戦いを終えて暫く後、目を覚ましたフラン
フラン:ごめんなさい!本当にごめんなさい!(何度も何度も頭を下げる)
美鈴:い、妹樣!頭を上げて下さい!
魔理沙:さっきのは、お前がやりたくてやってた訳じゃないんだろ?
フラン:う、うん…
魔理沙:なら、お前が謝る必要はコレっぽっちも無いじゃないか。
霊夢:いや、少しくらいはあると思うけど…
ラディッツ:フラン、聞かせて貰うぞ。まず、此処に来て何をしてたのか。それから、さっきの黒フードの魔法使いとやらに何をされたのかをな。
フラン:私が此処に来た目的は、御姉様の為に探し物をしてたからだよ。
パチュリー:それは、大妖精から聞いてるわ。具体的に、何を探してたの?
フラン:御姉様、最近あまり寝付けてないらしくて…フラフラ歩いてたり、ボーッとしたりしてたから、元気にしてあげたいって思って…
紫:それで?
フラン:この間、パチェの本を読ませて貰ってた時、そう言うのに効果抜群なハーブがあるって書いてたのを見付けたんだ。そのハーブは、この森で極稀に見付かるとも書いてあって…
パチュリー:そう言えば…居なくなる少し前に大図書館に来て、本を読ませてって頼まれたわね。暇潰しに童話でも読んでるんだと思って、気にも止めて無かったけど…
チルノ:じゃあ、此処に来てそれを探してたのか?
フラン:うん。でも、全然見付からなくて…パチェの魔法で日光とかは大丈夫になってるから、森の隅々まで探しながら奥まで行ったんだけど…
ルーミア:やっぱり見付からなったのかー?
フラン:うん…
ラディッツ:成る程な…で?あの黒フードの奴については?
フラン:疲れたから休憩してた時、突然現れたあの人に声をかけられて…自分の力で望みを何でも叶えてやるとか言われたけど、明らかに邪悪な感じがしたから、断ってからハーブ探しに戻ろうとして…其処から先は、記憶が曖昧で…
ラディッツ:其処で奴の力を植え付けられて、自我を失って暴走し始めたって訳か…
霊夢:けど、アイツの目的は何なのかしら?
ラディッツ:まだ何も分からん…奴が何者で、此処に何をしに来たのか…そして、奴の力の正体も…
他全員:・・・
フラン:結局、ハーブは見付からないまま…その上、心配して探しに来てくれた皆を傷付けちゃった…皆、私が怖いよね?
ラディッツ:何でだ?
フラン:何でって…だって、皆私のせいで…貴方だって、危うく死にかけたらしいし…
ラディッツ:あぁ、死にかけたな。だが、俺はこうして生きてるぜ。
パチュリー:仙豆が無かったら危なかった癖に…
ラディッツ:う、うるさい!んん…お前は、姉の事を想って動き、それで事件に巻き込まれただけに過ぎん。謂わば被害者だ。それを誰が責められるってんだ?
フラン:で、でも…大ちゃんやチルノたちだって、私が怖いでしょ?遊び場をこんなにしちゃったし…友達をやめたいとか思われても仕方無いよ…
チルノ:こんな事でフランの友達をやめたいかって?それだけは、絶対に有り得ないね。
ルーミア:そーなのだー♪
大妖精:もう済んだ事です。全て水に流しましょう。
フラン:だ、だけど…
霊夢:あー!もう!いつまでもウジウジしないの!そう言うのを見ると、ドンドン腹立って来るのよ!
魔理沙:1人で何でも抱え込むなって。次に何か困った事があったら、遠慮無く声をかけてくれよ。お前の友達として、力くらい貸してやるからさ。
美鈴:確かに、心配を御掛けした事は謝らなくてはいけません。でも大丈夫!この紅美鈴が、一緒に謝ってあげますから。
パチュリー:事情を話せば、貴方の気持ちはレミィに伝わると思うわ。
紫:森の復興にはかなりの時間がかかりそうだけど、私の方で何とかしてみるわ。それと、謎の黒フードの魔法使いの事についても、此方で調べてみるわ。何か分かったら、すぐに貴方達に知らせるから。
霊夢:えぇ、頼むわよ。
フラン:皆…
ラディッツ:御互いに色々あったが、無事だっただけで儲け物。そう言う事にしとこうぜ、フラン。(フランの頭を撫でる)
フラン:う…う…うわぁぁぁぁん!
無垢で優しい心を持った吸血鬼の少女は、ラディッツに抱き付いたまま暫くの間泣き続けたそうな…
ラディッツの包容力は、53万以上です