誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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御待たせしたのに駄文でスミマセンが、ゆっくりしてってね


第184話

オッス、魔理沙だ。港町に到着した私達は、其処の街の人間達が西の海で暴れてる魔物により苦しんでいるって話を聞かされた。何でも、街の人間の中にはその魔物の討伐に出た奴も居たらしいんだが、帰って来た奴は居ないんだとか…こんな話を聞いて黙っては居られないって事で、私達はその魔物を退治する為に海に出る事になった。そしたら、魔物を退治した暁には船をくれるって言ってくれた。こりゃ、何が何でも成功させなきゃな!てな訳で、私達は今船に乗って港町から西に向けて移動中だ。因みに、にとりは機械弄りがしたいらしく港町で待機中だ。海には海の魔物が居るらしく、移動中に何度も戦いになった。まぁ件のイカの魔物とやらじゃ無かったから、何とでもなった訳だが…

 

フラン:わぁーっ!海ってこんなに広いんだね!

 

フランは、船から身を乗り出しつつ、初めて見る海に目を輝かせてる。気持ちは分からないでも無い…

 

ラディッツ:興味を持つのは仕方ねぇが、乗り出し過ぎて落ちるなよ?お前はカナヅチなんだし、魔物だって居るんだからな。

 

フラン:はーい

 

身を乗り出すフランに対し、ラディッツはそう忠告する

 

アリス:こんな時で無ければ、優雅に船旅を楽しみたい所だけど…

 

輝夜:残念ながら、そうはいかない訳だけどね。

 

魔理沙:鈴仙!辺りに何か見えるか?

 

私は、望遠鏡で辺りを探っている鈴仙に声を掛けた

 

鈴仙:いえ、特には何も…ん?

 

ラディッツ:どうした?

 

鈴仙:訂正します。私達が今向かっている方角、水中に巨大な影らしき物が見えます。そして、それは此方に向かって来ている様です。

 

輝夜:と言う事は…

 

ラディッツ:あぁ、お出でなすった様だな。

 

魔理沙:よっしゃ!野郎共!戦闘準備だ!

 

アリス:って、何で魔理沙が仕切るのよ?

 

魔理沙:あ、悪い悪い。今の私の職業は海賊だし、ちょっと言いたくなってな。

 

アリス:なりきり過ぎよ…

 

それから十数秒後、その影…件の巨大なイカの魔物が私達の行く手を阻むかの様に姿を現した。話に聞いてはいたが、予想以上にデカいんだが…

 

魔理沙:マジでデカい!

 

鈴仙:コ、コレは予想以上です…

 

ラディッツ:オレンジ色のイカの魔物…どうやら、コイツで間違い無さそうだな。

 

フラン:じゃあ、早く倒して報告しに戻ろう!

 

ラディッツ:あぁ。

 

アリス:皆、油断しないで。アイツに暴れられたら、この船も私達も一溜まりも無いわよ。

 

輝夜:この船は私達が使う予定なんだもの。壊されない様に立ち回りましょう。

 

ラディッツ:よし…行くぞ!

 

他全員:おぉーっ!

 

戦闘開始早々、まずはアリスが強化魔法により全員をパワーアップさせた。で、いつも通りラディッツと輝夜が前線で、フランと私が後ろから援護を、鈴仙とアリスが隙を見て補助や回復をしつつ、隙あらば援護して…と言った感じで、魔物の攻撃を防ぎつつ戦って行く。だが、此処等を縄張りにしている海の魔物に対して、私達は慣れない船上での戦いだ。魔物の巨大な足による連続攻撃の衝撃と、それにより起きる波で船が揺れ、足場が安定しない事、そして攻撃が効いているかすら分からないと言う事も合わさり、私達は思わぬ苦戦を強いられていた…

 

ラディッツ:くっ…こりゃ、思ったよりキツいぞ…

 

フラン:ダメージは入ってる筈なんだけど…

 

魔理沙:ウップ…

 

アリス:どうしたのよ魔理沙?顔色が悪いわよ?

