私は、自分の顔が真っ赤になっていくのを感じました。しっかりポーズも決めたのに!恥を曝すのを覚悟の上で頑張ったのに!完全にスルーされた!今すぐこの人達を月まで殴り飛ばしたいんですが!
輝夜:この新世紀の兵器って言うのは?
霊夢:残酷な天使云々と言うテーマが目印の…
輝夜:OK、分かったわ
鈴仙:いや、何がですか?
輝夜:鈴仙…
鈴仙:はい?
輝夜:神話になる為、兵器として戦うのよ!発進よ!ウドンゲリオン!
鈴仙:言ってる意味が分かりません!それと名前!
輝夜:じゃあ次…
鈴仙:団長って何ですか?て言うか、誰ですか?
霊夢:この職業に就くと、戦闘不能になった時に特殊な演出があります。
鈴仙:…はい?
霊夢:具体的には、止まるんじゃねぇぞ…的な台詞と共に、専用のBGMが流れて来ます。
鈴仙:…それは、戦闘不能になる度に毎回ですか?
霊夢:はい。
鈴仙:他に何か効果は?
霊夢:ありません。
鈴仙:・・・
輝夜:フム…悪く無いわね…
鈴仙:いやいや!何処がですか!誰がどう考えても鬱陶しいだけですよ!王子共々全く使えないですよ!
輝夜:もう…鈴仙ったら文句ばっかり…ワガママな女は殿方に好かれないわよ?
鈴仙:くっ…
誰のせいで文句タラタラになってると思ってるんですかね、このニート姫は…
鈴仙:最後の名前に聞き覚えがありますが、一応聞きますね…クリ〇トって言うのは?
霊夢:クリ〇トと言うのは…
にとり:それは、この私が説明しよう!
其処に現れたのは、ドット絵姿のにとりさんでした
輝夜:あらにとり、貴方今まで何処に居たの?
にとり:いや、ちょっとメカ弄りをしてて…
鈴仙:その格好で弄れるんですか?
にとり:出来ない事は無い。
鈴仙:…そうですか…
にとり:えっと…クリ〇トについての説明だったね。彼は、相手が魔王であっても取り敢えず即死魔法を放って案の定無効化される上、覚える技もステータスも微妙で馬車待機メンバーの常連さんよ。
鈴仙:それ、つまり役立たずって事ですよね?王子と言い団長と言い、何でそんな職業ばかり私に薦めるんですか!私はそんなに役に立ちませんか?
輝夜:そんな事言って無いんだけど…
ラディッツ:鈴仙、さっきから何を騒いでるんだ?
騒ぎを聞き付けて、ラディッツさんが私達の元に来てくれた様です
鈴仙:ラディッツさん!ちょっと聞いて下さいよ!姫様達が酷いんです!
ラディッツ:お、おう…取り敢えず、落ち着いて説明しろ。
鈴仙:実は…
少女、事情説明中
鈴仙:と言う訳でして…
ラディッツ:事情は分かった。お前ら、あまり鈴仙を苛めてやるなよ?
輝夜:人聞きが悪いわ。私はちょっと遊んでいただけなのに…
ラディッツ:それを止めてやれと言ってるんだ。
輝夜:むぅ…
霊夢:スミマセン、悪乗りが過ぎてしまいましたね…
にとり:ゴメンゴメン…
鈴仙:全くもう…
ラディッツ:それで?お前は何の職業に変わるか決めたのか?
鈴仙:取り敢えず、ネタ枠以外のどれかで行こうかと…
ラディッツ:鈴仙は医者の弟子なんだし、回復と補助を兼ねた職業とかピッタリなんじゃねぇか?
鈴仙:そ、そうですか?
ラディッツ:まぁあくまでも俺の見解だし、お前の好きな職業にすれば良いと…
鈴仙:有難うございます!ラディッツさん!
ラディッツ:ん?何がだ?
鈴仙:色々です!
ラディッツ:良く分からんが…
鈴仙:霊夢さん。回復と補助を兼ねた職業なら、どれになるんでしょうか?
霊夢:となると、賢者が妥当でしょうか。攻撃、補助、回復の魔法を次々と習得出来、仲間の援護役としては最適かと思われます。
鈴仙:魔法ですか…そう言うのは、魔理沙さんかアリスさんの専門ではと…
ラディッツ:俺もそう思ってたが、魔理沙は海賊に即決してたぞ。アリスは、仲間の盾役と回復役を兼ねたパラディンとかって職業にするらしいぞ。俺はこのままで、フランは天地雷鳴士とか言うのに決めてたよ。
輝夜:因みに、私は戦闘のスペシャリストであるゴッドハンドよ
鈴仙:そうなんですね。それじゃあ…私は賢者で御願いします。回復出来る人が2人居ても困らないでしょうからね
霊夢:分かりました。では…
ラディッツさんの薦めもあり、私は賢者になる事にしました。漸くネタ枠から解放されます。色々ありましたが、私達は霊夢さんの力で各々が決めた職業になりました。転職も済ませ、私達は次の目的地の情報を得る事にしました
霊夢:コレは、冒険者の方々から聞いた御話なのですが…陽の光を奪われ、1日中闇に閉ざされてしまっている大陸があるそうですよ。
ラディッツ:闇に閉ざされた大陸だと?
霊夢:はい。何でも、何者かが陽の光を奪った為に昼でも夜の様な暗さになっているんだとか…
鈴仙:ん?何処かで聞いた様な話…
心当たりが有り過ぎて嫌な予感がします…気のせいであって欲しい所ですが…
魔理沙:その大陸、此処からだとどっちの方角だ?
霊夢:此処からだと、西の方になりますね。
魔理沙:西か…
輝夜:誰が犯人かは分からないけど…
アリス:その行為を放置したままと言う訳にはいかないわね。
フラン:吸血鬼としては、陽の光が無い方が有難いんだけど…私個人としては、やっぱりそんな事は許せないかな…
ラディッツ:どうやら、次の目的地は決まった様だな。西の大陸に向かうぞ。
フラン:おぉーっ!
アリス:でも、今回は街や村じゃなくて大陸なのね。此処とは別の大陸なのかしら?
霊夢:はい、その通りです。西の大陸に向かう為には、海を渡る必要があります。
アリス:海か…今の私達は空を飛べないし、どうしたら良いかしら…
にとり:RPG的な展開としては、何処かで船を調達するか貸して貰うかするしか無いって事になるかな。
魔理沙:船かぁ…
霊夢:確か、この神殿の南にある港町で船を貸し出している場所があった筈です。まずは其方を訪ねて見てはどうでしょうか?
輝夜:南にある港町ね。
ラディッツ:分かった、行ってみよう。貴重な情報、感謝するぞ。
鈴仙:御世話になりました。
魔理沙:元気でな。
フラン:バイバーイ
私達は、此方の世界の霊夢さんと別れ、神殿の南にある港町に向かって移動を始めました
霊夢:神よ…旅の方々に聖なる御加護を…
今回、うどんげを弄り過ぎました…
美少女戦士のネタは、東方スカイアリーナのうどんげの勝利ポーズが完全にそれだからです(笑)