誇り高き弱虫の幻想郷生活   作:パラリズム

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地底編の始まりです


地底編ー地底の大激闘ー
第221話


ハチャメチャな餅つきの最中、紫から地底が敵の手により陥落したと言う情報を聞いたラディッツ達。紫は、事件の証人として2人の女性を連れて来ていた。事情を聞く為に、一行は紅魔館のレミリアの部屋へとやって来ていた(尚、傷だらけの2人には既に応急処置を施した)

 

ラディッツ:聞かせて貰うぞ。地底で何があったのかを…

 

紫:えぇ…

 

???:それは、あたい達の口から話すよ。

 

紫:あら、そう?それじゃ、御願いするわ。

 

事情を説明する為に、2人の女性が少し前に出た

 

燐:申し遅れたね。あたいは、火焔猫燐。で、此方は…

 

こいし:古明地こいし。

 

ラディッツ:燐にこいしか…

 

霊夢:地底の連中って、地上の奴等よりも戦闘力が高い奴が多い筈…にも関わらず、アンタ達のそのやられ様…

 

魔理沙:一体何があったんだ?

 

燐:あたい達は、いつもの様に地底でそれぞれの仕事をしてただけ…そんな時、アイツ等が現れたんだ…

 

フラン:アイツ等?

 

燐:・・・

 

コレより、地底襲撃時の回想

 

???:御機嫌麗しゅう!日陰者の屑共!今この瞬間より、この地底は我々魔族の支配下になった!だが、俺は優しいんだ!俺様に絶対の忠誠を誓い、共にこの世界を破壊し尽くすか…それとも、俺様に歯向かいこの場で殺されるか…どちらか選ばせてやろう!フハハハハ!

 

回想終了

 

華扇:成る程、魔族が地底を襲撃…ね…で?貴方達はどちらを選んだの?

 

燐:勿論、自分達の居場所を守る為にソイツと戦ったさ。だけど…

 

ターレス:無様に返り討ちにされたって訳だ…

 

はたて:ちょっと!ターレス!そんな言い方…

 

燐:良いんだよ、事実さ…あたい…いや、地底の皆は奴等に従う気なんかサラサラ無く、奴等に戦いを挑んだ…けど、誰も敵わなかった…奴等の強大な力の前に、1人また1人と倒されて行った…

 

他全員:・・・

 

燐:あたいとあたいの親友は、御主人様と御主人様の妹君…此処に居られるこいし様を守る為に死ぬ気で戦った…でも、やっぱり敵わなかった…

 

コレより、再び回想。地底のとある館で、敵の親玉と対峙する燐と背中に大きな羽根を生やした女性。その後ろには、こいしとピンク色の髪の女性の姿があった。敵の親玉は腕を組んで余裕の表情を浮かべており、対する女性4人は皆傷だらけになっており、肩で息をしている状態である

 

???:良く戦ったがコレまでだな…せめてもの褒美に、此処に居る奴等全員を同じ墓に眠らせてやろう。それならば、寂しくあるまい?ククク…

 

燐:くっ…

 

???:コレ以上、お前の好きにはさせない!

 

前に居る2人は、後ろに居る2人を守る為に尚も身構えた。しかし…

 

???:待って!

 

燐:えっ?

 

???:さとり様?

 

こいし:御姉ちゃん?

 

羽根を持つ女性からさとりと呼ばれたピンク髪の女性は、ゆっくりと燐達と敵の親玉の間に入った

 

さとり:此処は私に任せて。貴方達は、こいしを連れて此処から逃げなさい。

 

???:そんな事!

 

燐:さとり様!あたい達はまだ戦えます!すぐに後ろに下がって下さい!

 

さとり:御願い、言う事を聞いて。2人共、こいしを御願い…

 

3人:・・・

 

さとりの意思を尊重し、燐達はこいしを連れてその場から脱出した。その場には、さとりと敵の親玉のみが残された

 

さとり:コレ以上、私の家族を傷付ける事は許しません。私が1人で貴方の相手になりましょう。

 

???:ククク…ハーッハッハッハッ!その程度の戦闘力で、この俺と1人で戦うだと?