 

魔理沙:スマン…どうも、船酔いしたらしい…

 

アリス:えぇっ?

 

魔理沙:クソッ…私とした事が…

 

輝夜:コレだけ揺れれば無理も無いわ。

 

ラディッツ:俺達が奴の気を引く!その隙に魔理沙の治療をしろ!

 

鈴仙:了解!

 

アリス:分かったわ!

 

魔理沙:わ、悪い…

 

ラディッツ達が魔物と戦ってる隙に、鈴仙とアリスは私に駆け寄って治療を始めてくれた。船酔いって魔法で治るもんなのか?とツッコミたい所だが、今はそんな事気にしてる場合じゃないよな…その時、魔物が足で海面を叩き、その衝撃で起きた大波で船が大きく傾いた。私達全員が体勢を崩したのを見逃す筈も無く、魔物は津波を起こして来た

 

ラディッツ:くっ…いかん!

 

魔理沙:アリス!バリア張れバリア!

 

アリス:無理よ!間に合わないわ!

 

ラディッツ:飲まれるぞ!全員何かにしっかり掴まれ!

 

船はあっと言う間に津波に飲み込まれた。幸い転覆まではしなかったが、津波をモロに被ったせいで船も私達も水浸しになっちまった…

 

ラディッツ:ちっ…あのイカ野郎、やってくれるぜ…

 

魔理沙:くっ…御蔭で全身ズブ濡れになっちまったぜ…

 

輝夜:皆無事?

 

鈴仙:な、何とか…

 

アリス:振り落とされずに済んだわ…

 

ラディッツ:むっ…フラン?フランは何処だ?

 

輝夜:えっ?

 

魔理沙:そういや居ないな…

 

アリス:…まさか…

 

鈴仙:今の津波で海に?

 

ラディッツ:何だと?くっ!

 

その瞬間、ラディッツは躊躇無く海に飛び込んで行った

 

魔理沙:あ!おい!ラディッツ!

 

鈴仙:フランさんを助けに行ったんですね。

 

そんなラディッツの後を追い、魔物も海に潜って行った

 

アリス:いけない!魔物が彼を追い掛けて行ったわ!

 

輝夜:でも、海中じゃ私達は手出し出来ないわ…困ったわね…

 

鈴仙:ラディッツさん…フランさん…

 

視点変更(ラディッツ)

 

津波に飲まれて船から落ちたと思われるフランを救う為、俺は海に潜った。嵐でも無かった為に見通しは良く、潜って間も無く水中を漂っているフランの姿を捉える事が出来た。俺は急いでフランの元に近寄ったが…

 

ラディッツ:息はあるが、気を失ってやがる…だが、御蔭で水を飲んだりはしてねぇか…むっ…

 

上を見ると、魔物が俺達に近付いて来るのがハッキリと見えた。魔物は、10本の足で四方八方から連続攻撃を仕掛けて来やがった。フランに攻撃が当たらん様に注意し、それらを回避しつつ海面に向けて移動を続けていた俺だが、後少しの所で足を掴まれてしまい、ズルズルと海中に引き摺り込まれて行った…

 

ラディッツ:クソッ…こんな所でくたばって堪るかよ!

 

俺は咄嗟に気攻波を放ち、自分の足を掴んでいた魔物の足を切断した。悶える魔物を尻目に、俺は海上に浮上した

 

ラディッツ:ブハッ!

 

魔理沙:ラディッツ!無事だったか!

 

鈴仙:フランさんは?

 

ラディッツ:此処に居る。大丈夫、気を失ってるだけだ。

 

鈴仙:良かったぁ…

 

輝夜:今すぐに引き上げるわ!

 

ラディッツ:スマン!

 

他の皆の力で、俺達は船上へと引き上げられた。鈴仙がフランに心臓マッサージを始めたその直後、魔物が再び姿を現した

 

魔理沙:また来やがったぞ!

