誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第202話

突如現れた文さんから、太陽の畑が何者かの手で荒らされ、それによりある方が怒り暴れていると言う情報を得た私達。ターレスさん曰く、其処にドラゴンボールの反応があるとか…そんな事を聞いては、最早避けては通れない。私達は、準備を整えて太陽の畑に向かって移動した。到着した私達の目に入ったのは、普段の太陽の畑とは似ても似付かない景色だった。所狭しと咲き乱れていた筈の向日葵が、殆ど全て根絶やしになってしまっていた…

 

椛:コレは…

 

ターレス:酷い有り様だな。

 

椛:一体、誰がこんな事を…

 

文:その辺の事情を聞きたかったんですがね…

 

ターレス:間違いねぇ…ドラゴンボールの反応はこの辺からだ。だが…犬走、感じるか?

 

椛:はい…息苦しい程の凄まじい殺気を感じます…

 

文:しかも、ドンドン近付いて来ます…

 

ターレス:あぁ…

 

それから少し後、遂にその人は現れた。その女性は、緑色の髪、襟元に黄色いリボンが付いた白いブラウス、赤いチェック柄の上着とスカートを着用し、日傘を持っているのが特徴である

 

ターレス:あの女がそうか?

 

文:はい…

 

椛:彼女の名前は風見幽香。先にも言った通り、その戦闘力は幻想郷でも屈指であり、私達では彼女の相手にすらならないでしょう。

 

ターレス:ほぅ…

 

幽香:さっきの烏天狗じゃない。また戻って来て、一体どう言うつもりかしら?

 

文:あ、いや…私はその…

 

幽香:あぁ、そうか…アンタが此処の花達を根絶やしにした犯人なのね…

 

文:い、いやいやいや!何でそうなるんですか!

 

幽香:事件の犯人は現場に戻って来ると言うらしいからね…しかも、一度ならず二度までも…コレはもう確定的ね。

 

文:ま、待って下さい!この畑の花を根絶やしにして、私に何の得があると言うんですか!

 

幽香:アンタは、自分の新聞の為なら物事をでっち上げたり大袈裟に脚色したりするらしいじゃない。今回も、それが目的でこんな事を仕出かしたんじゃない?

 

文:そ、そんな…無実です!事件の取材の為に私が此処を訪れた時には、既にこの有り様でした!それに、此処の花に手を出す事が自殺行為である事は承知しています!私が此処を滅茶苦茶にした犯人だ等と、その様な事があろう筈がございません!

 

幽香:どうだか…

 

文:ほ、本当です!信じて下さい!

 

幽香:疑わしければ叩けば良い。そうすれば、正直に話す気になる筈だしね…

 

そう言うと、幽香さんは文さんに傘の先端を向けて闇笑いを浮かべた。余りの殺気に文さんが怯んだ瞬間、幽香さんは彼女に向けて光線を撃ち出した

 

文:ちょっ…

 

文さん絶対絶命と思われたその時、ターレスさんが彼女の前に飛び出した。そして…

 

ターレス:ずあっ!

 

ターレスさんは、向かって来た光線を右手で軽々と弾いた。弾かれた光線は空の彼方に飛んで行き、そして消えた

 

椛:おぉ…

 

文:あ、危なかった…

 

ターレス:お前の自慢のスピードはどうした?お前なら、あんな攻撃くらい簡単に躱せるだろ?

 

文:ス、スミマセン!殺気に気圧されてしまい、体が動かなくて…

 

ターレス:ったく…

 

幽香:アンタは確か…以前神社の宴会で隙間妖怪に希望の星って紹介されてた…

 

ターレス:サイヤ人、ターレスだ。この幻想郷じゃ、俺達みたいなのを外来人って言うんだったか?

 

椛:はい、そうです。

 

幽香:こうして直接話すのは初めてね。まずは、改めて自己紹介しておきましょうか…私の名は風見幽香。この太陽の畑に住む妖怪よ。

 

ターレス:宜しく…

 

幽香:此方こそ…後ろに居るのは、山の警備の白狼天狗ね?