 

さとり:その通りです。

 

???:ナメるなよ!この屑が!

 

更に回想は続き、只今燐達がこいしを連れて街道を移動している最中である…街道のあちこちが既に凍り付いており、破壊された建物の残骸が散らばっている

 

???:街が…

 

燐:奴等、人の居場所で好き放題してくれるねぇ…

 

こいし:2人共!前から敵が!

 

2人:なっ…

 

移動中の3人の行く道を、親玉の部下と思われる者達が塞いだ

 

???:ケッケッケッ…誰かと思えば、さっきの奴等じゃねぇか。

 

???:あの御方と戦って、まだ生きてるとはな…

 

???:此処の連中は、揃いも揃ってタフな奴等だ。

 

???:だが、それも此処までダボ。てめぇ等全員、此処で死ぬ運命ダボ。

 

???:そう言う事だ…

 

闇笑いを浮かべる敵達に対し、燐はこいしを自分の後ろに下げて身構えた。しかし…

 

???:お燐、こいし様を連れて逃げて。コイツ等は私が引き受けるよ。

 

燐:ちょっ…お空!アンタまで何言い出すんだい!

 

お空(くう)と呼ばれた、背中から羽根を生やした女性…霊烏路空(れいうじうつほ)は、燐とこいし、そして立ち塞がる敵達の間に入って身構えた

 

空:さとり様が言ってた事、お燐も聞いてたよね?でも、このままじゃそれすら出来ない…誰かがコイツ等を止めなきゃね…

 

燐:お空…

 

こいし:だったら、私達も一緒に!

 

空:こいし様やお燐にコレ以上怪我させたら、さとり様に怒られちゃうよ。だから…

 

2人:・・・

 

空:行って!

 

燐:行きましょう、こいし様…

 

こいし:で、でも…

 

燐:行くんです!

 

こいし:・・・

 

燐:ゴメン…

 

空と敵達を残し、燐はこいしを連れて移動を始めた

 

???:逃がすかよ!

 

???:追うぞ!

 

燐達を追おうと駆け出した敵達だが、空は彼等の行く手を塞いだ

 

空:追わせないよ!

 

???:ケッケッケッ…折角拾った命を無駄にするとはな…

 

???:バカな奴ダボ…

 

回想終了

 

燐:その後、あたい達は何とか地上に出て来る事に成功したんだけど…その直後、戦いで受けた傷と疲れのせいで意識を失って…

 

紫:私がそれを見付けて事情を聞き、貴方達にそれを伝える為に此処に連れて来たと言う訳よ。

 

ラディッツ:成る程、事情は分かった。

 

ターレス:情けねぇ奴等だ…負けた挙げ句、尻尾を巻いて逃げて来るとは…

 

はたて:アンタはまた…

 

妖夢:少しは言い方って物があるでしょう!

 

ターレス:事実を言って何が悪い?

 

妖夢:うっ…

 

はたて:くっ…

 

燐:ハハハ、御兄さんは手厳しいね…でも、全部御兄さんの言う通りさ…あたいは、御主人様と親友を見捨てて逃げて来たんだ…本当…情けない話だよ…

 

燐の目から、大粒の涙が次々と溢れ落ちる

 

アリス:あーあ、泣かせちゃった…

 

鈴仙:最低ですね…

 

パチュリー:女の敵ね…

 

幽々子:女の子を泣かせちゃ駄目よ、ターレス君。

 

ターレス:フン…

 

こいし:お燐は悪くないよ!お燐は、御姉ちゃん達が言った事をしただけで…それに、私を守ってくれたし…

 

小悪魔:分かってます!分かってますとも!

 

霊夢:紫。地底を襲撃した奴等の事、何か分からないの?

