誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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色々雑になってますが、ゆっくりしてってね


第192話

此方の世界のターレスやはたて達と敵対した俺達。はたてと文を倒し、逃げた椛を追ってターレスの元まで辿り着いた。其処までは良かったが、ターレスの圧倒的な戦闘力の前に俺達全員倒されち、情けねぇ話だが、俺はターレスに痛め付けられちまっていた。そんなターレスの行動に激昂したフランは、ターレスに戦いを挑んで行ったが、奮闘虚しく返り討ちに合っちまった…その戦闘力に目を付けたターレスは、フランの力を解放してやると言い出し、フランを連れて異空間ゲートで何処かに移動しようとした。止めようとした俺達だったが、椛に行く手を阻まれ、ターレスはフランを連れたままその場から姿を消しちまった…俺達はフランを助ける為に、椛は俺達を先に進ませねぇ為に…やるべき事を貫き通す為に、俺は椛に戦いを挑む

 

ラディッツ:お前には悪いが、ターレスが何処に行ったか吐いて貰うぞ。

 

椛:やれると良いですね…

 

勝負が始まって早々、椛は素早く動きながら体術、剣術、弾幕を織り混ぜて戦いを組み立てて来た。下っ端とは言え、流石は長年山の警備を任された天狗…はたてや文と比べると戦闘力は低いらしいが、それでも実力は確かな様だ。だが…

 

ラディッツ:フランを助け出し、皆で幻想郷に帰る…だから、こんな所で立ち止まってる訳にはいかねぇんだよ!

 

俺は気を解放し、突き出した右掌に気を集め始めた

 

椛:所謂決め技って奴ですか…良いでしょう、勝負と行きましょう!

 

椛も力を溜め、決め技を出す構えを取った。そして…

 

椛:コレが、私の全力!はあぁぁぁっ!

 

ラディッツ:俺は…負けられねぇんだよ!うおぉぉぉっ!

 

俺達の放った光線は真っ向からぶつかり合った。少しの競り合いの後、俺の光線が椛の光線を押し返し、椛に向かって直進した

 

椛:くっ…

 

椛は俺の光線を受け止めるが、ズルズルと後退して行き…暫く粘ったが力尽き、飲み込まれちまった

 

ラディッツ:・・・

 

俺は気を静め、倒れている椛に近付いた

 

椛:ハァ…ハァ…貴方、手加減しましたね…

 

ラディッツ:当たり前だ。お前には、ターレスがフランを何処に連れてったのかを教えて貰う必要があるからな。

 

椛:・・・

 

ラディッツ:勝負は終わったんだ。知ってる事を全て話して貰うぞ。

 

椛:彼等が向かったのは、恐らく暗黒魔城でしょう。其処には、世界の支配を狙う魔王様がいらっしゃいます。

 

ラディッツ:暗黒魔城…

 

魔理沙:魔王だって?

 

椛:えぇ。邪悪な力で覆われているので、すぐに分かると思いますよ。

 

輝夜:恐らく、其処が私達の旅の終着地点になるでしょうね。

 

アリス:その暗黒魔城とやらには、どうやって行けば良いのかしら?

 

椛:魔城は空の彼方に浮かんでいます。例え城の在処が分かった所で、普通の冒険者では辿り着く事すら出来ませんよ。

 

鈴仙:空の彼方ですか…となると…

 

魔理沙:今の私達じゃ行けないな…

 

ラディッツ:フラン…

 

鈴仙:にとりさんに相談してみましょう。彼女なら、もしかしたら何とかしてくれるかも知れません。

 

魔理沙:けど、今のアイツは役に立たないぞ?言っちゃ悪いが…

 

アリス:まぁそうね…

 

鈴仙:いえ、幾度と無く私達には出来ない事をやって来た彼女ならば、或いは…

 

輝夜:フム…

 

ラディッツ:フランを助け出す為なら、どんなに低い可能性にだって賭けてやる。

 

鈴仙:その意気です!では、事情を話す為ににとりさんが待っている村に戻りましょう。

 

ラディッツ:あぁ。

 

俺達は、すぐにその場から立ち去ろうとした。すると…

 

椛:私にトドメを刺さなくで良いんですか?

