誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

191 / 499
ゆっくりしてってね


第191話

オッス、魔理沙だ。敵として現れたターレスと3人の天狗の内、はたてと文を倒した私達。残るは高みの見物を決め込んだターレスと、敗北したが逃走した椛のみだ。私達は、奴等を倒す為に樹の上までやって来た…

 

ラディッツ:ターレス!

 

ターレス:ほぅ、奴等を倒して来たか。実力はある様だな。

 

ラディッツ:まぁな。

 

ターレス:フン…

 

椛:ターレス様、申し訳ありません。手も足も出ず…

 

ターレス:敵わなかっただけならまだしも、逃げ帰って来るとはな…

 

椛:戦士として、恥じる事だと思っています…

 

ターレス:まぁ良いさ…其処で俺の戦いを見てろ。こんな程度の奴等、さっさと片付けてやるよ。

 

椛:・・・

 

ターレス:さぁ、何処からでも掛かって来い。何なら、全員纏めて相手してやるぜ。

 

魔理沙:おーおー、自信満々だな。

 

輝夜:貴方1人で私達全員を相手にするなんて、少し自信過剰過ぎじゃないかしら?

 

ラディッツ:いや…実力が本物のアイツと変わりねぇなら…

 

アリス:覚悟を決めるしか無いみたいね…

 

フラン:個々の力で駄目なら、皆で一斉に行こう!

 

魔理沙:よっしゃ!

 

輝夜:それが一番良さそうね。

 

鈴仙:援護します!

 

私達は、ターレスに向けて一斉に攻撃を開始した。だが…

 

ターレス:へっ、バカが…

 

ニヤリと笑ったターレスは、私達の全ての攻撃(格闘攻撃及び弾幕)を完璧に見切りつつ、それぞれに的確な反撃を食らわせて来た。それにより、私達はなす術無く次々と倒されて行った…

 

魔理沙:ぐっ…オイオイ、嘘だろ…

 

アリス:な、何て力…

 

鈴仙:つ、強い…私達が今まで戦って来た敵達なんて目じゃ無い程に…

 

輝夜:成る程…只の自惚れなんかじゃ無かったと言う事ね…

 

フラン:うぅ…

 

ラディッツ:ちっ…まだまだ…

 

ターレス:ほぅ、まだ立ち上がろうとするか…だが…

 

フラ付きながら立ち上がろうとするラディッツだったが、ターレスは間髪入れずに奴の腹に一撃入れ、更に頭を踏み付けて叩き伏せた

 

ラディッツ:ぐっ…

 

フラン:御兄ちゃん!

 

ターレス:戦おうとするその心意気は褒めてやる。だが、俺とお前とでは天と地程の差があるんだ。

 

そう言うと、ターレスはラディッツを執拗に痛め付け始めた

 

ラディッツ:ぐ…ぅ…

 

ターレス:生き残りたい奴は前に出て来い。そして、俺の前に跪いて命乞いをしろ。そうすれば、ソイツは助けてやるぞ。

 

魔理沙:断る!

 

鈴仙:勝負はまだ終わっていませんよ!

 

輝夜:その通り!だって…

 

アリス:私達は、まだ諦めていないからよ!

 

フラン:お前…御兄ちゃんを…

 

ターレス:むっ…

 

私達は、諦める事無く立ち上がった。更に、フランは力を解放した。その顔は怒りに満ちていた

 

ターレス:戦闘力が…上がってやがる…

 

フラン:御兄ちゃんを虐めるなーっ!

 

フランは、深紅の魔力を全身に纏い、超高速で飛行しながらターレスに突撃して行った

 

ターレス:くっ…

 

ターレスは、フランを消し飛ばそうと光線を放った。だが、フランはターレスの光線を物ともせずに突進を続けている

 

ターレス:何だと…このガキの何処にこんな戦闘力が…

 

フランの戦闘力に焦りを見せたターレスは、ラディッツを痛め付けるのを止めて空中へと避難した。しかし、フランはターレスを追尾して空中へ舞い上がった

 

ターレス:何?