 

紫:勿論、その2人から得た情報を元に調べたわ。敵の素性も、敵の構成人数もね…今から教えるから、しっかり聞いておいて頂戴。

 

他全員:・・・

 

紫:敵の親玉の名はスラッグ。生まれつき悪の心だけを持ち、それが増幅してしまったナメック星人よ。

 

小傘:ナメック…星人?

 

ザーボン:ナメック星人とは、宇宙の辺境にあるナメック星と言う星に住む宇宙人の事です。知能は高く、聴覚が特に発達しており、水だけで生きられ、頭の核が無事ならば体の部位が欠けてしまっても再生出来ると言う能力を持ち合わせている種族です。

 

小傘:へぇ…

 

フラン:再生能力持ちとか、私達みたいだね。

 

レミリア:そうね…

 

ザーボン:しかし…

 

文:どうかしましたか?

 

ザーボン:ナメック星人は、基本的に穏やかな性格をした者が多いんです…勿論、戦闘タイプも存在している様ですが…それ程の戦闘力を秘めたナメック星人が存在していたとは…

 

文:フム…

 

ターレス:流石は、長年フリーザ軍の参謀を務めていた御方だ。情報通でいらっしゃるぜ…

 

ザーボン:・・・

 

妹紅:ヤケに突っ掛かるじゃないか、アンタ…

 

輝夜:御機嫌斜めなのかしら…

 

燐:あたい達、何か失礼な事でも…

 

ターレス:別に…

 

椛:スミマセン。幽香さんに地底の強い人の話を聞いてから、早く戦いたくてウズウズしてるだけなんです。口調や態度はこんな感じですが、決して機嫌が悪い訳ではありませんので…

 

燐:あ、そう…

 

にとり:本当に戦いが好きなんだねぇ…

 

ターレス:それがサイヤ人の性分だからな。

 

咲夜:ラディッツさんも、やはり彼と同じ様に考えてるんですか?

 

ラディッツ:まぁそうじゃないと言えば嘘になるな。

 

パチュリー:暑苦しいわね…

 

ターレス:スラッグの噂なら、俺も色々聞いてるぜ。

 

こいし:そうなの?

 

ターレス:あぁ。外に居た時は、宇宙を気儘に旅してたからな。で、その道中でな…つっても、良い噂なんて1つもありはしねぇがな…

 

こいし:どんな感じの噂なの?

 

ターレス:そうだな…部下共を従えて方々の星を侵略し、支配者気取りでふんぞり返ってるとか…まぁそんな所だな。

 

にとり:話を聞いた限りだと、外に居た頃のアンタと大差無いじゃないか。

 

ターレス:・・・

 

美鈴:本当の事だけにぐうの音も出ないですねぇ…

 

魔理沙:だな。

 

紫:話を続けても?

 

小傘:あ、はい。

 

ザーボン:長々と申し訳無い…

 

紫:えっと…スラッグには、魔族の部下が4人居るの。今回は、どうやらその全員を連れて来たみたいね。で、侵略場所に地底を選んだ理由だけど…

 

霊夢:理由?そんなのあるの?

 

紫:コレは、私の予想でしか無いんだけど…恐らく、理由はその部下達の弱点にあると思うの。

 

霊夢:弱点?

 

魔理沙:何なんだよ?その弱点って…

 

紫:それは、其処に居る吸血鬼姉妹と同じよ。しかも、致命的な方のね。

 

フラン:致命的な方…

 

レミリア:日光…

 

紫:そう…スラッグの部下達は、皆揃って日光が弱点。陽の光の下では、1時間も生きてる事が出来ない。

 

椛:だから、陽の当たらない地底を侵略場所に選んだ…そう言う事ですか?

 

紫:あくまでも、私の予想だけどね。

 

ザーボン:紫様、スラッグとやらが居た惑星の名は?

 

紫:惑星スラッグよ。

 

ザーボン:惑星スラッグ…

 

小悪魔:まんまの名前なんですね…

 

にとり:其処はどんな星なんだい?

