誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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御待たせしました

アリスの頼み(中編)

相変わらず話作るのが下手でございます


第212話

母親とのやり取りの際に、弾みで彼氏が居ると嘘を吐いてしまったアリスは、その役をラディッツに頼む事にした。翌日、ラディッツはアリスの家に呼ばれていた。其処には2人の他に、赤い衣を纏い白銀色の髪を左上でサイドテールにしている女性の姿があった

 

???:この人が、アリスの彼氏さんなのかしら?

 

アリス:えぇ、そうよ。

 

ラディッツ:ラディッツだ。宜しく頼む。

 

???:フム…ちょっと失礼…

 

そう言うと、その女性はラディッツの周りを回りながら見定めている

 

アリス:ちょっとお母さん!彼に失礼じゃない!

 

???:ゴメンなさいね。想像よりもずっと逞しい男性だったからつい…でも、彼は普通の人間じゃ無いわよね?

 

アリス:えっ?

 

ラディッツ:分かるのか?

 

???:勿論よ。こう見えても、人を見る目はあるつもりよ。

 

ラディッツ:ほぅ…

 

アリス:と言うかお母さん、まだ自己紹介してないんじゃないの?

 

???:そうだったかしら?

 

アリス:そうよ。

 

???:コレは失礼を…私は神綺。御存知の通り、アリスの母親よ。

 

ラディッツ:神綺ね…失礼を承知で1つ良いか?

 

神綺:何かしら?

 

ラディッツ:さっき俺に普通の人間じゃねぇと言っていたが、アンタも普通の人間じゃねぇよな?

 

神綺:あら、何故そう思うのかしら?

 

ラディッツ:かなり力を抑えているつもりだろうが、それでも凄まじい力を感じる。俺が今まで感じたどの力とも違う様だがな…

 

神綺:私の力を感じ取るなんて…貴方は一体…

 

ラディッツ:訳あって、外の世界から来たんだ。

 

神綺:外来人だったのね…そんな人が、どんな経緯で此処に来てこの子の彼氏になったと言うのかしら?

 

ラディッツ:それも色々あってな。アリスには、本当に世話になってるよ。

 

神綺:・・・

 

ラディッツ:怪しまれてる様だな。無理もねぇが…

 

アリス:うぅ…

 

その後も、ラディッツとアリスは神綺を交えてティータイムの真っ最中。一方その頃、アリス邸の外の草むらでは、彼等の様子を見ている者達の姿があった

 

フラン:此処からじゃ何を話してるか分かんないけど、何か楽しそうに見えるよ…

 

鈴仙:アリスさん、羨ましい…

 

パチュリー:心無しか、表情が固い様に見えるのは気のせいかしら…

 

文:コレからどうなるか、気になる所ですねぇ…

 

にとり:あんまり騒ぐと見付かっちゃうよ。

 

はたて:て言うか、私達こんな所で何やってるんだか…

 

フラン:御姉様や紅魔館の皆に、御兄ちゃんとアリスの事が気になるから偵察して来てって言われて来たんだよ。

 

パチュリー:私は、あんな男の事なんてどうだって良いのよ。それなのに、レミィ達は騒ぎ過ぎなのよ。結果、流れで私まで駆り出されるハメになったわ。

 

フラン:良く言うよ。読んでた本が逆さまだったり、ティーカップから紅茶を溢れさせてたり、ソワソワして落ち着きが無かったじゃん。

 

パチュリー:そ、そんな事無いわよ!私は至って冷静よ!

 

文:そうは見えませんよ?

 

にとり:そもそも、ラディッツの事を何とも思って無いんなら、こんな所まで来ないと思うよ。

 

パチュリー:うぐぅ…

 

フラン:と言うか、その場で話を聞いてた私達は兎も角、うどんげやはたてさん達は何で此処に居るの?

 

はたて:文の奴が、物陰で皆の話を盗み聞きしてたんだよ。で、話を聞いてちょっと気になって…

 

鈴仙:私も同じです。

 

にとり:ゴメン、興味本意で…

 

パチュリー:アンタ、また懲りずにそんな事を…

 

文:盗み聞きなんて人聞きが悪いですねぇ。私は、偶々其処を通り掛かった所で話を聞いただけですよ?

 

鈴仙:と言ってますが?

 

はたて:まぁ話を聞いた限り、ネタを探してウロウロしてた時に紅魔館の辺りを通り掛かって、何か集まってたからって事らしいけど…

 

パチュリー:フーン…にしても、随分派手にあちこちに知らせてくれたらしいわね。

 

文:記者として、皆さんに真実を伝えたまでです。

 

パチュリー:余計な事を…

 

はたて:私達って、趣味悪いなぁ…

 

鈴仙:今更ですね…

 

ラディッツ達の状況が気になると同時に、コソコソ覗き見してる事による罪悪感に襲われている女性陣だった。さて、その頃ラディッツ達はと言うと…

 

神綺:ラディッツさんと言ったわよね?

