誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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ゆっくりしてってね


第210話

太陽の畑で起きた事件の翌日、文の新聞で今回の事件が取り上げられた。その記事には、事件の関係者達や事件の犯人達、解決までの経緯が事細かに書かれていた。因みに、場所は紅魔館の門前で、俺達は日課のトレーニング中だ

 

レミリア:太陽の畑の妖怪と言えば、かなりの戦闘狂で有名よ。そんな彼女に気に入られるなんて、貴方の友達も中々やるみたいね。

 

ラディッツ:そんなに強い奴なのか?その女…

 

はたて:風見幽香。別名四季のフラワーマスター。その実力は、この幻想郷でも最強クラスだよ。

 

美鈴:あの霊夢さんでも、彼女には関わりたくないと言う程で…正直、此処に居る人達が束になっても勝てるかどうか…

 

ラディッツ:それ程までか。一度戦ってみたい所だな。

 

パチュリー:止めておきなさい。下手すれば、怪我じゃ済まないかも知れないわよ。

 

ラディッツ:むぅ…

 

ターレス:相変わらずトレーニング中か。

 

そんな時、ターレスと椛が俺達の前に姿を現した。俺達は、組手を中断して奴等の方に向いた

 

フラン:あ、ターレスと椛だ。

 

椛:こんにちは。トレーニング中に御邪魔します。

 

美鈴:いえいえ、ようこそ。

 

レミリア:ゆっくりして行きなさい。

 

椛:有難うございます。

 

ラディッツ:よぅ、新聞を読んだぜ。大活躍だったそうじゃねぇか。願いを叶えるドラゴンボールも、順調に集まって来てる様だしな。

 

ターレス:あぁ。

 

椛:御蔭様で。

 

ターレス:お前が執事の仕事に精を出してる間に、俺はドンドン力を付けてるぜ。

 

ラディッツ:俺だって、毎日遊んでる訳じゃねぇんだ。何なら、どれだけ強くなったか試してみるか?

 

ターレス:止めとけ、お前じゃ俺には勝てねぇぜ?

 

ラディッツ:戦闘力が上の相手でも、戦い方次第では勝ち目はあるんだ。余り偉そうにしていると、後で恥を掻くぞ?

 

ターレス:面白ぇ…やってみろよ…

 

ラディッツ:フン…

 

俺達は、互いに構えて向かい合った。しかし…

 

椛:コホン…やる気満々な所申し訳ありませんが、そんな事をしに来た訳では無いですよね?

 

ターレス:あぁ、そうだったな。

 

ターレスが構えを解いたから、俺も構えを解いた

 

ラディッツ:何だ?戦いに来たんじゃねぇのか?

 

ターレス:まぁな…

 

フラン:それじゃ、何をしに来たの?

 

パチュリー:のんびり御茶を飲みに来た…って訳じゃ無さそうね…

 

はたて:自分のした事を自慢しにって訳でも無いみたいだし…

 

ターレス:当たり前だ。今日は、お前に耳寄りな情報を持って来てやったんだ。

 

ラディッツ:耳寄りな情報?

 

ターレス:あぁ…幽香から得た情報だと、妖怪の山に空いてる穴からずっと下に下りてった所に旧地獄街道って場所があって、其処に幻想郷最強クラスの戦闘力を持つ奴が居るらしい。

 

ラディッツ:何?

 

ターレス:ソイツの特徴は、額に赤い一本角を生やした女らしいぜ。

 

ラディッツ:フム…

 

はたて:そ、それって…

 

パチュリー:彼女か…

 

ラディッツ:知ってるのか?

 

パチュリー:えぇ。

 

レミリア:幻想郷で戦闘力の話が出たら、まず間違い無く彼女の名前が挙がる。それ程の奴よ。

 

ラディッツ:ほぅ…

 

美鈴:卑怯な事を嫌い、正々堂々とした肉弾戦を好む方です。武術を嗜む者としては、是非とも真剣勝負してみたい所です。

 

パチュリー:貴方じゃ絶対勝てないと思うけど…

 

美鈴:だとしても、良い経験になると思いませんか?

 

パチュリー:いや、私は魔法専門だし…

 

ラディッツ:妖怪の山にある穴か…はたて、場所は分かるか?

 

はたて:勿論分かるけど…その顔、行く気満々だね?

 

ラディッツ:あぁ、そんな話を聞いて黙ってられるか。

 

パチュリー:そうだった…彼も筋金入りの戦闘バカだったわ…

 

フラン:御兄ちゃんが行くなら、私も行く!

 

ラディッツ:と言ってるんだが?

 

レミリア:貴方が行く気になった時から、こう言うだろうと分かってたしね。どうせ、止めても無駄なんでしょ?

 

フラン:勿論!止められても力ずくで付いてくけどね!

 

ラディッツ:おいおい…

 

レミリア:やれやれ…悪いけど、フランも同行させてあげて頂戴。

 

ラディッツ:俺は構わんぞ。

 

レミリア:ついでに、美鈴も連れて行ってあげると良いわ。

 

美鈴:えっ?

 

ラディッツ:良いのか?コイツは此処の門番だろ?

 

レミリア:毎日頑張ってるし、偶には有給休暇をあげるわ。貴方の好きにしなさい。

 

美鈴:御嬢様…

 

レミリア:咲夜も、それで構わないわよね?

 

咲夜:御嬢様の仰せのままに。

 

レミリア:ま、そう言う事で。

 

美鈴:有難うございます!

 

ラディッツ:良かったじゃねぇか。出発前に倒れん様に、今から体調管理はしっかりしとけよ?

 

美鈴:了解しました!くぅーっ!燃えて来ましたよ!

 

フラン:どんな冒険になるのかなぁ…

 

美鈴:楽しみですねぇ。

 

フラン:うん!

 

咲夜:遠足気分ですね。

 

レミリア:全くね。

 

パチュリー:はぁ…バカばっかり…

 

ラディッツ:パチュリー、お前も行くか?

 

パチュリー:遠慮しておくわ。読みたい本もあるしね。

 

ラディッツ:そうか、まぁ無理にとは言わねぇよ。

 

パチュリー:・・・

 

はたて:日取りが決まったら声を掛けてよ。案内するからさ。

 

ラディッツ:あぁ、分かった。

 

椛:何だか、かなりの大所帯になりそうな予感がして来ましたが…

 

ターレス:あぁ、騒がしくなりそうだな。

 

ラディッツ達が地底へ向かう話で盛り上がっているのと時を同じく…その地底には、邪悪な戦士達の魔の手が伸びようとしていた…

 

???:平和ボケした奴等に、我々の力を見せてやる…始めるぞ!新たな侵略計画を!




太陽の畑編、コレで終わります

最後は掠りもしてませんがね

ちょっと短編入れた後、地底編を開始します

それと少し訂正

前話で旧地獄“跡”と書きましたが、正しくは旧地獄“街道”でした

灼熱地獄跡とゴッチャになりました

失礼しました
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