 

ザーボン:確か、年中陽の光が射す事が無い極寒惑星だったかと…

 

文:それが何か?

 

ザーボン:あ、いえ…何でもありません…

 

レミリア:そのスラッグって奴とその部下達は、やっぱり例の如く…

 

紫:えぇ。先のナッパやウィロー一味、ガーリック一味と同じく、今回の黒幕の手で地獄から復活した極悪人達よ。

 

レミリア:やっぱり…

 

紫:因みに、スラッグが最後に侵略しようとしたのは地球…この星を惑星クルーザーにしようとやって来たそうよ。だけど、その野望はある人によって打ち砕かれた。

 

フラン:その人って…

 

鈴仙:もしかして…

 

紫:そう…サイヤ人、カカロット…いえ、孫悟空。

 

フラン:やっぱり!

 

こいし:悟空って誰?

 

妹紅:外の世界に居る、ラディッツの弟だ。

 

こいし:そうなんだ。

 

ラディッツ:アイツめ…

 

ラディッツの表情は、とても誇らしそうである

 

紫:嬉しそうね?

 

ラディッツ:まぁな…弟が頑張ってんだ、兄貴が何もしねぇ訳にはいかねぇな…パチュリー、出来るだけ多く仙豆を準備してくれ。

 

パチュリー:ふぅ…最初から行く気満々だったのは分かってたし、とっくに準備してたわよ。

 

そう言うと、パチュリーは仙豆の入った小袋をラディッツに手渡した

 

ラディッツ:流石だな、話が早くて助かるぜ。

 

パチュリー:今回は出来が良くて、全部で7粒あるわ。感謝しなさいよ。

 

ラディッツ:あぁ、有難うよ。

 

パチュリー:全く…

 

ラディッツ:さてと…

 

ラディッツは、その小袋を懐に仕舞いながら燐達を見た

 

ラディッツ:燐、こいし。安心しろ。お前達の居場所と仲間達は、俺達が解放してやる。

 

燐:ほ、本当に?

 

ラディッツ:あぁ。近々地底には行くつもりだったんで、丁度良かったぜ。ま、事情は大分変わっちまったがな。

 

パチュリー:丁度良いって言い方はどうなのよ…

 

ラディッツ:むっ…そうだな、スマン…

 

燐:あ、いや…本当に良いのかい?御兄さんは、あたい達とは何の関係も無いのに…

 

ラディッツ:ついさっきまではな。だが、今は違う。こんな話を聞いて黙ってちゃ、サイヤ人の名折れだぜ。

 

ターレス:いつからサイヤ人は正義の味方になったんだか…

 

椛:まぁまぁ…

 

こいし:でも、御兄さん1人じゃアイツ等には…

 

ラディッツ:あぁ、1人じゃソイツ等と戦うのは無謀だろうな。だが、行くのは俺1人じゃねぇよ。

 

燐&こいし:えっ?

 

すると、フラン、美鈴、はたてが次々に前へ歩み出た

 

フラン:私達も、御兄ちゃんと一緒に行くから!

 

美鈴:御嬢様に休暇を頂き、私も同行する事になってるんですよ。

 

はたて:前にそう言う話になってさ。ま、私は地底への入口までの案内役を建前にした密着取材が目的なんだけど…

 

鈴仙:ぶっちゃけましたね…

 

はたて:嘘は言ってないし。

 

文:じゃあ、飛び入りですが私も同行を…

 

はたて:そう言えば文、大天狗様が呼んでたよ?何か、大天狗様が大事にしてた壺を割ったのを隠してた件でどうとかって…

 

文:うぇぇっ?何でバレたし!確かにちゃんと隠しておいた筈…って、あ…

 

他全員:・・・

 

はたて:さっさと言って頭下げた方が良いんじゃない?許して貰えるかどうかは知らないけど…

 

文:皆さんスミマセン!急用が出来ましたので、私は此処でドロンさせて貰いますね!

