誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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紅魔館で餅つき大会(後編)

始まります


第220話

餅つき大会の最中、ちょっとした騒動が起きた。その騒動も一段落し…

 

咲夜:スミマセン、少し取り乱しました…

 

ラディッツ:少し…だったか?

 

鈴仙:いえ、大分乱れていたかと…

 

美鈴:咲夜さん、もう大丈夫なんですか?

 

咲夜:えぇ、何とかね。

 

レミリア:何かゴメン…

 

フラン:もしかしなくても、私達のせいだよね?

 

咲夜:いえ、御嬢様方は何も悪くありません。御気になさらず。

 

ラディッツ:で?どうする?餅つきをまだ続けるか?

 

レミリア:そ、そうね…餅米は余るくらい準備してあるし…この人数で食べるなら、もっと沢山作らなくちゃ駄目よね。

 

ラディッツ:だな。誰かやりたい奴は居るか?

 

輝夜:じゃあ、私がやるわ。

 

鈴仙:えっ?姫様が?

 

輝夜:そうよ、偶には体を動かさなきゃね。

 

鈴仙:まぁ確かに…では、相手は…

 

妹紅:私がやる。

 

鈴仙:えっ?

 

幽々子:珍しいわね、貴方がこんな事に興味を持つなんて…

 

妹紅:まぁな…

 

妹紅と輝夜は、腕を回したり指をパキパキ鳴らしながら前に出る

 

妖夢:な、何か嫌な予感がするんですが…

 

小悪魔:わ、私も…

 

その場が静まり返る中、2人がスタンバイした。因みに、何故か妹紅が手水担当、輝夜が杵担当である

 

妹紅:ワザワザ肉体労働を望むか…無理すんなよ箱入り姫。代わってやろうか?

 

輝夜:言ったでしょ?偶には体動かさなきゃって。

 

妹紅:フン、まぁ良い…さっさと始めるぞ。

 

輝夜:そうね。

 

皆が見守る中、不死コンビによる餅つきが始まった。しかし、皆の嫌な予感を他所に餅つきは順調に進んで行き…

 

小傘:何も起こらない…

 

椛:嫌な予感は杞憂だったと言う事でしょうか…

 

ザーボン:皆は何を懸念しているんですか?

 

華扇:あの2人は、顔を合わせる度に殺し合いをする程仲が悪い事で有名なんです。皆は、此処でそれが行われないかと不安に思っているんでしょう。

 

ザーボン:な、成る程…

 

ターレス:血の気の多いこったな…

 

文:貴方がそれを言いますか…

 

それから暫くして、不死コンビによる餅つきは完了して…

 

輝夜:ふぅ…

 

妹紅:こんなもんか…

 

パチュリー:あら、終わったみたいね。

 

アリス:珍しい事もあるのね。

 

はたて:何事も無くて良かった…

 

霊夢:私達の予感は外れた様ね。

 

魔理沙:だな、まずは一安心…

 

輝夜:さてと…準備運動はこんな物かしら…(ニヤリ)

 

妹紅:あん?

 

輝夜:チェストーッ!

 

輝夜は、闇笑いを浮かべながら杵を高々と振り上げ、それを妹紅の脳天に力一杯叩き込んだ。妹紅の頭は鮮血に染まり、それを見た他のメンバーは皆一斉に凍り付いた

 

妹紅:いってぇ…いきなり何しやがる!(再生中)

 

輝夜:ゴメンなさいね。隙だらけだった物だからつい…

 

妹紅:フッ…おかしいとは思ってたんだ…お前と私が顔を合わせて、このまま終わる事は無いだろうとな…けど、此処で来たか…そうかそうか…ククク…

 

妹紅の体から熱気(と殺意)が溢れ出した。そして…

 

妹紅:さっきの御返しだゴラァ!

 

妹紅は、輝夜の顔面を鷲掴みにしつつ走り出し、紅魔館の外壁にクレーターが出来る勢いで叩き付けた

 

レミリア:うわあぁぁぁっ!

 

魔理沙:やりやがった!

 

輝夜:やってくれたわね…

 

妹紅:先に手ぇ出して来たのは其方だろうが!

 

輝夜:フフフ…今日こそ殺してやるわ!この住所不定!

 

妹紅:それは此方の台詞だ!糞ニート!

 

その後、妹紅と輝夜による凄まじい殺し合いが始まった。互いの弾幕が飛び交い、更に肉体と肉体がぶつかり合い血肉が弾け飛ぶ程の激戦になって行った。しかし、互いに死ぬ事の無い2人はすぐに再生し、また殺し合い…戦いは暫く続いた。因みに、出来上がった餅は咲夜さんが避難させました

 

霊夢:付き合いきれないわ…

 

鈴仙:平和に終わりそう等と、その気になっていた私達の姿は御笑いでしたね…

 

美鈴:言ってる場合ですか!

