魔王が勇者一行によって倒されたと言う大ニュースは、あっと言う間に世界中に広がった。各地に点在していた魔王軍の残党達は次々と姿を消し、それらに苦しめられていた人間達は歓喜した。最終決戦を終えた俺達はと言うと、戦いの疲れが残ってたからか、皆揃って宿屋で爆睡しちまったがな。そして、その翌日…今回の事件の一部始終を紫に説明した訳だが…
紫:成る程…つまり、今回の事件の原因は河童が作り出した機械で、貴方達はそれに巻き込まれたと…
ラディッツ:まぁ結果だけ見ればそうなるな。
にとり:・・・
ラディッツ:だが、にとりに悪気があった訳じゃねぇんだ。何とか見逃してやる事は出来ねぇだろうか。
紫:貴方達は直接の被害者なのよ?
ラディッツ:にとりだって、アレを作ってる時はまさかこうなるとは思って無かっただろうしよ。コレは、偶然が重なった為に起きた事故だ。それに、個人的には今回の冒険は結構楽しめたからな。それで良しとするさ。
フラン:私も
輝夜:にとりの御蔭で、貴重な経験が出来たと思ってるわ
魔理沙:まぁもう一度最初から同じ事やれって言われたら、流石に断るとは思うけどな。
アリス:私としては、コレ以上の厄介事は御免被る所だけど…
鈴仙:私は、皆さんが良ければそれで構いません。
にとり:皆…
紫:やれやれ、皆甘いわね…
ラディッツ:そういや、今更ながら1つ聞いておきたい事があるんだが。
にとり:何だい?
ラディッツ:今回の冒険で、俺達は沢山の戦いを経験して来たよな?そうして得た経験を、幻想郷に持ち帰る事は可能なのか?
にとり:あ、そう言う事か…その答えはイエスだよ。
ラディッツ:本当か?
にとり:うん。流石に、この世界で就いてた職業で得た技とかは使えなくなるけど、戦いによって得た経験はそのまま皆の力になる様にプログラムしてあるよ。
ラディッツ:それを聞いて安心したぜ。今までの戦いが無駄にならねぇのなら、此方からは何も言う事はねぇ。
フラン:だね
紫:喜んでる人も居る様だし、今回だけは見逃してあげるわ。
にとり:わ、悪いね…今後は、こんな事が起こらない様に気を付けるからさ…
アリス:まだ何か作る気なのね…
紫:さてと…それじゃ、そろそろ幻想郷に戻るわよ。皆準備は良いかしら?
ラディッツ:あー…スマンが、帰るのはちょっと待ってくれ。
紫:どうしたのよ?
ラディッツ:帰る前に、この世界で世話になった奴等に一言礼を言っておきたいんだ。
紫:貴方、結構律儀なのね…
ラディッツ:そうでもねぇが…皆はどうする?コレは俺のワガママだ、無理に付き合えとは言わんが…
フラン:私は、御兄ちゃんと一緒に行くよ
鈴仙:私も行きます。
輝夜:こう言う事は、しっかりしておかないとね
にとり:異論は無いよ。
アリス:皆が行くなら、私も行くわよ。
魔理沙:よっしゃ!決まりだな!
紫:分かった、私も隙間に入って付いて行くわ。全部終わったら呼んで頂戴ね。
ラディッツ:スマンな。それじゃ、行くとするか。
他全員:おぉーっ!
てな訳で、俺達は此方の世界で世話になった奴等に別れの挨拶をする為に今まで訪れた場所を巡り始めた。まずはレミリアと咲夜、一応宿屋に居た親父にも…次に幽々子と妖夢、妹紅、はたてと文にも挨拶しておいた。皆罪滅ぼしの為に村の人間達と力を合わせて復興作業を頑張って行くんだそうだ。後、港町で貰った船は事情を話して返しておいた。持って帰っても使い道がねぇからな。そして、遂にその時が来た…
紫:皆、御疲れ様。この隙間を通れば、幻想郷に帰れるわよ。
アリス:漸くなのね…
鈴仙:色々ありましたが、皆さんが無事で何よりです。
輝夜:中々有意義な時間だったわ
魔理沙:だな。でも、ちょっと名残惜しい気もするな…
にとり:何なら、強くてニューゲームしてみるかい?
魔理沙:それは断る。
輝夜:寝言は寝てからね
にとり:キッツいなぁ…
鈴仙:アハハ…
アリス:全く…
ラディッツ:長い間無断欠勤しちまったし、言い訳が大変そうだぜ。
フラン:大丈夫御姉様達なら、正直に話せば分かってくれるよ
ラディッツ:だと良いがな…
色々話しつつ、俺達は紫の隙間に入った。こうして、長かったゲームの世界での大冒険は終わった。尤も、俺達の戦いはまだまだ続きそうだがな…
戦闘描写が無いと文章が短くなりますね…
次回は久々の幻想郷メンバーが登場する予定です
舞台は紅魔館ですがね