誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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第183話

ラディッツだ。解説役は久々だが、宜しく頼むぞ。此方の世界の霊夢の居る神殿崩壊の危機を救い、転職して更なる力を付けた。そして、霊夢から西に陽の光を奪われた大陸があると言う情報を得た。しかし、その大陸に向かうには海を渡る必要があり、その為には船が必要らしい。霊夢の話じゃ、どうやら南にある港町で船を貸し出しているとかどうとか…今までの経験からして、何事も無くとはいかんだろうが、俺達はその港町に向かう事にした。転職により戦闘力を増した俺達にとって、道中の魔物は敵では無く、町までは何の問題無く辿り着けたぜ。港町の様子はと言うと、見た感じは賑わっている様に見えた…

 

フラン:潮の香りがする…コレが、外の世界で言う海って言う物なんだね

 

にとり:外の世界って言うか、ゲームの世界だけどね。

 

ラディッツ:大袈裟な奴だな…と思ったが、そういや幻想郷には海はねぇんだったか…

 

鈴仙:はい。川とか湖とか、水辺は色々ありますけどね。

 

輝夜:良く良く考えてみると、不思議ではあるけどね…

 

魔理沙:見た感じは平和そうな町じゃないか。コレなら、問題無く船を手に入れられるかもな。

 

アリス:そう言う発言、所謂フラグって奴だから止めなさいよ…

 

ラディッツ:まぁ兎に角、船を貸し出してる所に向かってみるぞ。

 

フラン:はーい

 

魔理沙の発言がフラグとやらにならん事を祈りつつ、俺達は船を貸し出してる所に向かった。だが…

 

魔理沙:はぁ?船の貸し出しは出来ないだって?

 

係員:は、はい…申し訳ありませんが…

 

まぁそんなに都合良く行く事ばかりじゃねぇとは思ったがな…

 

ラディッツ:一応理由を聞こうか。

 

係員:突如、海に巨大な魔物が姿を現して暴れているんです。漁が出来ずに生活に支障が出る為、退治しようと海に出た者も沢山居ましたが、無事に戻って来た者は誰1人として居ませんでした。

 

フラン:魔物のせいなんだね。

 

魔理沙:またこのパターンかよ…ネタ切れか?

 

アリス:止めなさい!それ以上は言わないであげて!

 

魔理沙:ど、どうしたんだよアリス?まずは落ち着けぇ!

 

ラディッツ:…その魔物、特徴とか分かるか?

 

係員:えっ?えーっと…オレンジ色の巨大なイカの姿をした魔物ですが…

 

ラディッツ:イカの魔物か…暇潰しくらいにはなるかな…

 

係員:ま、まさかとは思いますが…貴方達は、あの魔物を退治しに向かうおつもりなんですか?

 

ラディッツ:あぁ、そうだ。

 

フラン:私達がその魔物を…血祭りに上げてやる…

 

係員:えぇっ!?

 

魔理沙:お前も落ち着けぇ!

 

ラディッツ:妹も既にやる気満々だ。悪いが、船を1隻貸して貰いたい。

 

係員:し、しかし…失礼ながら、あの魔物は旅の方々には荷が重い相手かと…

 

輝夜:あら、私達も甘く見られた物ね。

 

ラディッツ:心配は無用だ。此処に居る俺の仲間達は、1人残らず実力者ばかりだ。そんな魔物程度に負けはせん。

 

輝夜:あら…

 

鈴仙:私、信頼されてる…

 

アリス:寧ろ、私達に目を付けられたその魔物に同情するわ。

 

係員:・・・

 

ラディッツ:俺達が魔物を退治すれば、お前達の生活も楽になる。悪い話じゃねぇ筈だが?

 

係員:…分かりました。無事な船の内、まともに使える物を貴方達に貸し出しましょう。そして、もしも貴方達があの魔物の退治に成功した暁には、御礼としてその船を差し上げます。

 

ラディッツ:何?

