第21話
ラディッツが紅魔館の一員となってから数日後、彼はレミリアの部屋に呼び出されていた
ラディッツ:レミリア、話ってのは何なんだ?
レミリア:実は、貴方に頼みたい事があるのよ。
ラディッツ:頼みだと?
レミリア:えぇ、パチェの事なんだけど…
ラディッツ:パチュリーがどうかしたのか?
レミリア:あの子が重度の喘息持ちだって話は聞いてるかしら?
ラディッツ:その事なら、こぁから聞いて知ってるぞ。
レミリア:そう…単刀直入に言うわ。貴方に、あの子の喘息を治す為の力になってあげて欲しいのよ。
ラディッツ:俺にか?
レミリア:えぇ。
ラディッツ:生憎、俺には病気を治す力なんかねぇぞ?
レミリア:あ、それについては大丈夫よ。ちゃんとアテがあるから。
ラディッツ:ほぅ…
レミリア:まずは、あの子を説得してその気にさせる所からなんだけど…
ラディッツ:説得するなら、ついこの間来たばかりの俺よりも、付き合いの長いお前らがやる方が良いんじゃねぇのか?
レミリア:私達だって、前々から何度もあの子を説得してるのよ。だけど、あの子にはいつも断られてしまってるの。
ラディッツ:お前らでも無理だってのに、俺がやっても仕方ねぇだろう。
レミリア:そ、それはまぁ…でも、あの子の親友として…そして家族として、コレ以上あの子が病気で苦しむ姿を見たくないのよ。私だけじゃなく、他の皆だって…
ラディッツ:その言葉を、奴に直接言ってやれば良いだろ。
レミリア:伝えようとしても、その前に追い出されるのよ。
ラディッツ:・・・
レミリア:また面倒事を押し付ける様で、本当に心苦しいんだけど…
ラディッツ:あぁ、全くだ。だがまぁ…お前には、此処に住まわせて貰ってる大恩があるからな。駄目元で良けりゃ、説得くらいはしてやっても構わんぞ。
レミリア:ほ、本当に?
ラディッツ:あぁ、お前のさっきの言葉も、しっかり伝えといてやろう。だが、正直上手く行くとは思えんがな。
レミリア:ま、まぁ…うん…
ラディッツ:奴は、地下の大図書館に居るんだったな?
レミリア:えぇ。あの子は、1日の殆ど全ての時間をあの場所で過ごしてるわ。今日も居る筈よ。
ラディッツ:善は急げと言うし、早速向かうとしよう。
レミリア:あ、そうそう。1つ言い忘れてたわ。
ラディッツ:何だ?
レミリア:今日、大図書館に薬の補充をしに来てくれてる子が居るのよ。永遠亭と言う場所の従者の子なんだけど。
ラディッツ:永遠亭?
レミリア:簡単に言うと、外の世界の病院よ。
ラディッツ:成る程な…お前がさっき言ってたアテってのは、その場所か。
レミリア:そう言う事よ。今から行くなら、挨拶くらいはしておきなさいね。色々御世話になるかも知れないし。
ラディッツ:そうさせて貰おう。それじゃ、行って来る。
レミリア:頼んだわよ。
ラディッツ:さて、どうなるかな…
ラディッツ、大図書館へ移動開始
次回、永遠亭の従者のあの子が登場します
ラディッツは、パチュリーを説得する事が出来るのか