 

小傘:ドロンって…

 

文:早くしろ!間に合わなくなっても知らんぞーっ!

 

と言いつつ紅魔館を飛び出した文は、光以上の速度で山の方へ飛んで行った

 

霊夢:相変わらず忙しない奴ね…

 

はたて:ま、理由が理由だけにね。

 

ラディッツ:後は…そうだな…妹紅、お前も一緒に来てくれんか?

 

妹紅:ん?私か?

 

ラディッツ:あぁ。お前の強さは本当に頼りになるからな。まぁ無理にとは言わんが…

 

妹紅:へっ、嬉しい事言ってくれるじゃないか。それに、他ならぬアンタの頼みだ。断る理由も無いさ。

 

ラディッツ:スマンな…

 

輝夜:ラディッツさん、妹紅ばかり贔屓するのはどうかと思うわよ?偶には私なんかどう?その住所不定よりも役に立てる筈よ?

 

ラディッツ:姫さんの強さは十二分に分かってるさ。だが、アンタに無茶をさせたら永琳に何を言われるか分からん。

 

輝夜:フム…

 

妹紅:成る程な…嫌われ者でボッチの私なら、何処でどうなろうが誰にも何も言われないってか?

 

ラディッツ:そんなつもりで言ったんじゃねぇんだが…

 

妹紅:冗談だよ。ま、アンタの期待には答えて見せるさ。

 

ラディッツ:あぁ、頼む。

 

輝夜:残念だけど、仕方無いわね…妹紅はどうなっても構わないけど、他の皆は守ってあげてね?

 

妹紅:おいコラ…

 

ラディッツ:言われるまでもねぇよ。

 

輝夜:宜しい。

 

ターレス:で、後は俺達だ。

 

椛:何か、いつの間にか大所帯になってしまいましたね…

 

ターレス:まぁ確かにな…

 

紫:霊夢や魔理沙は行かないの?

 

霊夢:面倒だし、行きたい奴等に任せるわ。

 

魔理沙:あー…行きたい気持ちも無くは無いが、今回はパスかなぁ…遊びじゃ無いってのは分かってるしさ。

 

アリス:へぇ、貴方が遠慮するなんて珍しいわね。

 

魔理沙:おいおい、それじゃ私がいつも図々しい奴みたいじゃないか。

 

アリス:その通りじゃない。

 

パチュリー:事実ね。

 

魔理沙:うぐぅ…

 

紫:んん…今回の敵は、今までの様にすんなりとはいかない感じがするわ。皆、気を付けてね。

 

ラディッツ:心配すんな、必ず皆一緒に戻って来る。

 

レミリア:その言葉、信じるわよ?

 

ラディッツ:おう。

 

美鈴:妹様共々、すぐに身支度を整えて来ます。暫し御待ちを。

 

フラン:すぐに終わらせるからね。

 

身支度を整える為、フランと美鈴は自室へ移動

 

妹紅:さて、軽く体を解しとくかな…

 

そう言うと、妹紅は柔軟体操を始めた

 

ターレス:犬走。剣と盾の手入れは怠ってねぇだろうな?

 

椛:勿論です。いつどんな事があろうとすぐに使える様、手入れは念入りにしてあります。勿論、私自身も。

 

ターレス:上等だ。

 

椛:ターレスさんこそ、平和ボケして腕が鈍ってたりしませんよね?

 

ターレス:言ってくれるじゃねぇか…腕が錆付いてるかどうか、試してみるか?

 

椛:では、外で軽く準備運動でも…

 

ターレス:良いだろう…

 

ターレスと椛は外へ移動した

 

はたて:地底に行く前に戦力外にならなきゃ良いけど…私も私で、軽くストレッチでもしとくかなっと…

 

はたてもまた、その場で軽いストレッチを始めた

 

華扇:皆、地底を救う為にやる気満々と言った所ですね。結構結構…それに比べて、博麗の巫女と来たら…

 

霊夢:うっさいわね!