 

アリス:でも、さっきより更に怒りが増してる様な…

 

ラディッツ:海中で掴まれたんで、足を1本吹き飛ばしたんだ。恐らくそれが原因だろう。

 

輝夜:成る程ね…

 

すぐに魔物の口が膨らみ始めた。どうやら、攻撃を溜めてるらしいが…

 

ラディッツ:攻撃が来る!迎え撃つぞ!

 

輝夜:鈴仙はそのままマッサージを続けていなさい!此処は私達がやるわ!

 

鈴仙:分かりました!御願いします!

 

魔理沙:何するつもりか知らないが、ズブ濡れにされた借りは返してやるぜ!

 

アリス:魔物なんかに負けて堪るもんですか!

 

気絶したフランと、フランにマッサージを続ける鈴仙を除いた俺達4人は、魔物の攻撃を迎え撃つ為に気若しくは魔力を溜め始めた…それから少しして、魔物は口から超高圧の水流を射出して来やがった

 

ラディッツ:待ちくたびれたぜ…コレでも食らいやがれ!

 

輝夜:はあぁぁぁっ!

 

魔理沙:私のも持ってけ!

 

アリス:コレはオマケよ!

 

俺達4人が力を込めて放った光線が1つに合わさり、魔物が撃ち出した水流とぶつかり合った。少し競り合った後、俺達の光線が水流を消し飛ばしつつ魔物に向かい、魔物の体を貫いた。魔物は断末魔と共に波飛沫を上げながら崩れ落ち、海中深くに沈んで行った…

 

輝夜:どうやら、終わった様ね。

 

魔理沙:ふぃー…ズブ濡れになったり船酔いしたり、酷い目にあったぜ…

 

アリス:服が張り付いて気持ち悪い…早く着替えたいわ…

 

ラディッツ:ったく…あんな魔物に手こずるとは…俺もまだまだ修行が足りんな…

 

フラン:ん…

 

鈴仙:皆さん!フランさんが目を覚ましましたよ!

 

ラディッツ:おぉ、そうか。

 

輝夜:良かった

 

フラン:アレ?私、いつの間に寝てたの?イカの魔物は?

 

魔理沙:呑気なもんだな、ったく…

 

アリス:実はね…

 

アリスは、俺達が津波に飲まれてしまった事を、アリスが知らん海中での事は俺が簡単に説明した

 

アリス:と言う訳。

 

フラン:そ、そうだったんだね…迷惑掛けてゴメンなさい!

 

魔理沙:良いって事よ気にすんなって

 

アリス:船酔いしてた人が偉そうに言わないの。

 

魔理沙:うぐぅ…

 

フラン:御兄ちゃんも有難う御兄ちゃんが居なかったら、私は今頃…

 

ラディッツ:妹を助けるのは兄として当然の事だ。と言うか、俺がしっかり庇ってやれてればお前があんな事にならなかった訳だからな。謝るのは俺の方だ。スマン…

 

フラン:御兄ちゃんはちっとも悪くないよだから気にしないで

 

ラディッツ:・・・

 

輝夜:彼、貴方が海に投げ出されたと分かった瞬間、私達が止める間も無く飛び出して行ったんだから本当に大事に思われてるのね

 

鈴仙:不謹慎かも知れませんけど…ちょっと羨ましかったです。

 

フラン:えへへ

 

アリス:無事を喜んでる所に水を差す様で申し訳無いんだけど…まずは魔物を倒した事を報告しに町に戻らない?着替えもしたいし。

 

ラディッツ:あぁ、そうするか。

 

鈴仙:にとりさんを御待たせするのも悪いですしね。

 

魔理沙:だな。

 

フラン:うん

 

輝夜:それじゃ、行きましょうか

 

俺達は、魔物を倒した事の報告やら着替えやらをする為に、港町へ向けて移動を開始した

 




フランは海の怖さを知った…海で無くてもカナヅチな設定なのですがね…
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