 

ラディッツ:無闇に命を奪う様な真似はしない事にしてるんだ。じゃあな、俺達は急いでるんだ。

 

椛:・・・

 

俺達は、椛をその場に残して村に戻った。そして、にとりに事情を説明した

 

にとり:フムフム…ターレスがフランを拉致してったと…

 

ラディッツ:あぁ…椛の話じゃ、ターレスは暗黒魔城とやらに向かったらしい。

 

鈴仙:そして、その暗黒魔城は空の彼方にあり、辿り着くには空を飛ぶ手段が必要になるんです。

 

にとり:フムフム…

 

輝夜:どうにかならないかしら?

 

にとり:なると思うよ。

 

魔理沙:まぁそうだよな。そう簡単に全部が上手く行く訳が…えっ?

 

アリス:何とかなるの?

 

にとり:うん。

 

魔理沙:もう一度言うぞ。私達には、空を飛べる手段が必要なんだぞ?

 

にとり:聞いてたよ。そして、それを可能に出来る手段があるのさ。

 

魔理沙:マジでか?

 

にとり:うん。

 

アリス:どうやって?

 

にとり:コレを使うのさ。

 

にとりが取り出したのは、箱型の機械だった

 

鈴仙:何ですか?コレは?

 

アリス:ちょっと待って。それ、私達がこの世界に来たバーチャル何とかマシンとか言う機械と瓜二つじゃないの。

 

輝夜:バーチャルリアリティーマシン…だったかしら?

 

にとり:そう、正にその機械さ

 

魔理沙:何でその機械が此処にあるんだよ?

 

にとり:まぁ色々あってね。大丈夫、ちゃんと使える様に修理しといたからね。

 

魔理沙:そうなのか…

 

アリス:で?その機械がどうしたの?

 

にとり:この機械を起動し、まず手始めに封印されてるアンタ達の能力を解放してやるよ。

 

ラディッツ:何だと?

 

輝夜:そんな事が可能なの?

 

にとり:このにとり様に不可能な事がある等と、その様な事があろう筈がございません。

 

他全員:・・・

 

にとり:そんじゃま、行くよ!バグ修正!封印解除!マシンアップデート!

 

にとりが機械を起動すると、俺達の体が光り出し、掛けられていた能力の封印が全て解けた

 

ラディッツ:何だ?一体何が起きた?

 

輝夜:体が…軽い…

 

魔理沙:おい見てくれ!空を飛べるぞ!

 

魔理沙は箒に乗っかって飛行し始め、ハシャいでいやがる

 

アリス:魔力も完全に元通りだわ。

 

鈴仙:私もです。じゃあ、姫様も?

 

輝夜:えぇ、勿論よ

 

ラディッツ:俺の力も戻った様だ。コレなら、空の彼方にあるらしい暗黒魔城とやらにも自力で飛んで行けるな。

 

アリス:あら?

 

魔理沙:どうした?

 

アリス:気のせいかしら…何だか、にとりの体もうっすら光ってるなぁと思って…

 

魔理沙:何?

 

俺達が見守る中、ドット絵の姿だったにとりは徐々に元の姿に戻って行き…そして…

 

にとり:うぉーっ!遂に…遂にこの時が!河城にとり!完・全・復・活!

 

にとりもまた、元の姿に戻れた様だ。本人は大喜びで小躍りしてやがる

 

魔理沙:な、何でいきなり元に戻れたんだ?

 

輝夜:にとりのあの姿は、所謂バグの類だったんだと思うわ。それが、そのマシンを起動させた事で修正されて…

 

魔理沙:元に戻れたって事か?

 

輝夜:恐らくだけどね。

 

魔理沙:バグって怖いんだな…

 

輝夜:まぁ何にせよ、元に戻れて良かったじゃない。

 

鈴仙:おめでとうございます

 

にとり:有難う

 

アリス:ま、私達がこうなってる原因もその子なんだけどねぇ…

 

にとり:うぐぅ…と、兎に角だ!話から察するに、次は魔王の居城!きっと激しい戦いが待ってる筈だ!せめてもの罪滅ぼしに、今回は私も付き合わせて貰うよ。一応戦える様になった訳だしさ。

 

ラディッツ:助かるよ。それじゃ…行くぞ!

 

他全員:おぉーっ!

 

能力が戻った事で飛行が可能になった俺達は、フランを助け出し、ターレスや魔王とやらを倒し、皆と共に幻想郷に帰る為…俺達は、空の彼方にあるらしい暗黒魔城とやらに向けて移動を開始した。今行くからな。待ってろよ、フラン…

 




暗黒魔城の元ネタは、ドラクエ8の暗黒魔城都市です

さぁ、遂に魔王の居城に潜入です
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