 

小傘:まぁまぁ…

 

鈴仙:ラディッツさん…今回は、私は力になれそうにありません…スミマセン…

 

ラディッツ:気にするな。お前はお前のやれる事をした、それで十分だ。後は任せろ。

 

鈴仙:はい!

 

因みに、燐とこいしの傷を治療したのは鈴仙とアリスである

 

アリス:本当に大丈夫なの?

 

ラディッツ:何とかなるだろ。万が一追い詰められても、此方にはにとりが作った切り札があるからな。

 

アリス:切り札?

 

小悪魔:って、何ですか?

 

にとり:ちょっとね…けど、ぶっつけ本番とは何ともだねぇ…ちゃんと動いてくれると良いけど…

 

ラディッツ:お前の技術力を信じるだけだ。

 

にとり:へへへ…

 

小傘:と言うか、目的地まで隙間妖怪の力で移動すれば案内役は要らないんじゃ…

 

ザーボン:フム…言われてみれば…

 

はたて:ちょっ…やる気満々な所にそれは無いんじゃない?

 

小傘:あ、ゴメンなさい…

 

ザーボン:失礼…

 

幽々子:其処の所はどうなの?

 

紫:送ってあげたいのは山々なんだけど、私にも色々とやる事があるのよ。悪いけど、自力で目的地まで行って貰えるかしら?

 

ラディッツ:元よりそのつもりだ。

 

紫:悪いわね。

 

その後も、その場に居る皆から激励されるラディッツであった。それを見ていた燐とこいしは…

 

こいし:何だろう…根拠は無いけど、この人達なら何とかしてくれる…そんな気がして来るよ。

 

燐:えぇ、そうですね…本当に…

 

それから少し時間が経ち、地底に行くメンバー達全員の準備が完了し、出発の時になった

 

燐:すっかり御世話になって…

 

こいし:有難う。

 

レミリア:御礼を言うのはまだ早いんじゃない?

 

燐:そうだね、ゴメンよ。

 

レミリア:まぁ良いわ。スラッグとか言うバカに、貴方達の力を存分に見せ付けてやりなさい。良いわね?

 

ラディッツ:おう!

 

フラン:分かってるよ、御姉様!

 

咲夜:帰って来たら御馳走を食べさせてあげるわ。だから、ちゃんと帰って来るのよ?

 

美鈴:咲夜さんの御馳走…コレは、何が何でも帰って来なくては!

 

パチュリー:ラディッツ…

 

ラディッツ:どうした?

 

パチュリー:その…無理だけはしないで。

 

ラディッツ:ま、気を付けるさ。

 

小悪魔:皆さん、御武運を!

 

妹紅:それじゃあな。

 

はたて:帰って来た後の新聞、期待しといてよね!

 

ターレス:さぁて、何が出るかな…

 

椛:何が出ようと、全力を出すまでです。

 

他の皆に見送られ、ラディッツ達は妖怪の山にある地底への入口に向かった。其処で彼等を待つ物とは…

 

紫:あ…

 

妖夢:どうかしましたか?

 

紫:えっと…彼等に、重大な事を伝え忘れたわ…

 

アリス:重大な事?

 

輝夜:それは何?

 

紫:スラッグの弱点…

 

他全員:ダニィ!?

 

紫:ゆかりんのウッカリさん♪テヘペロ♪(舌を出し、ウインクしながら頭をコツンと小突く)

 

霊夢:ウザ…

 

魔理沙:てか、キツいな…

 

紫:酷い!

 

鈴仙:そ、そんな大事な事を…

 

妖夢:いきなり不安になって来ましたね…

 

華扇:このウッカリが、彼等の戦いに悪く影響しなければ良いんですが…

 

他全員:・・・

 




気合入れて書いたら、かなり長くなりました

コレ、後で失速するパターンだわ…

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