紅魔館のクリスマスパーティー(後編)
現在、紅魔館ではクリスマスパーティーの真っ最中。顔馴染みのメンバー達が一堂に介し、各々が楽しい時間を過ごしていた。と、其処へ…
紫:ハイハーイ!ちょっと失礼するわよ!
咲夜:パーティーの主役の登場ですよ。
ラディッツ:スマンが、場所を空けてくれ。
パーティー会場に現れたラディッツ達は、箱が被せてある大きな物を持って来た。そして、会場の真ん中にあるテーブルの上にそれを置いた
文:コレは何ですか?
はたて:随分大きいけど…
ラディッツ:勿体振っても仕方ねぇ。早速御披露目と行こうか。
咲夜:そうですね。では…
被せていた箱を取り払うと、其処から3~4メートルはあるであろう数段重ねのクリスマスケーキが姿を現した。ケーキの上には、瑞々しい苺やフワフワの生クリーム、参加メンバー達の姿を模した砂糖菓子で作られた人形が綺麗に飾られていた
はたて:ちょっ…
魔理沙:デカッ!
フラン:美味しそう!
妖夢:コレ、もしかして貴方達が?
ラディッツ:あぁ、そうだ。正直中々大変だったぜ。
咲夜:ですが、皆さんの為に心を込めて作らせて頂きました。
椛:そりゃ大変でしょう…こんなに大きなケーキを作るのは…
パチュリー:気持ちは嬉しいけど、幾ら何でも込め過ぎよ…
美鈴:クリスマスケーキと言うより、もうウエディングケーキの域ですよコレは…
パチュリー:以前のパジャマパーティーの時にも思ったけど、貴方の女子力の高さは何なのよ…
ラディッツ:大した事はねぇだろ。
パチュリー:いやいや…
幽々子:困ったわねぇ…こんなに大きいケーキ、全部食べられるかしら…
ターレス:アンタのブラックホール並みの腹なら、何の問題ねぇだろ…
幽々子:いやいや!全部は流石にマズいわよ!主に体重的な意味で!
ターレス:亡霊って太るのか…
霊夢:アンタ1人だけのもんじゃ無いのよ。
幽々子:分かってるわよ。
妹紅:しかし、コレは上手く切り分けるのは骨が折れそうだな…
大妖精:下手すると倒れてしまいそうですもんね…
ラディッツ:其処は俺達に任せろ。
はたて:あ、ちょっと待って!
ラディッツ:どうした?
はたて:折角心を込めて作ってくれたケーキ、写真に残させてくれないかな?
ラディッツ:俺は構わんぞ。
咲夜:同じくです。
はたて:有難う。ホラ文、アンタも写真撮るの手伝いなさい。
文:了解です!
天狗2人による撮影が暫く続いた。そして数分後…
ラディッツ:それじゃ、ケーキを切り分けるぞ。
咲夜:私達が切り分けを担当しますので、皆さん順番に並んで下さい。
ラディッツと咲夜により、ウエディング…ゲフンゲフン!クリスマスケーキは、各々に切り分けられた。それぞれのケーキには、苺と自分の人形(砂糖菓子製)がしっかりと乗せられていた。そして、実食となった
魔理沙:何だコレ!滅茶苦茶美味い!
アリス:本当、上品な味がするわ。
美鈴:フワフワのスポンジと程良い甘さのクリームが絶妙なハーモニーを…(モグモグ)
華扇:コレは、何処に出しても恥ずかしくない味ですね。
ザーボン:確かに…驚いたな…サイヤ人にコレ程までの菓子作りの才能があったとは…
ターレス:おいコラ、一括りにすんな…
小傘:ラディッツさん、人里で御菓子屋さんでも開いてみては?きっと成功すると思いますよ。
鈴仙:それ、良いと思いますよ。
輝夜:応援するわよ。
文:そうなったら、是非取材させて下さい!
ラディッツ:悪くねぇ話だが、俺にそんな才能はねぇよ。
輝夜:そうかしら…何だか勿体無いわね…
幽々子:なら、是非ウチに来なさいな。その腕を思う存分奮えるわよ?
輝夜:いやいや、ウチにしておきなさい。損はさせないわよ。
紫:我が家も選択肢に入れて構わないのよ?
アリス:私の家なんてどうかしら?
レミリア:ちょっとアンタ達!ウチの優秀な執事を引き抜こうとしないで頂戴!
フラン:そうだよ!御兄ちゃんは、私達紅魔館組の家族なんだからね!
小悪魔:そうですそうです!
幽々子:御互いの意見が通らない時は、幻想郷流のやり方で勝負と行きましょうか…行くわよ妖夢!
妖夢:えっ?あ、はい!
輝夜:其方がその気なら…さぁ鈴仙、貴方の出番よ!彼の為に戦うのよ!
鈴仙:ファッ!?
アリス:やれやれ…仕方無いわね…
紫:久々に、ちょっとだけ運動しようかしらね…
レミリア:面白い…全員返り討ちにしてやるわ!行くわよ!フラン!
フラン:分かったよ!御姉様!
とまぁ、いつの間にか弾幕による激しい戦いが始まった訳で…
ラディッツ:おい、せめて俺に発言の余地をだな…
チルノ:モジャ毛、アンタモテるなぁ…
ルーミア:モテモテなのだー!
霊夢:てか、少し見ない間に更に面倒な事になってる様な気がするんだけど…
パチュリー:全く…今度は何したのよ…
妹紅:どうせ、また思わせ振りな事したんじゃないのか?
ラディッツ:記憶にねぇが…
にとり:いやぁ、モテる男は辛いねぇ…
はたて:ぶっちゃけ、此処まで想われたら悪い気はしないんじゃない?
ラディッツ:知るかよ…
ザーボン:華扇様、止めなくて宜しいのですか?
華扇:放っておきましょう。暫くすれば飽きるでしょうし…
小傘:えー…
ターレス:付き合いきれん…
椛:全くです…
咲夜:皆さん!館内で派手に暴れないで下さい!このままでは、紅魔館が!紅魔館その物がーっ!
その後暫く戦いが続き、戦いが終わった時には既に日が変わっていた。滅茶苦茶になってしまっていた部屋を全員で片付けた後、特に派手に暴れ回っていたレミリアとフランが、咲夜に小一時間説教を食らってグッタリしていたのは別の話…
小悪魔:紅魔館爆発待った無しなのでは…
作者:紅魔館は爆発する事を…強いられているんだ!
咲夜:爆発オチなんて最低!