 

ザーボン:止めますか?

 

華扇:やらせておきましょう。

 

小傘:て言うか、わちき達じゃ止めに行っても瞬殺されますね…

 

にとり:そりゃ遠慮したいねぇ…

 

魔理沙:あぁ、まだ生きてやりたい事が沢山あるしな…

 

幽々子:妹紅ちゃん達は置いといて、次の餅を作りましょうか。

 

妖夢:幽々子様!そんな事してる場合じゃ無いんですってば!

 

幽々子:じゃあ、妖夢が止めて来れば?

 

妖夢:丁重に御断りします!

 

ターレス:おいコラ…

 

レミリア:止めて!誰かアイツらを全力で止めて!このままアイツらに暴れられたら、紅魔館が!紅魔館その物が!ブクブクブク…

 

フラン:わーっ!御姉様が泡吹いて倒れたーっ!

 

咲夜:御嬢様ーっ!

 

パチュリー:ラディッツ、貴方ちょっと行って止めて来なさいよ。あの2人に勝ったんでしょうが…

 

ラディッツ:勘弁してくれ。命が幾らあっても足りん。

 

暴れ回る妹紅と輝夜を呆然と見つめる一行(一部除き)…と、其処へまたしても見覚えのある隙間が現れた

 

紫:皆!此処に居たのね…って、コレは一体何事!?

 

ラディッツ:紫か。アンタは、相変わらず気配も無く何処からでも現れるな。だが、丁度良かった。アンタなら、あの戦いを止めれる筈だろ?ちょっと行って来てくれ。

 

紫:緊急事態を伝えに来てすぐ、殺し合いの仲裁に行けと言われるとは夢にも思わなかったわ…

 

フラン:緊急事態?

 

はたて:何かあったの?

 

紫:んん…皆、落ち着いて聞いて頂戴…実は…

 

妹紅:おりゃあぁぁぁっ!

 

輝夜:はあぁぁぁぁっ!

 

紫:其処の不死コンビ!まずは落ち着け!

 

そう言うと、紫は隙間で手だけを移動させ、離れた妹紅と輝夜の脳天に拳を叩き込み、2人の殺し合いを止めた

 

妹紅:ちっ…

 

輝夜:くっ…

 

にとり:おぉ、御見事。

 

文:流石ですねぇ…

 

アリス:ま、まぁ取り敢えず収まったみたいね…

 

ラディッツ:改めて聞く。緊急事態と言ってたが、一体何があったんだ?

 

紫:実は…

 

静まりかえった直後、腹の虫の音が辺りに鳴り響いた

 

ラディッツ:幽々子、今のアンタだな…

 

幽々子:な、何で分かったの?

 

ラディッツ:こんな緊迫した時に腹を鳴らすのはアンタくらいだ。

 

幽々子:だ、だって…

 

ターレス:緊張感のねぇ女だ…

 

紫:えーっと…

 

ラディッツ:スマン、続けてくれ。

 

紫:それじゃ…んん…単刀直入に言う…地底が敵の手に落ちたわ。

 

ラディッツ:何?

 

他全員:・・・

 

紫のその言葉に、その場に居た者達全員の顔が険しくなった

 

ラディッツ:その様子じゃ、残念ながらその話はハッタリって訳じゃ無さそうだな。

 

紫:えぇ、真実よ…証人も連れて来たわ。

 

ラディッツ:証人?

 

紫:貴方達、出て来て頂戴。

 

紫の隙間から、傷だらけになった2人の女性が姿を現した。1人は、赤い髪を三つ編みにし、頭に猫耳が生えた黒い服の女性。もう1人は、黄色い服と緑のミニスカート、頭には黒い帽子を被った、薄緑色の髪の幼げな女性の2人だった

 

ラディッツ:ソイツ等は?

 

紫:さっき言ったでしょ?この事件の証人だと…彼女達の事、そして今回の事件の事…詳しく話すには、少し長くなるけど…

 

ラディッツ:構わん。あー…立ち話じゃ落ち着かねぇし、レミリアを起こして館内に移動するか。その2人の傷の治療も必要だし…小腹も空いたしな。

 

紫:えぇ、そうね…

 

レミリアを半強制的に起こした後、其処に居た全員が紅魔館内に移動し、紫の話を聞く事になった。一体、地底で何が起きたのだろうか…




餅つきなんて平和なもんじゃ無かったですね

そして、遂に地底で事件が…

避難して来た2人の正体は…(文は分かり難いですが、多分バレバレ?)

次回から地底編が始まります
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