 

フラン:本当に?

 

係員:えぇ。

 

アリス:また都合が良過ぎる展開になったわね…

 

輝夜:まぁ良いじゃない魔物を倒す事で、この町の皆は助かり、私達も船を手に入れる事が出来るわ

 

魔理沙:へへ、もう後には退けなくなったな。

 

ラディッツ:元より退く気はねぇがな。

 

にとり:魔物の居場所は分かってるのかい?

 

係員:此処から西の方角です。

 

ラディッツ:分かった。それじゃ、さっさと魔物退治を済ませて来るとするか。

 

フラン:よーし頑張るぞー

 

鈴仙:ラディッツさん!私、必ず貴方の期待と信頼に応えて見せます!

 

ラディッツ:鈴仙もフランに負けんくらいやる気満々だな。頼りにしてるぞ。

 

鈴仙:はい!

 

アリス:皆のやる気が出た所で、早速魔物の居る場所に向かうわよ。

 

輝夜:イカ宜しくー

 

鈴仙:姫様、毎回訳の分からないネタを叩き込むのは止めて貰えます?

 

輝夜:フフ

 

イカの魔物を討伐して町の連中を助ける為、そして船を手に入れる為…借りた船に乗り込み、俺達は西の海に向けて出港した

 




スミマセン、最近輝夜がネタ発言ばかりしてて見苦しいですね…

メインキャラの設定紹介コーナー

多々良小傘
人里で鍛冶屋を経営している唐傘御化け
人間に捨てられた(と本人は思っているが、実際は忘れられた)傘が長い年月を経て生まれた存在
人懐っこい性格
左目が赤、右目が青のオッドアイと“わちき”と言う一人称、水色を貴重とした衣服、素足に下駄履き等、他のキャラには無い特徴が満載である
初登場は人里で起きた騒動の時
鬼人正邪に邪気を植え付けられてしまい、人間達への恨みが増幅して里で暴れ回った
其処に駆け付けたザーボン、華扇により彼女の暴走は止められ、正気を取り戻した
その際、正邪の口から里の人間達に小傘の正体が妖怪だとバラされてしまった
しかし、日々人間達の為にと尽力している事が幸いし、妖怪であっても自分達の仲間である事は変わらないと人間達から受け入れられ、その後も里で店の営業を続けている
人里の皆にとってはアイドル的な存在で、紫の夢である“人間と妖怪の共存”を実現している貴重な存在と言える
里の一件以来、正体がバレたにも関わらず快く自分を受け入れてくれた里の皆を守る力を付ける為、ザーボンに少し遅れて華扇に弟子入りし、毎日店の営業と修行に精を出す忙しい日々を送っている
能力が戦闘向きでは無い為に基本的な戦闘力は低いが、彼等との修行により力を増している

茨木華扇
妖怪の山の奥地に住居を構える、仙人を名乗る女性
ピンク色の髪、頭の両側に付いたシニヨンキャップ、包帯に包まれた右腕が特徴
甘い物に目が無く、しっかりしている様で実は良い加減な部分もあったりする
初登場は、ザーボンが幻想入りしてすぐに起きた博麗神社での戦いの時
多数の栽培マンや正邪との戦いに苦戦する霊夢達の元に駆け付け、圧倒的な実力で彼女達を退けた
その戦いの後、人生をやり直すザーボンに道を示す為、彼と師弟関係を結ぶ
また、操られた小傘が人里で暴れた際も、ザーボンと共に駆け付け、正邪や謎の敵が出現させたクローン戦士達と戦い、見事に撃破した
騒動の後は、小傘も彼女に弟子入りし、彼等の良き師匠として共に修行している
動物と話せる力があり、前述の要素も含めて戦闘力は極めて高い
少々口煩く、霊夢からは鬱陶しがられている
紫とは互いを監視し合う間柄で、仲は余り良く無い様子
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