 

ターレス:あぁ。訳あって、今は一時的に山の警備を辞めて俺の部下になってるがな。

 

椛:どうも…

 

幽香:そう…それで?此処に何をしに来たのかしら?

 

ターレス:射命丸の奴から、此処で事件があったと言う話を聞いてな。その調査をしに来たんだ。

 

幽香:事件の調査ね…とか言って、本当はアンタがこの事件を起こした犯人って可能性もあるわよね?

 

ターレス:そう来たか…

 

椛:幾ら何でも失礼ですよ!彼は、私達の話を聞いて初めて此処に来たんですよ?それなのに、彼がこの事件を起こした犯人だなんて…

 

幽香:どうだかね…

 

椛:くっ…

 

ターレス:犬走、落ち着けよ。

 

椛:し、しかしターレスさん!

 

ターレス:正直に言うとな…俺は此処で起きた事件の事なんてどうでも良いんだ…

 

幽香:あら、そうなの?じゃあ、本当は此処に何をしに来たの?

 

ターレス:コイツ等から、貴様の実力は幻想郷でも最強ランクだと聞いてね…そんな貴様と是非とも戦ってみたくて、此処までやって来たのさ。

 

幽香:あら、そうなの…態々御苦労様…

 

ターレス:どうも…

 

幽香:でも、私は今とっても機嫌が悪いのよ…花達をこんなにした犯人を殺してやりたくて仕方無い…その私と戦いたいだなんて、命知らずにも程があるわよ。

 

ターレス:其処は、戦いが好きなサイヤ人の悪癖だ。自覚はしてるぜ。

 

幽香:・・・

 

ターレス:此処をこんなにしたのが誰かは知らねぇが…もしも貴様が俺を楽しませてくれたなら、この事件の犯人を探すのを手伝ってやっても構わねぇぜ?

 

幽香:何ですって?

 

ターレス:俺には分かる…貴様からは、俺と同じ匂いがする…血湧き肉踊る、戦闘が大好きな奴の匂いがな…

 

幽香:・・・

 

ターレス:さっきの話は、互いに利がある。どうだ?悪い話じゃねぇ筈だぜ?

 

幽香:・・・

 

ターレス:まぁ無理にとは言わねぇが…

 

幽香:…良いわよ…

 

ターレス:何?

 

幽香:その勝負、受けてあげるわ。

 

ターレス:本当か?

 

幽香:えぇ…但し、私はアンタが犯人だと言う疑いを無くした訳じゃない…だから、この戦いの中で証明しなさい。自分が犯人じゃないと…

 

ターレス:へっ、分かり易くて良いじゃねぇか…楽しい戦いにしようぜ?

 

幽香:そうなる事を祈るわ。

 

互いに真っ直ぐ向き合うターレスさんと幽香さん。一方、私達は少し離れて2人の戦いを観戦する事にしました

 

文:噂の外来人と太陽の畑の凶悪妖怪の戦い…もしかして、特ダネの予感?くぅーっ!コレを逃す手はありませんね!

 

椛:この人、ついさっきまでビビってた癖に…まぁ私も人の事は言えませんが…ターレスさん。貴方の戦い、じっくり拝見させて頂きますよ…

 

私達が見守る中、太陽の畑を舞台にした激戦が幕を開ける…勝つのはターレスさんか、それとも幽香さんか?そして、今回の事件を起こした犯人とは…




四季のフラワーマスター、幽香さんの登場です

ターレスと幽香さんは、戦闘狂だったりドSだったりと共通点が多くなりそうです

飛びっきりのSとSの戦い、上手く書けると良いんですが…

今の所、ドラゴンボールキャラで幻想入りしているのはラディッツ、ターレス、ザーボンの3人

彼等と特に仲の良い(設定含む)キャラ達をお浚いしておきましょうか

ラディッツ
フラン、パチュリー、鈴仙、はたて、魔理沙、妹紅、輝夜、アリス、レミリア、美鈴、咲夜、小悪魔、妖夢、幽々子、にとり

ターレス
椛、文

ザーボン
小傘、華扇

中立的立ち位置
霊夢、紫

今はラディッツにかなり偏ってしまっていますが、ターレス達もコレから色々なキャラ達とドンドン絆を深めて行く予定です
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