 

空中でフランとターレスの攻防が繰り広げられてる。私達は、その間にラディッツの元に駆け寄って傷の治療を始めた

 

魔理沙:おい!フランの奴、空を飛んでるぞ!

 

鈴仙:で、でも私達はまだ飛べませんよ?

 

アリス:飛べてるだけじゃないわ…彼女の魔力がドンドン上がり続けてる…

 

輝夜:怒りの余り、封じられていた力が解放されたとでも言うのかしら…

 

ラディッツ:だが、怒りに任せただけの攻撃じゃ…

 

フランとターレスの攻防は、その後も暫く続いた。だが、フランの力を以てしてもターレスには敵わず、ボロボロにされてしまっていた

 

フラン:う…うぅ…

 

ラディッツ:フラン!

 

ターレス:コイツの攻撃、少しは効いたぜ…俺と此処まで戦えるとは、末恐ろしいガキだ…だが、相手が悪かったな。

 

ラディッツ:ターレス!フランを離せ!

 

ターレス:丁重に御断りする…

 

ラディッツ:な、何?

 

ターレス:コイツの力、お前達の所に置いておくのは勿体ねぇ。アイツに見せて、更に戦闘力を高めてやるとするか…

 

ラディッツ:何を言ってやがる!

 

ターレス:俺がコイツの力を更に引き出してやるって言ったのさ。あの場所に連れてってな。

 

アリス:あの場所…?

 

魔理沙:アイツ、フランを何処かに連れてくつもりだ!

 

輝夜:そんな事、私達がさせると思ってるのかしら?

 

鈴仙:コレから私達がしようとしてる事、言わなくても分かりますよね?

 

ターレス:クク…俺を止めるつもりだろ?やれるもんならやってみな。

 

ターレスは、謎の装置で異空間ゲートを開いた。そして、ボロボロになったフランを連れてその中に移動を始めた

 

鈴仙:フランさん!

 

アリス:待ちなさい!

 

ラディッツ:逃がすか!

 

フランを助ける為に駆け出そうとした私達だったが、刀を構えた椛がその行く手を阻んだ

 

椛:此処から先には行かせませんよ。

 

ラディッツ:其処を退け!

 

椛:御断りします。

 

ターレス:そうだ、それで良いんだ。

 

フラン:御兄ちゃん!皆!

 

ラディッツ:フラン!

 

ターレス:あばよ。

 

椛に邪魔をされている隙に、ターレスはフランと共に異空間ゲートの中へと姿を消した

 

輝夜:逃がしてしまったわ…

 

ラディッツ:畜生…

 

魔理沙:おい椛!ターレスはフランを何処に連れてったんだ!

 

椛:御答え出来ません。

 

鈴仙:何故ですか!彼は貴方を置いてきぼりにしたんですよ!

 

椛:それが彼の意思ならば、私はそれに従うまでです。

 

鈴仙:・・・

 

ラディッツ:椛。姫さん達に負けてたお前が、俺達全員を相手にして勝てるとは思えん。大人しく負けを認めてくれ。そして、奴の行き先を教えてくれ。

 

椛:勝てないと分かっていても、やらなくてはならない時があるんです。

 

他全員:・・・

 

椛:手加減や同情等不要です。彼の行き先を知りたくば、力ずくで口を割らせてみなさい。

 

アリス:力ずくね…ガラじゃないんだけど…

 

ラディッツ:皆は下がっててくれ。此処は俺がやる。

 

魔理沙:大丈夫なのか?

 

ラディッツ:あぁ、御蔭様でな。

 

鈴仙&輝夜:・・・

 

ラディッツ:時間が惜しい、さっさと済ませるぞ。

 

椛:いざ…

 

ラディッツと椛は、真っ直ぐ向かい合って身構えた

 




負けイベントからのフラン拉致

ターレスが向かったあの場所とは…?

近々ゲーム世界編の最終局面のつもりですが、どうなりますやら…

あ、この編が終わっても物語はまだまだ続きますよ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。