誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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紅魔館で餅つき大会(前編)

始まります


第219話

紅魔館の門前では、仲の良いメンバー達が勢揃いし、ある伝統イベントが行われようとしていた

 

鈴仙:ラディッツさん、頼まれた物を持って来ましたよ。

 

ラディッツ:ワザワザ悪いな。

 

鈴仙:いえいえ、御役に立てて何よりです。

 

ラディッツ:コレで、準備は整ったか?

 

咲夜:はい。

 

フラン:木製のハンマーと入れ物…それと御米…何が始まるの?

 

咲夜:妹様。コレからやるのは、餅つきと言う日本の伝統イベントの1つでございます。

 

フラン:餅つき?

 

魔理沙:確か、米をその入れ物の中に入れて木槌で潰して行って餅を作るんだったか?

 

アリス:うーん…間違いでは無いんだけど…

 

咲夜:私が説明させて頂きます。餅つきとは…

 

咲夜、餅つきの歴史を簡単にフランに説明中

 

ターレス:呼び出されたかと思えば、またこんな事か…

 

椛:まぁまぁ…息抜きになると思えば…

 

ターレス:フン…

 

霊夢:ワザワザ永遠亭の連中に借りなくても、此処なら杵と臼くらいあるんじゃないの?

 

レミリア:あるにはあるんだけど、長い間使って無かったから大分ボロっちくなってて…

 

ラディッツ:どうしたもんかと相談したら、鈴仙が道具を貸してくれると言ってくれてな。御言葉に甘えようって事になった訳だ。

 

霊夢:フーン…ま、私は只で餅が食べられればそれで良いわ。

 

魔理沙:お前はそう言う理由で来たのか…

 

霊夢:そうよ。

 

魔理沙:お、お前って奴は…

 

ラディッツ:餅米の準備も出来てるし、早速始めるか。誰かやりたい奴は居るか?

 

パチュリー:肉体労働はちょっと…

 

幽々子:私は食べる事専門だから。

 

妖夢:働かざる者食うべからずと言う言葉がありますが…

 

幽々子:私の分は妖夢が働くわ。

 

妖夢:・・・

 

アリス:経験が無いから、最初は様子見で。

 

文:私は、皆さんの楽しそうな姿を写真に収める仕事がありますので…

 

妹紅:お前も相変わらずだな…

 

はたて:良い意味で仕事熱心とも言えるけど…

 

にとり:ラディッツは、餅つきの経験はあるのかい?

 

ラディッツ:ハッキリ言って無いな。

 

パチュリー:じゃあ、何でそんなにやる気満々なのよ…

 

輝夜:経験が無いからかも知れないけどね。

 

パチュリー:そんなもんかしら…

 

鈴仙:フッフッフ…仕方ありませんねぇ…ならば、餅つきのプロと呼ばれたこの私が手解きをしてあげますよ。

 

そう言いつつ、ドヤ顔を浮かべた鈴仙が前に出て来る

 

ラディッツ:それは助かるな。宜しく頼む。

 

鈴仙:任せて下さい!

 

アリス:餅つきのプロって何?

 

霊夢:それと、誰に呼ばれたのよ…

 

輝夜:多分、彼に良い所見せたいだけよ。まぁ良い機会だし、やらせてあげましょう。

 

霊夢:あー…

 

魔理沙:そう言う事か…

 

にとり:OK、把握した。

 

と言う訳で、まずはラディッツと鈴仙が餅つきの担当になった。因みに、ラディッツが杵で餅をつき、鈴仙が手水担当である

 

鈴仙:餅つきはリズムが重要です。タイミングを誤って、手水を担当している人の手諸共…なんて事が無い様にしなくてはいけません。

 

ラディッツ:気を付けよう。

 

鈴仙:何処ぞのバカ兎みたく、完全に故意のタイミングで杵を振り下ろして手を潰すなんて以ての外なので…

 

ラディッツ:お前、何があったんだ?

 

妹紅:経験有りか…

 

アリス:やられたのね…

 

妖夢:御愁傷様です…

 

諸々の注意を済ませた後、餅つきが始まった。ラディッツは、未経験だがリズミカルに餅をついている

 

華扇:あら、中々上手ですね。

 

小傘:息もピッタリ合ってますね。

 

ザーボン:此処に来てから、サイヤ人の意外な一面に驚かされてばかりだ…

 

華扇:人は変わって行く物です。彼等も…そして貴方も…

 

ザーボン:・・・

 

鈴仙:ラディッツさん、本当に初めてですか?とてもそうは思えないんですが…

 

ラディッツ:お前の教え方が良かったからだろうな。

 

鈴仙:そ、そんな事は…

 

ラディッツ:どうした?手が止まってるぞ?餅つきのプロさんよ?

