誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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今回、オリジナル要素が結構あります


第198話

変身して戦闘力を増した竜王の力は凄まじく、俺達の攻撃が全く効き目が無かった。長い戦いの中で皆が弱り、俺達も大苦戦していた。竜王の攻撃が来ると思ったその時、予想だにしない援軍が現れた。それは、幻想郷の賢者であり、皆からは隙間妖怪と呼ばれてる妖怪、八雲紫だった。紫から仙豆を受け取り、俺達は体力を全回復した。紫が加勢してくれると言ってくれたが、コレは俺達の戦いだから断った。さぁ、いよいよ決戦の時だ

 

竜王:とんだ邪魔が入った物だな…そして、一体何をしたのだ!何故先程までヘトヘトだったお前の仲間達が全員元気になっているのだ!

 

ラディッツ:俺達の世界のあるアイテムを使ったまでだ。貴様にも分けてやりたい所だが、残念ながらもう品切れなんだ。

 

竜王:フン、必要無い。予期せぬ所で傷を負ってしまったが、それでも儂の勝ちは揺るがぬ!今度こそ、お前達全員打ち倒してくれるわ!

 

竜王は、三度攻撃を展開して来た。しかし、手負いになっちまったからか、さっきの攻撃と比べると少しばかり乱れている様に思えた。御蔭で回避は余裕だった訳だが…更に、俺達の攻撃も次々と当たり、ダメージは着実に溜まって行った

 

竜王:ぐっ…どうした事だ…体に力が入らぬ…

 

ラディッツ:予想だにしねぇ所からの不意打ちだったとは言え、紫の一撃を躱せなかったのはマズかったな。いや、紫の攻撃だけじゃねぇ…全く効いてねぇと思ってた俺達の攻撃も、実はしっかり効いてたんだろうよ。そして、そのダメージが今になって響いて来たって所だろう。

 

竜王:・・・

 

ラディッツ:貴様は、紛い物の力を得て慢心した。そして俺達をナメ過ぎた。それが敗因だ。

 

竜王:王である儂が…人間如きに負けるだと…

 

魔理沙:人間様をナメるなよ!蜥蜴野郎!

 

アリス:過ぎた力を持つ者は、己の実力を過信して足元を掬われる。貴方が良い例だわ。

 

輝夜:今更かも知れないけど、大昔から生きて来た私からの助言を1つ。人間って存在も、結構バカに出来ない存在よ。面白い人も多いしね。

 

ラディッツ:さて、無駄話はコレまでだ…このチャンスを逃す手はねぇ!皆の切り札で一気に行くぞ!

 

鈴仙:了解しました!

 

フラン:よーし!燃えて来たぁ

 

にとり:やってやろうじゃん!

 

皆にそう言った後、俺は気を溜めて気弾を作り始めた。一撃で確実に決める為、気を集中させてな…

 

竜王:させるか!人間風情が、儂に勝てると思うなぁ!

 

巨大な体を活かし、俺達を吹き飛ばそうと攻撃して来た竜王だが、すぐにその動きが止まっちまった

 

竜王:な、何だ…体が…

 

アリス:動かないでしょうね。だって、私の糸が貴方の体に巻き付いて動きを止めているんだから。

 

竜王:糸だと?

 

魔理沙:お前、いつの間にそんなもんを…そんな余裕無かっただろ?

 

アリス:実は、この戦いの中で密かに仕掛けていたんだけど…気付かれて無くて良かったわ。

 

竜王:くっ…

 

アリス:そしてもう1つ…この糸は特別製よ。

 

竜王:特別製?

 

アリス:ネタバラシすると、その糸には油をたっぷりと染み込ませてあるのよ。

 

竜王:油だと?それがどうしたと言うのだ?

 

アリス:此処で次なる手の登場よ…取り出したのは、数体の人形…この人形達もまた特別製…中に火薬と着火剤が仕込まれているわ。

 

竜王:火薬…ハッ!

 

アリス:まぁ此処まで言えば、私がコレから何をするつもりか分かるわよね。

 

そう言うと、アリスは人形達を竜王の体にまとわり付かせた。そして…

 

アリス:ガラにも無く派手に行くわよ!喝!

 

アリスの掛け声と共に人形が爆発を起こした。更に竜王の体中に巻き付いてた糸に引火し、竜王は火達磨になっちまった

 

竜王:ぬぉぉぉっ!?

 

魔理沙:うぉっ!凄い火力だ!

 

鈴仙:て言うか熱いです!火の勢いが強過ぎて、火の粉が此方まで飛んで来てます!

 

魔理沙:おいアリス!ちゃんと諸々の計算したのか!

 

アリス:も、勿論よ!私が何の計算もせずに物事を起こす等と、その様な事があろう筈がございません!

 

魔理沙:おい!動揺して口調が変わってるぞ!

 

にとり:こりゃいけないねぇ…火の不始末は事故の元だ。すぐに処理しちゃわないと…タイダルウェーブ!

 

火達磨になってる竜王を、今度はにとりの操る超高圧の大渦が襲う。その渦は竜王の巨大な体をしっかりと飲み込んでいた

 

にとり:うちの連れが無礼な事をした御詫びだ。こんな水で良ければ、浴びる程飲んでおくれよ!魔王様!

 

竜王:ぐぉぉぉぉっ!

 

アリスとにとりの攻撃で、竜王に良いダメージが入った様だ。だが、竜王はフラ付きながらも立ち上がった。その前に、今度は鈴仙と姫さんが立ち向かう様だ

 

輝夜:流石は魔王様、まだまだ動ける様ね。それじゃ、次は私達と踊って下さるかしら?