 

ラディッツ:そうだ。

 

神綺:貴方は、アリスの何処に惹かれて付き合う事になったのかしら?

 

ラディッツ:あん?

 

アリス:ちょっ…何でいきなりそんな事を?

 

神綺:母親としては、娘が付き合う殿方が娘の何処を気に入ってくれたのか、スッゴく気になるじゃない?

 

アリス:そ、それは…

 

神綺:で?其処の所はどうなの?

 

ラディッツ:そうだな…一番は、やはり誰にでも分け隔て無く優しく出来る所だろうな。それと、料理の腕もかなりの物だと思ってる。在り来たりと言われればそれまでだが…兎に角、アリスには色々な所で助けて貰ってる。

 

神綺:フム…容姿についてはどうかしら?

 

ラディッツ:問題無しだな。と言うか、俺は見た目の良し悪しは気にせん質だ。

 

神綺:あら、そうなの?殿方の中には、容姿やスタイルで女性をランク付けする様な人も居ると聞いた事があるんだけど…

 

ラディッツ:そう言うバカな奴も居るとは聞くな。だが、俺は人間に大事なのは心だと思ってる。弱い者達を助け、ソイツらを守る為に頑張る…そう言う心があれば、見た目なんぞ二の次だろう。

 

アリス:・・・

 

神綺:へぇ、中々男前ね。

 

ラディッツ:何て偉そうに言ってるが、昔の俺は今とは真反対の性格をしてたんだがな…

 

神綺:そうなの?

 

ラディッツ:あぁ。昔は、命を奪う事に何の抵抗も無かった。だが、その考えを変えてくれた奴が居てな。

 

神綺:そんな人が…

 

ラディッツ:あぁ、俺の弟だ。今の俺があるのは、ソイツの御蔭だ。

 

神綺:そう、弟さんが…その人も、今この幻想郷に?

 

ラディッツ:いや、弟は外の世界に居る。弟には家庭があり、守るべき仲間も沢山居るからな。

 

神綺:そう…寂しいと思ったりしないの?

 

ラディッツ:全く思わんと言えば嘘になるが、アイツはコレからも元気でやってくだろうよ。心配するだけ無駄だ。それに、俺にはこの世界で生きる目的と守りたい奴等が出来た。今は、それに全力で取り組むだけだ。

 

アリス:・・・

 

神綺:フムフム…

 

ラディッツ:スマン、アリスの話からかなり逸れちまった…

 

神綺:良いのよ。それよりも…さっき、貴方は自分にも守りたい奴等が出来たと言ったけど…それは、やっぱりアリスの事かしら?

 

ラディッツ:アリスも勿論そうだ。だが、他にも世話になりっぱなしになってる奴が沢山居てな。アリスだけじゃなく、ソイツら全員を守る為に、俺は毎日修行してるんだ。

 

神綺:成る程…ゴメンなさい、ちょっと御手洗いを借りるわね。

 

アリス:え、えぇ…

 

神綺は席を外し、御手洗いへと移動した

 

ラディッツ:あー…スマン、関係ねぇ事をベラベラと話しちまった…そもそも、どうすりゃ上手く彼氏役を演じられるのかがさっぱり分からん…

 

アリス:此方こそゴメンなさいね、面倒な事を御願いして…

 

ラディッツ:いや…むっ…

 

アリス:コレは…

 

ラディッツ:アリス、今のを感じたか?

 

アリス:えぇ、禍々しい魔力の反応が多数…どうやら、此方に近付いて来てるみたいね。

 

ラディッツ:ちっ、こんな時に敵襲か…しかも、数が多いな…アリスは此処に居ろ。どんな力を持つ敵が来るか分からんからな。

 

アリス:いえ、私も行くわ。面倒事に巻き込んだ御詫びもしたいし。

 

ラディッツ:だが…

 

アリス:大丈夫よ、ゲームの世界でも結構戦えてたでしょ?

 

ラディッツ:仕方ねぇな…だが、無理をするなよ。

 

アリス:それは此方の台詞よ。

 

ラディッツ:へっ…

 

2人は、敵を迎え討つべく家の外へと移動した




アリスの母親(設定)、神綺の登場です

家の外では、ラディッツ達の事を気にして様子見しているフラン達が居ます

途中の身の上話は絶対要らないですね…

そして突然の敵襲、その正体と黒幕は…
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