 

鈴仙:あ!はい!スミマセン!

 

その後も、ラディッツと鈴仙による餅つきは少しの間続いた

 

ラディッツ:ふぅ…少し休憩するか…

 

鈴仙:そうしましょうか。

 

ラディッツ:誰がやりたい奴は居るか?

 

フラン:ハイハイハーイ!私やりたい!

 

美鈴:妹様、やる気ですね。

 

フラン:うん!御兄ちゃん達がやってるのを見てて、私もやりたくなっちゃった!

 

ラディッツ:相方はどうする?

 

フラン:じゃあ…御姉様、一緒にやろう!

 

レミリア:えっ?私?

 

フラン:うん!御姉様と私のコンビネーション、皆に見せてあげようよ!

 

レミリア:フフン…妹にそこまで言われちゃ仕方無いわね…スカーレット姉妹の完璧なコンビネーション、見せてあげるわよ!

 

フラン:おぉーっ!

 

レミリアとフランによる餅つきが始まった

 

ラディッツ:むぅ…何と言うか…あの光景を微笑ましく思うのは俺だけか?

 

鈴仙:いえ、私もです。

 

はたて:癒されるねぇ…

 

美鈴:御嬢様と妹様があんなに仲良く楽しそうに…

 

咲夜:美鈴!小悪魔!ビデオカメラ設置!撮影開始!

 

美鈴:えっ?

 

小悪魔:咲夜さん?

 

咲夜:御嬢様達のこの御姿、何としても形に残すのよ!つべこべ言わずに、早く準備しなさい!撮り逃したらどうなるか…分かってるわね?(ギロリ)

 

美鈴&小悪魔:は、はい!

 

鬼の形相の咲夜に急かされ、光のスピードで撮影機材を準備して姉妹の微笑ましい姿を撮影開始する美鈴と小悪魔であった

 

咲夜:あぁ…御嬢様…ハァハァ…

 

ラディッツ:咲夜の奴、いきなりどうしたってんだ…

 

アリス:いつもとキャラが違い過ぎじゃない?

 

小傘:ハッスルしてますねぇ…

 

パチュリー:見ちゃ駄目よ、放っておきなさい。

 

ラディッツ:お、おう…

 

文:えっと…写真なら私が撮影して、後々皆さんに差し上げ…

 

咲夜:写真じゃ意味無いのよ!黙ってなさい!(鬼の形相)

 

文:ターレスさん、あの人怖いです…

 

ターレス:知るか…てか、何で俺の所に来るんだ…

 

椛:・・・

 

暫くして、スカーレット姉妹の活躍により1つ目の餅が完成して…

 

レミリア:ふぅ…久々に良い汗かいたわ…

 

フラン:御姉様、ちょっと張り切り過ぎだよ。

 

レミリア:そう言うフランこそ。

 

フラン:エヘヘ…

 

咲夜:ハァハァ…ハァハァ…(鼻血ドクドク)

 

魔理沙:おわぁーっ!咲夜が出血多量でブッ倒れてるぞ!

 

レミリア:ダニィ!?

 

霊夢:何してんのよコイツは!

 

小傘:た、大変だ!血がドンドン流れ出てる!

 

フラン:い、医者を!医者を呼んで!

 

妹紅:待て!取り敢えず、まずは応急処置するぞ!鈴仙、手伝え!

 

鈴仙:は、はい!

 

辺りがパニックになっている中、妹紅と鈴仙により咲夜の応急処置が始まった

 

幽々子:あらあら、色々大変ねぇ…(餅を食べながら)

 

妖夢:幽々子様!それさっき出来たばっかりの奴!どさくさ紛れに何してるんですか!

 

幽々子:妖夢も食べる?

 

妖夢:要りません!てか、そんな事してる場合じゃ無いですから!

 

華扇:もうハチャメチャですねぇ…

 

輝夜:コレもまた楽しいわね。

 

ザーボン:楽しい…のだろうか…

 

にとり:やれやれだぜ…

 

楽しい筈の伝統イベントがこの始末である。はてさて、この先どうなります事やら…

 




実はもうちょっと続くんじゃ
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