 

竜王:くっ…

 

2人を攻撃しようとした竜王だったが、その攻撃が届く事は無かった。何故なら…

 

鈴仙:コレ以上、姫様への無礼を私が許すとでも?

 

鈴仙が能力を使い、竜王の力を鎮めたからだ

 

鈴仙:姫様。今の私の力では、戦闘力が格上の者の動きを止めるのは数秒が限界です。

 

輝夜:フフ、数秒あれば十分よそれじゃ、少し激しく行くわよ!必殺!殺劇舞荒拳!

 

直後に、姫さんが格闘攻撃で猛ラッシュを仕掛けた。華奢な見た目から繰り出されるパワフルな連続攻撃で、竜王は吹き飛んでしまった

 

輝夜:鈴仙!追撃を御願い!

 

鈴仙:了解です!食らえ!ルナティック・レッドアイズ!

 

吹き飛んだ竜王に、鈴仙が放った目から深紅の光線が直撃した

 

竜王:儂は…儂は竜王…世界を支配する王の中の王…その儂が、こんな脆弱な人間共に負ける等…あってはならぬ!

 

竜王は、闇の力が増大させて受けた傷を治し始めた

 

鈴仙:傷が…

 

にとり:このままじゃマズい!

 

魔理沙:回復なんてさせるかよ!次は私の番だぜ!

 

魔理沙の放った魔法陣が竜王の巨大な体を捉え、またしても動きを封じた

 

竜王:ぬぅ…コレは一体…

 

鈴仙:この魔法、前に魔法の森で化け茸を倒した時にパチュリーさんがやったのと似てる様な…

 

魔理沙:似てると言うか、アイツに借りた魔導書に書いてあった奴だからな。練習したんだ。

 

アリス:貴方の借りたは盗んだのと同じよ。多分バレてると思うけど、ちゃんと返しておきなさいよ?

 

魔理沙:分かってるって

 

アリス:嘘ばっかり…

 

竜王:ぐっ…こんな物…

 

拘束を外そうと足掻く竜王だが、外れる様子は無かった

 

魔理沙:どうやら、効果は抜群みたいだなそんじゃ、遠慮無くデカいの行くぜ!

 

魔理沙はミニ八卦炉を前に突き出し、魔力を充填した。そして…

 

魔理沙:取って置きだぜ!ファイナル!マスター!スパーク!

 

竜王:うおぉぉぉっ!

 

魔理沙の放った極太の光線が、拘束魔法諸共竜王を飲み込んだ。相当ダメージがあると見える

 

竜王:人間め…しかし、儂はまだ倒れはせん…

 

フラン:そう来なくちゃ面白く無いよね

 

竜王:ぬぉっ!?

 

フラン:魔王さん…私と遊ぼ?

 

フランは竜王の眼前に移動し、笑みを浮かべながら4人に分身した。更に炎の剣を取り出して…

 

フラン:さぁ!ボッコボコタイムの始まりだぁ!

 

フランは、竜王の四方八方から絶え間無く攻撃し続けた。竜王も尻尾や爪、ブレス等で応戦するが、尻尾はレーヴァテインで斬り飛ばされ、爪はへし折られ…と散々な有り様だった

 

竜王:王たる儂が…この様な…人間共に…ならぬ…こんなバカな事があってはならぬ!

 

そう叫んだ後、竜王は空中へ飛び上がり、力を溜めて超特大の闇の弾を作り出した

 

フラン:御兄ちゃん!

 

鈴仙:出番ですよ!

 

魔理沙:時間稼ぎしてやったんだ、感謝しろよな?

 

輝夜:格好良い所、見せて頂戴ね

 

アリス:私達の頑張り、無駄にしたら許さないわよ?

 

にとり:頼んだよ!盟友!

 

ラディッツ:あぁ…任せろ!

 

俺の手には、白く輝く気弾が握られている

 

ラディッツ:この技は、以前夢の中で親父と戦った時に教わった技でな…出来れば、あの悪魔を倒す時まで温存しておきたかったんだが…悪いな、親父。使わせて貰うぞ。

 

竜王:覚悟しろ人間共!儂の持てる力の全てを注ぎ込んだ!この城諸共、皆仲良く塵となるが良いわ!

 

竜王が放った闇の弾が俺達に迫る

 

ラディッツ:コレで全てが変わる…この世界の運命…俺達の運命…そして、貴様の運命も!コレで最後だ!

 

俺は気を高めて気弾を巨大化させ、向かって来る闇の弾にぶつけた

 

竜王:な、何だと?

 

ラディッツ:はあぁぁぁぁっ!

 

他全員:行っけぇぇぇっ!

 

ラディッツ:食らいやがれ!

 

俺は持てる力を最大解放し、気弾を更にパワーアップさせた。その結果、竜王が放った闇の弾は俺の気弾に飲み込まれ、そのまま凄い勢いで竜王に向かって行き…

 

竜王:バ…バカな…王である…この…儂がぁぁぁぁっ!

 

俺の気弾は竜王の体を飲み込みつつ遥か上空まで飛んで行き、其処で大爆発を起こして完全に消滅した。世界の支配と言う儚い夢を見た、愚かな竜の王と共に…




色々好き勝手やりました、御見苦しくてスミマセン

予定としては、次回で異世界で出会った面々に挨拶してから紫さんの隙間で幻想郷へ帰り、次々回でエピローグを書いて、長かったRPG編は御終いになるかと思います
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